特命係がいつ来るのかと、その影におびえ(?)つつ捜査していたイタミン。
でもとっくのとうに右京は捜査していて・・・・ってところが、分かっていたけど、面白かったところだと思うの。
それに細かい小ネタやシーンに面白みがあって、そして最後は全ていい風に落ち着いて、結婚詐欺師も殺人犯も捕まり40年前の真相も暴かれて、そして財宝も返って来て、良いお話風にまとまり、なんて言うかオールオッケーだと思うのです。
が、後から何となく何かが違うような気持ちになって来てしまいました。
ひとつは、こんな所を突っ込む人はそうそうには居ないと思うのですが、この橘志織っていう方と殺されてしまった寝たきりの老人は、何歳設定なのでしょう。
まさか60歳代って事はないですよね。寝たきり老人は見るからに80歳代にも見えるほどの老いた様相。その知人の施設の館長もそう。だけど彼女は、現役で働いているし・・・・
だいたい右京さんも50歳代設定 ?
なんだか世界観がつかめません。
この人たちの40年前・・・・?
「みんなが幸せになれる。」と強欲な金貸しの老人の家に強盗に入り、時には困っていた養護施設にお金を渡すと言う義賊のような事をする。
でもこんな発想、その時代の背景から沸き起こって来るかしら。
そんなの人それぞれじゃんと言われたら、確かにそうなのですが、人の発想ってその時代を少々反映していると思うんです。
もしも40年と言わずに、もう少し前、つまり50年前のあの日本の知の結晶の卵たちでさえ、その武力抗争に憑りつかれた安保闘争のあの頃だったら、そういう発想もありかなと思うんですよ。
バブル少し前って、意外と世の中は落ち着いていて静かだったと思うんです。
この人たちって、どこからそんな自分勝手な発想が沸き起こって来たんだろうと思ってしまったのです。
しかもこの女性、その後勉強してカウンセラーの資格を取ったと言っていましたが、心理士って大学院まで行かないと取れない資格で、だからと言って彼女は頑張ったなとはなかなか思えなかったのです。
最後は良いお話風になっていたのですが、この二人、押し入り強盗って言うのはいきなりじゃないわけで、こんな大きな悪事をしようとしているのに無計画過ぎません ?
いざという場合の落ち合う場所とか、その奪ったお金の使い道とか。
時効になって財宝も返しても、それ自己満足じゃないのかしら。
財宝は使い切ってしまえば良かったのに。もう奪った人には返らないと思うし、もっと日本中の困っている人にばらまいてしまえば良かったのにと、闇のkiriyは思ったりもしたのです。
そして一番気に入らなかったのは・・・・・。
たぶん作者様は、そこが一番のお気に入りだったと思うのですが、
「女神が持ってる。」は本当は「女神が待ってる」の聞き間違いではないかと言う所。
確かに漢字が似ていて、この漢字を習った時、間違えてしまった事もあったかも。または一緒に覚えて覚えやすいなと思った事もあったかも。
でもさ、この今まさに自身の危機の時に、もしかしたらこの狂った女から危害が及ぶかもしれないというのに、言うかな~、それ ?
あー、もうね、ファンの皆様ごめんなさい。
まったくもって、「煩いヤイ」って感じですよね。
だけど、なんたって「相棒」歴が長いものですから、細かい所が気になる右京のお仲間になっちゃってるんですね。
それにひとつ前の「相棒」の感想の中に
>そしてですね、私が感想はもう良いかなと思ったとたん、いきなり全話面白くなってきたように感じるのです。これはもしかしたら「感想はもう書かなくて良いや。」とお気楽に見ていたから、逆にそう感じるようになってきたのかも知れません。また感想を書くことを復活させたら、「うーん、なんか、イマイチだったような・・・」なんて偉そうな事を思ってしまうのでしょうか。
と書き込んだのですが、「やっぱり~」ってなりました(^_^;)
でも今朝、私が朝からやっていた事はロケ地検索。
山荘からの風景は素敵だったでしょう。
あれは「埼玉県比企郡小川町にある仙元山見晴らしの丘公園」なのですって。でもそこに行くには、JR小川町駅から徒歩40分・・・・ !!
女神像がある部屋は、「パトリック・キソ・ガーデン」で結婚式場です。「相棒」は結婚式場、けっこう使いますね。
そう言えば、ヒロコママの回、死体があった場所、「柏の葉公園」でした。←分かる人には分かる。
バッタリと撮影してるときに出会いたかったなぁ。