ヘボのアルバム (続編)

四季折々の戯言を・・・
そこから何が読めて来るか?

     『 The Vespula … 』 ①

2024-05-31 10:56:55 | 日記

            

早いもので今日で5月も終わりだ。 そして来月米寿を迎える・・・ 米寿のお祝い、孫娘が計画を進めていてくれているようだ・・・ 

思い起こせば信州と甲州の県境、信濃境と言う小さな小さな町で生まれ幼少期はこの町で育った。第2次大戦真っ只中、日本軍の戦況は厳しさを増すばかりでこの小さな町の上空にまでB-29が隊を成し飛来、夜間、電灯を黒い布で覆い爆撃を避ける処置まで講じられていた。我が家は材木商で生計を立てていたが戦況捗々しくない中、統制経済化に敷かれ建築、土木資材として使われていた材木の商いが出来なくなり(株)丸中商店は開店休業に、個人で薪等の小商品を扱うしか生きる道がなかった。それでもこの村から出荷されるパルプ材等で駅周辺は山の如くパルプが積まれ小さな町はパルプの山出しする運送馬車で賑わっていた。数軒ある食堂は運送業者で大賑わい、飲んだくれが街を闊歩していた。不思議にもこの小さな小さな町に遊郭が2軒もあり此処も飲んだくれで賑わっていた・・・饅頭屋や肉店、魚屋が夫々2軒もあり、酒店もテッパ飲みで賑わっていた。今思い出せば実に不思議な現象が起きていた。我が家は駅前にあり、20mも歩けば駅舎だった。隣はお菓子や果物、衣類、そして大和バーと言う食堂・飲み屋さん、肉屋さん、郵便局などが隣接しているので不思議にも超賑わっていた。

少々のお楽しみといえば汽車に乗って家中で上諏訪に出た。上諏訪と言えば決まって片倉館の砂利を敷いた深い深い温泉に浸かり少々休んで買物等して日帰りするという楽しみが!!!

親父さんが小さな材木商だったので物心が付いたころから親父さんに連れられ山女魚(やまめ)釣り、『スガレ追ひ』、茸採り、冬は空気銃を使っての雀撃ちによく連れて行って貰った。中でも、『スガレ追ひ』や『クロシメジ』取りはシーズンに入ると毎週のように連れて行って貰った。毎週、4里~5里の山道を歩くので脚は鍛えられ国民学校~中学時代、短距離競争では我の右に出る御仁は居なくこうした競争では頂点を極めていた。

ラジオからは華々しい戦況報告が流れていたが国民学校2年生の夏、敗戦の憂き目に出会う。田舎の学校だったが、5~10人の進駐軍が銃を構え学校捜索を繰り返していた・・・

敗戦後の生活は惨めで田舎と雖も食糧難で山梨・穴山辺りまでサツマイモを買いに出掛けた思い出がある。そうして、帰りの汽車で警察に巻き上げられ悔しがった記憶は今も新しい!!! この年、我が家のサツマイモ畑の泥棒が入り一晩で一反歩もあるサツマイモが総て盗まれるという事件が起き食う困った記憶は深く、今でも覚えている。 親友の親父さんが芋泥棒して夜警の人達に捕まえられた!!!と言う、ホットなニュースも流れていた。 こんな困窮時代は中学を卒業するまで続いた!!! 

こに時代の思い出は夏から秋にかけ毎週末親父さんと2里近くも歩いて八ヶ岳山麓に出掛け『スガレ追ひ』をしていた・・・ 停年退職後の山遊び『スガレ追ひ』は、この当時芽生えた産物の欠片(かけら)みたいなものでこれは今でも続いている・・・ 親父さんは『スガレ』の申し子見たいな人だった。 シーズンになるとよく出掛けていたので材木商は棚に上げ、殆ど遊びで過ごしていた。 戦後から土日が休みとなったので天気が良ければ連荘の『スガレ追ひ』遊びが出来た。 老い耄れ爺の『スガレ追ひ』技はこの時代に略築かれ今日に至るが この奇妙な優れ技!!!『スガレ追ひ』の術を後世に残したいという夢が子供の頃からあった。 そこそこの学術的裏付けを持ったこの優れ技がどうして成り立っているのか?を口伝え丈ではなく列記とした画像を入れた文献:本にしたかった。だが、こうした少数派人種:蜂狂族に合う業ではなかった。 今考えると、工学部に行っていなかったらこうした昆虫族を対象とした職に付いていたかも知れない?

 

50歳位迄は平平凡凡のサラリーマンだった。 『スガレ』等全く眼中には無かった。 唯々一介のサラリーマンで並人間?!!! だが趣味の山遊び:山野草仲間に『蜂狂』が居て、或る時、段ボール箱に籾柄を入れた飼い蜂を持って来てくれた。 これが人生を変える・・・焼けボックリに火が点いた!!! 即ちトリガーとなる。 この当時は、山野草に嵌り蘭科植物の『ウチョウラン』全盛時代だった!!! 会社も定年で辞め、アルバイト稼ぎの中小企業に関わり出すが、所詮、中小企業!!! 私が目指す、掲げる企業戦略とは程遠く言われるがままのアルバイトで終わる。僅か10カ月だった! この頃、鎮守の森の役員にされた・・・神社会計と言う重い役で若手でなければ到底勤め上げられない結構大変な役職だった。苦肉の策でパソコンの勉強せざるを得なく、夜間、塾に通うようになった。 この頃、教わった術が『ワード』だった!!! 以降『ワード』を面白半分に使うようになる。 この遊びに少々興味が湧いていた・・・ このパソコン術が人生を変えた!!!

 

餓鬼の頃から抱えていた父親譲りの『スガレ追ひ』術の集大成を思い付いた。この頃知り合った松浦先生や西尾先生、そして大御所:三宅名人、東白川の今井会長、そして、何より影響力を与えてくれたドクちゃんこと:安藤登美夫博士等等の先輩達の優れ技、雑学に触れる事になる・・・ 学び出したパソコン術『ワード』の威力に浸り 数々の駄洒落本をツー・フィンガーで叩き、書く。そして、プリンター印刷、和綴じ製本をするようになった。 私のカキコ駄洒落本に、『極楽蜻蛉の昆虫日記』『同・続編』、『極楽蜻蛉のヘボ談義』、『同・写真集』、、、、そして大作?『 shy the   Vespula…』、『同・続編』と圧巻、同、『 Vespula の写真集』がある・・・ 写真集はシリーズ物で『 shy the Vespula・・・in  all   Seasons  』 『同(続編)』 、『 Jouney  into the  Field  』『 the  スガレ追ひ… 』『 the  Fligt in the sky … 』『Maiting  Vespula … 』 『 Doumancy  of  the  Vespula …   』 等等の写真集とセットもの。高価格写真集!!! 何れも発行部数は少なく手造り、和綴じ本である!!! ダイジェスト版を持っている方は、立教大学、東北大学の先生、伊丹昆虫館の館長さん、それに、BUNさん、面さん、個々の詳細シリーズ本は、BUNさんと面さんがシリーズ編を半分づつ分産持参している丈で、略、未公開の写真集となっている。高級・絹目紙(A-4)を使い顔料インク印刷の本真(ほんま)モン故見応え迫力が十分ある。今年仕上げたVespula シリーズ写真本も同等品で新作撮影画像で大半を占めている故未だ未知の世界のVespula画像が満載で、ワクワクする。

今、考慮中の企画は、質感抜群のSigma撮像素子:Foveonで撮影した画像をより多く搭載した継続版である。カミソリ・マクロレンズや超広角出目金レンズの画像も考慮中で質感重視の画像を考えている。。。。 my HP :  極楽蜻蛉の道楽一人歩きのTop画像に使った「お澄ましさん!!!」並みの質感豊かな画像が見られるだろう!!! 何万枚と持っている画像の中で最初に物凄い画像が存在している事に気づいたのがこのFoveon撮像素子の画像だった。。。。 卓越した品位の高さに内心脅威を憶えた。 

この系統の撮影機材で撮ると蟲さん達が生き生き本真モンに見えて来るから堪らない!!! 質感が際立って高いからだ!!! 

最近、You tube をよく覗いているが、これに気付き出したプロ・カメラマンも多く、話題になっている。次機種に狙いを定めているSigmaのフルサイズ撮像素子機材への期待が非常に高い!!!

写真集造りにはカメラとレンズに拘った!!! 自作の『蟲の眼レンズ』カメラ仕立てには長い年月がかかった。 カメラの進化と共に画質満点Sigma  Foveon センサーには驚かされた。 遅まきながらこれへの大々転換を考えている。 さんの質感がこのカメラ、レンズを通して伝わって来るから堪らない・・・ これからこの辺の件(くだり)を追々このブログで書き立てて行こうと思っている。こんな下記画像を見るとお判り頂けるだろう? 何れも真冬休眠中の『キイジス』、『シダクロ』女王蜂の寝姿だ。口器の噛み付き力、重要な翅、触覚の防御保護態勢の姿がアリアリと伺える・・・6本ある脚で覆うように隠し保護しているからよく判る!

ベイヤー・センサー、カメラで撮った画像と比べ質感がまるで違う!!!ヘボちゃんが生き生きしていて、まるで生き物:本真物だ!!!  遅まきではあったがこんな発見に漕ぎ着けられた。(注)昨今入手した   Sigma   Quattro sd H   撮像素子:5100万素子 にて撮影。

 

た、Vespulaの仲間(シダクロ、キオビ、クロスズメ)も略完璧にその生態を把握することが出来、生涯の画像も大まか撮影されている。惜しむらくは、内視鏡カメラの領域は使いこなせていない為コロニー内部の観察は未完だ!!! 何れは誰か解読してくれるものと思うが、後輩達の為に残しておこう・・・ もう20年も前になるが、Olympusさんの営業マンと購入の交渉等し始めたが画質がお話にならなかったので中止した経緯がある。 昨今の内視鏡は何処まで進化しているのだろう? 内視鏡装置は超デカク、重たいので野外向けに・・・とはお世辞にも言えない!!! これも弱点の一つだ!!!

たった今さっき、Oさんと『今年の戦略ヘボ談義』を終え帰ってきた・・・ 着々と、時期が近付きつつあり、段々に浮足立ってきた・・・ 先日は、雨の日、紙縒り造りをした。 凡そ150~60本の紙縒りを撚った。白い糸と黒い糸の2本立てとしたが、黒糸使用時は見難く、少々作り難い・・・ ヘボちゃんはどちらの糸に敏感だろうか?

 

 

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2 コメント

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Unknown (極楽蜻蛉)
2024-06-01 12:26:25
私も撮像素子の事はよく判らないが、同じモデルさんを撮って画像を比べて見ると撮像素子、ベイヤーとフォビオンでは画像の質感が明らかに違う事が解る。黒い色合いがそうさせてるのだろうと思う。全く別世界の描写を演じている!!! プリンターで顔料インクと染料インクの違いがあるのと同様。
美的感覚の個人差もあるだろうが、この質感は明々白々。
世間のSigma党の消費者はこの沼に嵌まり込んで居るのだろう? 私もその一人だ!!!
最近、これはと言うシーンは両者で撮影している。これからこうした背景をお披露目していきたいと思っている。馬鹿チョンカメラで十分な人達にはどうでもいい話かもしれないが、画質に超拘る神経質マニアには気になる話で見逃せない!!!レンズの解像度とも相まって悩ましい所はあるが、カメラの良し悪しを分岐させる重要ポイントの一つと言えるでしょう?

追々カキコしていくから注目して御覧頂きたい!
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Unknown (村夫子BUN)
2024-06-01 09:10:18
最後の画像が羽、触覚を守っているのがよく判りますね。
スゴイ術です。
Foveonの威力、残念ながら美的センスの無い私には見ただけでは解りません。
私のバカチョンの撮像素子は1inでそれまで使っていたバカチョンは1/2.3in。
使って見ると驚くほどの違いが有りました。
Foveonの威力画像を扱っていた師匠には目から鱗だった事でしょう。
あと19日で火蓋が切られます。
楽しみです。
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