森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

お早いお帰り

2006-06-03 21:42:50 | 家族スナップ
ある日の我が家の話です。

パソコンに向かっていただんなが、急に
「もうだめだ。」と言いました。

何をそんなに絶望しているのかと思ったら、彼のパソコンが壊れてしまったのでした。修理という言葉も出てきません。
「アー。」とか「ウー。」とかうるさいです。

出来るなら聞こえない振りをしていたいけれどそうもいきません。パソコンに触れる楽しさを覚えてしまうと、いつしかその時間が生活の一部になってしまうことも、今の私には分かります。

「仕方がないから、しばらくママのを借りるからいいや。」なんて言い出しました。でも、これは彼の作戦です。分かっていますよ。私も働いているので、時間差でパソコンを使うわけにはいきません。そして、お互いに自由時間をそれに費やす時間は同じです。

「あら、嫌だ。貸してあげない。」
「そんな、じゃあ、どうするんだよ。」
「買えばいいじゃん、どうせ、無いと困るんでしょ。」


本当は私が買ってあげるというわけではない、ということはわかっています。ただ、我が家は100%、私が家計管理をしていますので、こういう構図になるのです。

「買えば」と言われれば張り切るのは当たり前です。すぐにネットで調べ始めました。

その間、私は頭の中で只管お金の計算です。近頃私は電化製品貯金を始めていました。我が家の電化製品は、洗濯機から電子レンジ最近になってテレビまでどうも怪しげです。物を捨てるのが苦手なので、なだめながら使っていますが、何時突然さよならを告げられるか分かりません。
―そうだわ、そのお金があるし―   でも、始めたばかりで全然足りません。
―今まで借りた事はないけれど、ラッタかルートのお年玉貯金を借りようかな。―

そんな事考えながら、だんながこれなんかどうかなといっているのを覗いてみると、そんなに安くないし、これだったら電気屋さんで買っても同じじゃないと、ふと思ってしまったのが、更に自分の首を絞めることに。

―そうだわ、今だったら2ヵ月後の引き落としだから、その金額は溜まるはずだから―
「ねえ、お店でカードで買えばいいじゃない。その方が早いし。」

そこで、「あなたのストレス解消が明日のあなたの仕事を支えるの。この平成乱世と言われるこの時代に私は妻としてあなたと共に生きとうございます。」なんてことは言いませんが。当たり前ですね。

「じゃあ、行って来る。ラッター行くぞ。」
「エ、今から行くの。だって、閉店40分前だよ。」
てっきり週末にでも行くのかと思っていた私は、ちょっとビックリ。驚く間も無く、彼はもういません。
「あれ、なんで俺も行かなくちゃいけないんだ。」と自分の部屋からラッタ君が出てきて抗議をしたくても、もういないと知ると
「何ですか。あのお方の、この行動力は・・・」とニヤニヤしながら、追いかけて行きました。

ラッタ君に声をかけたのは、パソコンの知識に関してはすでにだんなを抜いているからです。私は時計を見ながら、閉店ぎりぎりまでいて、帰ってくるのは閉店15分後かなと思いました。

ところが、出かけてから25分後。
「ただいま~」二人で大きな箱を抱えて帰ってきました。はやい


おかしい・・・、往復に15分。品出ししたりレジ売ったりで、この買い物3分でしたの、もしかして。

父「ラッタ、これなんかどうだろう。」
ラッタ「別に、いいんじゃない。(どうでも。俺んじゃないし)」
父「じゃあ、これください。」
店員「こちらでございますね、(ラッキー、超イージーな客ジャン)」
ってこんな感じでしょうか。

しかも、思っていた金額より3万も高~い
ハア~    ・・・・欲しいと言われて、はいどうぞと言ってあげても実はあまり感謝されないと言う悲しいお話・・・・


     ざるですくって、どんぶりで数えて~   これって私の家計管理法









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