山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

絵本紹介:Home Before Dark (by Ian Beck)

2012-01-23 05:26:38 | 日記


先ほどの記事に続いて、これも同じく山形県「遊学館」が行なった外国絵本翻訳コンクールの第10回(2000年)の課題図書でした。

この外国語絵本翻訳コンクール、現在行われていないようでとても残念です。

クマのぬいぐるみのTeddyがこのお話の主人公です(クマのぬいぐるみのことを一般的にTeddy Bearといいます。この名前には、合衆国第26代大統領セオドア(テディ)・ルーズベルト(ローズヴェルトの表記もあり)がクマ狩りに行ったエピソードが関連しています。)

Teddyの持ち主であるLilyとお母さんが外出する際、Teddyも一緒にベビーカーで外に連れて行かれました。

公園に行き、アヒルと遊びましたが、暗くなりかけてきたので家に帰ることにしました。

帰り道、Lilyは疲れてベビーカーの上でTeddyを持ったまま眠ってしまいました。

でも、途中でLilyの手元からすり落ちて公園に置き去りにされてしまいました。

ひとり取り残されたTeddyは雨の中、Lilyの家を目指します。

途中、車に水を引っ掛けられたり、人ごみに紛れてしまったり、大きな犬に出会ったりします。

Teddyは、もうLilyとは会えないのかと思いました。

でも、暗くなる前に家(home before dark) に帰らなければ、Lilyが眠るときにベッドに一緒に入れません。

雨と風と暗さの中、Teddyは苦労して丘を越えますが、途中で風に飛ばされてしまいました。

飛ばされた先が何とLilyの家の玄関先、でも既に夜でドアは閉まっており、家の中には入れませんでした。

濡れたままドアの前で待っていたところ、新聞配達の少年(paperboy)が見つけてくれて、ドアについている郵便受けからTeddyを玄関に入れてくれました。

Teddyは玄関に置いてあったベビーカーに無事着地することができ、そこで待っていると眠れずTeddyを探しに来たLilyがベビーカーにあったTeddyを見つけ、ベッドに持ち帰りました。

LilyはTeddyが苦労して帰ってきたことを知らずにすやすやと眠りました。

このようなあらすじのお話ですが、これはクマのぬいぐるみの冒険談になっています。

絵もなかなかかわいく、子どもたちの想像力もかきたる、とてもよい絵本です。

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