Civ5マルチプレイ(6) ~ 最終戦争 ~

2012-06-26 18:21:31 | Civilization

Civ5マルチ・ドイツプレイ、前回分からの続き。
前回分 → Civ5マルチプレイ(5) ~ ベルリン条約 ~
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イギリスがフランスに宣戦布告しました!

とうとうきた。
軍事力を一気に増強して、フランスを追い抜いた瞬間での宣戦同時攻撃。
積年の関係だが、イギリスは決着をつけるつもりだ。

古来より幾度と無く繰り返された戦乱で、常にその中心地であった要塞群マジノ線地帯は、
もう戦争が無いようにと祈りを込めて平和という都市名が付けられていたのだが、
今回の戦争でもやはりイギリスはこの平和と名付けられた地域からの攻撃を開始した。


フランスはイギリスの急軍拡の兆候に気づいていただろうか。
それはわからないが、我がドイツにはどうにもまんまと奇襲にかかったように映ったので、
イギリスに対して一応の保険措置として布告を与えておく。

ドイツ 「圧勝しても良いけど、オルレアン・パリのラインまで占領することは容認しない。」
イギリス 「了解した。」

イギリスがフランスを併合してしまっては困るからね。
両国に争わせておいて我がドイツの独走が理想的だ。

もしもイギリスがフランスを併合する気配を見せた時に武力介入をする為に、
核爆弾の製造と上陸部隊の準備を整えておく。
もうこのゲームは佳境だ、いまさら他国からの非難を浴びてもなんらの効力性も持たない。
情勢に求められれば誰よりも早く核戦力を整備しての核攻撃も躊躇しないだろう。




介入準備の為にドイツ本土から西方の植民地島へ上陸軍を動かしていた時、
たまたまイギリス籍のキャラベルがドイツ本土に接近してきたのを捕捉した。
上陸軍の動きを知られれば情勢に多大な悪影響を与えかねないので、
即座に沿岸警備の駆逐艦を接近させてイギリスに対して停止を求め、
臨検に応じなければ即座に撃沈すると発令した。

これにイギリスは素直に従ってくれたので機密は守られ、
上陸軍の動きを悟られない進路を誘導して英国本土へと帰還してもらった。
まあこのあからさまな秘密主義的な対応で、何かを企んでることは明白だったかも知れない。




戦争開始から4turn後、フランスが占領していた旧エジプト都市SIMCITYをイギリス軍が解放。
再独立させることを選んだようで、とっくに脱落したエジプトがAIとして復活した。
しかし数turn後には邪魔になったのか、結局イギリスが征服し併合する。

戦況はイギリス軍が圧倒的である。
というのもイギリス軍はこの戦争の為に周到な準備をしており、
特に制空権は完全にイギリス空軍が握っているので、
各地で一方的な猛爆撃を開始した為にフランス軍は全戦線で後退を続けている。

SIMCITYが占領され、マジノ線もとうとう突破され、旧日本都市のブレストまで押し込まれ・・・
しかしフランスは諦めなかった。
フランスの科学者たちはその優れた技術力を結集し、
遂には秘密兵器の完成にこぎつけたらしく、
突如ブレストに見慣れないものが出現した。




いわゆる連邦軍のV作戦・・・?
いきなり前線にロボット兵器が出現したのだ。
巨大殺人ロボットというネーミングセンスはどうかと思うが。

そしてこの唯一のロボットはここから驚異的なパフォーマンスを発揮し、
イギリス軍の絨毯爆撃を跳ね返し、陸軍部隊を蹴散らし、SIMCITYもマジノ線も奪還しと、
文字通りまるで連邦の白いヤツの如き活躍を見せる。
圧倒的じゃないか・・・。


フランス軍のモビルスーツの性能により国境線は元の状態まで押し戻された。
これに対してイギリス空軍は懸命に絨毯爆撃で対抗するも、
ようやく一体を倒したところにフランス軍がまた一体ロボットを完成させるという有様で、
もはや完全に泥沼の消耗戦となっている。

特に旧エジプトのSIMCITYとマジノ線地帯の平和都市はひどい有様で、
この戦争中に両都市は何度も奪い奪われを繰り返した為に住民がすり潰され、
SIMCITYの人口は8から1へ、平和都市は17から1へと、最前線では民間人がほぼ死滅する様相を見せる。
このエジプト人やフランス人の大量死滅により、人口統計ではフランスがぶっちぎり一位だったのが、
いつの間にか我がドイツが人口一位に躍り出ているほどである。
なにせ我が首都のベルリンですら人口20であるので、17もある平和都市が壊滅したのが大きいようだ。


そのうちに、とうとうイギリス軍都市に巡航ミサイルが着弾した。
フランス軍はロボット兵器に巡航ミサイルにと、次々と新兵器を繰り出している。
イギリス軍はほとんどステルス爆撃機のみで敵の進撃を阻んでいる状況のようだ。

未だに両国とも核兵器は開発していない。
余裕がないのか、それとも自分が使えば相手にも使われるという、
ある意味で相互確証破壊による抑止力が成り立っているのか。


最前線地区のほとんどの民間人が死滅したこの悪夢のような戦争も、
次回で結末である。


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