航空自衛隊F-X、さらっとまとめ(1)

2011-05-27 18:12:46 | 軍事ネタ

こんばんは、ゆっきぃです。
今日は、難航する航空自衛隊の次期主力戦闘機選定 「F-X」 について。
数年前から続く事案であり当ブログでも過去に何度も書いたけど、
一見でもわかりやすくその簡単なまとめ的な。


F-4 ファントムII

現在我が国の空の防衛を担う航空自衛隊には、3種類の戦闘機が実戦配備されている。
F-4戦闘機が約120機、F-15戦闘機が約210機、F-2戦闘機が約80機。
このうちF-4戦闘機は導入から40年が経ち、機体の老朽化、
設計が古いことによる戦闘能力の陳腐化などで退役が進行し、
このF-4戦闘機に代わる後継機を選定するのが今回のF-Xの趣旨である。

アメリカ製の最強のステルス戦闘機であるF-22が第一候補であったが、
F-22は現在の戦闘機の中では突出した性能を持つ戦闘機であり、
その戦闘能力、そして機密保持の観点から、アメリカ議会は他国への輸出を禁止した。

なので航空自衛隊はそれ以外のいくつかの候補機種から後継機を選定する必要があり、
これまでの計画の経過から、候補機種はF-35F/A-18Eタイフーンの3機種まで絞りこまれた。
防衛省は2011年11月までに正式決定を下す予定である。


今回のF-Xに於いて、後継機に求められる性能・条件は主に以下だ。
・周辺国主力戦闘機を圧倒し得る空戦性能。
・長大な航続距離と機動性能。
・空戦だけでなく、対地攻撃・対艦攻撃任務にも対応できるマルチロール性能。
・輸入ではなく、自国でのライセンス生産が可能なこと。



F-35 ライトニングIIユーロファイター・タイフーン

まず周辺国主力戦闘機を圧倒し得る空戦性能の点を述べると、
日本の専守防衛を掲げる特殊な防衛事情から、交戦は受け身にならざるを得ない。
常に相手に先手を取られ、自国付近での戦闘の終始を強制される。

仮想敵として隣国にはロシア・中国という年々軍拡を行う世界有数の軍事大国が存在し、
それに比して年々防衛費削減を迫られる我が国の軍事事情から、
限りある少数の機体で多数の敵機を迎撃する必要のある状況が生まれ、
その為に配備戦闘機はその世代ごとに最新・最高の戦闘能力を有する機体、
現在では空戦に於いて圧倒的優位性のあるステルス戦闘機が望ましいとされる。

最新型戦闘機同士で相まみえる可能性のあるロシア空軍・中国空軍の主力機を見ると、
大半がSu-27Su-30、そしてこれから先はSu-27の性能向上型であるSu-35が機数を伸ばしてくると予想でき、
また両国ともにステルス戦闘機の開発にも力を入れており、ロシアにおいては2015年以降から、
中国においても2020年以降からはステルス戦闘機の実戦配備が現実的なものと見られている。


Su-35 フランカー

この点において、現在の主力機である航空自衛隊のF-15やF-2などでは戦闘能力に於ける優位性は既にそれほど無く、
今後はさらに水を開けられ得る状況にあると見られ、F-Xの候補機種の中から見ると、
ステルス戦闘機であるF-35の導入が最も望ましい選択肢と思われる。

しかしF-35は開発中の機体であり、しかも当初予定より開発が大幅に難航しつつあり、
また作戦能力を持ったとしても、多国間共同開発機であるが故にまずは開発参加国に優先的に配備されると見られ、
共同開発に参加していない日本に機体が回ってくるのはずいぶん後になると予想される。
その場合、恐らくは航空自衛隊への配備は2010年代末か2020年前後にもなると思われ、
F-4戦闘機の老朽化から2016年中の後継機の配備を求める航空自衛隊の採用には時期的に逸している。


次点で候補機種の中でも戦闘能力的に優れているのはタイフーンであり、
ステルス戦闘機ではないもののRCS(レーダー反射面積)低減性能はF-35に次ぐものがあり、
他国主力機のSu-27シリーズに対しても優位に戦える機種とされている。

しかし航空自衛隊は政治的な国際関係上、アメリカ製戦闘機の採用を重視しており、
タイフーンは英独伊などの欧州国家の共同開発機である為、
この点から選択肢から外れる可能性がある。

その観点から見ると残った候補機種はF/A-18Eであるが、優れた戦闘機ではあるものの、
能力的に今後のSu-35やステルス戦闘機に対し十分な優位性を持って戦えるかは疑問だ。


長くなったので、続きはまた次回。

タイとカンボジアで国境紛争勃発

2011-04-26 18:26:46 | 軍事ネタ

今月の22日からタイとカンボジアで国境紛争が勃発しており、
4日が経過する今日でも戦闘は継続され、緊張が緩和されていない状況にある。
長年に渡り国境問題となっていた世界遺産プレアビヒア寺院付近の地域を巡っての紛争であり、
同地域は国境未画定地域とされていたが、今までにも断続的に小競り合いが発生していた経緯がある。
タイ側もカンボジア側も相手側から挑発・攻撃を受けたと主張している。

最近、日本や台湾はおろかフィリピンに対しても領土的野心を剥き出しにした中国。
かの国は周辺国ともれなく領土問題を抱えており、
この地域のカンボジアやベトナムなども他人ごとではない為、
いつまでもタイとカンボジアで争っている場合ではないと思うのだけど。
領有議論は今のところ帰着点が見えず、しばらく平行線を辿りそうだ。


今回の紛争が元でタイとカンボジアが全面戦争に突入する可能性は低いと見つつも、
純軍事的に見ると、タイ軍とカンボジア軍ではその規模・質的に圧倒的な差がある。

カンボジア軍の国防費の1億2300万ドルに対して、タイ軍の国防費は51億80万ドルと、
途上国の軍隊同士ながら経済力が桁違いと言わざるを得ず、
その分タイ軍はカンボジア軍に比べれば圧倒的に近代化された軍隊である。
(ちなみに日本の自衛隊の防衛予算は518億ドルほどである。)


カンボジア軍兵士F-16戦闘機

タイ陸軍は総数69万人、アメリカ製のM60戦車やM48戦車を主力に800輌ほどの戦車、
アメリカ製を主体に1400輌ほどの装甲車とよく機械化されており、
105mmや155mmの榴弾砲や自走砲、そして自走ロケット砲など、合計で800門ほどの砲兵戦力を有している。
歩兵火器はイスラエル製のタボールTAR-21を採用しており、アメリカ製のM16シリーズも多く配備されている。

タイ空軍はアメリカ製のF-16戦闘機が約60機、F-5戦闘機が約30機程度配備されており、
特にF-16のほとんどは最新式のAIM-120C"AMRAAM"空対空ミサイルの運用能力を獲得している為、空戦能力は侮れない。
また最新型のスウェーデン製のJAS39"グリペン"戦闘機を10機ほど調達予定であり、一部は実戦配備されている。

この他にCOIN機(軽攻撃機)としてチェコ製のL-39やドイツ製のアルファジェットなどを100機以上配備している為、
自由落下爆弾やJDAMなどの誘導爆弾、AGM-65"マーヴェリック"空対地ミサイルなどの高い対地攻撃能力を有する。


カンボジア陸軍は総数13万人。
ソ連製のT-55戦車、中国製の59式戦車などを主力に650輌ほどの戦車、
ソ連製のBRDM-2装甲偵察車やBTR-60装甲兵員輸送車などの700輌の装甲車、
正確な実数は不明だがロケット砲や榴弾砲が800門ほどあるとされている。
歩兵火器はソ連製や中国製のAK-47等が多く配備されている。

兵器類の実数は多いが、第二次世界大戦時のソ連の対戦車砲やカチューシャ自走ロケット砲など
旧式兵器も多数配備されており、実戦力としては陳腐化が進んでいると思われる。
またカンボジア空軍はろくな作戦機は有しておらず、満足な航空作戦能力はない。


タイ海軍の軽空母「チャクリ・ナルエベト」

以上のように、タイ軍とカンボジア軍では戦力に圧倒的開きがある。
本格的な大規模戦闘になれば戦力差は明らかだが、地形的にジャングル地帯での戦闘となるので、
ベトナム戦争のようにゲリラ戦主体となってもつれる可能性は高い。

また何気にタイ海軍は軽空母とハリアー艦上戦闘機を購入しており、
空母運用国なのが特徴的であるが、紛争地域的に今回の事件で役割はないだろう。
(現在世界中で空母を運用する海軍は9ヶ国しか無く、タイ海軍はその1つである。)

リビアの戦争、カダフィ軍の大反攻

2011-03-31 20:02:08 | 軍事ネタ

↑ややてきとうな、各拠点の位置関係図

ここ数日、リビアの戦争では大きな動きがあった。
先週、反政府派本拠地であるベンガジが攻撃に晒されていた反政府軍は包囲網を食い破る反撃に出た。
ベンガジを攻撃する為の拠点となっていたアジュダビアの都市からカダフィ軍を追い出し、
さらに西へ西へとカダフィ軍をカダフィ派本拠地のトリポリ方面へと追いやったのだ。

この時の反政府軍の進出速度はなかなかのものであり、
3月27日には1日に200km以上も進出した。
カダフィ軍は重火器を置き、戦いもせずに西へと一目散に撤退していった。

反政府軍はこのカダフィ軍の劇的な敗走により勝利は目前、
大進撃により士気は高まっていると喧伝した。


しかし28日、後退していったカダフィ軍は重要拠点シルテにて再集結した。
シルテは西部の拠点であるトリポリ、ミスラタなどの都市に通じる拠点であり、
ここを突破しなければ本拠地トリポリを攻撃できないし、
またシルテはカダフィ大佐の出身地でもある。

しかしシルテにて再集結したカダフィ軍は防衛線を引き、
しばしの防衛戦闘を行い西部からの増援を待った後、
反政府軍に対して東部へ反攻に出た。

この攻撃により30日の昨夜、シルテ目前まで展開していた反政府軍部隊は敗退を喫し、
また立て続けにラスラノフ・ブレガと両都市が奪還されてしまった。
これによりカダフィ軍は東部の石油地帯を取り戻した。

これは第二次世界大戦のリビア戦線でドイツ軍のロンメル将軍が、
また独ソ戦でもソ連軍が用いた、"機動防御"という戦術である。


リビア軍に配備されていた、ロシア製車載ロケットBM-21「グラート」

先週のカダフィ軍の劇的な撤退同様、反政府軍は1日で200km近くも押し戻された。
これにはいくらかの要因があったと思われる。

まず先週のカダフィ軍の劇的な撤退は、反政府軍が宣伝したような大進撃によるものなどではなく、
自軍兵力を集中させ反政府軍を散らばらせ補給線を伸びきらせる為の"戦術的後退"であったようだ。
これによりシルテの拠点にて一気に力を蓄えて反攻に出ただけである。

またその進出速度は統制の取れていない反政府軍を散らばらせ、
進出の速い連中と遅れて追従する人々という図式を創りだした。
この状態で尖峰の部隊を叩いて反政府軍を撤退させれば、統制のとれていない連中なのだから、
後続の人々は前方から敗走してくる友軍勢力を見てパニック状態に陥り、釣られて逃げ出すといった現象があったようだ。
こうなると反撃なんてしようもないので、カダフィ軍が進出しただけ反政府軍は後退することになる。

このような状態になったのは、反政府軍の内容が職業軍人で構成されたプロの軍隊などではなく、
ほとんどは銃を持っただけで訓練も受けておらず統制もない素人集団だったことが大きく作用しているだろう。
各国の記者のインタビューによれば、反政府軍の素人集団の大部分は失業者たちであり、
この者たちは軍人の上官に敬語も使わなければ、命令に従わず身勝手な行動をすることもあり、
またむやみに銃を空などに向けて発砲しまくり無駄に弾丸を消費しているというような有様だったらしい。
ようするに烏合の衆であった。


反政府軍は今回の大敗退を、「大進出により補給線が続かなかった為」としている。
しかしこれの真実味はあまり感じられないだろう。
なにせカダフィ軍はほとんど戦闘もせずに後退したので、戦闘による消耗はあまりなかったし、
第一先週の反政府軍の宣伝が本当なら、カダフィ軍は大量の重火器類や弾薬を捨てて慌てて逃げ出したはずである。
ならばそれらの武器が鹵獲できただろうし。

実際のところ、反政府軍は上記の通り大半は素人の烏合の衆であったので、統制もなく戦闘行動なんてままらない、
という有様が広まれば反政府派全体の士気に関わると判断したと思われる。
また補給不足を主張すればNATOなどからの物資供与も期待できるかもしれない。
補給切れというのは体の良い敗走の口実だったに違いない。

しかし重火器類の鹵獲兵器を上手く扱えないのは真実の部分もあるようで、
なにせNATOが供与したミサイルなどの兵器も上手く運用できないといった有様が記者により報告されている。


テクニカルと乗用車で移動する反政府軍

今回のカダフィ軍の大反攻に対して、NATO軍は限定的な空爆を行ったが、十分な打撃を与えられずにいる。
カダフィ軍は緒戦からの戦訓で、今回の反攻作戦には戦車などの装甲車類を用いていない。
民生用トラックを武装化した"テクニカル"を主力に用いた反撃であり、
つまり反政府軍の連中と見た目上はほとんど変わらない姿でシルテから出てきたのだ。
これはNATO軍に敵味方を誤認させ、空爆の能率を落とす狙いがあると思われる。

カダフィ軍は空爆のターゲットにならないように、歩兵戦を挑むことを学んだ。
そしてこれは現在のところ、大きな効果を挙げたようだ。

リビアで戦争勃発

2011-03-21 19:54:31 | 軍事ネタ

日本時間の3月20日早朝、多国籍軍がリビアに軍事攻撃を開始した。
この作戦にはアメリカ・イギリス・フランス・カナダ・イタリアなどが参加している。

初動では原潜や艦船からトマホーク巡航ミサイルが112発発射され、
地中海沿岸の軍施設や対空ミサイル陣地などを制圧。
またアメリカ軍の3機のB-2ステルス戦略爆撃機が出撃しシェルターなどを破壊、
その後はフランス軍のラファール戦闘機やイギリス軍のトーネード攻撃機が
リビア軍の戦車や車輌類に対しての航空阻止任務に従事している模様。


アメリカ軍のB-2ステルス戦略爆撃機フランス軍のラファール戦闘機

リビアでは先月の大規模な反政府デモより内戦状態となっており、
つい最近では反政府軍の本拠地となっているベンガジを政府軍が包囲したところ。
カダフィ大佐の機甲部隊がベンガジに迫っており、いよいよかといったところにこの軍事介入である。

現在のところ、アメリカ軍は航空戦力の投入だけで、地上軍の派遣は否定している。
あくまでもカダフィ軍の撃滅と指揮統制の破壊に努め、
地上戦はリビア人同士がケリをつけろといった魂胆らしい。
これはベトナムやイラク戦争での正規軍を壊滅させてもゲリラ戦となると、
泥沼になり戦争が長期化した反省もあるのかもしれない。

しかし多国籍軍による空爆が開始されても、カダフィ大佐は強気な姿勢を崩さず、
また反政府軍に対しての攻撃も停止しないとしている。
反政府側は多国籍軍という強力な後ろ盾はついたが、
今のところ、地上戦は自分たちで押し返さなければいけない。
大半が銃を持っただけの民衆で、烏合の衆ともいえる。
素人の集団である。

銃を持っただけの素人でも、構えてその場を守るだけならなんとかできるかもしれない。
しかし"反撃"という作戦行動を起こせるかというと、困難と言わざるを得ない。
その決定力がなければ、いつまでも戦争は終結しない。
カダフィ軍のプロの軍部隊や傭兵には対抗できないだろう。


多国籍軍が地上兵力を出し渋るようでは、このリビア内戦も長期化する恐れがある。
もしくは反政府軍の体力が尽きて地上優勢のカダフィ軍の勝利に終わるか。
いずれにせよ、空爆だけじゃ戦争は終わらないのだ。
前時代的な無差別爆撃で首都トリポリをカダフィごと更地に帰すぐらいでなければ。

アメリカ軍、自衛隊の分隊編成

2011-03-08 18:38:10 | 軍事ネタ

今日は、現代陸軍の歩兵分隊について。
分隊とは歩兵の小規模な戦闘単位であり、
6~10名前後で構成され、
分隊が2~4個集合して小隊となる。

FPSゲームなどをやる人にとっては分隊構成は一番身近であり、
実際の軍隊はどういう構成なのか気になってる人も多いかもしれない。


M249 MINIMIM203を装着したM16

現代アメリカ陸軍分隊
分隊長、射撃班長x2、小銃手x2、SAW手x2、擲弾手x2

9名。
基本的にSAW手以外の7名は小銃としてM16A4M4A1を装備する。
SAWは分隊支援火器の略で、M249 MINIMIを装備する。
擲弾手はM16かM4のオプションとしてM203グレネードランチャーを装備する。

分隊長以外の8名を分割し、4名ずつの2班で行動することもある。
その場合は射撃班長・小銃手・SAW手・擲弾手をそれぞれ1名ずつである。

その他状況により、小銃手1名が特技兵として配置されFGM-148「ジャベリン」対戦車ミサイルを装備することもあり、
またもう1名の小銃手がM136無反動砲を装備することもある他、
M14M21などのセミオート式狙撃銃を持ち選抜射手として任命されることもある。

ジャベリンとM136の使い分けは、ジャベリンはミサイルなので誘導するが高価であり、
M136は使い捨てで無誘導だが安価である。
どちらも対戦車用途に使われるが、対建築物や対陣地などにも使われる。


M136、通称AT-4FGM-148 Javelin

陸上自衛隊の場合
分隊長、副分隊長、SAW手、対戦車手、小銃手x3

7~8名。
部隊や役割によって編成が変動するのであくまでも一例。
SAW手以外の装備する小銃は国産の89式小銃で、
SAW手はアメリカ軍と同じくM249 MINIMIを装備する。

対戦車手は01式軽対戦車誘導弾(軽MAT) という国産対戦車ミサイルを装備し、
またこの他、アメリカ軍と同じように小銃手が無反動砲を携行する場合がある。
この場合の無反動砲は110mm個人携帯対戦車弾で、ドイツ製のパンツァーファウスト3をライセンス生産したもの。
このパンツァーファウスト3を携行する者をLAM手(=Lightweight Antitank Munition) と呼ぶ場合もある。

アメリカ軍のように擲弾手がいないのは、89式小銃にはM203は装着できないからである。
これはアメリカ軍式だとM203を装着している者しかグレネードを発射できないことを嫌い、
自衛隊では小銃の銃口に取り付けるタイプの小銃擲弾(ライフル・グレネード)を採用している。
これは一見、第二次世界大戦時代から存在する古めかしいタイプだが、
M203と違い小銃を携行する者なら誰でも擲弾を発射できるというメリットがある。


このように、分隊編成は各国のドクトリンや役割によって変わってくる。
自衛隊と違いアメリカ軍分隊にはSAW手が2名おり、弾丸を好きなだけバラまけるお金持ちといった感じで、
他にもロシア軍やイスラエル軍などと比較すると面白いかもしれない。

さあ、これでFPSの世界でも現実と同じ装備編成にしたりして楽しめるかな!