言葉の遅い子・心を育てる育児相談

親子信頼関係を深める子育て。心&脳&感性を磨く方法。料理・語学・介護・哲学・音楽ライブ活動等を日頃の感謝と共に綴ります!

記憶の宝石箱

2008-09-08 23:02:01 | 母:ブログ

        ファンタジー「赤い風船」
 
 昨日、新聞を読んでいたら、この文字と「赤い風船」の一場面の写真に思わず、目を奪われた。
 忙しい日常生活に追われすっかり化石となっていた古い記憶が呼び済まされた。まるで、小学生の頃の私がタイムマシンに乗って来て、私の奥底にあった「記憶の宝石箱」の鍵を開けてくれたようだった。
 確かに…小学生4~6年の頃、学年みんなで、学校の視聴覚教室で見た懐かしい映画。不思議とあの頃感じた嬉しい楽しい思い出が蘇る。
 どんな高価な宝石にも優る子どもの頃の純粋な感情、キラキラと、ときめいた気持ち。風船の温かさ、穏やかな雰囲気が私を包んでくれた素敵な時間。

        新聞記事から抜粋
 フランス発のファンタジー作品「赤い風船」(1956年、アルベール・ラモリス監督)
半世紀以上前に作られた上映わずか36分の小品だが、映画ならではの魅力が詰まった「映画の中の映画」とも言える傑作である。
 物語はパスカルという少年が街角で赤い風船を見つけることから始まる。いつしか“二人”は友達になっていた。
 パリの下町メニルモンタンの、薄雲がかったような街の風景に、鮮やかな赤い風船が浮かぶ。この風船というメルヘンチックなアイテムを使った「モノの擬人化」が詩情にあふれ、見事だ。緩急のある風船の動きは、ユーモラスで、パスカルとの交流の温かさが伝わってくる。風船の”優しさ”が言葉や表情もないのに分かるのだ。
  ーシネスイッチ銀座ー

 この記事を読んだ後に、「赤い風船」とハンディを持つ娘とが重なった。「当時小学生の私に、赤い風船の姿を借りた娘が、きっと、未来から私に会いに来てくれていたのかもしれない。」と、ふと感じた。この映画の結末は覚えていないので、是非、もう一度見てみたい。

 その後、更に記憶が蘇ってきた。当時見た映画の中では、ずっと曇り空だったから、次回作では、「晴れ渡る青空へ、赤い風船を飛ばしてあげてみたい!」と、ずっと思っていた。
 私の頭の中に、中学2年の時、国語の授業で作った詩のフレーズが不思議と浮き上がって来た。

  わたしは 風船  空高く 飛ぶ風船
  
  わたしは 風船  空高く …

  ギラギラ ひかる 太陽へ 飛ぶ風船

  わたしは 風船  空高く … さようなら

 何故?このフレーズを思い出したのか、やはり、映画を見て確かめたい!
 ちょっとミステリアス!


「生きている」という証

2008-09-03 07:55:13 | 母:親子の愛着・信頼関係を深める子育て法

 昨日のブログに載せた 「しっているをしているへ。」 を調べたら、やはり、「よりよい社会をめざす民間の広告ネットワーク」のAC(社)公共広告機構でした。

  1ヵ月アメリカホームステイに行っていた息子は、夏休み残り僅か10日間で、山ほどの宿題を、仕上げなければいけなくなりました。行く前から覚悟はしていたつもりでしたが、想像以上に大変でした。時間がないと言う事で、1学期の復習もできずに、親の私は平常心を失い、息子をかなり責めたててしまいました。怒った後でフォローはしていたのですが、寮へ帰る31日には、、あまりの忙しさに、夫婦で息子に説教をし続けたまま、送り出す形になってしまいました。本当は、家を出る前に、息子に8月31日付け新聞のAC広告を見せたかったのに、時間に追われてすっかり、忘れていたのです。

 今日は、中学校で、1学期と夏休み宿題の復習テストがある日です。だから、結果よりも大切な息子の為に、私自身の為に、このAC広告のメッセージを改めて読み返します。

    
            しかられたのは、あなたが愛されている証。

         くじけそうなのは、あなたが進んでいる証。

         つらいのは、あなたがあきらめていない証。 

                           あかし    
          
「生きている」という証を、感じてほしい。


 あなたが自分にとってマイナスに感じていたこと、それは少し離れてみたら、プラスになることかもしれません。昨日のマイナスを明日のプラスに変えていければ、生きていくことは、もっと楽しくなるかもしれない。


「しっているをしているへ。」

2008-09-02 18:10:04 | 母:心を癒し脳を鍛え、感性を磨く方法

      「 しっている を している へ 」  

 このコピーに見覚えのある方、いらっしゃいますか?  (たぶん、ACの広告)

 私は今年の冬、新聞の広告で、このフレーズに目を奪われました。私がいつも、肝に銘じて教訓にしている内容だったからです。テレビのコマーシャルにも放映されていました。  
  
    「知っている から やっている へ」=「知識 から 実行 へ」  

 知識として頭に蓄積しているだけでなく、実際の自分の日常生活の中で、行動に移し、活用応用させる。  

 頭の中で考えて、思い浮かべているだけでなく、具体的に自分の気持ちを相手に伝える、意見を公表する。

 自分の持つ専門知識を、専門用語を使わないで、誰にでもわかりやすい言葉で、相手が具体的にイメージしやすい内容に置き換えて説明する


 …など、気をつけてはいるのですが、すべてを実行することは、なかなか難しい限りです。 
 例えば、頭では理論がわかるし、ばっちりコツは分かっていても、どうしても自転車に乗れない、技術的にできない自分がいる。
  感情的に子どもを怒ってはいけない! 冷静に叱る、諭さなければいけない! と頭では、よく判っているのに、つい、子どもを怒鳴ってしまう自分がいる。
 講演会・本から、せっかく良いことを学んで納得したはずなのに、実践すべき、必要な「始めの一歩」が出せない自分がいる。

  毎日が反省の繰り返しですが、自分に向き合い、思いつくできる限りのことを、一分一秒を大切にして、実行・自己実現して行きたいと心しています。  
 したいこと、やりたいこと、盛りだくさん! 自分がやるべき事、自分にしかできない事=使命感を強く感じて生かされている自分が、今ここに、います。              

                                        有言実行!