森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「RRR」を見てきました。

2023-03-22 10:08:42 | 映画

ある時、ふと気がつくと、あちらこちらでこの映画の事を話題にし褒めているブログ記事やツイートに巡り合いました。

それまでインド映画にまったく興味がなかったのでノーチェックだったわけですが、こんなに評判がいいのならば何か行かなければならないような、そんな気持ちはふつふつと湧き上がってきた頃、この作品がアカデミー賞で「Naatu Naatu」が主題歌賞を取りました。

最初に行こうかなと思った日に、日にちの都合で、「佐伯祐三展」に行くことになり、こちらは先延ばしにしたのですが、この時、いつも遊んでもらっている星子さんに、この映画に行く予定だと言うと、普段は映画にほとんど興味のない彼女もいっしょに行く事になりました。

だけど吃驚したのは、私の家から行きやすいシネコンが二つあるのですが、なんとこの作品、昨日は二つともほぼ完売だったのですよ。

確かにもう大きな部屋での上映ではありません。一日1回の上映です。祭日でした。

しかしそれにしたって、2022年10月から公開していた作品が、今、満席って、何か凄くないですか ?

恐るべしアカデミー賞とも考えられるけれど、何かが「口コミで花開くまでに要する時間」のヒントが、そこにあるのかも知れません。

あっ、でもこんな書き方してますが、この作品、公開当初からヒットしていたみたいです。

つまり今言ったのは、私のようなインド映画に興味のない人間、星子さんのようにめったに映画に行かない人が人の評判やレビューで心を動かすまでの時間と言う意味ですね。

 

 

さてさて、ようやく映画の感想ですが、メチャクチャ面白かったです。

〈一応、基本はネタバレなし、時々微妙なネタバレがあります。〉

インド映画と言えば音楽かなと思うのですが、このジャンルだとそんなに多くはないんじゃないかと思っていたのですが、それも間違いでした。

全編音楽で満ち溢れていました。

話題になっているナートゥダンス。見ているだけで元気が出ます。思わず劇場で、足が動いちゃった人もいるんじゃないかしら。

下に動画貼っておきますね(いつか消えちゃうかもしれませんが。)

それを見て、この髭の四角い顔のおじさんたちが主人公なのと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この二人が本当にカッコいいのですよ。

この映画を見ていて、中途半端に終わってしまった自分のインド旅行記を、また書きたいなと思ってしまいました。難しくなってきて書けないうちに止めてしまったのですが、インドの人々は、あの植民地時代のイギリスの理不尽な統治を、今も決して忘れてはいないのですよね。

この作品もその時代のお話で、言うなればはっきりとした勧善懲悪の物語です。

ゆえにイギリス人はバンバンと死んでいきます。ちょっと下っ端の役人などは気の毒にも思ったりするほど。

かなりのネタバレになってしまいますが、片やインドの皆さんは、さながらバンパイヤの如く死なない。(笑)

まあ、これ、勧善懲悪の物語のお約束だから良いでしょう。

先にイギリス人には少々の同情を感じたみたいな事を言いましたが、私、ひとりだけ、その人が死んだとき、「ざまあみろ !!」って地獄に落ちるような感情を抱きました(^_^;)

 

そう言えば、ダンスのシーンで足が動いちゃった人もいるのではと書いたけれど、私、思わず一か所「うわっ」って思わず声が出ちゃって、違った意味でドキドキしちゃいました。もちろん何事もなかった顔をしていましたが、けっこう「痛い」シーンがあります。そういうシーンが苦手な方にはお勧めできませんが、元気が出る映画としてお勧めできます。

しかしですね、確かにネタバレですが、本編には関係ないし、どうしても言いたいので言わせてください。

インドのね、その辺に生えている草や葉っぱって、どんだけ優れた薬草の効力を持ってるのよ~。

あとね、放っても放っても矢の数が減らないのは、神の武器だからなのかしら。

ツッコミどころは、実はたくさんあると思います。

だけど一人で心の中でツッコミを入れながら見ると言うのも、意外と楽しいですよね。

実はけっこう笑ってました。

だって何でもありなんですから。^^

 

3時間、長いと思っていましたが、アッと言うまでした。

楽しい時間でした。

 

Let’s Naacho! | RRR | Netflix Philippines

 

詳しい情報は→こちらからどうぞ

 


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