10月16日は"まいまい京都"のツアー【鴨川運河】京と伏見をつなぐ水の路!軍都を貫く明治の土木プロジェクトを追えに参加しました。
最初の橋は明治44年(1911)に竣工。伏見稲荷大社の裏参道に続く橋だった為、欄干には朱色の彩色がされ、青銅製の擬宝珠が取り付けられていました。
京阪電車「鳥羽街道」駅そばにある"高松橋ひろば"からスタートです。
ここから南にふた駅分の鴨川運河沿いを歩きます。
① 高松橋
現在の高松橋は平成26年(2014)に架け替えられた橋です。
旧親柱は"高松ひろば"で保存されています。
揮毫は書家の川島睦山によるものです。
② 相深橋
大正13年(1924)竣工。
近くには「大石天狗堂」や「任天堂」など多くのかるた製造会社がありました。
③ 稲荷橋
最初の橋は明治44年(1911)に竣工。伏見稲荷大社の裏参道に続く橋だった為、欄干には朱色の彩色がされ、青銅製の擬宝珠が取り付けられていました。
その後、昭和36年、令和2年に改修され現在の姿になっています。
橋のたもとには京都市電の線路の一部が保存されています。
④ 師団橋
かつての陸軍第16師団司令部庁舎(現 聖母女学院本館)と練兵所誓文をつなぐ「第二軍道」を通す道路橋です。
東詰には「・・年参月第十六大隊竣工」の石碑が残り、橋桁には陸軍の「五芒星」が残っています。
運河沿いの道には岸和田煉瓦の「✖︎」印の入った煉瓦が多く見られます。
ころは岸和田沿岸部の地質が煉瓦造りに最適だった為です。
岸和田煉瓦は岸和田藩士の山岡尹方(ただかた)が氏族の授産事業として明治5年(1872)に創業した煉瓦製造会社です。
こうして鴨川運河沿いを歩いていると、その歴史や変遷に触れることが出来ます。
もっと伏見区にも陽があたってもいいと感じました。
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