②家庭で意識して準備してきた事ー(6)
ー日本で見つけるロシアー{4}
ワーリャ&ターニャ母娘 2006.12
地域のヒッポメンバーが、夏ロシアに行った時のホストを迎えました。英語ペラペラ,日本語も喋れるターニャ(40代女性)と、彼女のお母さんに、ファミリーの場で初めて、出会えました。大勢のメンバーが集まり、周りの騒音で、声が聞き取りづらかったので、
私が、「チーシャ!」と言っても、静かにならず、他の言い方はないか?と考えた瞬間、アンドレイさんが
「ロシア語の”おやすみなさい”の意味は、”静かな夜”です。」
と教えてくれた場面が思い浮かびました。私の頭の中でいきなり、引き算が始まった。静かな夜から夜(ノィチ)を引くと、イコール残りは「スパコイノィ」だ。答えが出たとたんに、私の口は、すでに動いていた。
すると、ターニャさんが私の顔を見て、深くうなづきながら、「スパコイノーイ」と言ってくれた。「静かに」という意味で通じたってこと!?
私の勘に花マルをつけて貰えたような不思議な嬉しい感覚が残りました。
ホストのヒッポメンバーに誘われて、ターニャ&ワーリャさん達と6人でディズニーランドに行きました。ワーリャさんの為に車椅子を借りたら、息子ファイザーは、自分も車椅子を押したくなり、少しだけ代わってもらえました。すると、車体を動せる楽しさからか、だんだんスピードがついてしまい、私は、もう少しゆっくり、押して欲しいと、注意しようと思ったその時、ヒッポロシア語CD「飛行場にて」のソノコのセリフが浮かびました。「もう少し、ゆっくり、話してください」たぶん、あのあたり、とスポットを当てて、
息子に向かって、「ミェードリニェンイェ、ミェードリニェンイェ!」と、迷いもせずに私は、口に出していました。
すると、ターニャさんが、「ミェードリニェンイェ は、何?何ですか?」と、言われ、
ロシア人なのに、ロシア語わからないの?と私は勘違いしてしまい、即座に頭が切り替わり、「そうだ、この雰囲気は、ロシア語は通じていて、その日本語の単語を覚えたいんだ!」と悟り、私は、「ゆっくり、ゆっくり」と言い、ターニャさんも納得して、息子に「ゆっくり、ゆっくり!」と話しかけていました。
車椅子の方向変換をする時、ヒッポのロシア語CD のコンバインを運転する場面から、「ナプラーバ!」と私が言ったら、ターニャさんは、「みどり」と日本語で返してくれました。「緑」と「右」の違いを伝えるには…と考え、すると、またアンドレイさんが教えてくれた「緑茶は、ズィリョーヌィーチャーイです。」を思い出しました。
{緑茶ー茶=緑}引き算がまた役に立ちました。私は、
「みどり ズィリョーヌィー! プラーバ 右!」 と言ったら、とてもよくわかったみたいで、曲がるたびに、お互いロシア語日本語二本立てでナビしていました。
(以前、私がスペイン語で”生まれる”を伝えたかったのに「ナセール」が出てこなくて、間違えて、「ナリース」と言ってしまった時、チリの女性がおかしくて吹き出してしまった事を思い出しました。私が、多言語自然習得する時と同じように、ターニャさんも日本語がこんがらがっていたのですね!)
ディズニーの30分のショーを見るために、倍以上の時間、列に並んで待っていました。息子が退屈になり、姉のカリーナにちょっかいを出したり、列のロープを触ったり、その度に私が、「触らないの!触っちゃダメ!触らないで!」と何度も注意していたら、ターニャさんもロシア語で、何回か息子に「ニェットローガヤ!」 と、注意してくれました。
それでも、やまない様子に耐えかねたのか、今度はワーリャさんまでが、
「カリーナ、触らないで!」と言い出したのでした。
私は娘がワーリャさんに何かしたのか?とあせっていたら、ターニャさんが感激して
「お母さん、初めての日本語 ”さわらないで” 言えた!こんにちは、ありがとう他の日本語全然、言えなかった。だけど、初めて、日本語言った!”さわらないで”!」
どうやら、弟ファイザーの度重なるちょっかいに困ったカリーナを助ける為に、ワーリャさんは、「カリーナ、さわらないで!」 と、言ってくれたのでした。6人でお腹を抱えるほど大笑いして、長い待ち時間のアクシデントが、たちまち、楽しい時間に変身出来ました。
最後に、ディズニーランドを出て駅へ歩いていると、ターニャ&ワーリャさんたちが満足感溢れる笑顔で、「ザミチャーチェリナ!」と、大きな声で言った時、なぜか、その瞬間日本語で「あーよかった!楽しかった!」と聞こえました。同じ楽しい時間を過ごせてお互いが、共有感を持ち、、共感し合えたから、ロシア語と日本語が交差した瞬間が生まれたのだ!と感じました。それと、私の頭の中に引っ掛かっていた言葉と似ていたからザミチャーチェリナがすぐにインプット出来たのだと思いました。それは、ヒッポロシア語CDの「さよならなんか言わない」の場面で聞こえた「アビザーチェリナ」です。その単語は状況的にはまったく逆の涙の場面で使われていて、違う意味に思われるのですが、ザミチャーチェリナはお陰ですぐに、ゲット出来ました。
とにかく、気になる音を頭に一杯貯めておけば、置くほどに、チンプンカンプンだった多言語が、よく聞こえるようになって来て、その結果、意味までわかってしまうようになって来るから不思議です。
「多言語で 素敵な発見に遭遇する」 それは、まるで、初恋の人に巡り合えたようなワクワク感キラキラした空気が私を包んでくれる…夢見心地的な気分にさせてくれる魔法の瞬間です。
P.S…後日、家で、ヒッポロシア語CDをかけていたら、息子と私同時に、「ニットローガヤ」 が聞こえて来ました!声を合わせてハモッテしまいました。「馬に乗る」場面で…
そして、「ニェット ローガヤ」 とディズニーランドで聞こえていた音が、「ニッ トローガヤ」 に進化を遂げました。息子と同時進行で見つけることができ、抱き合って喜び合い、その時の嬉しさは、心のメトロノームに100万ボルトの電流が流れたみたいに、いつまでもドキドキが鳴り止まなかった…
このように、ヒッポファミリークラブの多言語自然習得活動を始めれば、「新しい発見をする度に、あなただけの素敵な、特性オリジナル心の思い出アルバムが、もれなく付いて来ます!」
そして、そのオリジナル心アルバムをヒッポメンバー同志で見せ合い、語り合い、共有・共感することによって、更に、幸せページは、進化し、どんどん、増え続けていけるでしょう…
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