森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「孤独を楽しむ本」

2024-08-11 04:02:51 | ユーモレスクを聴きながら(book)

7月に読んだ本の感想です。

田村セツコさんのエッセイは4冊目です。

前の3冊の感想は

田村セツコさんの本を二冊

「人生はごちそう」と「知識ゼロからの日本絵画入門」

です。

 

彼女は今年86歳。

本の感想の初めに、彼女の年齢の事を書き込むなんて失礼かなと思いつつ、だけどそれも含めて彼女の事が好きな私なんです。

いつまでも少女のような感覚。

良いですよね。

そんな彼女の100の提案のようなエッセイ、面白かったし共感度が高かったです。

それは前の感想にも書いたかもしれませんが、新しい何かと言うよりも、私が意外と日ごろから思っていることが、彼女の言葉で書かれているからだと思います。

だから「うんうん、そうなのよね。分かる分かる。」と言う共感が、そこにはあるからです。

もちろんすべてではありません。

でも田村さんは2月4日生まれで(さっき知ったの)、みずがめ座。そんなところも相性がいい理由なのかと、つまらない理由で他の方には何ら説得力はないかもしれませんが、私は感じてしまいました。

それに・・・・

さっき、ちょっと彼女の事をリサーチしたくて、ネットをウロウロしていたら、2020年だったか、「徹子の部屋」に水森亜土さんと一緒に出ていた動画があったので、見ていたのです。二人のアトリエを見て・・・・

まあ、漫画家さんなどもそうですが・・・・・・

後は言うまい(笑)

なんか好き度が上がりました^^

 

本の感想ですが、「なるほど~」と言う新しいヒントもたくさんあります。

100のエッセイから成り立っているので、本をぱたんと閉じると、内容はその時からかなりの忘却の海へ投げ入れられてしまいます。

ただ私は、それも前に書いたことかも知れませんが、目次の写真を撮っておきます。もちろんそれをブログには載せられませんが、自分の記録用にはかなり役に立ちますよ。

特にショートエッセイ集には。

 

内容を忘れてしまっても、そのタイトル部分の言葉自体に励まされたりするものです。

例えば「ちっちゃなチャンスを大切にする」「逆境も冒険として楽しむ」とかね。

 

またちょっと嬉しかったのは、「小石を一つポケットに」と言う章を読んだばかりの時に、名都さんから筑波山に行ったお土産に、黄色いカエルさんが乗っているツルツルの石を貰ったのです。

なぜかそのカエルさんは、すぐに石から逃げて(外れて)しまったのですが、考え事などをするときに時々そのツルツルの石を握ったりしています。

公園に石を拾いに行こうかなと思ったら、その日のうちに名都さんからゲットできたので、私は嬉しく思ったのです。

まさか名都さんも、私が石が欲しいななどと思ってるなどと微塵も思っていなかったと思います。

田村さんのエッセイも、昔見た映画の中の探偵が、推理したりするときに石を握りしめていたという所から書かれた内容でしたが、心惹かれました。

それと言うのも、昔、子供が低学年の時、学校の先生が言っていたのです。

それは話をしようと(たぶんろくでもない内容)、我が子を前に呼び出すと、いつも消しゴムとか筆箱の中にあった小石を握りしめながら来るとと言うものでした。

 

だからなんだよ~!!

って、今なら言いたくなっちゃいますよね。それとも「その行動について、先生のお考えはいかに。」と質問してしまいそうです。

だけどその時も私は言ったと思います。

「不安だったのですね。」と。

ふとその小石をのくだりを読んで、それを思い出したのだと思います。掌にときには何かを握りしめるということは、たぶんいい事なのではないかと感じたのでした。

 

あと、友達に言うと「それ、いいね」と言われる彼女のアイデアは、朝お湯を沸かした時、珈琲・紅茶・日本茶を全部入れてしまって、それをゆっくり飲んでいくというもの。意外と熱さには拘らない人は多いものです(珈琲以外かな)。猫舌が多いということなのですね。

これをすると、珈琲ばっかりと言うことの防止になるような気がします。ただ良いなと思っていても、まだ実践はしていません。

 

もっと深くて素敵な内容がいっぱいなのに、まさかこの二つが取り上げられるとは、田村さんでも思わないことだと思います。m(__)m

 

「セラヴィー」と言う言葉を覚えました。

この言葉は使う場所や雰囲気に寄って、ネガティブな意味になったりポジティブな意味になったりするようです。

「人生なんかそんなものさ」「「人生には思い通りにならないこともある。」みたいな意味。

でももちろん田村さんの場合は、ポジティブな捉え方です。

最後の章のタイトルは【「セラヴィー!!」それが何か?】

 

その言葉を覚えたら、何かの海外ドラマの中で、その言葉がしっかりと耳に入ってきました。

小さな知識でも新しいことを知るのは楽しいことですね。

 

 

 

 


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嬉しかったよ💛

2024-08-10 17:05:30 | 梢は歌う(日記)

7月6日、今年の春に高校に進学し、私が最後に勉強のお手伝いをした子供の保護者様からラインが入りました。

その子が学校で作ったトウモロコシを、私にもおすそ分けしたいと言っていたので、玄関に置いておきますというものでした。お仕事に行く途中でのことなので、会わずに行くということなのですが助かりました。と言うのも、そのラインを私は実家に行く途中の電車の中で受け取ったからです。

すぐに私も受け取っておいてくださいと、夫にラインをしました。

 

頂いてすぐには食べられなかったわけですが、卒業した後も私の事を思い出し、そして自分が課題授業で作った作物を届けようと思ってくれたことが、私にはとっても嬉しく思いました。

 

私の毎日は、そんなささやかな幸せでいっぱいです。

だけどその中の触れ合った子供たちとの、心が温かくなるような思い出が積み重なるのはここまでの事だと思います。

辞めるという選択は、一つの扉を閉めてしまったということですから。

 

 

その扉を閉めた選択が間違えてなかったと思えるように、あの時の「ありがとう」また違う時の「ありがとう」を思い出しながら、この先も「時」を大切にしながら、笑って生きていこうと思っています。

そしてまた、あの時の「ありがとう」また違う時の「ありがとう」に、私も「ありがとう」と言いたいです。

感謝しています。


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素敵なカフェに行こう💛《Tonerico Cafe》 

2024-08-08 23:18:10 | カフェ巡り

7月13日、友達と映画「キングダム 大将軍の帰還」を見に行ったその後、またも「トネリコカフェ」に行きました。

実はこのお店には三回目です。

利根川のほとりなので「トネリコ」なのかな。

いつもここに来るたびに、この風景に癒されます。

晴々とした気分になる。

お食事も美味しくて満足です。

なんかデザートのお皿がゴージャス !?

アッ、これって、ゴージャスなレースペーパーを置いてるのね。

なんか素敵なアイデアだなと思いました。

元のお皿も素敵。

そう。このお店、手作りの食器でお食事が出てくるのが大きな魅力です。

いろいろな所に、何か素敵なアイデアがあるような気がして、とっても楽しい気持ちになるのです。

以下の画像は2回目の3月22日に訪れたものです。

遠くの川辺が菜の花の黄色に染まっているのが見えるでしょう。

その時のお食事。↓

同じように見えるけれど、同じではないのです。

 

初めて訪問した時の記事は、時々思い出したように再開している日記ブログに書いてありました。

その記事の後半の方に書いてあるのが、このカフェの事です。

彼女が「今日は満足」と言ったので、私も満足

 

ネットからの情報は→トネリコカフェ クチコミ・アクセス・営業時間|柏・流山【フォートラベル】 (4travel.jp)

 

そう言えば最初、このカフェに来た時、頭の中では2,3回「トルネコカフェ」と言ってしまったのは内緒です・・・・・ってここに書いちゃったら内緒ではないね(笑)


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「坂崎幸之助と吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD」

2024-08-08 09:20:56 | テレビ・ラジオ

【ブログ更新の間が久しぶりに空きまくり・・・・
私は元気です。ただ草ボーボーの畑と土コネコネの陶芸に出かけていく生活に追われています。要は土と格闘しています。あと、暑さにへばっています。皆さんはお元気ですか?

間が空くと、何から書こうか迷うところですが、やはり拓郎さんのラジオの事から書くことにします.】

 

8月5日に放送があって、リアタイで聴いたのでまとめたり感想を書こうと思いましたが、まとめられません。

ずっとアハハオホホと笑っていたら、終わってしまったからです。

なので聴き逃した方は12日まで聴けますので、ラジコで聴いてみてください。

2024/08/05/月 22:00-24:00 | 坂崎幸之助と吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD | ニッポン放送 | radiko

 

11年ぶりの幸拓。

ちょっと不安に思いつつ楽しみにしていました。

何が不安だったのかと言うと、11年前、あの飲み会のノリが徐々に苦手になっていき、脱落しかかった頃、終わった番組だったからでした。

でも最終回、たぶん正座して聴いていたような気もします(笑)

 

拓郎さん、良いことけっこう言ってるし、坂崎さんの話もけっこう聞けるんですよね。

でも二人で話していると、飲み屋で後輩を褒めたりけなしている先輩の話みたいになって、終わったら、えっと、私は何を聴いていたのだっけなとなってしまったのです。

 

とにかくアルフィーのメンバーが本当に仲が良くて、そして坂崎さんは本当に拓郎さんが好きなんだなって伝わってきましたよね。

 

そして今回もしみじみと思ったのは、拓郎さんは78歳なんですね。もうすぐ80歳なんですよ。

たぶん私は11年前にも思っていました。60代後半の拓郎さんに。

「拓郎、やるなぁ。」って。

私も11歳若いわけですから、いつでも彼を見上げているわけです。そしてその頃しっかりシニア世代になっているなと思っていた彼のパワーに励まされ勇気づけられていたのです。

私はやっぱり今回も思いました。

若いなって。

拓郎さんを見ていると、年齢ってただの数字のカウントだなって思います。

確かに肉体の衰えは拒めないものがあって、そのための行動の制限が出来るのは当たり前なことだと思います。

器が徐々にくたびれて言っても、その中にあるものの風化は、自分自身が決めることなのかもしれませんね。

 

アハハオホホと笑っていましたが、笑うことはとっても大事なことですよね。

素敵な夜だったと思います。

 

ちょっと流れた曲を貼っておきます。

 

KO. DA. MA.

この時、オリンピックの速報が流れてきてしまったのですが、この曲がバックに流れていたものですから、いつもより感動してそのメダルの報告にジーンとしてしまいました。
単純な私(笑)

 

【歌詞付き】流星 Mrs. GREEN APPLE

拓郎さんが褒めていましたね。

 

で、次はこれ。

キムタクの新しいアルバムに、曲を提供しているのですってね。

下の全曲のトレーラーを貼っておきますね。情報が無くても、聴けば、「ああ」ってすぐに分かる拓郎節。

 

 

SEE YOU THERE 全曲トレイラー

私にとって、キムタクは俳優さんで、今まで彼の歌を意識したことがなかったのですが、なかなか良いですよね。

 

拓郎さんの歌はないのかって?

「ah-面白かった」が YouTubeで見つからないので、今回はまあいいかってことで。

後はさ・・・・

頭の中で「メリアンアンアン」って響いちゃってます(笑)


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7月の4枚☆2024

2024-08-02 23:40:41 | お散歩&写真日記

好きな花ってたくさんあるのですが、紫陽花の花って好きな花のベスト5に入るかもしれません。

色が素敵で、また枯れていく花の色が移り行くのも素敵で、なんか見習いたい「女性の先輩」って感じがします。

この季節だけマンションのお庭からのおすそ分けがあったり、お友達からも頂いたりで、玄関が紫陽花で賑やかになるのです。

今年はそれを活ける花器も手作りのものだったのが、ちょっとだけ嬉しかったりもします。

 

造形が、相変わらず下手なのですが、徐々に欲も出て来て、この先も陶芸は続けたいと思っています。

ただ意外と忙しい。

月に2回、陶芸の日があるのですが、それが無い週の方が、幸せに感じるってどういう事!?

好きだけれど、自分のペースで出来ないから、時々ゼィゼィ言いながらやってます。

 

 

ワタクシ、所謂おうち大好きな人。

時々「基本、家にずーーーーっと、引きこもっているのが好きなんです。」と言うと、

「嘘だね。」とかなり断定的に否定されることがあります。

そりゃ、「陶芸を始めました。」と言っても、映画を見るのが好き、読書習慣は捨てたくないなとか、絵画を見るのも好きとか、何となくアウトとかインかというイメージで言ったらイン的な趣味であっても、教室や映画館、図書館や本屋、美術館と出掛けていく頻度も高くなって、はたから見たらやっぱりお出掛け好きな人にしか見えないのかもなと思っています。

そんなおうち大好き人間が、なんで始めてしまったのかと思ってるのが、畑生活。

近所の畑に行くのに、毎日「行かなきゃ、行かなきゃ。」と葛藤しています。(;^_^A

特に今は暑くて、熱中症が怖くてなかなか行けないのです。

夏の草、本当に甘く見ていたし(ノД`)・゜・。

それでもやっぱり、畑生活、止める気がしません。

なんか楽しい^^

 

 

あー、やだやだ。

暑いから何処も行きたくないよ。

と思いつつ、バス停で空を見上げたら美しい青と白。

思わずニッコリしちゃうよね。

 



下の囲みは昨年の「7月の4枚」です。

・・・・・

 
7月の4枚☆2023
「#」タグで繋がっている「#写ん歩クラブ」さんの月例企画に今月も参加します。 「今年の夏は特別に暑いねっていうけれどさ、それ毎年言ってるよね。」と誰かが言いました。......
 



・・・・・・・


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7月に見た映画☆2024

2024-08-01 00:38:57 | 映画

2020年から☆なども付け始めました。

☆☆☆☆ (あくまでも私が)大好きな作品

☆☆☆ は普通に面白く見る事が出来る。

☆☆  は、私には合わなかった。(他の人は分からない事です。)または見なくても良かったかも・・。

☆  はないです。そんな作品は、途中で離脱してしまうから、付ける必要もないからです。今までにそのような作品、あったかな?

★ 0.2 ちょい上と言う意味です。

またリンクは「映画 .com」に飛びます。諸々の情報はそこからどうぞ。

 

1.「キングダム 大将軍の帰還」☆☆☆☆★

キングダム 大将軍の帰還 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

感想は別に書きました。

「キングダム 大将軍の帰還」

 

2. 「ゆとりですがなにか インターナショナル」☆☆☆

ゆとりですがなにか インターナショナル : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

wowowで見ました。よく「これはテレビのドラマのスペシャルで良かったのでは。」と言う言葉があるじゃないですか。でもこの作品は、映画館で見た方がより面白く感じることが出来たような気がしました。映画館で見るということは、それだけでスペシャル感があると私は思っています。

特別な場所に出かけ、映画を見るだけに時間を費やす。他に気を取られることもなくて。

それだから生きてくる言葉やストーリーってありますよね。何となくこの作品を見ていて、そんな事を感じてしまいました。

あくまでも私自身の感想ですが、つまらなくはなかったのですが、ドラマで見ていた時のような面白さは感じられなかったかもしれません。だからほんのちょっぴり残念だったかも。

3.「BLUE GIANT」 ☆☆☆☆

BLUE GIANT : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

なにげにwowowでかかっていたものをぼんやり見始めたら、面白さにのめり込んでいきました。

夢を追いかけていく人の物語は、やっぱり楽しいし面白いですよね。

声の出演が豪華に感じました。

 

4.「死霊館のシスター 呪いの秘密」 ☆☆☆★★

死霊館のシスター 呪いの秘密 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

この映画の予告編が怖くて、これの前作の「死霊館のシスター」をアマプラで見たのが昨年の10月でした。

10月に見た映画☆2023

その中の感想に

>しかし、あの人好きだったのに、なんか気の毒な終わりで、それが印象に残ってしまいました。一応ネタバレは避けてますので、こんな書き方です^^

と書き込んだのですが、その気の毒な人のその後が描かれていました。で、その人がどうなったのかは、やはりネタバレなしなので書かないことにしますね。

だけどラストがちょっぴり切なかったです。

 

5.「ミセス・ハリス、パリへ行く」☆☆☆☆

ミセス・ハリス、パリへ行く : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

これも「夢を追う人☆おばさん版」で楽しい。

この物語も夢を追うばかりの物語ではなくて、けっこう現実の厳しい面も見せて、ヒロインは時々寝込んでしまいます。でもまた彼女は・・・・ってところが良いのですよね。元気がが出るお話だと感じました。

ディオールの社員が「大変大変、家政婦がドレスを買いに来た。でもそれが素敵なの。」と言うシーンが好きでした。

そうなの、素敵なんですよね。

しかし映画なので匂いはしないから良いものの、せっかく夢のパリに来たというのに、ごみ回収業者がストをやっていて、あこがれのパリは臭そうでした(;^_^A

 

6.「ひみつのなっちゃん。」☆☆☆

ひみつのなっちゃん。 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

しかし滝藤さんは、こういう役、似合いますね。

描かれていない部分のエピソードも、何となく見えてくるような物語でした。

のめり込むようなストーリではなかったかもしれませんが、なんかいろいろと良かったです。97分と言う時間も丁度良かったかもしれません。

また、「ドラァグクイーン」なる言葉を初めて知りました。

ドラァグクイーン - Wikipedia

映画の話からずれますが、その人たちはロシアでは懲役刑 !!

多様化の時代と言いますが、様々な人がいて、そして様々な考え方をする国々があるということを、批判ばかりではなく認め合っていくことが大事なことなのかもしれませんね。

 

(でも認め合い寄り添うからと言っても何でもOKじゃないですよ。今、時々話題になっている、体は男性・心は女性のあれやこれや。映画の感想のページなので、いろいろは書かないけれど、本当に心が女性だったなら分かるはずでは?)

 

 


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母に会いに横浜に。その4

2024-07-31 10:15:00 | 家族スナップ

7月の前半はの私はまだ、坐骨神経痛真っ盛り。

痛みに耐えてトボトボと歩いていました。

実家の近くの駅に降りて、そんな感じで川や珍しい植物の写真など撮り、気持ちを紛らわしつつ歩いていましたら、妹の名都さんが1本遅れた電車に乗ってくることが分かりました。

この歩き方なら途中で追い付かれると思うけれど、せっかくだからと思って国道を渡った信号の先で待っていました。

少しだけ待っていると、名都さんが嬉しそうに手を振って渡ってくるのが見えました。

 

彼女は嬉しそうに言いました。

「お姉ちゃんの姿が見えて嬉しかった。なんか涙が出そうになっちゃった。」

 

何でそんな些細なことが嬉しかったのかと不思議に思われるかもしれません。

だけど私にはその気持ちが痛いほど分かり

「うん。それを聞いたら、私も涙が出そうになったよ。」と言いました。

 

実家に帰ってくるこの道を歩く時、私もいつも目が探してしまいます。もう決して迎えには来てくれない母の姿を。

母は私たちがもう来る頃だなと思うと、この国道の横断歩道の先で待っていれることが多かったのです。

帰る時も、駅まで送ってくれることもありましたが、時間がないと、やはりこの場所まで送ってくれました。

そして今、いつもいつもそれを思い出し寂しく思うのでした。

だからその日、私が同じ場所で待っていたことが、名都さんにはとっても嬉しく感じたのだと思います。

 

確か、駅まで送ってくれた時のことのブログ記事があったなと思い探してみました。

アナログの日記と違って、17年半分の記事の中から、ほんのちょっとの時間でその内容が見つかるところが、さすがブログは凄いなと思います。

その時の記事はこちらです→私のお母さんはこんな人

 

とリンクしましても、「そんな話、面白いの!?」とお読みいただける方は早々はいらっしゃらないかもしれませんね。

 

でも次の詩は、どちらかと言うと読んで欲しいと思ったりもしますので再掲させていただきます。

 

 

母へ

2007-10-01 00:00:05 | 詩、小説

 

所詮、
いつかは誰もいなくなってしまうのですよ
お母様もわたくしも

そして、それでも
風がざわざわ
草をならして通り過ぎていくように
人の世も変わらなく過ぎていくのです

今日、
わたくしを道路の向こうから見送ってくださったあなたが
あんまり可愛らしく手を振るものだから、
わたしはさっさと手を振って、足早に立ち去りましたよ

だって、いやじゃあないですか
あなたをじっと見つめたら
いつかの終わりのその時に
きっと、何度も繰り返し思い出してしまいます
可愛らしく手を振って、道路の向こう側に立つあなた

でも、
きっとだめですね
わたくしはきっと思い出す
何度も何度も思い出す
ずっと、わたくしの背中に向かって手を振ってくださった
あなたの姿を

所詮、
いつかは誰もいなくなってしまうのですよ
お母様もわたくしも

そして、それでも
風がざわざわ
草をならして通り過ぎていくように
人の世も変わらなく過ぎていくのです

だからといって、
お母様もわたくしも
いなかったと言うわけではないのです。

 

 

※          ※         ※

その詩を書いたのは2007年なのね。

あっという間に毎日は過ぎていきますね。

 

 

ところで横浜に来るたびに、息子のラッタさんに会うのも楽しみの一つです。

だけど彼は、過去はすべて忘却と言う川に投げ入れていく人。

それが彼のポリシーみたい・・・・

って言うことは、私が彼に毎回貢いでも、みんなその川の中かい !?

 

 

今回のお食事。

 

そう言えば備忘録として書いておこうと思うのだけれど、小市民的な発想で言うと、その7月7日、ちょっと贅沢しちゃった。

何かというと実家から横浜駅までタクシーを使い、ラッタさんと待ち合わせをした駅からお店まで、私がよほど辛そうな顔をしていたからか、お店から駅までまたタクシーを彼が呼びました。

近くて悪いわという発想は昔のものですね。手数料+迎車代などでワンメーターだとしても倍は払うわけですし、タクシーの方も無駄に駅の乗り場で待機しなくても良いので助かるみたいですよ。年齢がいった方は免許は返納した方が良いし、だけど病院などで車異動の必要性は高いまま。思うにあの迎車代は少し安くても良いと思います。

5分以内で走っている車が来ることが多いのだからね。

じゃないとこれからシニアのど真ん中に入っていく人たちは、シニアの後半を生きる人と違って、年金もさほど多くないしケチって乗らないのでは。

私自身も、贅沢しちゃったなと言う気持ちになってしまいましたものね。(もう忘れていましたが)

 

水辺の風景が撮りたくて、ちょっとだけカメラをずらして撮った車窓からの風景。

カメラをもずらしたけれど、風景もずれました。

あっ、そう言えばと、あと3つ思い浮かんだことがあったのですが、そうするとこの「母に会いに横浜に。」の記事がずっと続くことになってしまうので、ここまでにしますね(笑)

あれっ !?

なんと、今日で7月は終わりってことなのね。ビックリ~!!


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母に会いに横浜に。その3

2024-07-29 23:57:32 | 家族スナップ

母に会いに横浜に。その2」の続きです。

またもトップ画像は記事には関係が無くて、「夏の雲はいろいろなものに見えて、面白いね。」の第2弾です。

私には、犬、ネズミ、蛇に見えて、もっと他に干支に見えるものはないかと、思わず探してしまいました。

 

 

毎年、日本の気候は変化していき、もはや温暖な気候とは言い難く、どちらかと言うと夏などは熱帯に近いと思います。そこまで大げさなと思うかもしれませんが、湿度が高く、また本当の熱帯地方の方は、肌の色も濃く太陽から元々守る体だと思うのですが、訳の分からないうちに熱帯に近づいている日本人の肌は依然と同じで、しかもしっかりとスーツなどを着込んでいる生活なのですから堪りませんよね。

そして家でも建物でも中ではエアコンガンガンで、外はますますの温暖化。

転がる坂道って感じですよね。

と言いながらも、じゃあ、その温暖化防止のために、自分の家だけはエアコンを出来るだけつけずに頑張るぞと言うレベルではなくなってきてしまいました。

 

かつて実家での夏は窓をガラガラと開けて寝ていました。

涼しい風が丘の上から降りて来て、朝方は寒くなって窓を閉めたのです。

いつの間にか治安が悪くなって、そんな事はもう夢の夢です。

 

この横浜に行った日も、めちゃくちゃ暑い日でした。

だから私たちのいる部屋は、ずっとエアコンが入っていて快適でした。

ところが母は、その部屋が寒くて長くはいられずに、すぐに何もない暑い部屋に戻って行こうとしました。

私たちも若くはないので、そんなに強い冷房ではなくて普通ならかなり快適なはずです。

でも母にはダメなのです。

年齢がいって体感温度が狂ってしまった人が身近にいる人は、他にもいらっしゃると思います。

 

2年前の夏は実家の片づけを少々手伝っていました。

→「実家の片付け その2」

その記事内には書かなかった事ですが、母の部屋の片づけをしていた時、椅子の上に毛糸のカーデガンが置いてあり、私はこれは洗濯してしまうものだなと振り分けようとしました。すると母は、それは毎晩着て寝るものだから、片づけてはダメだと言いました。

7月ですよ!?

ちょっとだけモメました。だけど嫌がることをしに来たわけではないので、結局は母の言うとおりにしたのだと思います。

 

だけど姉が、やはり歳が100歳近くの人の家に行ったら、やはりこの暑さの中でも、こたつを勧められたと言うので、やっぱり他にもそういう人たちはいるのだなと納得したというのです。

そうは言ってもですよ、現にお年寄りの家の中での熱中症による死亡のニュースが流れたりするわけですから、本人が寒いと言っているから大丈夫ではないと思うのですよ。

私も以前は、お年寄りが冷房代をケチって点けないか、または貧困から冷房がないかなのだと思い込んでいました。そういう場合もあるかもしれませんが、そればかりではないと最近は思っています。

 

実家に帰っても早く寝るということもなくて、日付が変わった頃に、寝る準備のために自分たちの部屋を出ると、まるで天国と地獄。

そっと母の部屋を覗きに行くと、母は肩まで布団をかけて寝ていました。だけど幸せそうな顔をして・・・・。

真夜中に家の中を徘徊する(火の元点検)のが日課な母ですが、この日は私たちとたくさんおしゃべりをしたので疲れたのか、ぐっすりモードでした。

 

滅茶苦茶不安な気持ちになりました。

寧ろ真夜中に起きて部屋中を歩き回り、ついでに水とか飲んでくれた方が良いのではと思いました。

だけど普段はその火の元点検のお部屋徘徊の為に、エアコンをつけておいても扇風機を回しておいても、母はすぐに止めてしまうのです。

 

朝になって母が元気に起きて来てホッとしました。

そうするとロクでもないことを考える私。

 

もしも母が真夜中に熱中症になってしまって、最悪死んでしまったら、不審死として警察が入るじゃないですか。

「良かったですね。今日は娘さんたちが皆いらしていたのですね。」と警察の人が言う・・・・

「それで皆さんは、どちらに居たのですか。」ってなる。

で、私たちはエアコンがガンガン効いている部屋に居ました・・・・・・・って、それ言いづらくない ?

 

これって、私的ジョーク。

 

だけど問題はそこじゃなくて、この夏を無事に乗り越えさせると言うところです。

あの羽根のない扇風機を、隣の部屋で回しておくと言うのはどうなのかしらと思いましたが、真夜中にコンセントから抜いてしまいそう・・・。

 

今日、姉からの連絡で、寝室の隣の部屋のエアコンを28度で設定して、ひと夏つけっぱなしにして、リモコンは隠すという作戦にしたと言っていました。

母にとって点いているのが当たり前の日常で、リモコンの存在を忘れてしまえば良いのですよね。なんか上手くいきそうです。いや、上手くいきますように。

 

ちょっと帰っても、いろいろと考えたり感じたり・・・・・というわけで、まだ続く。

 

 

義兄さんの温室。

もっとちゃんと撮ったのですが、そのちゃんとした全部写ってるのを載せたら、逆に悪いかなと上下を切ってしまいました。

なんか「ちゃんとしてる」って感じがして美しい。

ああ、なんか私いろいろといい加減なような気がします。

なんか「チャンとしなきゃ」って、時々思っています。

「時々思う」って言うのもいい加減なのかも(;^_^A

 

 


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母に会いに横浜に。その2

2024-07-28 10:01:56 | 家族スナップ

母に会いに横浜に。その1」の続きです。

トップ画像は記事には関係が無くて、「夏の雲はいろいろなものに見えて、面白いね。」というものです。

あなたは何に見えますか?

私は翼を広げて飛ぶ翼竜に見えたりするのですがどうでしょうか。

 

下の画像は我が家のあんずさんで、一度ツイッターの方でアップしたものなんです。

最後にお薬とミニポーチを入れようとしたら、しっかりあんずさんの休憩場所になっていたという図です。

なぜに1泊2日の実家帰りにそんな大荷物かというと、そのかばんの中にはマイ畑で取れたじゃがいもと自分で作った梅ジュースを、ほんの少しずつですが姉と妹とそして横浜暮らしの息子君へのお土産に入れてあるからなのです。

 

家に帰った私たちは、まるで小さな子供が母親に甘えるように、スリスリベタベタしてきました。

母はとっても嬉しそうで、そして楽しそうでした。

母は、6月7日に91歳になりました。だけど89歳から前には進めず、いつも「もう私は89歳になった。」と言っています。つまり、もう永遠の89歳。うふふ。

 スリスリベタベタしている図。

「私は4人子供を産んだのよね。蝶子さんでしょ、花ちゃんでしょ、名都さん・・・・もう一人いたよね。」

「スノウさんでしょ。」と言うと

「あの子は死んだのね。」と言う母。

その会話は、ちょっと悲しい・・・・

だけど私は「私は4人子供を産んだ。」と言う言葉の方が心に残りました。

なぜならちょっとだけ羨ましいなと思ったからなのでした。

 

早くに寝てしまう母と一緒にご飯を食べるのは、昼食だけ。

夜は、ピアノのお稽古のお孫ちゃんを送る蝶子さんと待ち合わせをして、イオンでお食事することにしました。

 

見かけたスイカ売り場の巨大スイカ。

これはこだまスイカがここまで大きくなったという事なのでしょうか。

卸市場で「オブジェにしたら如何ですか~!」と言われて仕入れてきたのでしょうか。

確かに人の目を引いていて、スイカオブジェはサクセスだったのではないかしら。

 

 

 

久しぶりにイオンに来たというのに、物欲もわかず、結局100均でちょっと買って終わりでした。

で、蝶子さんを待つ間におやつ。

元々お茶を飲みたいなと思ってきたのに、なにげに和のおやつを求めてしまいました。

 

 

 

その後、蝶子さんと合流した私たちは、スシローで夕食を頂きました。

なんかその看板を見たら、入りたくなってしまったからなんです。

待ち時間もかなりあったけれど、三人でおしゃべりしていたらあっという間に感じました。

スシローでも食べたものを全部写真に撮ったのですが、別に載せる必要もないですよね(笑)

だけどお会計の時、やっぱり「安いなぁ」と思わず口に出てしまいました。

けっこう食べたのですよ。

珈琲だって、ここで飲んでしまったのですよ。

それでも蝶子さんが、お昼のマックより安いと言っていました。

ここに若い人が一人でも紛れてしまったら、こういう感想にはならないと思います。

 

今回の実家帰りの時に、街を歩いていて驚いたのは交番が無くなっていたことなんです。近くに移転かなと思いましたが、そうじゃなくて無くなってしまったらしいです。

交番が無くなるって、なにげにショックじゃないですか。

 

 

子供の時、10円とか拾ったら、ちゃんと交番に届けたよね。

近くに交番があったから。

入り口にお巡りさんが座ってるだけでも、なんか安心したよね。

我が家でもちょっとお世話になったこともあってって、なんか怪しい書き方(笑)

犯罪がらみではないから安心してくださいね。

 

でも昨今では、事件などの急増に伴って警官も駆り出されることも多く、空き交番問題もあったと思います。

これは「県警が20年度から10年間で進める交番の統合再編計画の一環」なのですね。

「交番の閉鎖」で検索したら、神奈川県警ピンポイントでいくつか記事が出てきました。

今頃知るなんて、やはり横浜は故郷であっても、もうわが町ではなくなってしまったのだなと思いました。

 

 

 

まだ続きます。


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母に会いに横浜に。その1

2024-07-26 14:01:33 | 梢は歌う(日記)

5月は姉妹で旅行に行ったので実家には帰らず、なにげに6月は日程が合わずに、ようやく7月の初めに実家に行くことが出来ました。

実家帰りに私が少々拘るのは、父がまだ生きていた頃に、老いの進んだ両親にわずかばかりでも喜んでもらおうと、月一実家帰りをするという決意をしたからでした。

だけど認知症から来る記憶の喪失の速さを思うと、行く方の負担はもちろんですが、迎える方の家族が母メインではなくなってしまった今は、如何に姉妹と言えどもやはり負担が大きいかもと考えてしまうところです。

それでも「行くね~」ということを姉が母に伝えるだけで、とっても喜んでくれる母がそこに行くと、やっぱり足がどんなに痛くても、そして暑くてヘロヘロしてしまっても、頑張っていこうという気にもなるものですよね。たとえ来たことを翌日忘れられてしまっても・・・・。

 

母に会いに横浜に行ったという話ですが、いろいろとあったことや思ったことなどを踏まえて、短く分けて書いていくつもりです。

 

7月6日やっぱり暑くて、ふぅふぅ言いながら歩いていました。

そういう時、気持ちを紛らわすのは美しいと思うものにカメラを向けることですね。

この季節、水辺の風景のキラキラは癒されます。

だけどトップの写真を、姉妹に見せたら、姉が微妙な顔をしました。何かを言いたいが言わないでおこうという、そんな顔です。

でも私には、姉が何を言いたいのか分かっていました。

この日の朝のニュースに、この川のもっと上流の所で子供が一人溺れて亡くなったと流れたからです。

私もカメラを向けた時、やはりちょっとその事を思い出してしまったからなんです。

可哀そうだなぁ、気の毒だなぁ、子供もその家族も。

心の底からそう思い、安らかな眠りを祈るばかりです。

 

この川の名前は、帷子川(かたびら川)。ちょっと綺麗な名前ですが、私が子供の頃と言うかその後の結婚する頃迄は、2番目と言われていたのですよ。何の2番目かというと、日本で汚染度の高い汚い川ランキングの2番目という不名誉な川だったのです。この辺の事は、耳からの情報どまりですので、少々不確かなところもありますが、おおむね間違ってはいないと思います。

だけどその後の地域の努力が実って、かなり水質は改善されたのだと思います。

子供の頃は、この川はタダの大きなドブだったので、遊ぼうという子供はいなかったと思います。それがところどころに親水公園のようなところも出来るくらいに綺麗になったがゆえに、子供たちに誘惑の手を差し伸べる川になってしまったのでしょうか。

 

こんなに暑い毎日では、水辺の誘惑には抗えないものがあるかもしれません。

海だって怖いけれど、川だって怖いし、プールだって本当に怖い・・・・

みんなもちょっといろいろと経験してるのではないですか。

ただちょっと運が良かっただけかもというような事もあったかもしれませんよね。

 

最近では夏の気候も、雨の降り方も変わって来て、昔ながらの知恵ばかりでは乗り切れないこともあると思います。

それでも新しい知識を積み重ね、知恵に変えて生き抜いていきたいものですね。

 

 

こんなの初めて見ました。

フウセントウワタですって。

 

お見苦しくとっ散らかってる感じのマック風景ですが、いつもかなり早くお昼ごはんを食べてしまう母を待たせて、みんなで頂きました。

楽しいひと時でした。

 

続きます。


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