森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「金の国 水の国」

2023-02-11 12:54:13 | 漫画・マンガ・まんが

やはり入院中にKindleのお試し版で途中まで読みました。

スマホからのお買い物が未体験だったので、セキュリティなどを確認してからと思って、その時はその途中までで我慢していました。

でもその途中まででも、この作品が凄く面白いのは分かってしまいました。

 

この漫画のアニメが公開されることを知ったのは、だいぶ前で、実は試写会に申し込んで落選していました。

家の近所の映画館だったので、てっきり行けると信じていたのに落選。

いろいろと今は厳しいのかしら(^_^;)

 

それでも試写会時のあらすじを読んでも面白いなと思っていたので、ちゃんとお金を出して見に行きたいと思っていました。

退院してからの最初の1作目を、キムタクにするかトヨエツにするか(お二人とも一時期は、こう呼ばれることを悩んでいたのですってね。でも日本人、ブラピって言うし、ジョニデって言うし・・・・レオ様って言われることを考えたら、すべてOKなような気がするな。)、はたまたこの金曜日水曜日のアニメにするか(違うけど)

自分の胸に手を当てて、今の気持ちで正直に選ぶとしたら、やっぱりこの「金の国 水の国」だなと思いました。

 

ところが諸々の雑用あり、少々の気力体力も無しで、なかなか行くことが出来ません。

そうこうしているうちに、またも本屋に行く機会があり、「あの途中になっている漫画の続きが読みたいな。」と言う気持ちが沸き起こり、原作の方を買い求めて読んだのでした。

 

私は泣き虫。

だから「泣きました。」と言う感想が、皆さまの役に立つとは思えません。それでも買って来てからの一日でも思わず繰り返し読み、そしてその度に涙してしまうのでした。

それは哀しみの涙ではありません。

世の中には「心を洗い流す」と言う言葉があったような気がしますが、まさにこの漫画の涙はそれ。

知らず知らずのうちに涙がポロポロ零れます。

 

主人公の金の国のお姫様、サーラは本当に可愛らしい。

でも作者がうっかり、顔の線を横に伸ばしてしまったのかと思うような四角い顔と輪郭の大きめの体型をしています。

水の国のナランバヤルも、けっしてイケメンと言うわけではないのです。

 

だけどこれは間違いのない、美男美女の物語だと思いました。

 

敵対するA国とB国が、友好の為に、国で一番の美しい娘と一番賢い若者を送りあい縁組をする事になりました。そんな中、A国の姫サーラはB国の青年と偶然出会い・・・。

本来ならば、二組のカップルが生まれるわけですが、A国もB国も、送りあったのは・・・・・。

けっこう笑いどころがいっぱいです。

私、病院で試し読みの所で、声を出して笑ってしまいました。

(面白いし、内容が良いので細かい所もネタバレなしで書いています。)

 

それにこの作者の方は、シーンの切り取りが上手いと思いました。

辺境の地に住む93王女のサーラの少女時代が、たった3コマぐらいの夢のシーンで、(たぶん)孤独で寂しい時代だったのではないかと推測出来たり、B国の族長の言葉から、族長とナランバヤルの家族とは、特に父親(?)とは何かあったのかも知れないと、推測できるような気がするのです。

そして大事なシーンを大きく描くと、その後のシーンは省略で、次の話を運ぶのは当たり前のように見えて、かなり画期的に感じました。

だからこの物語は、1冊で完結しています。

 

 

 

スペシャル版は他の方のレビューを読むと、カラーとイラストが多いらしくて、物語の描かれなかった部分へ想像が増すような、そんな感じを受けました。

 

・・・・


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