京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

本山 頂妙寺(日蓮宗)

2021年08月02日 08時13分00秒 | 日記
 大蓮寺を後に仁王門通を西へと向かいます。
この通も寺町通と同様にお寺が密集した通りです。
こちらも豊臣秀吉による京都改造の一環でしょうか?







やがて北側に聞法山頂妙寺があります。
山門の北側に立派な仁王門があり前の通名が仁王門通と名付けられた由来となっています。





頂妙寺は日蓮宗の京都二十一箇本山として足利将軍家や近衞家などの公家衆、京都の町衆の庇護を受けて発展しましたが、天文15年(1536)に最大の仏教勢力である比叡山延暦寺による天文法華の乱(日蓮宗では天文の法難と呼んでいます。)により堂宇を焼失し、堺に移ることになります。




客殿



鐘楼堂






妙見堂

大本堂を中心に伽藍が並んでいますが通常拝観はされておらず寺務所にて御朱印の受付のみされています。





文化財では俵屋宗達筆の水墨画「牛図」2幅(重文)を所蔵されていますが普段は京都国立博物館に寄託されています。

平成27年(2015)には京博から戻られ「京の冬の旅」で公開されました。
それ以来、「牛図」は無論ですが伽藍の公開もありません。





大本堂の内部です。(ネットからです。)
日蓮宗らしい煌びやかさです。



仁王門に安置されていた毘沙門天です。
お寺では鎌倉時代の仏師・運慶と快慶の作と伝わっているようです。



寺務所で御朱印を授与して頂き仁王門通をさらに西へと向かいます。

頂妙寺を出るとすぐ左手には出汁が美味しいうどん店「うね乃」がありましたが昨年12月で惜しくも閉店されました。

出汁が美味しいのもうなずけます。
乾物専門店「うね乃」さんの直営店で毎月のように新作を出される名店でした。

後には飲食店が入るようで改装の真っ最中でした。