京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

北野天満宮 大福梅の授与

2022年01月05日 08時34分00秒 | 日記
 12月18日 正伝寺の素晴らしい借景庭園と狩野山楽の襖絵を拝観後、北野天満宮に来ました。
"大福梅"を授与して頂くのが主な目的です。

楼門には来年(ブログでは今年ですが、、)の干支"寅"の大きな絵馬が掛けられていました。



すっかりと定着した感のある"北野の花手水"です。






次に潜るのが「三光門」です。









三光門なので太陽、月、星があるはずですが何故か"星"が見当たりません。
その事から"星欠けの三光門"とも呼ばれています。







ご本殿は豊臣秀吉の寄進によるもので"八棟造り"と呼ばれる桃山建築の豪華絢爛な建物です。(国宝)





境内には天神さんの使い"牛"がたくさん奉納されていますが、どれも"寝牛"なのですが、本殿中央の蛙股の牛だけは立っています。(後脚だけですが、、)

本殿にお詣りし目的の"大福梅"を授与して頂きました。(700円)







境内の梅園で採れた梅を天日干し調製し、裏白と共に授与されます。
お湯やお茶に入れて頂きます。

これは正月元旦の朝早く、祝儀として家ごとに茶の湯の中に梅干しを入れて飲む習慣によるものです。

その起源は村上天皇の御代、天暦5年(951)「疫病流行し、天皇御脳にかかり給いしがこの茶を服し給えば御脳立所に平癒す」

「これにより王服と称して毎年元旦にこの茶を服し給い萬民これを倣い、年中の疫病邪気を除き長寿幸福を得るなり」と伝えられています。

大福と書くのは王服に大福の吉字をたてたものです。

京都では、正月には「花びら餅」を食する風習や、6月末ね"夏越しの祓え"の日には「水無月」を食す風習など、さまざまな風習が残っています。

そのほとんどの風習は宮中の行事や貴族の間の風習が庶民に浸透したものです。











ご本殿の前の石燈籠にもそれぞれのご由緒があります。





ご本殿の裏には絵馬掛所があり、受験生の願いが書かれた多くの絵馬が奉納されています。





境内の駐車場の一角には豊臣秀吉が催した「北野大茶湯」で使われた"太閤井戸"が残されています。

いつ訪れても何がしかの発見のある北野天満宮です。