Decca Decolaがお嫁入り

やっとこさ入手したDecca Decolaの整備記録

BMW X1 E84 トラブル(3.1) まだまだ続くよオイル漏れ

2024-01-13 02:05:39 | BMW E84 X1

 オイル交換時にディーラーで指摘された問題点の一つ、オイルフィルターハウジングからのオイル漏れ。2022年12月に2ヶ所のガスケットを交換したが治らず思い切りボルトを締めたら1本を捩じ切ってしまった。その後も完全には止まらず少し滲んでいたが翌年2023年10月に漏れていた1ヶ所のガスケットを再び交換した。ガスケットはいずれも非純正だが両者は異なるメーカーで厚みが違っていた。その時はオイル漏れは厚みの薄いガスケットが修理失敗の原因だと思っていた。交換後はしばらくは良かったのだが長距離走った後でいきなりオイル不足のアラートが出てまたオイル漏れが再発していた。オイルフィルターハウジングは3本のボルトで固定されているのだが折れた時に交換しなかったボルトも伸びてしまっていることが判明し交換した。しかしオイル漏れは相変わらず続いていた。

 ここからのオイル漏れはBMWの定番のトラブルらしく多くの記事がヒットする。比較的簡単な作業と思われるガスケットの交換だがこれだけ記事が多いということは特別の作業のノウハウがあるのかもしれない。少なくともパーツは純正部品を使った方が良さそうだが探しきれなくて3度目の非純正品を注文した。届くまで間に前から考えていた取り出したゴムガスケットに液体ガスケットを塗ってみることにした。

 オイルフィルターを取り外すのに手持ちの工具ではインテークカバーにあたって嵌まらない。工具を削って対処する。

 

 

 ガスケットや各部を脱脂後に液体ガスケットをシリンジに詰めて盛り上げた。溝は狭くガスケットも細いのでシリンジは多分必需。これでエンジンをかけると、、全く改善されていないではないか!、、下にある前回交換したオルタネーターにオイルが盛大にかかっていた。オイルフィルターハウジングにはもう1ヶ所オイルクーラーのガスケットがあるのだがよくみるとここからも漏れていた。再びオイルハウジングをはずして両方のガスケットを取り出してみると1年前に取り付けたオイルクーラーの方はすでに劣化が進んでで硬化し当り面が平らになっている。やはり最初の製品の品質が良くなかったのではないだろうか。塗ったばかりの液体ガスケットは除去して溝は綿棒で掃除、また脱脂して今度は2ヶ所のガスケット両方に盛り上げて再装着した。

 幸いこれでオイル漏れは治っている。新たなガスケット(3個目)も届いたので今度漏れたらまた液体ガスケットなしで交換してみようと思う。はみ出した液体ガスケットは美しくないので使用を躊躇するがここまでこじれると贅沢は言ってられない。でも万事窮すでディーラーにお願いする時はみっともないのできれいに拭き取ってからにしよう。。前回交換したオルタネーターのトラブルはオイルを浴びたのが原因の可能性もある。もしそうであれば素人が問題を拡大したということになってますます落ち込む。

 

 1週間ほど経過したが大丈夫なようです。漏れは認められない。このまま使い続けることにします。

 

 交換して10日目。この間毎日観察していて調子が良かったのだが今日はオイル漏れを発見した。オイルクーラー側と思われるが交換するにはオイルフィルターハウジングごと外さないとだめで結局このミッションは失敗に終わった。ゴムガスケット+液体ガスケットは相性が悪いのだろうか?この冬最強の寒波がやってきてるので屋外の作業は後日にしよう。

 2日後取り付けました。液ガスは硬化して除去は簡単にできます。1昨年に初めてガスケットを交換したのと同じ状態になりました。エンジンをかけると、、オイルクーラー側からは漏れはないがオイルフィルターハウジングの本体ガスケットから漏れがあります。この様子も最初のと一緒で結局何も解決していないことになる。

 

 なぜうまくいかないのか、、振り出しに戻ったわけですが不思議です。まず締め付けトルクがわかりません。いろいろと検索すると22Nmという記事がありましたがオリジナルのM6取り付けボルトがアルミ合金ということもありこれは違うのではないか。。記事の中に「取り付けボルトの締めすぎ」というものがあったが残念ながら肝心の数値がありません。また投稿欄で何回もガスケットを交換してもオイル漏れが解決しないというものもあって同じ悩みの人もいるらしい。通常のレンチで少し締め込んでもボルトが捩じ切れたということはかなりトルクは低い値なのかもしれない。そこで一旦緩めて4.0Nmで締めてみるとやはり漏れはあるが様子は少し変わって少なくなったようにも感じる。エンジンをかけたままでボルトを触るともれが少なくなるポイントがあるので一応その状態で様子を見ることにした。

 少し走ってみるが完全には治らない。エンジンをかけたままパーツクリーナーでオイルを流すと漏れているところは少し泡立つ。この泡立ちを見ながらトルクを増減してみる。

 最初に無理なトルクをかけたので平面が歪んだ可能性もあるかもしれない。オイルストーンを少し当ててみることにして入手した。

 

 ところがオイルストーンを当てる前にトルクを3本とも弱くして走ってみるとオイル漏れはあるにはあるがとても少ない。車にトルクレンチを常に積んでおいて締め付けトルクを変化させながら漏れの様子を観察してみると

 締め過ぎたものを緩めていくのはやはり不自然なので弱いトルクから徐々に強めていってみる。まず3.0Nmから、さすがにゆる過ぎだろうと思ったが思いの外漏れは少ない。これでいいかも、、と様子を見ていたがやはり少し滲むので3.5Nmに上げてみた。

 

 これでほとんど漏れは治った、、と思っていたら今日は少し漏れている。トルクを確認すると一ヶ所2Nmくらいまで緩んでいた。ステンレスボルトは硬くて変形が少ないので一定以上のトルクをかけないと緩みが出てしまうのかもしれない。3本とも4.0Nmとして観察を継続する。

 ボルトの適正締め付けトルクを調べてみるとM6の場合は 最大締め付けトルク 7.45Nm で適正締め付けトルクはその69%の 5.2Nm     これは鉄の場合なのでALの場合はその半分の2.6Nm とのこと。そしてステンレスボルトは引張り強さは鉄より勝るが耐力が引張り強さの1/2程度なので鉄よりも弱い力で締め付ける とある。元のボルトはアルミ合金なのでそうすると2.6Nmだったのか?

 

 

車の様子をみるのと身体のリハビリのために近場の山を歩くようにしている。

 

 今日から2月になったが日差しは暖かで梅の蕾も随分綻んできた。足への負担を少なくするためにトレッキングシューズの中敷きを衝撃吸収性の高いものに交換して使用している。カルシウムの吸収を良くするために妻と始めたMBPだが

定期購入で3ヶ月毎にすると割引があるというので注文したら(わかっていたことだが)これだけ送られてきた。1日1本で3ヶ月分の2人分、合計180本で初回のおまけが加わって210本が来た。味はブルーベリーとライチ。せっせと飲むことにしよう。

 

 ・その後もほぼ毎日オイル漏れとボルトの締め付けトルク(緩んでいないか)を確認している。トルクレンチで緩めてみるとやはり締め付けトルクが下がっている。ボルトがボルト穴に留まるのはボルト自身の変形でボルト穴との摩擦が増えるからだろうか。ステンレスボルトはいかにも硬いので変形が少ないために緩むのか?

 ・次第に締め付けトルクが上がっていって今は4.5Nmになった。現在のところオイル漏れは治まっている。これで安定しているようならこのまま行きたいものだ。4.5Nmは前回の締め付けトルクの1/3の値。

 ・今日は2時間程度走って見るとすこし滲んでいる。これにはかなりガッカリした。トルクは5Nmほど(なぜか辻褄が合わない)が改めて5.5Nmで締めてみながら次の一手を考え始める。

 ・翌日また1時間ほど走行しチェックするがが漏れなし。ところがもう1時間ほど走ったところで再度チェックすると漏れあり。エンジンかけながらパーツクリーナーで洗浄すると接合部が泡立っている。そのまま緩めながら泡立ちを観察すると2Nmくらいで治る。少し締めて2.5Nmとして観察を継続する。

 

 エアーフィルターとエアコンフィルターを交換しました。

 

 久々に洗車してフィルター交換、両方とも思ったよりも汚れてなかった。フィルターケース外しているのでついでにエンジンルーム内も手が届く範囲を掃除。いつかアンダーカバーを外してオイル汚れを掃除したい。オイル漏れが治っているのが前提ですが。

トルク2.5Nmにしてからは今のところ全く漏れはない。

昨日数十キロ走った後でみると少し滲みあり。翌日エンジン始動してパーツクリーナーを吹きかけると泡がでる。トルクを測ると1ヶ所2.5Nm→1.7Nmに緩んでいた。再度2.5Nmにしてっパーツクリーナーで漏れがないのを確認する。オイル量が少なくなってきている。購入しておこう。

昨日数十キロ走ったら少し滲んでいる。3ヶ所のボルトのうち1ヶ所は1.8Nmまで緩んでいた。3ヶ所とも3.0Nmにしてみる。オイルと水も少なくアラートが出ているので水は規定量、オイルは1L補充せよと出ていたのでとりあえず補充した。

今日は数十キロ走ったが漏れはない。トルクは確認していないが3.0Nmのままで様子見。

オイル漏れは治ったようです。長距離走っても全く滲まなくなった。ボルトの増し締めはしていない。締め付けるとオイル漏れするのはどう説明したらいいのかわからない。結局指定のトルクは不明のままだった。


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