
4月27日は、京都伏見にある長建寺を拝観しました。

















辨財天 長建寺(ちょうけんじ)は、伏見・中書島の宇治川派流沿いに佇む真言宗醍醐派の寺院です。
地元では「島の弁天さん」として親しまれています。



ご本尊は八臂弁財天(はっぴべんざいてん)で鎌倉時代後期の作で8本の腕を持った音楽・財富・智恵・延命を司る弁天様です。
ご本尊の前には宇賀神将像がお祀りされています。
毎年元旦から15日間のみご開帳され、弁財天をご本尊とする寺院は京都でもここが唯一のお寺です。



境内に湧く「閼伽水(あかすい)」は伏見の名水のひとつにも数えられています。
閼伽水(あかすい)の「閼伽」とは、仏教においてお仏前に供える水、供養される水、参拝者の清め水のことです。
巧徳水(くどくすい)とも言われています。





既に葉桜になってしまいましたが、長建寺の桜は「糸桜」と呼ばれ、京都で最も開花が早い桜として知られています。
2本あるうちの1本は円山公園の「祇園の枝垂れ桜」を育てたことでも知られている佐野藤右衛門さんの名木です。
春は少し早めのお花見を楽しめるお寺として知られています。
境内は人も少なく、春は桜、秋は紅葉の"隠れたスポット"的なお寺です。
なお、八臂弁財天像、宇賀神将像の写真はネットからお借りしました。
次に京都非公開文化財特別公開でお茶屋(重文)と荷田春満旧宅(史跡)が公開されている伏見稲荷大社へと向かいます。
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