ヘボのアルバム (続編)

四季折々の戯言を・・・
そこから何が読めて来るか?

     『 強制営巣への道… 』

2024-06-06 11:33:43 | 日記

             

ヘボちゃん女王蜂を手玉の如く操って狙った場所に営巣させる!!! 長い永いヘボちゃんとの付き合いの中で大きく残されてきた大課題!!!!! 色々な試みはすれど中々これは!!!といった手法が見つからない!!! もう大分昔の話になってしまったが、故ドクちゃん:安藤登美夫さんとお互いの珍案を出し合い検討した事があった。 こうした一件の少し前、確か岐阜の蜂狂さんだと思ったが広い野外に大きなネットを張り巡らせその中に交尾女王蜂を放し、適度の餌を与え営巣を試みた!!!という情報をネットで見たことがあった。 これには補助が必要で、畑、野原に棒を使い穴をあけて遣る!!!という珍案が書かれていた。 開けた穴に入るという行動は見られたものの営巣までは至らず、こうした珍案を数年繰り返したようだった、が、ついぞ営巣というニュースは聞こえてこなかった。

前後して、確か、松浦先生の御本に書かれていたが、カナダの学者先生が向こうに住むという:イエロージャケット(キオビスズメバチ)を使って強制営巣に成功したというのを読んだこともあった。そして、こうした情報を基に考案したのがこのような営巣箱だった。 

 左スペースがか給餌等の活動部屋。朽木も置いてある。壁穴を通して右は暗い営巣部屋。

諏訪の御大工さん牛山さんに2箱作って貰い強制営巣へのチャレンジが始まった・・・ヘボちゃんは、最初、『キイジス』、翌年『シダクロ』・・・と3年続けたが、営巣の様子は更々感じられなかった。 飼育箱の中で食事はするものの、2つある活動部屋と営巣部屋の行き来をしている様子、見ている瞬間では感じ取れなかった。 松浦先生の御本には営巣した旨のカキコがあったのだったが????? 砂糖水、生餌、死に餌等等ありとあらゆる給餌はするモノの何となく数週間生きていて事絶えて行った。かなり真剣に取り組んだ!!!

本意書かれていた内容はガサネタか? しかし、山の飼育場や、我が家の庭先の飼育箱を見ているとかなりの確率でピンポン玉までは営巣が見られている!!!!! 或る時は、山の飼育場でピンポン玉への通いまで見られている・・・ 何かが不足しているとは考える者の珍案は浮かんでこなかった!!! ドクちゃんとも相談したが彼は又の別案を試みていたようだ?

或る年、『強制営巣に成功した!!!』と頓狂な声を出し言い張って来た!!! 足助迄飛んで行き見せて貰ったのは飼育箱にないっている『アカンバチ』のピンポン玉だった!!! 『アカンバチ』なら我の所でも毎年のように見て来ているので不思議にも感じなかった。詳しいマル秘情報は聞けなかったが、ドクちゃんらしい珍案?地磁気のある一定方向にエーテルで強制眠りを掛け蜜蜂のワクスで留めて置く・・・ 目覚めると、其処が恰も自分が営巣しなければならない営巣拠点と感じ取るという話だった。そして、エーテルを1瓶呉れた!!! これ以上の話は以降も効く事が出来ない儘あの世の日となってしまった!!!  少々奇抜なドクちゃんらしい珍案だと思っていたが、以降これ以上の強制営巣話をした事はなかった。

私の幼友達に宏君という悪餓鬼が居る・・・ 今日も私同様、未だスガレ追ひをしていて、老い耄れ爺の良き支援者である。 老い耄れ爺の書いた『 shy  the  Vespula・・・』を6冊も購入しヘボ仲間に分けて遣るという奇特の主でもある。7月に入るとスガレ追ひをすることになっている。 この御仁は、家の裏にヘボちゃんを飼うが、大半は残しての山に自然放蜂をしてきた。この場所に大きな芝の土手が築かれている。春先になると長い棒で穴を開け回るという・・・ ラッキーな年にはこの穴に営巣する御仁が何番かあったというのだ!!! 理に適った手法で頷けられる!!! 今年もしただろうか?

その3 : 今珍案も考えている。 今年の老い耄れの珍案でその1と抱き合わせた匂い付け方法である。 もう何年も解って来たことだが、古巣の未だプンプンするワヤや巣盤に殊の外興味を示し、営巣場所として遣って来る。 呼び寄せる一つの手法であることは間違いない!!! これから許せるものなら、いち早く清掃掃除を終え、水洗浄等しないで且つ、濃厚な誘因の為の臭い付けをする・・・  珍案を思い付いた!!! この手法を使い、その1の飼育箱、そして使用中の匂い飼育箱等々に早春、未だ眠り続けている交尾女王蜂を数多く入れて置き、ここから自然放蜂へと旅経たせる… 必ず、戻ってくるヘボちゃん女王蜂は出る筈だ!!! そして、営巣への道が展開されればビックニュースになるのでは? 生き永らえていたら来春は試みようと纏め上げた・・・ こんなプロセスが確立されれば気分になるだろう? 満更ガサネタでもない!!!長い観察後の蓄積である!!!  プロセスはこんなだ!!!

こうした行為と、適度の営巣場所への穴開け作業との重作作業で珍案の道が開けるのでは?と山の飼育場作業をしながら思いついた・・・ 満更ガサネタでもなく、ある程度の経験値に基づいている。。。。。。 因みに、その1の営巣箱はカナダの学者さんが成功させているというのだ・・・ この箱への臭い付けは先日の観察で決定的となった。匂い物質は、機密事項とさせて貰おう・・・ これも先の古巣清掃時考え出した。。。    ウウ~~~ン? 年取ると今まで思いも付かなかった珍案、名案が飛び出してくるから年寄りは大事にしなければならないとして置こう・・・  

 

 

 

 

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Unknown (村夫子BUN)
2024-06-06 13:59:13
強制営巣、中国雲南省では雲南オオスズメバチ及びツマアカスズメバチを普通に行なっています。
貴州省では白黒ヘボの強制営巣を普通に行なっているようです。
沢山の初期巣を販売して大きくなった巣を秋に買い取って幼虫を販売しています。
2回訪れましたが日本語→英語→中国語の通訳では要領が得ませんでした。
今秋にもう一度訪れてみようと計画しているのですが、
国際情勢が怪しく、行けるかどうか…。
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Unknown (極楽蜻蛉)
2024-06-07 00:49:01
中国の大型スズメバチの強制営巣は有名ですよねぇ~~~ 日本の『アカンバチ』も遣ろうと思えば強制営巣、不可能ではないと思います。ただ、こんな味の悪い、匂いの強い蜂を養殖しても誰が食べるのだろうか? そうか・・・『お蚕』さんの蛹は佃煮で、時々、売られていますよね・・・日本と中国の食文化は可成り落差があるので大型スズメバチの蜂の子、日本では流通しないのでは?

中国の『Vespula』ってどんなヘボなんだろう?働き蜂でもいいかから見てみたい。
USAのVespulaは99.9パーセントが『キオビ』でした。極々稀に白黒のVespulaも居ましたが見たのは内陸部のほんの一つのゴルフ場だけでした。面白い事に、USAの『キオビ』は海岸端から標高数百メーターの山中何処にでもいました。顔・形は、日本のキオビと略似ていてゴル場の脇で燻し食べてみたが味の差は判りませんでした。
会社の周りに樅と濶葉樹の森があり、ここにもキオビが居て、ハムでスガレ追ひをしましたが、地面1~2mの高さを飛んでいた・・・この頃、47~8歳時はヘボにそれ程興味が無かったので野外レストランやゴルフ場で非常によく見られた!!!
晩秋、ゴルフ場で夕方透かしで見付けたが、ティーグランドの土手から噴き上がる通いを見せていた。
2週間後、家内を連れ200㎞離れたゴルフ場まで出掛け燻した。鎌も無いので手だけで掘り上げたが10段位あった。佃煮にし会社の部下達に食べさせたが、アメちゃんは手も出さなかった!!!

日本に帰り、ヘボちゃんと遊ぶようになり三宅さんにこの話をした。興味を示し、何時か出掛けよう!!!という所まで行ったが9.11事件があり身の回り検査が超厳重となりこの話は自然と頓挫してしまった! 日本に輸入される蜂の子はニュージーランド産だと松浦先生から聞いたことがあった。

イラン、テヘラン、イギリスのゴルフ場でも見たことがあるが、矢張りキオビでどうやら世界のVespulaの主流はキオビではないかと推測する。日本のキオビもシダやピンよりナーバスのヘボちゃんである。地球46億年という長い歴史の中でこの種は地域に密着した体質に順化して行ったと想像する。
中国に出掛ける計画があったら是非 ①標本サンプル(出来たら女王蜂がベター)、⓶何故、簡単に強制営巣まで漕ぎ着けられるのか?そのキーポイントを調べてきて欲しい!!!
私は、この広い地球上のVespulaは地域に見合った体質変化をし続けた個体へと進化し続け場所によりその習性が激変して行ったのだろうと思っているが・・・
でも、非常に興味深い話なので出来るだけ多くの情報を収集して来て頂きたい❕!!と懇願する。

日本のキオビも此処数年激減し亜高山帯でも殆ど見られなくなって来ている!!! 此処数年続いた夏の高温、温暖化の影響と想像している。あれ程居たのに、昨今、殆ど見られなくなりつつある・・・
ピンちゃんも同じ!!!「ツヤクロ」に至っては全く見られなくなってしまった!!!
大型種では、『チャイロスズメバチ』も種を激減させている・・・同様、『ホオナガスズメバチ』も全く見られなくなった!

松浦先生の御本、スズメバチ類の『比較行動学』でも読んでVespulaの世界分布でも知ろうか?
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