TERAに求める戦争の形(1)

2011-06-17 18:53:31 | TERA

来月からクローズベータテストが始まるMMORPG、TERA
業界で話題のタイトルであり、開発陣はリネージュ2の流れを汲むチームなので間違いなく注目作。
でも面白いかしら。

大作とはいえ、正直不安だな。
2年ぐらい前にAIONをプレイしたけども、ハズレに終わってしまったし、
その前にもR2を試して脱落している。
TERAこそは求めるものであって欲しいのだけど・・・。
近年まともにプレイできたMMORPGは国産のPandora Sagaしかないが、
それすらも1年弱で引退してしまってる。

MMORPGの始祖的なタイトルであるUltima Onlineを長年プレイしていたので、
もう一度MMORPGで本格活動してみたいという気持ちは強くあるが、
あまりあのような自由度、完成度の高いシステムのタイトルってないのよね。

UOは2002年からプレイを開始したので、もう9年前にもなる。
それから5年ほどプレイしていて、引退した今も月額料金を払い続けてアカウントは存続させてる。
それほどまでに思い入れの強いタイトル。


UOはどんなプレイスタイルでも許容される自由度を有したMMORPGだけど、
その中でも何が良かったかって、何が近年のMMORPGと一線を画す部分かってのは、
紛れもなく戦争の部分だ。
このUOの何が一番良かったかってのは、個々のプレイスタイルによって違うだろうが、
少なくとも俺はその戦争の部分でUOに縛られてる。


現在のMMORPGの大半は、"戦争"をウリにしてるが、
攻城戦であったり大規模戦であったり、
でもなんかそれは"やらされてる感"がある。
戦争させられてる感というか。
システム的に決まった敵軍相手に、知らない友軍と大規模に戦う。
それはそれで真剣にやればやり甲斐があるだろうけど、俺の求めるものとは違う。

UOにおいては、誰と戦争するか自分で決めて戦争していた。
あのギルドは敵か、味方か、裏切るのか、同盟を組むのか、
多勢力が入り乱される中で、そのような戦国時代のような戦略的判断が必要とされた。
俺たちが連合を組んで大軍団を組織すると、当時の戦争相手も同盟ギルドをかき集めて大集団になった。
いつ和解するのか、ずっとどちらかが疲れるまで戦い続けるのか。

このような戦略的要素というか、政治的ともいえる要素が、今のMMORPGにはない。
第三者の介入もない。
敵も味方もシステムで完全に決められてるからだ。
UOには上記のような自由度があり、何をするにもプレイヤーの裁量だった。
このような戦争はFPSや最近のMMORPGでは絶対に体験できないものだ。


数年前にプレイしていたPandora Sagaにおいても、俺が大規模戦や攻城戦に興味を示さなかったのは上記による。
大規模戦をウリにした戦争MMORPGなのに、またゲーム中最大規模のクランを率いていたにも関わらず、
頑なに大規模戦に参入しなかった姿は、クラン員からも外部の人からも奇っ怪に見えたかもしれない。
でも俺としてはUO時代と同じように、自分の率いるクランだけでどこまで戦えるかを突き詰めたかったし、
1クランで1国と戦争!主義を当時から掲げてたけど、その姿勢があったからこそ、
あそこまで上手くやれたとも思ってる。
ここはPandora Saga時代のクラン員なら理解してくれることだろう。


つまり次回に活動する予定のTERAでも、同じようなスタイルになるだろうと思う。
人数を集め、それなりの勢力にし、かつ活動の主体は山賊活動だのの野良PKか対クラン戦争で、
あくまでも自クランのみで戦える戦場にのみ注力し、
実装が予定されている大規模戦や攻城戦に熱を上げることはないだろう。

逆に言えば、TERAのPvPシステムがスポーティな5on5や10on10などのパーティduelのみだとか、
攻城戦のみだとかいった場合、TERAにおいてクランを本格活動させることはないだろう。
その場合はまたしばらく良いMMORPGが登場するまで待ち、当面は10月に登場するFPSのBF3で活動するのみである。


7月頭に始まるクローズベータテストでその辺を見極めたいと思う。
TERAを少しやる気になってるのには、これが話題の大作ということ以外にももう1つ理由がある。
長くなったのでそれはまた次回に書こうかな。

上記でUOの戦争の部分を例に出したけど、思えば当ブログでUO時代の出来事を綴ってるUO回想 カテゴリでは、
詐欺活動の部分だけを多く書き、戦争部分に関してはまだ書ききれてない。
大規模なギルド戦を経験してきたのにそれを書いていない。
なので今回の記事を読んでも、例としてパッとイメージしにくいかもしれない。
そのうち、たぶん近いうち、UO回想で、そういうギルド間戦争の部分をもっと書いていこうと思います。


続き ~ TERAに燃える理由(2)