森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

1月に観た映画

2023-02-04 14:47:19 | 映画

1月に観た映画のまとめです。

数は少なかったです。どちらかと言うとドラマの方をたくさん見ていたからだと思います。

 

また昨年から☆なども付け始めました。

☆☆☆☆ (あくまでも私が)大好きな作品

☆☆☆ は普通に面白く見る事が出来る。

☆☆  は、私には合わなかった。(他の人は分からない事です。)または見なくても良かったかも・・。

☆  はないです。そんな作品は、途中で離脱してしまうから、付ける必要もないからです。今までにそのような作品、あったかな?

★ 0.2 ちょい上と言う意味です。(先先月とここは変えました。)

またリンクは「映画 .com」に飛びます。諸々の情報はそこからどうぞ。

 

1.「12人の優しい日本人」 ☆☆☆★

1991年の作品です。

三谷幸喜の舞台劇の映画化。

「12人の怒れる男」の焼き直し日本版なのかと思っていましたが、設定が同じでも事件も内容も違いました。でもたぶんその映画のオマージュ。

だから最後は無罪になっていくのだろうと思いながら、どうやって覆っていくんだろうかと目が離せませんでした。

かなりのネタバレが書いてあるので敢えてリンクしませんが、そこの解説を読むと、登場人物の設定年齢が書いてありました。映画の内容よりも驚いたのは、その年齢設定。

1991年と言ったらもう既に32年も前。確かにキャストたちもみな若いです。だけどその時の三谷氏も若いわけで、歳がいっている人たちを見上げていたと思うのです。それは今でもある事ですが、なんとなくプラス10歳の感覚だったように感じました。しかも女性たちの描かれ方が酷いなぁ。まあ、そんな時代だったんだなと、まったく本編とは関係のない所も印象深かったです。

三谷氏のドラマも舞台も本当に面白くて大好きです。なのに映画は、時々、私とは相性の合わない時があります。分かっているので、映画館に足を運ぶことはめったにないのですが、もしもこの映画をその1991年に見ていたら、私は面倒な事は一言も書き込まずに、単純に面白いと思った事でしょう。

因みにシナリオは彼でも監督は、中原俊と言う方です。

 

2. 「刑事専門弁護士99.9 the movie」 ☆☆☆★★★

この作品は、2021年12月の公開時に映画館でも見て2回目です。だけどその月は11本も映画を見たのに、さすが師走。1本も感想を書いていなかったのです。

その感想を一言でいうと、「冤罪は恐ろしい。」となるわけですが、ひとりの者を守るためにひとりの者を嵌める、その感覚が実に恐ろしかったです。

映画らしく事件も大きく見応えがありました。何よりオールキャストなのも、お祭り感があって楽しかったです。

https://eiga.com/movie/94587/

以下は内容は書いていませんが、ある意味ネタバレ感想です。

 

その真実を暴けば、「もう時効だから」では済まない恐ろしい現実が待っていると思いました。村人たちが守ろうとしたのは穢れ無き悪戯の主たちではなくて、村そのものだったと思います。無実の者の人生が崩壊する事を知りながら、それでもよそ者の彼にその罪を擦り付けて、その人生が穏やかなもので終わるわけはありません。

時効であっても、その真実は晒されて村は廃墟になる事は間違いのない事です。

が、それはまったく描かれません。そこがこの作品の肩の凝らない娯楽作品であるという作風だからです。だから気持ち良く映画館を後にする事が出来るわけですが、想像するとかなり重い部分がありました。道枝駿佑の守の震えながらの涙がそれを表していて良かったと思いました。

 

3. 「LAMB/ラム」☆☆☆★★★★

https://eiga.com/movie/95903/

リンクした映画comの解説からお借りすると

『アイスランドの田舎で暮らす羊飼いの夫婦が、羊から産まれた羊ではない何かを育て、やがて破滅へと導かれていく様を描いたスリラー。「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」などの特殊効果を担当したバルディミール・ヨハンソンの長編監督デビュー作。

山間に住む羊飼いの夫婦イングヴァルとマリアが羊の出産に立ち会うと、羊ではない何かが産まれてくる。子どもを亡くしていた2人は、その「何か」に「アダ」と名付け育てることにする。アダとの生活は幸せな時間だったが、やがてアダは2人を破滅へと導いていく。』

ハッキリ言って、さっぱり分からない。実はこの映画が好きかどうかも、そこすらよく分かっていない。だけど何か気にかかる。謎だ !!そんな所がスリラーなのかも。

しかしですね、

>アダは2人を破滅へと導いていく

いや、これは自滅でしょ、と思う。

これ、最初に何気ない夫婦の会話として、時間旅行の話が出てきますが、意外とそこが要のような気がするのです。

ハッキリとは描かれていないので、そこが迷うところなのですが、なぜアダは生まれて来たのかという謎。夫婦は「贈り物」としてその幸せを受け入れてしまうけれど、その幸せのためにやってしまう事は、眉間に皺が寄るような事でした。またこの生き物の未来など、何にも考えていない二人・・・・。

そんなに難しく考える事ないんじゃないと言われそうですが、川面に映る自分を静かに眺めるアダ。

結局はエゴはエゴとして自分に跳ね返って来るんだという教訓が、深い所にあったのかも知れません。

 

4. 「天使と悪魔」☆☆☆☆

忘却とは、ある意味人間にとっては嬉しいシステムなのかも知れない。

この作品、けっこう面白かったよなと思いつつ、しっかり覚えていたのは、図書館で大変な目にあってしまう事と、犯人が最後にどうなるのかくらいだったと思う。

病院のベッドで、その忘却の彼方に行ってしまっていたこの作品を見て、楽しい時間を過ごしたことは確か。

人が助かりそうで助からず、悲惨な最期を遂げていくというのに、楽しい時間と思って見ているという事は、なんという悪魔的な発言なのだろうか。

しかし、トム・ハンクスのロバート・ラングドンシリーズの3作目が、かなり残念な作品だったために(私的には)かどうかは知らないが、4作品目の噂もないのが寂しい限り。新作できないかなぁ。

2009年に映画館で見た感想は、かなりしっかり書いています。

「天使と悪魔」

詳しい情報は下記から

https://eiga.com/movie/53208/

 

5. 映画「イチケイのカラス」☆☆☆★★★

1月に映画館で見たのは、この映画。

ドラマの映画化が、この先も目白押し。

このくらい頑張ってくれていたら、見に行って良かったと思っても良いのではないかと思いました。

この映画の感想は→映画「イチケイのカラス」

 

しかし忘却とは、人間にとってある意味残酷なシステムなのかも知れない。

14日の日に、これのスペシャルがあったというのに、「どんなお話だった ?」と聞かれたら、今の時点ではさっぱり思い出せことが出来ません。途中で黒木華が研修で海外に行ったという事くらい・・・・ヤバイ

 

詳しい情報は→https://eiga.com/movie/97492/

 

トップ画像は4枚ですが、全部で5作品見ました。


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