森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

ラッタ君の「定期代」

2007-12-28 07:50:28 | 家族スナップ
― 拝啓 ラッタ殿 ―
母は、ずっとずっと待っていましたよ。いつ、あなたが
「母上、ワタクシめもバイトでかなりのお金を得る事が出来るようになりました。もう定期代なんてものは、いらないでござるよ。」と言ってくださるのかと。待って待って、ふと気が付くと、後ほんの数ヶ月で卒業ではありませんか・・・
 


            

 近頃お洒落なラッタ君が洋服などを買ってきました。
「このシャツが9千8百円でしょう。このセーターがやっぱり9千円ぐらいだったかな。このズボンが6千5百円・・」
「ふ~ん。」
「そう言えば定期代なんかを、そろそろ頂きたいかななんておもっているのですが・・・」
「はあ~
    だって、もういらないじゃない。定期代なんか。」
私は暦を見ながら言ってやりました。


「何をおっしゃいますか。定期代とは、あなた様が俺様に、定期的に支払われるお金のことですよ。ササッ、遠慮なさらずにあなた様の叩けば出てくるお財布から、俺様にはよう支払いなされ。」
「なんじゃい、そりゃ。」
もちろん却下です。

「でも、私も欲しいわ。一回叩けば一万円。二回叩けば二万円・・・
    そんなお財布。もう、十五回くらい叩いちゃう?」


・・・・・・!?
アタシってかなり小市民


     
                  


先日母は、たんすの中がぎゅうぎゅうしている割に、着たいような洋服がないなと思い買い物に行きましたよ。ユニクロで二枚2千円。しかも、ららぽーと様から5百円の金券を頂いたので、それも使いました。今年の冬はこれでしのいでいこうかなと思っているんですよ。 なんていっても去年の今頃は受験生だったルート君は、冬のコートを学生用しか持っていないので、優先して買ってあげなくてはなりません。でも、こういう時は片方には靴下でも良いから買ってやれと申しますし、君の「あっ、いいな。俺様にも買ってくれ。」のお言葉にも甘く対応してあげましたよね。先日、やけにカッコイイ黒いシャツを着ていて、それがやたら似合っていて、母は親ばか全開ですからね、「かっこいい~」とか言っていましたら、
えー。ユニクロだよ。」って、
知っていますよ。私が買ってやったんじゃないですか。

叩けば出てくるお財布など持っていませんので、お財布が空っぽ。カラカラ言っていますよと君に言いましたら、
「財布のうがいかい。カラカラカラ・ペッと出すと、小銭がダー。
     ああ、また俺、うまいこと言うような。」

 そうですか。それならば、空っぽのお財布の中は付いてしまった脂肪のようにレシートでパンパンですというのはどうですか。ちょっとつまらないですか。でも、とにかく近頃、母は疲れてしまいました。どうぞ、老後などはよろしゅうお頼み申し上げまする。         かしこ



「よし、ルートによく言っておくよ」
・・・・・



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