星のふる森

　 ふたご座流星群に出会いたくて、夜空を気にしていたら、私の中にメロディーが流れました。
「星がふってくる～星がふってくる～星がふったら～」

記憶の引き出しから思い出されたこのフレーズは絵本の中の一節に私が作曲したものでした。
でも、その後の文章も絵本の題名も忘れてしまっていました。
　
　記憶に残っているエピソードは、この絵本との出会いが約１０年前で、知的ハンディを持つ長女の療育手帳の手続きの為に出かけた児童相談所の待合室だということ。

　そして、児童相談所の職員の方に、お願いしたのでした。

「私は、小学校の絵本読み聞かせのボランティアをしています。
待合室に置いてあったこの絵本を是非、子どもたちに読んであげたいので、コピーをしたいのですが、貸し出して頂くことはできますか？」

　すると、親切な女性職員の方は、ご丁寧にコピーして、帰りがけに渡してくれたのでした。


　ここまで思い出したところで、そのコピーを絶対探し出さなければ…と感じました。その理由は、有言実行をモットーにしている私が、出来ていなかった事に気付いたからです。

　見つけ出した白黒コピーを確かめると、ふたご座流星群の今夜に巡り合わせられた様な題名でした。　懐かしく読み直しました。絵が可愛らしくて、色彩も思い出したかったのでネットで調べました。


　「星のふる森」　
　　　　　　　　　　　渡　洋子・文　　かすや昌宏・絵　　あすなろ書房

実物を購入して、まずは大きくなった我が子たちに久しぶりに読んであげたい…と思いました。「星がふってくる　星がふってくる　星がふったらもみの木に　キラキラ星を　かざりましょ」クリスマスの季節にもお似合いな歌詞の続きもメロディーも完全に思い出すことが出来て心の中に星が光ってくれたように気持ちが明るくなりました。すべての人の心の中にきっと、小さな幸せ星がひとつ…ひっそりと燃えるように…優しく光っている…と感じることが出来ました。Ｐ.Ｓ…「ふたご座流星群」にインスピレーションを感じブログを通じて２日連続「星に願いを」かけたお陰で、１２時過ぎ シューティング・スターを何度も見れました！「星のふる我が家」素敵な出会いに感謝