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森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

女性フォーラム/きたやまおさむ/日本人の愛について

2014-10-30 00:00:24 | お出掛け日記

《今週はお出かけが多く、私的にはいろいろな意味で楽しみながら「こなす」という、または「今週を乗り越える」というような意識を持たないと終えることが出来ない1週間になってきました。と言いましても、2日間は仕事で、1日は重要な出来事でほかは遊びです。たまたま重なってしまったのです。どどどと毎日が過ぎていきそうですが、こういう時こそ記録しておくことは大切なことだと思います。今から「相棒」を見ながらブログをカキカキしようと思います。》

 

10月28日《火》よみうり大手町ホールにて、きたやまおさむ氏の講演に行ってきました。

彼の講演会は2012年にも行きました。

そちらの『行ったよ』という記事は→こちら「きたやまおさむアカデミックシアター~あの素晴らしい愛について~」

今回はやはり姉からの情報で知ったのですが、抽選にあたって実はタダ。しかもジュース付きという太っ腹です。

この日の内容は近々読売新聞に載るということなのでまた読みなおしてからまた追記するか、新たに記事を書き直したいと思います。これはちゃんとやりたいなと思っているんです。なぜなら、かつては、自分の思考は自分の財産であり一度思ったこと考えたことは自分のものとなり忘れるなんてことはありえないと思っていたのですが、年をとるって悲しいことですね。忘れてしまうということに最近気がついたのです。

その時あえて書かなかったことはあえて書かなかっただけで、自分の中には残っているはずだったのに、すっかりカンカンと脳内消却。・゜・(ノД`)・゜・。

きっと前の時にも思うことは多かったのだと思います。ただそれはちょっと後から考えて纏めてみなくてはならないようなものだったのだと思います。でも今それは何なのかと思っても、どうも忘れちゃったというのが正解のような感じです。

今回も終わった直後には思うことが多く余韻も残ったのですが、それは出された結論に対して「うんうん」と頷くようなものではなく、最後に出された問題提起はかなり奥が深いものだったのです。

アカデミックシアターでは浮世絵を通して日本人の繋がりを考えるというのがテーマだったと思うのですが、今回はなんと春画。

実はワタクシ、この歳にして春画というものを初めて見ました。

だけどこの歳だったから

「へえええ」という反応だったかも。

 

やっぱり年齢的にもうちょっと若かったら、人はそれぞれだけれど私は「むむむ」だったかも。

でもこのことはきたやま先生も言ってるんです。場所によって聞きに来る人が若かったりすると、気持ちの悪くなる人もいると。

そうだろうなと思うんです。結構デリケートな部分なんですよね。

だけど歌麿も北斎も、みんな春画を描いてるんですね。そしてなかなか・・・・・・。

春画なんで、まああまり感想をどうとか言うのもどうかと思うのですが、その絵から垣間見える日本の女性の妻としてのまたは母としての愛を語りながら、きたやま氏は最後にかなり間逆なことを言って、それを提起して終わったんです。

言うなれば今の日本では川の字文化は崩壊しつつあるのかということ。

 

だけどライブはやっぱり面白いし、ある意味怖い。

この後香山先生が出てきて、話の流れで若者の性欲減退みたいな話題になっていってしまうんですね。これって意外と深刻な話だし、だけどスタジオかなんかのトークならいいと思うんだけれど、講演会トークはいろいろな人が聞きに来ているわけでちょっと厳しいなと思いました。また香山先生が謙遜して「すみません。下世話な話で」と言ったのですが、本当にそれは下世話な話にしか聞こえてこなかったのですね。だけれど私も含めて殆どの人は下世話な話って好きなことになっているんです。だから話的には面白かったのですが、中にはこんな話を聞きに来たんじゃないと思う方もいらしたみたいで、少なくとも私の近くにはいらしたんです。その方の「あーあ」とか「ちぃ」とか言うため息や舌打ちが耳に入ってくるのが、結構辛かったです。

 

話があらぬ方向に展開してしまったが故だと思うんですね。

横道にそれてしまったかのような話題のテーマも、すごく重要なことだったと思います。ただ客席のいた大部分の人たちは、かなり失礼な言い方ですが、まあ例えて言うと美しき枯山水構築中という年代だったと思うんですよね。「無意味」に感じた時間だったかも知れません。

だけど本筋テーマは、結構考えさせられました。

「どうせもうすぐ死んでいくような年代なんだから、問題提起だけさせてもらって後は知らないよ。」みたいなことを言っていましたが、絵や文学からの抜粋のみでなく、聞き取りなどをしてその研究を進めていただきたいものだと私は思いました。

「反エディプス」のお話では、ちょっとだけ「そうかな」と疑問にも思いました。

新聞に載ったら読みなおして追記するかもと書いたのは、多分ですが趣旨が無駄なものが省かれてまとめられて書かれると思うからですが、追記と言ってもその内容によっては大したことは書けないかもしれません。

 

ところでこの講演会は、最初に音楽セッションがありました。

「素晴らしい愛をもう一度」「さらば恋人」「風」「白い色は恋人の色」「イムジン河」。

ピアノとバイオリンとチェロの音楽。本当に本当に素晴らしかったです!!!

 

コメント (2)
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