
清水寺へ向かう清水坂に途中に五龍閣があります。

















今から約100年前に京焼清水焼窯元を洋食器・ガイシ・陶歯の製造へと国際的事業として発展させた松風嘉定の邸宅で主に事業の迎賓館として活用された建物です。
設計は武田五一で三階までの吹き抜け空間が特徴のひとつです。


東山、特に清水寺門前の景観を考慮し、屋根は鴟尾を載せた瓦葺で近代建築と和風建築とを融合させた建物です。
向かえの建物からは五龍閣の屋根部分や東山の景観が楽しめます。




1階は夢二カフェとして営業されていて壁には夢二の作品が展示されています。



内部には暖炉やステンドグラスを配し近代建築に相応しい内装が施されています。
次に2階です。



中央の天井部分には折上げ格天井が採用され、京焼清水焼の輸出の商談に使われた部屋を想像させます。

国の登録有形文化財にも指定されています。
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