今月上旬、ヒッポ講演会の為の準備会がありました。その中で、メキシコ・ホームステイに以前行った講師の方の話を聞きました。そこで知り合ったメキシコの人に「是非、私の家に来て！」と誘われて行った家での出来事がとても衝撃的だったと…
そこは、初めて会った人を、初めて迎え入れるには とてもそぐわない とてもボロボロな家だったと…お客様を通せるなんて日本ではとても考えられない状態で…でも、そこでのメキシコの人たちはそんな貧しい状況を「恥ずかしい！」だなんて、まったく感じていなかった！みんなが私に関心を持って、私の反応に答えていてくれた。
どんぐりを煮て作った食べ物を出されて食べてはみたものの、とても美味しいとは思えない味だったけれど、その時、スペイン語で言える言葉が「ムイ リコ！」しか当時は知らなかったから、「美味しい！」と話したらお土産にと、スーツケースに入れられないほどのたくさんのどんぐりを持たせてくれた…など、様々なカルチャーショックを受けたとの話でした。
その話を聴きながら、私は、素晴らしく綺麗なお城が目に浮かびました。想像のイマジネーションが私をピカピカの御殿に招待してくれました。その場所は、そのメキシコ人の心の中でした。
目に見えるものより、目には見えないものほど、大事なより大切なものがたくさんあります。人の目や外見だけで判断してしまいがちな習性から脱却して、何故？と物事の本質に迫りたいと思う飽くなき好奇心・探究心を持ち続けましょう！
そのメキシコの人の心は温かく純粋で心の中がとても綺麗だったにちがいありません。塵も埃も曇りもない澄んだ心。自分の信念・哲学などを大事にして自分に誇りを持って、その日その日を感謝して真摯に生きている…豊かな心の土壌に建つ、まっすぐな志が、お城という形になって、私に想像させ見せてくれたのでしょう。
その後、頭の中の、ひとつひとつの引き出しを、細かく丁寧に整理されている人物がイメージできました。
自己分析能力、情報収集編集能力、判断・決定・実行能力、価値観、優先順位などを総合的にバランスよく必要な時に必要なものを瞬時に、頭の引き出しから取り出せる。
自分の心・頭の中での思考が、いつも整理整頓されている人だからこそ、他者の気持ちに寄り添い、共感し、思いやりを持って、おもてなしができる。
そんな人間像までをも想像できたので、忘れないように、久しぶりに綴りました。