京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

京都大原 三千院

2020年02月26日 08時37分00秒 | 日記
 2月20日は、よみうり天満橋文化センターの【「隠れ里」を訪ねて】で京都大原を訪ねました。
最初に天台宗五箇室門跡寺院のひとつ三千院を訪ねます。

三千院は伝教大師最澄の時代に比叡山に建立された"円融坊"が起源とされ、その後、移転を繰り返し「梶井門跡」「梶井御所」「梶井宮」と呼ばれていました。

明治4年に現在の大原に移転し「三千院」と改称しています。

しかし、大原三千院の名を有名にしたのは何と言ってもデューク・エイセスの"女ひとり"ですね。









受付を終え順路を進むかと安土桃山から江戸時代初期の武将で茶人でもある金森宗和が改修した池泉鑑賞式庭園聚碧園(しゅうへきえん)が広がります。

さらに順路を進むと門跡寺院特有の建物宸殿があり、ご本尊の薬師如来さま(秘仏)がお祀りされています。
その前には池泉回遊式庭園が広がっています。桜🌸が終わる頃には石楠花が往生極楽院を背景に咲き誇ります。




また、苔の大海原には彫刻家杉村孝氏作のわらべ地蔵が参拝者を温かく迎えてくれます。





三千院の顔とも言える往生極楽院には阿弥陀如来坐像と脇仏の観音菩薩・勢至菩薩菩薩さまが今にも人々を救済すべく前屈みにお座りになっています。(大和坐り)
こちらの三尊はともに国宝です。
丈六の阿弥陀さまをお祀りする為、天井は舟底天井になっており、創建当時は極彩色の絵で彩られていました。




円融蔵の展示室で復元模写を見る事が出来ます。







聚碧園の南にある朱雀門です。

春の桜・石楠花、初夏の紫陽花・新緑、秋の紅葉とそれぞれの四季を楽しめるお寺です。