《ネタバレ感想です。未見の方、または再放送時は気を付けて。》
一ノ瀬は言う・・・・じゃなかった、小桜千明でしたね。いや、あの、この一ノ瀬ワタルさん、あまり記憶になかった俳優さんだったのですが、お名前から好きで記憶に残ってしまいました。
で、好きだったので、芸名の方で語りたいくらいですが仕方がないので、役名で言うと、小桜千明(見た目と似合わないじゃん。芸名変えたら、未来が開ける可能性もあるよとレイによって本編には関係のない感想を持つ私。)は言う
「もしも本物のナイフだったら、俺は彼を本当に殺したいと思った。」と。(いつもながらセリフは不正確)
「だけどお前はそれをしなかった。」
そう。殺意と実行の間は大きな大きな隔たりがあるんですよね。
「思っただけ」は「やってない」とイコールだと思います。
まして小桜は、たまたまやらなかったのではなく、大切な友人に罪を重ねさせないように、敢えてその方法を取ったんですよね。
やったけれどやらなかった・・・・。
いろんな場面で、自分の役者としてのスキルを使った小桜。
そんな彼に右京も
「あなたには役者の魂も人間の魂もある」と褒めるではないですか。(だからセリフは不正確だからね。)
私も大いに頷きました。
あっ、書いていて、今気がつきました。なんかこの人が好きだなと一ノ瀬ワタルさんが好きに感じたのですが、そうじゃなくて私が好きに感じた俳優さんは、この小桜千明だったのかも。役者役の役者。何気に複雑~。
あと思ったのは、
「今、払ってくれたら二度とここには来ない。」って言ってるのに、藤枝は
「そんなの信じられるか。!!!」って殺しちゃうじゃないですか。二回目に来た時まで待てばいいじゃないのよ。他の人は初回からは殺さないよって、何か何処かが違う感想を持ってしまったのでした。短絡すぎます。だけどそれによって、翌日の撮影で迫真の演技が出来て評価されたというのは、「何たる悲劇~」ですよね。←分かる人には分かる^^
それは演技ではなくて、本物の殺人者だったから・・・。
更に最初から思ってしまったのは、「悪役」って本当に大事だよ~!!
幼稚園の学芸会でだって、鬼が良ければ、桃太郎が生きて来るってものでしょう。鬼が強そうに見えなくては、桃太郎は鬼ヶ島の侵略者に見えちゃうじゃないですか。
「ハリー・ポッター」の1作目。大きな悪は置いといて、同級生の敵役、ドラコ・マルフォイが最初から凄く良かったんです。だからハリー・ポッターたちの仲間たちがとっても良く見えていた。今でもこの作品のファンの人たちで、このマルフォイを悪く言う人はいないと思います。
ご存知「るろうに剣心」の志々雄真の藤原竜也。語る必要もないですよね。「孤狼の血2」の鈴木亮平の狂いっぷりを見なさいよ。もう、怖くて震えちゃいますよ。
頑張れ、小桜千明 !! ←もうこの中のこの役者さんのファン(笑)
意外とこういうお話好きでした。
だから逆に、最後にどうしても言いたい !!
「呪いのビデオ」、もっと引っ張って欲しかった。
つまんない。こういうのを「釣り」っていうのよね。
いや、別に怒ってないよ。こんな事では・・・・・(いや、ちょっと・・・・)
もう、今度は本当に、「呪いのビデオ」の謎を解くくらいやって欲しいものですね。
それだと「ガリレオ」かしら。
「相棒」じゃ無理か。←あおり(^_^;)