10月15日、久しぶりに無鄰菴を訪ねました。
僕が庭園に興味を持つきっかけとなったところです。
無鄰菴は明治29年(1896)、明治の元勲・山縣有朋により造営された別荘でいわゆる"南禅寺別荘群"の第一号となったところです。
喫茶も充実していてお抹茶だけではなくコーヒーやクッキーなども主屋から庭園を眺めながら頂けます。
お昼に美濃吉本店 竹茂楼でお抹茶とわらび餅を頂いているのでアイスコーヒーとロシアケーキ(村上開新堂製)をお願いしました。
主屋でゆったりと喫茶をしていると涼しい風が吹き抜けます。
静かな空間で明治の名勝庭園を眺めていると不思議と心が落ち日頃のもやもやが吹っ飛ぶようです。
上の3枚目の写真に写る巨石は醍醐の山から牛24頭で運ばれたもので、かの天下人・豊臣秀吉でさえ運ぶことが出来なかった巨石です。
山縣有朋公ご自慢の巨石です。
庭園の最奥にある三段の滝です。
蹴上から鉄管で運ばれてきた琵琶湖疏水の水で高低差を利用し自噴して庭園内を流れ、次に隣りの"瓢亭"の庭園へと2次利用されます。
庭園の南側には本格的な茶室も備わっています。
その茶室の手前には霊峰比叡山が見えるポイントがあります。
作庭以来、樹木が成長していますが比叡山が望めるように上手く剪定されています。
西側には無鄰菴には不釣り合い?な洋館もありますが、今回は中には入っていません。
二階にはロシアとの開戦が決められた「無鄰菴会議」が開かれた洋間があります。
いつ来ても心和む庭園です。
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