なんだかドラマブログみたいになって来てしまいました。
でも映画を見たりドラマを見たりすることは、私の趣味の一つなので、このシーズンの変わり目はどうしてもドラマの感想記事も多くなってしまうのですよね。
そうすると自分の備忘録として成り立たない部分も出て来てしまうので、時々更新している日記ブログ「果樹園のティータイム」をまた再開しました。気が向いたらいらしてくださいね。
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何を朝から泣いているのかと夫に言われました。
それは朝から録画してあった「精霊の守り人/悲しき破壊神」の最終回を見ていたからでした。
チャグムがタルシュの刺客に囲まれて絶体絶命なシーン。
― 早く~、早く来て~、バルサ~ !!!
と言うのは、私の心の中の声。
来ることは分かっている。
チャグムがここで死ぬわけないから。物語だから。ドラマだから。
それでもドキドキする。
だけどチャグムの命ギリギリのところで、バルサが刺客の背中をバーンと踏み台にしてチャグムの前に現れて、
「私の後ろから離れるんじゃないよ。」と言うのだ。
チャグムはずっと昔にバルサが同じことを言って自分を守ってくれた日の事を思い出す。あの時と変わらないバルサ。
戦闘シーンなのに、私はハラハラと涙があふれてしまったのです。
なぜならバルサの愛は母の愛と全く同じ。
なんか泣けるわ~、もう。
それにシハナにせよバルサにせよ、その戦いのシーンのカッコよさってないなと思いました。日本の殺陣とアクションは進歩したと言うか変わりましたよね。もう壁なんかを3歩ぐらい駆け上がって向きを変えるなんて事は常識の世界のような気もします。
物語的には、ロタ国の南の領主に囚われていたチャグムが、シハナたちカシャルに助けられてロタ王に会うのですが、同盟を結ぶことは出来ませんでした。
ならばカンバルと同盟を結ぶ事が出来たならばロタも考えると言うのです。カンバルの王はバルサの敵。チャグムはバルサを裏切ることになると思いながらもカンバルに向かいます。
タルシュの追っ手を倒して再びチャグムとの旅が始まるバルサ。バルサは言うのです。今の私の敵はチャグムの敵だと。そして私の願いはチャグムの願いが叶う事だと。
やっぱり母の愛だな・・・・(ノД`)・゜・。
「精霊の守り人」の第三部は、今年の11月からです。凄く楽しみです♪
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ところで私の「精霊の守り人」の感想は、ちょっと危ないお父さん、帝視点で書いていたと思うのですが、このシリーズ、予想以上に帝の出番が多くて嬉しかったです。
私は原作は「神の守り人」までで、そこまでだと、あまり出てこないし出て来てもろくでもない感じで終わりです。まだ読んでいない「天と地の守り人」ではかなり出てくるのかしら。気になって、やはり原作は読む事にしました。
最終回の帝の帝たるシーンは、力強く美しかったですね。
すぐさま、「タルシュに降伏せよと言っているのか。」と切り返すところなどを見ると、聖導師などが言うような〈遠回しに〉何の力もないような人には思えないのです。
今までの回でも、サンガル王との会話で争い回避の為にお金を差し出す話を拒みはしなくても、しっかりと嫌味などを言う姿などなかなかじゃないですか。
「よくぞ私の息子を殺してくれた。」なんてクズっぽい事を言うけれど、その顔は晴れ晴れとしていなかったし、何かを思っている様にしか見えなかったのです。
シーズン3ではどうなっていくのでしょうか。
この美しき帝には、出番が少なくてもドキドキさせられそうな気がします。
またシュガが仕掛けた罠に聖導師がはまってしまいましたね。シーズン1ではこんな壮大な物語になっていくと思っていなかったので、この人がラスボスなのかと思っていました。だから彼が内通者だったとしても、やはりと思ったのですが、彼もまた国を思っての事だったのですよね。
帝を亡きものにしてもタルシュと闘わずに国を差し出すのか、清き美しき国を守るために累々と死者の山を築くのか・・・・・。
だからチャグムはカンバルに馬を走らせなくてはならないのですね。
『悲しき破壊神』は以下の本が原作になっています。
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神の守り人〈上〉来訪編 (新潮文庫) |
上橋 菜穂子 | |
新潮社 |
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神の守り人〈下〉帰還編 (新潮文庫) |
上橋 菜穂子 | |
新潮社 |
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本の感想を書いていませんが、これは本当に面白くて最後までどうなってしまうのかハラハラドキドキしました。終わり方もドラマよりも素敵だなと思っています。
これはチャグムが出てこないから仕方のない事ですが、単独でやって欲しかったような気もします。
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蒼路の旅人 (新潮文庫) |
上橋 菜穂子 | |
新潮社 |
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天と地の守り人〈第1部〉ロタ王国編 (新潮文庫) |
上橋 菜穂子 | |
新潮社 |
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あっ、そうだった !!
原作者の上橋菜穂子さんのブログに、6回でのログサム王と帝との対面のシーンの事が書かれていて、竜也さんの事を凄く褒められていますね。