京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

京の冬の旅① 相国寺光源院

2024年01月16日 07時11分00秒 | 日記
 いよいよ今月6日から京都市観光協会主催の"京の冬の旅"が始まりました。

今年のテーマは辰年にちなみ「京の龍めぐり」とNHK大河ドラマ「光の君へ」にちなみ「紫式部と源氏物語」で関係のある寺院や神社が特別公開されたり、所蔵されている寺宝が特別公開されています。

最初に訪れたのが相国寺の塔頭寺院の光源院です。







応永28年(1421)に創建された相国寺の塔頭寺院のひとつです。

「永禄の変」で三好義継と松永久道らの軍勢に襲撃を受け亡くなった室町幕府第13代将軍・義輝公の菩提寺となりました。

寺名は義輝公の院号からつけられています。

本堂




  
本堂は昭和63年(1988)に再建された新しいお堂で、室中の間12面には日本画家・水田慶水さんの筆による襖絵「十二支の図」が奉納されています。





また、令和3年(2021)には上間と下間のふた部屋には画家・加藤晋さんにより「風来坊」「春」「夏秋冬」と題した襖絵が奉納されています。

桜の花の下を花嫁行列が通っています。
その行列を祝うかの様に桜の花に七福神が隠れて描かれています。

行者堂





境内には明治時代の廃仏毀釈で移築された行者堂があります。

中には修験道の開祖・役行者が岩窟の中でお祀りされています。
ほとんど公開されていない為に、所々に彩色が残っています。

また、左右には何故か?弘法大師像と不動明王像がお祀りされています。 

庭園







伊予産の青石や賀茂川の真黒石、滋賀県の守山石などの景石で「十二支の庭」を表しています。
作庭は曽根造園さんが担当されました。



次に、春と秋には定期的に公開されますが、相国寺本坊の法堂(仏殿を兼ねています。)と方丈を拝観します。