Decca Decolaがお嫁入り

やっとこさ入手したDecca Decolaの整備記録

BMW X1 E84 オイル交換

2022-11-18 01:02:22 | BMW E84 X1

 我が家にBMW X1 E84が来て1年が経過した。その間フロントブレーキパッドを交換した以外はオイル交換も行っていない。運転席のモニターでオイル量と交換時期の表示がされるがエンジンに刺さるオイルゲージはなくオイルの劣化を直接目視できない。ヨーロッパ(もしくは世界基準)のオイル交換のサイクルは日本と比べて非常に長く高性能オイルを長期間使い交換回数を減らすことで環境負荷の軽減を目的としているらしい。気候や国土の狭い日本でこれが当てはまるか否かは議論があるが感覚では5000kmもしくは6ヶ月程度での交換が普通かと思う。入手してから1年間の走行距離は短いし(でも5000km以上は走っている)オイル交換を予定している車検も近いしめんどくさいしで都合の良い世界基準の表示を信じて交換を先延ばしにしていた。ところが近々遠出する予定がありただでさえ不慣れな長距離ドライブに不安要素を一つでも少なくしておこうと思い立って急遽オイル交換をすることになった。

 外車のオイル交換はどこで行うべきか?以前は「外車お断り」というお店もあったように思う。そこで近所の◯ートバックスに電話で尋ねてみると、「行っている、上抜き、オイルエレメントは確認しないとわからない」とのこと。オイル上抜きの良し悪しはよくわからないができれば下から抜きたいと思う。エレメントは是非交換したかったのでBMW指定のオイルと共にお店の在庫の確認をしなくてはならないが無かったら12,000円ほどで純正オイルとエレメントを通販で入手できるので持ち込んだら手間賃だけでやってくれるかもしれない。ではディーラーはどうか。早速電話すると車の登録など行なってからの作業になるらしい。交換費用は23,000円程度とのことで(こちらから尋ねる前に教えてくれたので初めて持ち込む客からは必ず聞かれるのだろうと思う)工賃としては10,000円近く高くなるが車をディーラーに登録することで高級外車の顧客としてむりやり潜り込んで何かしらの利益を掠め取れるのではないかという卑しい考えが頭を巡る。ちょっと迷ったが時間もなかったので今回はディーラーにお願いすることにした。バカにされないように車を思いっきり念入りに掃除してワックスかけて緊張して出かけたらアポイント時刻よりずいぶん早く着いてしまった。。来客用駐車場に停めていると若い女性の方が笑顔でお迎えに来てくれた。

 実は以前にもこのディーラーでオイル交換したことがあって今回は約10年ぶり。それでも個人情報は保存してあり受付はスムーズに進んだ。車の登録、作業内容と料金の確認があって開始。作業時間は40分から60分とのことでその間展示車両の見物を行う。展示は2シリーズの500万円台から5シリーズの900万円台までで半分はハイブリッド車だった。BMWはEV車はどうだっけ?などと考えながら開いている窓から覗き込むが自分とは縁のない世界だとわかっている。

 ところでオイルとエレメント交換でそんなに時間がかかるものなのか?と思いながら待っていたらようやく作業が完了した。オイル交換時に車両点検が行われて不具合のリストアップ、修理した場合の見積もりまで細かく文書化されていた。なるほどこれは時間がかかるわけだ。この点検サービスは非常に有り難くやっぱりディーラーに来て良かったと思わせた。エンジンルームの掃除までしてきたのだが素人は肝心なところは何も気がついていなかった。

 不具合のリストとコメントは以下の通り

1 アッパーホースの劣化(早急に交換おススメ)  アッパーホース 17,380円 他工賃など小計67,122円

2 フィルターハウジングガスケットからの漏れ大 シール、工賃など小計31,108円

3 ベルトテンショナーからの異音(年数的に見て交換おススメ) テンションローラー 10,230円   ベルトテンショナー 24,750円  ベルト 12,210円 他工賃など小計53,240円

4 VANOSソレノイドバルブOリング漏れ大  Oリング、工賃など小計3,960円

1から4までの合計は工賃合計59,290円 部品合計 96,140円  税込総合計 155,430円(内消費税14,130円)

 詳細を見ると1と2各々にクーラント30Lがあるので同時に行った時は片方分6,930円は差し引かれるとおもわれる。

 今までの交換履歴は不明だが12年落ちの外車でディーラー点検でのリストアップした金額としては妥当な価格ではないかと思う。この金額で今後も安心して乗れるのであれば決して高いとは思わない。いずれもクーラント漏れ(クーラントはBMWでは「アンチフリーズ」とある)、オイル漏れ対策でエンジン本体や足回りの項目はない。フロントディスクの段付き摩耗が気になっていたのでちょっと尋ねてみたがサービスからの項目には無かったとの事なので車検に向けての点検というよりもBMWの弱点として指摘されてきた項目のチェックのように感じる。もちろん車検ではこれとは別に部品、工賃代金がかかる。

 

 翌日に指摘を受けた項目を確認してみることにした。

 フロントのエンジンカバーはトルクスタップ3本で止まっている。

カバーの下では結構オイルがとばっちってる。

アンダーカバーがあって少しぐらい滴っても床にオイルは落ちないがそのアンダーカバーにもオイルは落ちていないのでこれから増えるのかもしれない。

4の「VANOSソレノイドバルブOリング漏れ大」VANOSは真ん中に2個あるかなりオイルに汚れたコネクター部分らしい。この部分のOリング2個の交換になる。

2の「フィルターハウジングガスケットからの漏れ大」のフィルター部(オイルエレメントカバーと右についているのはクーラントによる冷却部)はボルト3本で固定されている。

  

接続部のガスケットは2ヶ所ある。エンジンの汚れ方からもここはやはり交換した方がいいと思う。パーツクリーナーで洗浄して後日漏れの様子を伺うことにした。

1の「アッパーホースの劣化(早急に交換おススメ)」だがエンジンとラジエーターを繋いでいるこの太い冷却水ホース

 だが結構綺麗で弾力もある。これでもアウトなのか?ちょっと不思議。

 

ラジエーターとの接続部だがラジエーター側が樹脂なので固着ホースを取り外す時に破損することが多く結構リスクが高いらしい。

3のベルト、テンショナー関係は確かに少し異音があるような気がしていたのでウォーターポンプも含めて交換時期が近いかもしれないと思っていた。

とりあえずオイル漏れの原因の2と4は早く何とかしたいところ。

 初めて九州まで自動車で旅行した。初日は湯布院に泊まり翌日は国道フェリーで大分の佐賀関から愛媛県の三崎に渡り四万十泊、3日目は雨天だったが無事帰宅した。3日間の横行距離は700kmほどで車は問題なかったが2日目にナビの指示通り向かった四国の三桁国道は車がすれ違えないほど狭い山道が延々と続く悪路で対向車が来ないかヒヤヒヤしながらのドライブだった。やっぱり四国の道は国道でも要注意、油断できない。

 帰宅してから通った国道439号線を調べたら通称「よさく」と呼ばれる三大酷道として有名な国道だった!バイクツーリングには人気があるらしいが山中は車は通らない方が無難だ。

 由布岳山麓にある「狭霧台(さむだい)」から見た朝6:00ころの由布院温泉郷。今朝は風が弱くこの景色を見たかったのでラッキーだった。夜空も本当に綺麗で星が大きく見えた。中央の合掌造り風の建物が宿で道をもう少し登ると由布岳登山口がある。

 帰宅した翌日に注文していたパーツが届きました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿