2月11日は、15時から無鄰菴で「松栄堂x無鄰菴 庭でサロン-香-」の講座に参加しました。
昨年にも3回お香の講座を受講しているのでまた、いい香りのお香が聞きたくなり参加しました。
今回も沈香が主だったので白檀など違う香も聞きたかったのが正直な感想です。
受講経験により講座の内容も変えて頂けたら、より深くお香の世界を楽しめると思います。
講座が終わり主屋一階で呈茶を頂きました。無鄰菴では毎週火曜日には在釜の日をされていますが今回初めて参加しました。
後ろには、俵屋宗達筆の国宝「源氏物語関屋澪標図屏風」の高精細複製が置かれています。大日本印刷さんが製作された複製ですが本物と見分けがつかないくらい精巧です。
本物は東京の静嘉堂文庫が所蔵されています。
無鄰菴の名勝庭園を眺めながらお薄を頂く贅沢を楽しませて頂きました。
正客と次客だけのお点前だと思っていましたがちゃんと皆さんの分もお点前をされます。
楽しいひとときでした。
久しぶりにゆっくりと庭園を周りました。
もみじなどの樹が落葉している庭は隅々まで見え、他の季節には見えなかった景物まで鑑賞できるのも冬の庭園の楽しみのひとつです。
苑路の飛石の打ち方ひとつを見ても植治の工夫を感じます。
苑路を進むに従って見えなかった池泉や洲浜が現れ、さらに奥の沢飛び石を渡る時には水が落ちる音が聞こえ、視線を上げると三段の滝が目に入ります。
第三章まで楽しめる庭園ですね。
洋館も見学し、無鄰菴を後にしました。