京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

京都府久御山町 旧山田家住宅(国登録有形文化財)

2018年07月14日 21時57分52秒 | 日記

今日、7月14日は京都府久御山町にある国登録有形文化財の旧山田家住宅を見学しました。枚方市津田に用があったので車で自宅を9時前に出発。近畿自動車道、第2京阪を経由し10時15分頃に到着しました。

東一口(ひがしいもあらい)にあり壮大な長屋門を構えたこの辺りの大庄屋を務めた風格ある屋敷です。



山田家は江戸時代に御牧郷(みまきごう)十三か村をまとめた大庄屋で、巨椋池漁業の取りまとめ役を務め、苗字帯刀を許された家だそうです。
巨椋池は、昔は大池と呼ばれ、宇治川、木津川の付け替えで水が流れ込まなくなり昭和16年に国内初の国営干拓事業の完成により634ヘクタールの農地にその姿を変えました。





長屋門を構え、式台を備えた主屋玄関、意匠を凝らした欄間、京狩野鶴沢派の襖絵などに江戸時代の大庄屋の格式を感じます。









また、主庭も鶴島、亀島を配した庭園で遠く伏見城、比叡山、愛宕山を借景にした非常に見晴らしの良い庭園です。

平成22年に長屋門、長塀、主屋が国の登録有形文化財に登録され、平成25年に山田家から久御山町に寄贈されました。
長屋門の屋根等の修復工事をされ平成29年から一般公開されています。ただし開館日が少なく毎月の第1木曜日、第2土曜日、第3日曜日のしかも9時から12時までの公開で、入館料は200円です。



こちらは長屋門の内部で展示室になっており、当時の巨椋池の絵図や使われていた漁具、家紋が入った屋根瓦などが展示されています。







案内して頂いた職員の方が非常にフレンドリーな方で主屋は勿論、長屋門の内部の展示室まで丁寧に説明して下さいました。今や阪神高速の巨椋池インターくらいしか名前が残っていない巨椋池の歴史、変遷がよく解りました。結局、1時間以上も長居をしてしまいました。

関西電力蹴上発電所見学会

2018年07月14日 20時52分41秒 | 日記

今日、7月13日は関西電力蹴上発電所の見学会に参加しました。4月2日に申し込みをしていましたので3ヶ月越しの見学会です。ご存知、今年は明治維新150年に当たり、京都市からの強い要望で4月から毎週金曜の午前、午後にそれぞれ20名が事前の予約制で見学が出来るようになりました。





受付を済ませて案内が始まるまで近くに銘板・石碑があり平成28年に「IEEEマイルストーン」に認定され送られた銘板です。また、その後ろには「水力発電事業発祥之地」の石碑があります。



右手には現役で使われている蹴上変電所があり外壁には南禅寺境内の水路閣をイメージしたデザインが施されています。



第2期発電所は明治45年に竣工したレンガ造りの発電所で正面の上には久邇宮邦彦殿下の「功天亮」(てんこうをたすく)の扁額が掲げられています。水力エネルギーという自然の恵みを、人々の暮らしに生かすことこそ、天の意思に叶うものである。という意味だそうです。



水圧鉄管。蹴上船溜から取水した水を発電に使用するために引かれた鉄管です。



第3期発電所で昭和11年に竣工、現在、2基の発電機が稼働中で間近に見学出来ます。





放水口は発電に使われた水を放水するところでこの日は第二発電機だけが稼働していたために手前の放水口からのみ水が出て来ています。大きな魚二匹が泳いでいました。



3ヶ月待っただけに大変勉強になり有意義な見学会でした。