森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「相棒」のオハナシ

2015-03-29 17:54:03 | ドラマ(相棒)

私が長い間「相棒」のファンだって事は、このブログに来てくださってる方は、結構知ってくださっている事だと思うのですね。

だから今日は、ちょっとその「相棒」の話をします。

別に最終回の話と言うわけじゃないけれどその話もちょっとだけしますね。

 

と、この記事を書きはじめて、ちょっと検索を入れたら新相棒のニュースが、すでに2日前に載っていましたね。私ちょっと最近リアル生活うろうろしているからいろいろ出遅れてます。^^

まだ公式じゃないから何とも言えないけれど、一応、次は反町さんで、その次は仲間さんだそうです。

出所→ここ

 

ところで昨日、ちょっと体調が悪くて病院に行ったんです。美容院と病院、両方とも私にとっては週刊誌読みまくりタイムです。そういう所でしか読まないもので。

女性セブンだったかな。

ちょっと前の特集で、水谷豊のトレビアみたいな感じで特集が組まれていました。

「意外と知られていないんだけれど」とか

「あまり知られていないんだけれど」とか「ほとんどの人が今となっては知らない」などと前置きが付いて、

彼が初代の浅見光彦だとか、「バンパイア」の後一回引退してたとか、「太陽にほえろ」の1回目の犯人役は彼だとか、今の奥さんの蘭ちゃんとは再婚だとか載っていたのだけれど、

「みんな知ってるわい!」と思った次第。

私は水谷さんは昔から、結構好きな人なんです。記事にもしたことがあるけれど、「浅見光彦シリーズ」や「熱中時代」は本当にだーい好き。

 

でも「相棒」が始まったころは、主に夫が見ていて、私は転寝していたりしてそんなに真剣には見ていなかったんです。テレ朝特有のお気楽常連刑事ドラマとか思っていたものですから。

逆にそんなのに水谷豊は出るんだなって思っていたんです。どこの国でも同じように大変な事だと思うのですが、俳優さんは「次」の人たちもどんどん出て来て、ある時はブレイクしてドラマのレギュラーの主役を張っていても、いつしかそれが難しくなって、2時間枠の主役になっていったり、重要だけれど役だけれど脇に回ったりして行く事も多いのではと思います。でも力ある人は、また必ずど真ん中に戻ってくるんですよね。

「相棒」はそれまでどちらかと言うと2時間枠のシリーズドラマの主役をやる俳優さんになっていた水谷さんが〈それが別に悪いわけじゃないよ〉、ど真ん中に正に戻ってきた作品のように感じるのですよね。感じるのは私の感覚であって事実と=ってわけではないです。

 

最初はあまりちゃんと見てなかった「相棒」。

でもある時何気なく見ていて、とっても面白い事と思ったのですね。

「これ、結構面白いのね。」と私が言ったら、夫が得意そうに

「そうなんだよね。これ、結構面白いんだよ。」と言って、我が家では「相棒」は夫婦の数少ない共通項目になったのです。

その時に私、ちょっと思ったんです。

さすがだな、水谷豊の主演作品だからだなって。

 

そして私がちょっとのめり込んでいったのは、シーズン3の「双頭の悪魔」からだと思います。片山雛子というダークヒロインには魅せられました。

魅せられたと言ってるのに、シーズン13の雛子の回の感想はパスしてしまいました。〈最近9時台眠くってさ。〉

「国家と結婚したわ。」って、雛子にとうとうエリザベス女王みたいなことを言わせて、ちょっくら赤面したぞ。^^;

それにさ、やっぱり女優さんはインパクトがあるバラエティはほどほどにねって思いました。イッテQが面白かっただけに「親方~。」ってちょっとだけ思っちゃった〈分かる人には分かる^^〉

 

「相棒」って最初、1話完結または数話連続の物語の構成であっても全体的に一つのお話の流れがあったように思うんです。

だから私、途中まで数人でシナリオを書いてるって事に気が付かなかったんです。〈というか、それまでドラマのシナリオを誰が書いているかなんて全く興味がなかったのですが、「相棒」を見るようになってから急に興味がわいてきました。〉

 

複数で書いていても、恋人同士だった亀山薫と美和子が夫婦になっていくまでに一回は別れたり、またヨリを戻したりとドラマがあったり、また二人の親友だった人が殺人鬼でその正体がばれて、またその人が死んでいくまでの物語があったりと全体を見せる工夫があったように思います。

 

最近の「相棒」はつまらなくなったと、近頃よく言われてしまうのは、そう言った感情移入したくなるような全体観にたった底辺のストーリーがなくて、単発ドラマが繰り返されているだけだからって言うのも一因にあるんじゃないかと思います。ここの部分、もしも「相棒」会議があるとしたら、私手をあげてはっきり言いたいところです。

 

発表されたのはかなり後でもシーズン13は最初から甲斐享が卒業と決まっていたはず。

そのラストに相当悩んだのでしょうね。悩んだまま決まらないでスタートさせてしまったのかしら。

それでいくつも可能性を作ったのかも。

だから結果的には薄っぺらくなってしまった恋人の白血病エピなんかも作ってしまったんじゃないのかしら。

ここがちゃんと決まっていたら、4話に一回ぐらいさり気ない伏線を張ることも出来たはずです。さり気なく新聞を置いておくとか。

「ダークナイト」と刺繍したジャンパーを着ているチンピラが歩いていたとか。ちらっと得意気にカイトがその後姿を見ていたとかね。

 

テレビのドラマって、イヤ、ドラマだけではなくて、テレビって日々制作に追われちゃってかなり行き当たりばったりな感が否めないですよね。

でもファンとしては、これだけ視聴率を誇っていての長寿番組ですし、もっとちゃんとやって欲しかったです。

私的な全体の感想ですが、物語のバランスが悪いと言うのも感じてしまうのですよね。

社会派とか言う話は、ワンシーズン1個で良いやって思います。コメディ調なのを陣川君に頼らないで欲しいし、これだけ世の中の犯罪が残酷になってきているのに、猟奇殺人や得体のしれない怖い犯罪はあまりない「相棒」だったように思います。そう言うのもやっぱり入れて頂いて、唸るような推理劇や、ゲストの役者さんの雰囲気だけで引っ張られちゃうようなお話。または脇の人でも「揚羽蝶」の時のような一人の人の演技でドラマの格をあげちゃう事もありますよね。

 いろいろなバランスの良いサスペンスを見せて頂けたらなあと思っています。

それには全体的な視点に立って、そして強い立場でものが言えて、みんなを引っ張れる総監督って必要なんじゃないかと思うんです。あえてカタカナ言葉を使わないで「総監督」。

 

そして総監督はまさしくドラマを作るトップの人であって欲しいです。

 

良いドラマが出来きても、関連の仕事をしている人以外の視聴者では、マニアか余程のドラマ好きでなければスタッフに想いをはせる人はあまりいないと思います。だから良作を作ることは、すなわち俳優さんのためでもあるんですよね。

 

ドラマの評価って、その時はワーワー盛り上がっても(良きも悪しきも)、すぐに忘れられていってしまうものかもしれません。

でもこの業界の感覚は私達とは若干違うものがあるように思うのです。評価がブーイングが多くても、みんなの反響が多いほうが勝ちなのです。そういう意味では「相棒」の最終回は勝ったといえるのではないでしょうか。ただもしも不満評価が多かったならば、この先いくらでもそれをカバーしていく物語を作っていくことは可能です。

先にやるべきだった伏線張りが出来なかった「相棒」ですが、この後の物語で時々甲斐享の後日談や近況を会話の中で語らせたら良いと思います。

と言っても、それは私の単なる願望です。

 

そう言えば、最終回の評価を読んでいて、一番私がイヤダなと思ったのは、アレです。

アレというのは・・・

ブロガーの方の感想は個人の感想なので、ふむふむと思って読みました。再放送時に、白々しく感じると思ってしまうという意見には一番「なるほど~」と思いましたが、私は逆にコアなファンのみなさんに、年表とか作って欲しいなと思っちゃったりして。

あの年のあの時にはみたいなね。

それにカイト的にはこの犯罪は「ボコボコにしたれ」っていうやんちゃの延長で、それがそうじゃなくてとんでも無いことだと気がついたのが最終回だった様に思うのですが、そこが一番うまく描けていなかったような気がします。まあいずれにしても重病で身重の彼女がいながら馬鹿すぎるわけなのですが、だから彼女のエピが超邪魔。だから全体観に立ってのだな・・・って、また話は振り出しに・・・(-_-;)

 

あっ、そうそうアレっていうのはね。

ブロガーさんの感想ではなく、ネットパート記事ライターさんたちの書いたまとめ記事。(どうでもいいことだけれど、まとめ方が上手いよね。)

でもアレは誰かが書いた文の使い回しが多いじゃないですか。一人の人が最初に書いた「成宮君の演技力に難色をしました水谷さんが」という文。

それが使いまわされていて、さながら大勢の人に言われているみたいで嫌だったわね。

成宮くんは確かに演技派ではないと思いますよ。でもそのように言われる程ではないし、今の若手には同じような方がたくさんいるじゃないですか。彼は彼の個性で売ってきた人だと思うのですよ。テレビの世界だけではなく芸能の世界では、何も出来ない所から学んでいく場合も多い・・・いやいや、それってすべての世界で言えることですよね。

だけど仮想の世界を作り上げていくドラマなどの世界では、大切なのはキャラじゃないのかな。

 

何はともあれ「相棒」という踏み台を踏まれた方は、皆ジャンプアップしていただきたいと切に願っています。

成宮くん、がんばれー。

 

なんだかドラマの感想じゃない「相棒」のお話、結構楽しいですね。また勝手にひとりごとつぶやいてるかもしれません^^

 

あっ、そう言えば映画館で「王妃の館」の予告編を見ましたよ。

最初、映画館のマナーを語っている彼が水谷豊さんだって気が付かず笑ってしまいました。

北白川右京って、そこでも右京さんなんですよね。

ちょっと面白そうだなあって思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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