言葉の遅い子・心を育てる育児相談

親子信頼関係を深める子育て。心&脳&感性を磨く方法。料理・語学・介護・哲学・音楽ライブ活動等を日頃の感謝と共に綴ります!

防災の日に寄せて

2012-09-02 15:01:22 | 母:統合教育「障害のある子も普通学級へ」

昨日は9月1日「防災の日」でした。
前日からも、新聞・TVの防災特集が沢山組まれていました。
その中で目に留まった日経新聞の見出し
悲観的に災害を想定し、楽観的に対策を考える

文字を追って読んで直ちに
知的ハンディのある長女の子育て方法とダブりました。
悲観的に状況を想像し、楽観的にユーモアのセンスを持って対処する

何がきっかけでアクシデントが起きるのか?
いつ何が起こるかわからない??
だから、平常時にも、私はあらゆる状況と要因を想定し、
予防策の準備と心構えをしていました。
障害児教育=災害教育
と、私は悟りました。

そして、昨日のNHKスペシャル「釜石の奇跡」
奇跡を起こした釜石小学校の男子生徒の言葉がピカイチでした!

「僕たちは、自分の頭で考えて行動したことなので

これは、奇跡じゃなくて実績だと思っています!」

このセリフは御もっとも!素晴らしい!
スペシャルな特集続きの中で一番心に響いた言葉でした!


天国の特別な子ども

2012-06-21 10:01:50 | 母:統合教育「障害のある子も普通学級へ」

 膨大に溜まってしまった今までの情報資料
久々に断捨離作業を始めました。

長女の小学校時代
ー障害のある子も普通学級へーの会報に
私が執筆した当時の記事を読み直しました。

会報をめくりながら、懐かしい大切な文章に再会しました。
子育てに没頭していた当時の読後感は、

ハンディを持つ長女の誕生を、
私はお礼と誇りをすでに抱いていたので、
「ごもっとも!本当に、よくぞ私を親に選んでくれました!」
と、再確認しながら読めたことを思い出しました。


小・中学校を地域の普通学級に通い、
障害があっても高校受験を目指し、
合格高校を毎日休まず卒業し、
作業所に楽しく通勤出来ている現在
当時から10年以上も歳月が流れ、再び読み返した今の方が
熱い想いが沸き出でて、涙が自然にこぼれました。
私たち親子を抱きしめて下さったような優しさに包まれました。



「天国の特別な子ども」  

会議が開かれました。

地球からはるか遠くで。

〃また次の赤ちやん誕生の時間ですよ〃

天においでになる神様に向って天使たちは言いました。

この子は特別な赤ちやんでたくさんの愛情が必要でしょう。

この子の成長はとてもゆっくりに見えるかもしれません。

もしかして一人前になれないかもしれません。

だからこの子は下界で出会う人々に

とくに気をっけてもらわなければならないのです。

もしかしてこの子の思うことは

中々わかってもらえないかもしれません。

何をやってもうまくいかないかもしれません。

ですから私たちはこの子がどこに生れるか

注意深く選ばなければならないのです。

この子の生涯がしあわせなものとなるように

どうぞ神様 この子のためにすばらしい両親をさがしてあげて下さい。

神様のために特別な任務をひきうけてくれるような両親を。

その二人は すぐには気がつかないかもしれません。

彼ら二人が自分たちに求められている特別な役割を。

けれども 天から授けられたこの子によって

ますます強い信仰と豊かな愛をいだくようになることでしょう。

やがて二人は 自分たちに与えられた特別の

神の思召しをさとるようになるでしょう。

神からおくられたこの子を育てることによって。

柔和でおだやかなこのとうとい授かりものこそ

天から授かった特別な子どもなのです

Edna Massimilla
(大江祐子訳)

JDS日本ダウン症協会
「この子とともに強く明るく」掲載
(アメリカ・ペンシルベニア州 ハートボロ 私書箱21号 
This Is Our Life Publications より許可を得ております)


 


Heaven’s Very Special Child

A meeting was held quite far from earth.
“It’s time again for another birth”,
Said the Angels to the Lord above,
“This Special Child will need much love
His progress may seem very slow,
Accomplishment he may not show;
And he’ll require extra care
From the folks he meets down there.
He may not run or laugh or play,
His thoughts may seem quite far away.
In many ways he won’t adapt,
And he’ll be known as handicapped.
So let’s be careful where he’s sent;
We want his life to be content,
Please, Lord, find the Parents who
Will do a special job for You.
They will not realize right away
The leading role they’re asked to play.
But with this child sent from above
Comes stronger faith and richer love.
And soon they’ll know the privilege given
In caring for the gift from Heaven.
Their precious charge, so meek and mild
Is Heaven’s Very Special Child”.

Edna Massimilla


Reprinted with permission
This Is Our Life Publications
PO Box 21, Hatboro, Pa.19040 U.S.A.

見守られています!

2012-03-31 22:39:33 | 母:統合教育「障害のある子も普通学級へ」

今日は長男の皮膚科通院の日。
強風がひどくて電車が遅れていたので
一緒にバスに乗って行きました。
終点駅に着いて料金を払った時に
運転手さんから声をかけられました。
「上のお姉ちゃんは、最近どうしているの?」

知的ハンディのある長女は
3年前はバスに乗って遠くの作業所に通っていたので
覚えていてくれたのだと嬉しく思い
「去年の6月に線路沿いに新しく出来た作業所・和楽に
家から歩いて通っているんです!」
と答えて降りました。

良く覚えていて下さり声までかけて頂き
心温まる幸せ感でいっぱいになった私は
最後の乗客が降りた後に、
バスに乗り、運転手さんにもう一回お礼を言いました。

「運転手さんのお名前教えてください!」
お名前を教えて頂いた後に
「確か、OOさんだよね!」
と言われて更にビックリ!
「どうして、うちを知っているんですか?」
と尋ねると…
「バスの運転手の前はタクシーの運転手だったから
何回か乗せたことがあるんだよ!」

「そうだったんですか!
本当に声をかけて下さって嬉しかったです。
ありがとうございました。」

家を出た時、目にゴミが入って痛かった強風
電車を遅らせ不通にさせ、いつも不便な強風
洗濯物を吹き飛ばす強風
いつも悪役扱いの強風が、
今日は愛のキューピッド役に変身?
私を電車に乗せないでバスに導いてくれた
だから、こんなに素敵な
温かい心配りを感じることが出来た!

思いがけない所で、
思いがけない人達から
温かな心配り
優しいメーッセージを
プラスのテレパシーを
受けさせて頂いているから
私たちの周りに小さな幸せが集まってくる!

自分達の努力以上に、沢山の方々からの御好意
を頂いているお蔭で生かされている…
幸せ過ぎて心臓のドキドキが鳴り止みそうにありません!
すべての方々に感謝!
いつもいつもありがとうございます!


千差万別の人間

2011-10-11 09:57:55 | 母:統合教育「障害のある子も普通学級へ」

昨夜、就寝前に「どこでも活躍できる人を適材適所に」を書き終えて…
今朝、目覚めてすぐに思い出された記事を添えます。

松下幸之助 一日一話
10月 3日 千差万別の人間

人間は千差万別の姿と心に生まれついています。従ってそれぞれの持つ使命も天分も、全部異なっているのではないかと考えられます。

しかし現実の社会では、すべてを一つの型にはめよう、規制しよう、同じ道を歩ませようとするきらいが多分にあるように思われます。もちろんこうした考え方は、一面においては必要なのですが、世の中を全部そういう考え方、ものの見方で通そうとすることは、決して社会の進歩にはつながらないでしょう。

ですから、人間がそれぞれに持っている特性というものをよく認識し、その特性を生かしていける共同生活を考え出さなければならないと思うのです。


私は長女の持つ知的ハンディを
障害というマイナス面に捉われずに
障害をその子の持つ個性&特性と思い
究極のプラス思考で子育てをして来ました。

障害のある子はみんな、特別支援学校へという
教育委員会の指導に疑問を感じました。
長女の思いを察し、自分の感性を信じ、宣言し、
周囲の方々の理解を求め、
学校の先生方との信頼関係を築きながら
地域の普通学校へ小中高通うことが出来ました。

だから、あらゆる障害を持つ人との
差別のない共同学校生活が
千差万別の人間の特性を生かしていける
共同生活の基本であると…
それは必ず社会の進歩につながると…
確信しています。

4年前、ブログ開設当初に綴った強い思いを
読んでいただけたら幸いです。
ともに育ち ともに学び ともに生きる
ともに育ち ともに学び ともに生きる (その2)


長女の出身高等学校・創立100周年記念誌

2011-04-21 22:08:45 | 母:統合教育「障害のある子も普通学級へ」



先月3月25日(金)
長女の出身高等学校での
創立100周年記念事業実行委員会第4回総会に出席しました。

去年11月26日(金)に、創立100周年記念式典が行われ
http://blog.goo.ne.jp/kiyo-ra0127/d/20101127
それまでの事業報告最後の総会となりました。

監査役の為、総会時間前に校長室に集まりました。
総会が始まる前に時間の余裕があったので、
創立100周年記念誌「沃野に学びて」
を読んで待っていました。

沃野(よくや)とは、
「地味の肥えた平地」
題字は長女が高校1年でお世話になった
副担任の書道の先生が書かれた
とお聞きしました。

卒業後も父兄として、
「開かれた学校づくり委員」
http://blog.goo.ne.jp/kiyo-ra0127/d/20081207
http://blog.goo.ne.jp/kiyo-ra0127/d/20091103
http://blog.goo.ne.jp/kiyo-ra0127/d/20091128
http://blog.goo.ne.jp/kiyo-ra0127/d/20091217

と、100周年記念実行委員」の役を
授かり、御礼を込めて
学校に4年間懐かしく通わせて頂けました。

ちょうど大学4年間分に当たり、
この記念誌を読んでいるうちに、まるで
卒業記念アルバムを更に一冊
頂けた幸せな気分に浸れました。

お世話になった校長先生、先生方の
学校教育に対する信念・生徒たちへの熱い想い
がこもった文章を読ませていただき
新たに感謝の気持ちで一杯になりました。

ありがとうございました。


創立100周年記念式典

2010-11-27 00:26:07 | 母:統合教育「障害のある子も普通学級へ」

 長女がお世話になった出身高校の創立100周年記念式典が行われました。   
   
             

 式典へ向かう駅で、偶然に、長女が高校1年時の校長先生に出会えました。
 高校入学の際、大変お世話になった大恩人の先生に、記念すべき日に最初に出会えたことは、必然としか考えられません。感謝の気持ちを伝えることが出来てとても嬉しく思いました。

 私はバスの乗って式典会場へ行くつもりでしたが、校長先生にタクシーで一緒に行くことを勧められました。
 長女のバス通学を温かく見守って下さっていたバスの案内所の窓口の女性にも御礼を言いたかったので、校長先生に私の思いを話しましたら、タクシーに先に乗って待っていて下さいました。

 長女が卒業後もスーパーの中で、駅前で偶然会えたときも声をかけてくださったお世話になった女性ではありませんでした。
 でも私は、初めて会う窓口の女性に、今日は創立100周年の日で、長女が在学通学時にお世話になった御礼と、これからも後輩の生徒たちへの見守りのお願いを話させて頂きました。

 タクシーに乗って、その内容を校長先生に話しました。私の現役生徒達までへの想いを校長先生はとても共感して下さったので更に嬉しく感じました。

 その話を聴いていたタクシーの運転手さんが、
「その女性は上品な感じの良い女性でしょう!今は週末とか週に2日くらいしか来てないですよ!」
 と、教えてくださいました。
「教えて頂きありがとうございました。」と、運転手さんにもお礼が言えました。


 今日は、お世話になった方々に大勢、久しぶりに会え、御礼を伝えることが出来て、初めて会う人にも自分が日頃感じていることを率直に話せることが出来て…とても充実した幸せな時間を共有できました。 

 「想っていること、感謝の気持ちを言葉にして人に伝えると、自分の為になる嬉しい情報がたくさん返って来る」…ということをしみじみ体感できた良き一日でした。
 

 


開かれた学校づくり委員会研修会

2009-12-17 23:12:56 | 母:統合教育「障害のある子も普通学級へ」

 12月16日(水)千葉県教育会館大ホールにて「開かれた学校づくり委員会研修会」が行われました。
 受付時間よりも早く着いたので、県庁に寄りました。千葉日報に写真で紹介されていた「花の都ちば」をイメージした巨大クリスマスツリーの実物を見たくて…とても華やかで綺麗だっので記念に写真を撮りました。

 今回は全県立学校の校長先生または教頭先生と、委員1名ずつが参加する「開かれた学校づくり委員会研修会」でした。娘が高校卒業して2年9ヶ月経ちますが、そこで、長女が在学中お世話になった先生方にお会いできるかもしれない密かな期待を持っていました。
 願いは叶い、前校長先生を含め、2名の先生方にお礼のご挨拶をできる機会に恵まれました。お世話になった先生方に「ありがとう」の言葉を伝えられるって~なんて幸せなんでしょう!役員&委員を続けられる確かな理由がここにありました。

 
 


高校地域交流集会

2009-11-28 23:44:13 | 母:統合教育「障害のある子も普通学級へ」

 今日は午前9時から開かれた学校づくり委員として、「地域交流集会」に出席するため、長女の出身校に出向きました。卒業後久しぶりに、当時の通学時間と同じ電車とバスに乗って行けるのを懐かしく思いました。

 3年間毎日、欠席なしに無事に通学できたことに感謝し、通学中お世話になった駅前にあるバスの案内所に立ち寄りました。高校入学後から毎学期ごとに定期を購入し、お世話になった、案内係りの優しい女性は、現在も変わらず同じ方でした。

 去年だったか、スーパーで突然声をかけてくださり、駅の中と、卒業後偶然2回も出会えたことがありました。その度に「娘さんはお元気ですか?」と気にかけてくださるとても温かい方です。

 今回も私が「おはようございます。在学中は大変お世話になりました~」と挨拶をしたら、「ついこの間、娘さんと一緒に元気そうにバスに乗るのをお見かけしましたよ。」と、話してくれました。
 いつも、バスや駅の利用者の人たち周囲に気を配られている様子が伝わり、とても穏やかな気持ちに包まれました。高校3年間プラス卒業後もずっと変わらず見守って下さっていることに、再度「ありがとう」を言えて、幸せを感じました。

 その後バスに乗り、高校最寄のバス停で降りました。バス停前にある本屋さん、ここでも、数え切れないほど、娘はお世話になりました。

 朝の8時半では、まだ開店はしていないでしょう?と思いつつ、ドアを押してみると、やっていました。頭で考えるより行動に移すべきですね!

 題名がわからなかったけれど読んでみたい本があったので、初めてお見かけする店員さんに尋ねてみました。お陰で「NHK知る楽 仕事学のすすめ」を購入することができました。
 会計の際、「娘が高校在学中、ここで、大変お世話になったんです。知的障害があったので、バスに乗り遅れそうになるのを、いつも声をかけて助けて頂いていました。」と私がお礼を告げると、「あー!!カリーナちゃんね!卒業してそんなになるんですか?」と、すぐに思い出して下さったのです。
 卒業して、約2年8ヶ月以上も経っているのに、未だに名前を覚えていて下さっている!それだけお手数をお掛けしていたから?と申し訳なかった思いもありましたが、私の中では、感動の気持ちが強く残りました。今までお礼を言えてなかったお世話になった店員さんに、やっとお話しする機会を得て挨拶できて、本当にありがたいことだと思いました。本屋さんを出た後、歩きながら再度感謝の気持ちに溢れ、信号待ちの交差点で、思わず嬉し涙がこぼれていました。

 高校への通学路=高校合格への道標となった運命的なこの交差点。この交差点の信号機の下に掲げてある地名が、我が家の苗字と同じ名前。

 「絶対呼ばれている!私達親子は…」 とインスピレーションを感じた交差点。

 うちの子が卒業した学校は全部いい学校!

 高校に到着する前から、こんなに思える愛校心を持ちながら「高校地域交流会」の会議に出席できることを光栄に感じました。まさに、地域の交流=地域の方々に支えられている環境豊かないい学校!こんな素敵な気持ちにさせて下さる地域の皆さん、いつも本当にありがとうございます。


平成21年度 開かれた学校づくり委員会

2009-11-03 23:04:21 | 母:統合教育「障害のある子も普通学級へ」

 昨日、長女の卒業高校において、平成21年度 開かれた学校づくり委員会(第2回)が行われました。授業参観の前に、南房総教育事務所 指導主事の先生の講演を聴かせて頂く機会に恵まれました。
 この会議に委員として出席させて頂くと、毎回、貴重な知識を得る事が出来、勉強になり、たくさんの気づきを見つけさせて頂けます。
 毎回、前回の意見交換の内容、議事録を丁寧に作成して下さる教頭先生を見習って私に出来る事をは何かと考えました。
 そこで、講演会の感想文的なものを書面に残し、高校に送らせて頂こうと思いつき書き始めました。

 
 2009.11.2 講演「地域とともにすすめる開かれた学校づくり」を聴かせて頂きまして、私が感じたことを→以下箇条書きになりますが、読んで頂けたら幸いです。

  ・どの学校にも8割は良い子がいるのに、残りの子の悪い行いばかりが目立ち、学校にクレームが寄せられる…  
  →クレームだけでなく、むしろ、「良い行いや成果を周囲に伝えたい」 良い事を褒められるのは嬉しく励みになる。
   →地元はもちろん、それ以外でも、良い行いをした生徒の学校にその状況において感動した思いを伝える。
 
   私の場合、混んでいるバスの中で、知的障害を持つ娘に席を譲ってくれた女子中学生に その場でお礼を言って、言い足りなかった思いを後日、その生徒が通う中学校にも電話をかけた。その時の状況と感謝の気持ちを伝えたところ、その事実と内容が中学校便りに記載された。中学校便りは地域住民用の回覧板にも載せられていて、それを読んだ友人が後日、私にそのことを知らせてくれた。二重の喜びとなった。
 
  ・自治会等の登下校見守り…老人会の方々等 
   →子供は注目されたい!大人に話をじっくり聴いてほしいと思っている。見守るだけでなく積極的に会話を成立させ、子供の思いに共感し褒める。

 これは、障害を持つ娘の登下校付き添いを約9年間歩いた体験から感じたこと… 

  高校入学後も(私が運転できないこともあり)生徒と同じバスや電車に乗る機会がある毎に必ず周りの子に話しかけた。不思議と私と話した子は、私と娘に親身になってくれた。  
 親以外の第三者の大人との会話は貴重。そこで、自分が認められて褒められれば、自信に繋がる。親だと我が子の悪いところばかりが目に付き怒ってしまうので、他の大人に是非我が子を褒めて欲しいと思う。

  ・フランクな情報交換会…文化祭招待をして、会議では発言しづらいことがお茶を飲みながらだと喋りやすい。 
  →卒業生や保護者、地域の方が気軽に座れて先生方と話せる休憩室・同窓生の部屋があれば、情報交換しやすくなるのでは…?

 ・漢検などの合同開催…地域の人からも募集し、20名集まれば高校で一緒に検定を受けられる。 
  →卒業生・父兄からも募集を可能にしてほしい。 親が口先だけで「勉強しなさい!」と言っても子供は動かない。卒業しても大人になっても学ぶ姿を子供に見てもらうことは重要。有言実行!親子で取り組めば、親自身の教養も深まるし、一石二鳥!

 ・大人は「見張っている」でなく「見守っている」気持ちで…生徒が「見守られている」と感じることが大切。 
  →大人に声を掛けられると、注意される、怒られると潜在的に思い込んでしまっている生徒・子供たち。(そう思わせてしまった大人側も悪いが) 子供の発するサイン・言葉・行動を、プラス思考で、できるだけ些細なことでも見逃さずに認めて褒めてあげたい。 
  あなたに出会えて嬉しい!あなたの存在が大事!あなたに関心がある!あなたに好意を感じる!あなたに感謝している!という心持ちで接することが大切。   

  -うまくまとめられませんが、以上、このような想いを感じました。-   
 先生のお話を聴かせていただいた後、私の心は意欲と行動力にエンジンがかかったみたいにワクワクドキドキ! 「思いついたことはできる!目の前の小さなことからコツコツと…やればできる!」 先生が私の背中をそっと押してくれる… 先生のパワーを頂けた気持ちになれました。 講演ありがとうございました。是非続きを聴かせて下さい。

          


魅力ある高等学校づくり地域フォーラム

2009-07-16 23:25:38 | 母:統合教育「障害のある子も普通学級へ」

 先週、県教育委員会の先生方が司会進行された「魅力ある高等学校づくり地域フォーラム」の会議に出席させていただいてから、ちょうど一週間が経ちました。
 
 私の脳がフル回転出来た充実した会議の内容を、主人に伝えたところ、私が会議で提案発言した論点とはまた違う主人の視点から、再び夫婦間で話が深まり合いました。
 
 学校は、{単なる教師の職場=教師のサラリーマン化現象}の場と化してしまっているのではないだろうか?という疑問です。

  学校と保護者と生徒は地元に定住していますが、教師は一定の期間が過ぎると、転任という形で、地域に存在しなくなってしまいます。それでは、地元地域の特色を活かした魅力ある学校づくりのエネルギーが活かされにくいように思われます。

 そこで、地元出身または近隣の教師が核となれるように、数名の先生方が、転任なしに出来るだけ長く定年まで残れるようにしていただきたいと感じました。(今まで引継ぎにかかっていた時間を、もっと有効利用できるように) 

 何故そう感じるのかと申しますのは、娘が卒業した後も私たち親子は、お世話になった先生方に、娘のその後の経過報告などをお話ししたくて、出身小・中・高等学校へ、何度も訪問させていただいているからです。 卒業後出身校に出向いた当時、色々と相談にのって助けていただき本当に心強くありがたく思いました。懐かしい学校を訪問するたびごとに、知っている先生が少なくなって、いなくなってしまうのを、とても心細く残念に感じています。 
 
 卒業後も「心のメインテナンス」を充分にしていただけた小・中・高のお世話になった先生方に、今、再び感謝の気持ちで一杯になりました。

  お世話になった先生が卒業後もずっと近くで見守ってくださり、地元地域の学校に行けばすぐに先生にお会いできる…そんな環境が整えば、卒業生と保護者も、もっと、もっと愛校心を持てるようになり、学校に出向く卒業生と在校生の縦の繋がりも確立されるのではないでしょうか? 

 その具体案として、空き教室を「同窓生&保護者&地域住人みんなの部屋=魅力ある学校づくりの部屋」として作っていただきたいと思いました。
 専門のスクールカウンセラーの先生の存在が心強く感じられるのと同様に、同じ学校生活を経験し卒業した、身近な先輩である親子の存在も励みになると考えられます。  

 平衡して、以上それらの関係性の中から「地域の先生」として、学校に係り、サポートできる大人の体制作りも実現できれば、学校と地域企業の連携も更に広がり、素晴らしい魅力ある高等学校づくりに発展していけるのではないかと思いました。

 県教育委員会より、娘の出身高等学校の開かれた学校づくり委員会委員を委嘱され、この会議に出席できた事をとても光栄に感じています。
 近隣5校の高等学校校長先生、教頭先生、地域企業代表の方々が、堂々と意見発表される緊張した雰囲気の中で、唯一素人の主婦の私が意見を提案発表させていただけたことは、とても貴重な経験となりました。出席されていた委員の方々が、私に「勇気と知恵」を授けて下さったように思えました。       


企業経営術から学ぶ子育て

2009-06-22 22:59:00 | 母:統合教育「障害のある子も普通学級へ」

 昨夜の「エチカの鏡」で、{餃子の王将スペシャル}を見ました。そこで、私が知的ハンディのある長女を今まで育てて来た中で、似ているポイントを見つけました。

 「こんな会社で働きたい!」「社員をやる気にさせる秘密」

倒産寸前から王将を救った、大東社長の
          「3つの大逆転経営術」 とは?


 その① メイン(となるメニュー)があったから強い!
       王将は餃子で勝つ、主役の餃子に力を入れた。

      社長自ら、餃子を焼き、徹底した研修で旨さにこだわった。
      自ら、現場(店舗)で、店長・従業員の前で、焼き方をみせる。
      ‘最高の餃子作り’を伝授できた。


 その② 一致団結、大きい力で「よし、やろう!」と「全国店長会議」を開く。

      社長→本部→エリアマネージャー→直営店舗 の巨大組織
           本部と店舗の気持ちがまとまっていない最悪の状況だった。
           多額の負債、誰もが減給や解雇を覚悟した。
 ところが、
   創業以来の倒産の危機の中、社員への大盤振る舞い という決断を下した。

     「皆さんの給料は絶対下げません。」
     「夏・冬のボーナスはもちろん、決算ボーナスも出します。」
     「リストラも一切行いません。」

   それから、大東社長は、何かと物入りな12月、従業員の妻たち宛てに、
  特別賞与=クリスマスプレゼントを贈った。

    「旦那さんが頑張って働いて、王将で尽くしてもらえるのは、奥様のお陰です。
     いつもありがとうございます。」 と手紙が添えてあった。

  社長「汗をかいて働いている従業員のことを忘れたら、会社は存続しない。
     従業員の成長なくして、企業の成長はない。
     お願いしますよ⇔よし、やろう! そのお互いの掛け合いがないと、成長は
     ない。」 と、私は思います。


 その③ 本部主導から、店舗主導へ経営スタイルを一転→店長が主役

      当然、基本的なことをやった上で、他はもう 「店長の好きなようにさせる」

       欠点を直すんじゃなくて、各々 店長の特徴を出させる。
      特徴というのは、数倍伸びる可能性がある。

       店長は主役、それでいい演技(料理を作り、お客さんに声を掛ける)をし
      て、インパクトを与えるべき。主役は光り輝いていなければいけない。
  
    
→店を任された店長たちは、オリジナルサービスを考え、奮闘を始めた。
      それぞれの地域性・客層に合わせ、ニーズをつかんだ。

      学生街では、早食い無料サービス。サラリーマンには、飲めば、飲むほど
     得点は付くスタンプ券。家族連れは、ゲームで勝てば、ビール半額等など。
    →結果、集客率&売り上げアップし、業績を伸ばした。

    社長就任以来の日課は、朝6時、従業員よりも早く出社し、本社の前を自ら
   掃除する。
  大東社長: 「やはり、愛着から、何でも生まれてくる。
          従業員を想う心がなかったら、社長も会社も想ってくれない。
          大体、人というものは、信頼関係のもとで成り立つ。」

         「情熱があるかどうか、熱い気持ちを常に持っているかどうか?
          上の者は、常に熱き心を持ち続けなければいけない。」

                                            ー終わりー


   我が子が「障害」という宣告を受けてからの、ショック&どん底から始まった
  逆転の発想=私のオリジナル子育て術
                            といった、タイトルになるかしら?

 その① 我が子の「お気に入り」を尊重する
      
長女は、文字・数字・外国語に強い興味を持っていました。

      病院の先生からは、「言葉も出ない前に、文字なんて!
      日本語も話せないのに、英語なんて!」と、否定を受けました。

     でも、私は、我が子の「好き」=「特長」を信じ、実行し続けました。
    その結果、発語、語彙も増え、英語・多言語・手話も少しずつ覚えられました
    た。高校英語の定期テストで92点取れたこともありました。

     専門の先生にすべて任せることはなく、子どもだけに指導を受けさせるだけ
    でなく、親も自ら、考え努力する姿を見せ、何でも子どもと一緒に学校の勉強・
    人生の勉強を模索し続け、実践
しました。


 その② 家族一致団結して、家族4人でほとんどの時間を共有して来ました。
      
       中学・高校時代の勉強は、夫婦で分担して教え、時には弟も、歴史カル
      タ・ことわざカルタを遊びながら覚えました。覚えづらい数学の公式は、弟
      が振り付けを考え、歌いながら、ジェスチャー付きで体で覚えました。

       卒業後も小・中・高の学校の先生、小学校時代の塾・家庭教師の先
      生方と連携
を繋ぎ、報告・感謝の気持ちを伝え続けました。

       娘が高校2年時の先生方の歓送迎会で、私は、PTA副会長で出席でき、
      全員の前で、お礼の気持ちを述べることができました。その時に、「お世話
      になっている先生方はもちろんのこと、その先生方が学校で仕事を頑張れ
      るように、支えて下さっている、奥様、ご家族の方々にも感謝の気持ち
      を伝えたい
です。」 と、閉会の言葉として、スピーチ出来た事を思い出し
      ました。

 その③ 我が家の子育てを受け入れて下さった環境

    
   病院の先生に否定されても、私の考えを汲んでくださった心強い塾の
      先生方の存在がありました。
       「欠点ばかりを補うことよりも、長所を伸ばす事が大切。得意が伸びて来
      れば、そのうち、短所も伸びて来るはずです。」
と、支えて下さいました。

       
高校受験時、本来ならば、絶対合格不可能な志望校なのに、中学の先
      生方は、親の意向を尊重し、応援・支持して下さいました。

       親の好きなように、親&子どもが主役の受験をさせて下さった先生方と
      の掛け合い=信頼関係が築けていたからこそ、高校合格の道が開けたと
      信じています。

       
   愛着心&信頼関係が結ばれ続いているからこそ、卒業後も私は「開かれた学
  校作り委員会」に選ばれ、嬉しい恩返しをさせていただいています。娘もお世話
  になった先生方との会合に出席できたりと、その喜びと充実感に満たされ、親
  子で幸せな時間を共有できる幸せをかみしめています。

      
      こんな素敵な気持ちにさせてくれた「エチカの鏡」に感謝!

       

      

      

    
      
      


中学校・広報「学校便り」

2009-06-15 16:32:55 | 母:統合教育「障害のある子も普通学級へ」

 4月27日に「感謝の気持ちを伝える」 http://blog.goo.ne.jp/kiyo-ra0127/d/20090427
を書きました。その後日談として、心温まる知らせがありました

 3月に県教育委員会に行くhttp://blog.goo.ne.jp/kiyo-ra0127/d/20090312事に背中を押してくれた友人が、話しかけてくれました。

 「キヨーラ!中学校にお礼の電話かけたでしょう?○○市のKさんって行ったら、キヨーラに間違いない!ってすぐわかった!△△市地域の回覧板で中学校便りに詳しく載っていたのよ!学校は苦情の電話が目立つ中、お礼なんて珍しいし、嬉しかったのよ!」

 勇気ある優しい生徒さんを教えている先生方にも、是非お礼を言いたくて、電話をかけた話を学校便りに載せて下さり、、リレーのようにバトンがつながったようで、感動しました。生徒さんの親御さんにもお礼が言いたかったので、今回の学校便りを通じて、想いは届いたかな?!と本当に嬉しく思いました。

 回覧板はざっと、斜め読みしてしまいがちなところを、しっかり読んでいてくれて、私に伝えてくれた友人に感謝です!「ありがとう!」


感謝の気持ちを伝える

2009-04-27 19:00:58 | 母:統合教育「障害のある子も普通学級へ」

 中学校にお礼の電話をかけました。娘に優しい気遣いをかけて下さった女子中学生さんに、改めて感謝の気持ちを届けたくて…

 それは一昨日のバスの中での出来事でした。
私と娘がバスに乗ると、いつもは空いているのに、試合があったのでしょうか?部活帰りの学生でその日、車内は混んでいました。私と娘はつり革に摑まり立っていました。
 少し経って、突然、娘が大きな声でうなりました。周りの人たちの視線が娘に集中しました。
  娘:「ウーッ!」
  私:「どうしたの?突然大きな声で叫んだら、みんな、ビックリして困っちゃうよ!
    心配しちゃうじゃない?ウーだと、どうしたいのか?どうしたらいいのか?
    訳わからないよね!ちゃんと日本語使って、思ったことを話してください!」
 すると、小さな声で、
  娘:「座りたかったのに~」
  私:「若いんだから、体が弱いおばあちゃんじゃないんだから、立っていられるよ
     ね!」
  娘:「ウーン…?」

 そうしていると、私の後ろに座っていた女子学生さんが、声をかけて下さいました。
  女子学生さん:「あのー!ここ、どうぞ!」
と、席を立って、譲ろうとして下さいました。
  私:「すみません、ありがとうございます。」
私が話している間に、娘の前に座っていた別の女子学生さんが、無言で席を立つと、娘は、その席へと座ってしまいました。

  私:「すみません!いいんですか?ありがとうございます。
     娘にもお礼を言うように話すと、
  娘:「ありがとうございます!」
  女子学生さん達:はずかしそうに、会釈をしてくれました。

 座っている娘に私は、言い聞かせ続けました。
 私:「パニックして、ウーッと言ったら、みんな困るでしょ!周りの人たちが困らない
    ように、我慢!我慢!」

 
  今まで、何百回、何回言い聞かせてきたか?娘は自分が困った時に、どうしたらいいのか?不安から来るのか?毎回大きな声で、「ウーッ」と、うなり、自分の顔と髪の毛をゴシゴシとかき回してしまいます。
 私はその都度、幼児期から、娘の怒り・不安の原因を探り、娘が感じている気持ちを共感し受け止め、代弁し、確認し続けてきました。

 時には、「嘘つきおおかみ少年」の物語にたとえて、何回も説明しました。

 「嘘つきカリーナちゃん」ってみんなに思われたら?サー大変!
 もしかしたら、大事件になって、犯人に襲われた時、本当に困った時に、誰も助けてくれなくなっちゃう!
 ちょっとの事でいつもパニックしてたら、みんなからは「また、カリーナちゃんの、わがままパニック が始まっただけ、どうせ、大した事ないやー!」って、思い込まれて知らんぷりされちゃうじゃない?誰も助けてくれなくなる…でしょ!そうなったら、困るよね!だから、しっかりと、自分の気持ちを言葉にして話そうね!伝えてね!教えてくれたら、ママとっても助かるな~!」

 バスから降りる時、学生さん達に、もう一度お礼を言って、クラブを聞きました。学校名は、着ているジャージのアルファベットからわかりましたから…本当は名前も聞きたかったのだけれど…

 そして、今日、中学校に電話を掛けるに至ったのでした。電話を受けられたのは、女性の事務の方?先生?私の経緯話をたくさん受け止めて聞いてくださり、ありがとうございました。
 最後に「勇気ある優しいバスケット部の女子生徒さんたちに、顧問の先生(たぶん、バスには乗っていらっしゃらなかった?)にも、宜しくお伝えください。」と、話しました。
 
  

    


県教育委員会へ

2009-03-12 22:53:29 | 母:統合教育「障害のある子も普通学級へ」

 先月の2月13日に、娘の出身高校の歴代の校長先生・教頭先生・事務長・事務局の先生方と、歴代のPTA会長・副会長が年に1回集まる会に出席させて頂きました。
 その時に、 2月9日に市の教育委員会へ、「障害があっても普通高校を卒業でき、成人式を迎えられた」お礼を言いに出かけたことを、娘がお世話になった先生方にお話しました。話しながら、市だけでなく、県へもお礼に行きたい気持ちが私の中で高まりました。
 その気持ちを先生に話しましたら県の指導課を紹介していただけました。

 数日後、今までの経緯と私の想いをプライベートで仲良くさせていただいている先生にも話したところ、「喜ばしい嬉しい話、教師の励みにもなるから、是非、絶対に、県に報告しに行って~!」 と背中を押されました。

 それから、後日、電話でアポイントを取らせていただき、成人式を迎えられた節目の年の今日3月12日、主人と娘と3人で、県教育委員会指導課へ出かける事が出来ました。

 指導課の中で、二人の先生方に、小中高を通して順番に記録をまとめた資料を提示し、それを見ていただきながら、今までお世話になった学校の先生方とのエピソードを聞いていただきました。

 そして、子育てや、先生方との、すべてのコミュニケーションの基礎になる重要なスキルを学べた「親業」の話もさせて頂きました。

 娘が小6当時、2000年度教育講演会の講師を親業インストラクターに依頼する為、千葉県教育庁学校指導部指導課の「スクール・アドバイザー派遣事業」の制度を活用させて頂き、とても好評を得た事を報告できました。
 指導課では、当時このスクール・アドバイザー派遣事業制度を立ち上げるまで、かなり力を注がれたご様子で、こうして実際に利用した事実を具体的に聞けたことを、とても喜んで下さいました。
 更に、「今までの様々な経験を生かして、是非、貴方が、親業インストラクターになられたらいいのではありませんか?」と、指導課の先生が私におっしゃって下さいました。とても光栄なお言葉を頂けて、心強く思え、これからも頑張って生きていけるエネルギーを授かることが出来ました。

 次に、2006年・2007年には、娘の出身小学校で、スペイン語・ポルトガル語通訳のお手伝いできた話も報告させて頂きました。
 
 私が僅かながら通訳出来た経緯と、娘が知的障害があっても、高校の英語定期テストで92点取れた要因の説明を話しながら、言語交流研究所ヒッポファミリークラブの紹介資料・試聴用CD等をお渡し出来ました。
 「様々な国の子どもを受け入れている学校現場では、これから大きくなる市場につき、とても参考になります。」と、嬉しい印象を感じました。
 
 最後に、今までお世話になった学校・先生方にご恩返しがしたい想いを込めて書いているブログ=今日、お話させていただいた詳細を更に載せている、この「言葉の遅い子・心を育てる育児相談」を紹介させて頂きました。

 
 お忙しい中、長い時間、親身に丁寧に話を聴いて下さった指導課のお二人の先生方、本日は誠に有難うございました。


雪洞の灯り

2009-03-05 22:59:32 | 母:統合教育「障害のある子も普通学級へ」

 3月3日が過ぎても、まだお雛様を飾っている我が家の雪洞に再び灯りが点きました。「♪あかりをつけましょ ぼんぼりに…♪」

  
 私の「心の雪洞」に灯りをともしてくれた嬉しい言葉
それは一人の素敵な女性が私に声をかけて下さった瞬間から始まりました~

 ‘7ヶ国語で話そう’ヒッポファミリークラブ講演会に向けての準備会を終えた帰り道、バス停でその方との偶然の出会いがありました。(たぶん、何回か同じバスに乗車していたことがある方だと思いました。)

 女性:「今日は娘さんと一緒じゃないんですか?」

   私:「ええ、娘は作業所に仕事に行っています。」

 女性:「もうそんなに大きくなったんですか?」

   私;「高校受験して、高校卒業、今年は成人式を迎えることが出来ました。」

 女性;「ついこの間まで中学生だったのにねえ!奥さんは、娘さんの学校へよく一緒に歩いていて、毎日えらいなあ!よく頑張っているなあ!って思っていたんですよ!」

   私:「そんなに前から私たち親子のことを見守って下さっていたのですか。ありがとうございます。教えていただき嬉しく思います。私たち親子はこうやって、思ってくださる親切な地域の方々のお陰で生きていく事が出来るのです。」

 女性:「私だってそうよ。みんなのお陰で生きていられる。まず一番に自分の子どもを大切にする。二番目には自分の親…」

 話はバスに乗ってからもずっと、私が降りる時まで続きました。

   私:「声をかけて下さり、ありがとうございました。お話できてとても嬉しく、心強く思いました。」

 女性:「奥さん、頑張ってねー!」
 
  ~初めて話をする間柄とは思えないほど、人生において重要な事=1日1日を感謝の気持ちを持ちながら大切に生きること等、お互いに響き合いながら話せる充実感を得られた、本当に貴重な体験でした。

 また、先月末に、娘が高校生だった当時のPTA役員の方からも、
「今日、カリーナちゃんを見かけましたよ風を切って歩く姿に凄いパワーを感じました頑張ってますね陰ながら応援しています
~とメールが届きました。

 今までも、街中で、スーパーで、偶然、知り合いに会うと、
「この間、運転中に、カリーナちゃんが、1人で歩いている姿を見かけましたよ!」
~娘の「颯爽と歩く姿にエネルギーを貰えた!」 等など、嬉しい報告をいただけた事がありました。

 きっと、私の見えない所、私が知らない所で、もっともっと、たくさんの方々の温かい援助を受けて、娘は育てられ、お世話になっているのです。皆さん本当にありがとうございます。
 そして、これからも、どうぞ宜しくお願い致します。