なんかタイトル、ちょっと笑えるような感じがしましたが、なんたって「馬面」ですからね、でもすごく良いなと思いました。そこに「仁義の」がつくからです。
富本豊志太夫/午之助(寛一郎)は、まさに江戸っ子という感じがしましたね。
午之助がもてなしてくれた吉原の女たちの為に浄瑠璃を歌い、門之助が舞う。それを見た女たちは、籠の鳥である自分たちの知らない世界を垣間見ることできて、感動し涙を流します。そしてその涙に太夫も門之助もまた感動して、蔦重の願い通りに俄祭りに出てくれることを、即決で決めてくれるのです。
そしてついでのように、太夫の「直伝」の出版まで取り付けることが出来るのでした。
この時、ベストなタイミングで、検校からの襲名の許可の手紙が届きます。
このような良い状態を引き付けるのは(ドラマだけれど)、蔦重が商売の事ばかりを考えているからではなく、ちゃんと誰かのためにという事を思っているからだと思います。
吉原の女たちに、自由のない女たちに見せてあげたい、人並みに。そんな想いから生じたものが伝え合って「ラッキー」と思える結果を生むのだと思いました。
ちょっと泣けるシーンでしたね。
そしてその企画を狙っていた鱗形屋は焦り、彼のところから出したって市中にはでまわらないことを伝えますが、午之助はだからこそ助けたいってものよと言うのでした。
彼らって、「粋」を大事にするまさに江戸っ子だなと感じたのです。
今回は、細かい見せ場がいっぱいで、どこを切り取っても気になるシーンが多かったです。
鱗形屋と「金々先生栄花夢」の作者である恋川春町との会話も印象に残るものでした。ロクな報酬でないのに描いてくれていることに感謝する鱗形屋に対して、藩の家老のした裏切りを詫びる恋川。そこにあったのは、鱗形屋に対しての、自分なりのケジメだったように感じました。
検校と瀬衣(元瀬川)のシーンも、ちょっとドキドキしましたね。
自分の願いをきいてくれた検校に「私は幸せな女ですね。」などと言いますが、その顔は暗く沈んでいて、一緒に見ていた夫などは「本当は幸せじゃないんだな。」などと声に出して言っていました。
私的には、瀬衣には、未練を断ち切って(胸にくすぶる思いは捨てずとも)、目の前の男に尽くし切ってもらいたいものだと思ってしまいました。どんなに彼が高利貸しで、本当は恐ろしい権力者であったとしても、分かってここに嫁いできたのだから、君は君でここで闘うのだと思ってしまうのです。その闘いで得るものは、たぶん信頼。そしてその先にあるのが自由なのだと思うからです。まあ、この辺の感想は、私の妄想です。
でも、鳥山検校の未来は歴史が語っていても、瀬衣の先の人生は、不確か。だったらいくらでも色を付けていくことが出来るのですよね。出来たらブルーではなくて、薔薇色であって欲しいと願ってしまうわけなのです。
また今回は、りつと次郎兵衛さん(なぜか「さん付け」)とで馬面太夫の浄瑠璃を見に行くところも面白かったですね。
たぶんエレキテルを作ろうとしていた平賀源内。
売れなかった「青楼美人合姿鏡」を大絶賛する、尾身としのり・・・・・じゃなくて、平沢常富。
とうとうセリフがありましたね。どんどんど真ん中に(笑)
そして今回は、りつとかぼちゃの旦那とタッグを組んでいた蔦重。
この物語が始まったばかりの頃は、亡八どもは、身近なところにいる敵のような存在だったのに、いつの間にやら味方たち。
吉原パーティってな感じ^^
ではでは次週も楽しみにしています。
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