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森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

鎌倉殿13人 第34回「理想の結婚」35回「苦い杯」

2022-09-15 08:14:09 | ドラマ (大河)

34回から登場ののえ、面白いキャラですよね。

「わぁ、キノコ、大好きなんですキャピキャピ」

その時、義時の瞳が輝き、綺麗な楚々とした人だなと思っていたかも知れないけれど、きっとこの瞬間に、この人しかいないくらいに思ってしまったかも知れませんね。

だけどそれはまったくの嘘で、本当はキノコなんか好きじゃなかったのです。

「この結婚が決まったら玉の輿よ、ふふふーん。」みたいな感じの事を言っている、ちょっと下品な感じののえを、こともあろうか泰時は見て、彼女の本質を知ってしまいます。(この時代は『玉の輿』と言う言葉はないですよね。)

何故父は、あのような女と・・・と嘆きますが、本当にのえが聡明で気配りが出来、義時が思うような良く出来た女だったとしても、泰時は気に入らなかったのではないかと思いました。彼は比奈の事を、心のどこかで引きずっているような気がするからです。

彼女の二面性はかなり話題になったみたいですが、私は「こんなの普通でしょ。」と思いました。でもその普通の事を、ドラマでは普通は描かれないのですよね。

八重にしたって、比奈にしたって、「好きじゃない。」と堂々と言えるそこに至る流れが、物語的にあったと思うのですが、彼女の場合は会ったばかりの男で、しかもこの人と結婚したら玉の輿くらいに思っているわけだから、お土産にキノコと言われて、「それ、あんまり好きじゃないんですのよ。」なんて言えるはずもない事です。

だから言うでしょう。

「わぁ、キノコ、大好きなんですぅキラキラ」って。

若い時、こんな人、てんこ盛りで見てきましたよ。

今は死語なのかも知れませんが、このような方を「ブリッコ」と言うのではなかったかしら。

だけどこの後、自分の事を「おねえさん、」とか呼んじゃって、義時の子供と遊んであげたり、きっとこの日ののえはクタクタに疲れただろうなと思いました。

自分の陣地に帰ったら、そりゃ、本音トークをしてストレス発散もしたくなると言うものでしょう(笑)

 

「理想の結婚」の回の時は、静かにジワジワと話が不穏な方向に進んでいて、大事なポイントがあったと思います。でも、間が空いてしまうと、この義時の次の妻なる人のことが一番印象に残っていました。

気になってしまって、またもドラマを見た後に調べてしまいました。

物語のネタバレになってしまうので、その内容は書きませんが、と言うより「書けません」が正解かもしれません。

「ふむふむ、なるほど~。」と思った時、この「鎌倉殿の13人」は何処まで描くのだろうかと思いました。義時が死ぬまで ?  それとも死んだ後まで ?

先日、ツイッターで拾ったのですが、三谷氏は最後のシナリオを書きあげたそうですね。なんか今までにないような終わり方で、なんとアガサの名作を思わせるようなもの・・・らしいのです。

私的には、シェークスピアティストかなと思っていたものですから、それがアガサなんて、なんだかメチャクチャ楽しみに感じてしまいました。この妻は、かなりこの先重要になって来るのではないかと・・・・。

ああ、来週最終回だったらいいのにな・・・・なんて言ったら、畠山ファンに叱られてしまいますね。

「苦い杯」は実朝の婚礼の杯と、義時と畠山の酒を飲み交わすシーンを言っていたのでしょうか。結果的には別れの杯になってしまったあの時・・・・。

「あなたには分かっているはず・・・」

義時の胸を貫く、畠山の静かで強い言葉。

 

でもこのダークヒーローの心の奥底には、自分が言う鎌倉の為が本当は何を指すのか、ちゃんと知っている彼がいるんだ・・・と私は思っています。

悩んだり苦しんだりしているように見えるけれど、彼の90%の部分の表面が見せる「振り」。深層の部分は、実に迷いがない。だから結果、今までの諸々の行動に出て来たんだと思っている・・・・

って、ドラマでそんなこと考えているって、アホか~ってたった今思った(笑)

でもついでなんで、りくと言う悪女にしたって、娘婿に騙されているわけでもなく、彼と畠山の息子とどちらを信じたかじゃなくて、どちらを信じたら、北条にとって有利かで判断しているのに過ぎないと思っています。

だって、この物語は「北条、てっぺん取れたか。」と言うものなんですから。

実に面白いですね。

 

「アホか~」ついでに言うと、「理想の結婚」の時、和田の家に実朝を伴って鹿鍋を突くシーンは楽しく和みましたね。実朝は本当に優しい青年で好感度も高いです。

巴があの後、こんなに登場してくるとは思ってもいなかったので、彼女が登場してくるたびに嬉しく思います。和田と巴はいい感じ。

でも・・・・・

私はいつもこの二人が良い感じでいる時、「大人しく過ぎてつまんない」と言われた、彼の妻は今は何をしているのかなと思ってしまうのです。

「煩いな、このBBA」と思われてもなんだからもう止めますね。(笑)

だけどさぁ、「鎌倉殿の13人」を見ていると、ついつい呟きたくなりますよね。

「そして・・・・『誰もいなくなった』」って。

 

では、今日も皆さまにとって良き日でありますように。

トップのお花は、マンションの花壇に咲いている千日紅です。

 

 


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