to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

今夜は「清盛」~♪

2012-04-15 16:30:47 | Weblog


順調に出世し、平氏一門の期待の星だった家盛の突然死!
宗子殿は、あの幼い日に転落した時を超える母の形相ですね・・・
悲しみを怒りに代えるのでしょうか、、
朝廷の悲喜こもごもにもスポットがあたるのでしょうか、
今夜も見逃せませんよー8時からです♪



先日発表された新キャスト4人の方
全員が恭子ちゃんと、過去に共演していらっしゃる方でしたね~。

5月6日から登場される橋本さとしさんとは
連ドラ「未来講師 めぐる」での共演♪インパクトあり、その登場シーンは面白かったです
この大河でも迫力のある敵、源為朝となりそうです!

翌週、5月13日からは塚地武雅さんが登場!
『はねトび』にゲスト出演で顔を合わせている他ドラマ「ガリレオ」では恭子ちゃんと夫婦役でした
コチラも清盛の敵対する後白河天皇側の人物なので、恐らく同じシーンはないでしょう。

この4人の中で4月22日と、最も早く登場の温水洋一さんは
今でもファンの多い連ドラ「富豪刑事」の第一回でご一緒でしたし、
その後「「山おんな壁おんな」でもレギュラー共演。
新キャストの中では唯一清盛を支持し、裏切ることのない人物。

そして4月29日から吉沢悠くんが登場します!
「to Heart 〜恋して死にたい〜」で初共演「ハコイリムスメ!」では恋人役、「大奥スペシャル」と
共演してきましたので、恭子ちゃんファンの方もかなり好感度の高い方だと思います♪
今回は残念ながら敵方として登場されるのですが、
「青の時代」からほとんど彼の出演作は観てきましたので今回も楽しみです~



キャプテン大ちゃん♪

2012-04-14 23:14:51 | Weblog
世界フィギュア国別対抗戦直前SP
テレ朝 4月15日(日) 14時00分~15時25分
世界フィギュアスケート国別対抗戦2012 4夜連続放送!!
テレ朝 19日(木)よる7時~ 男子ショート女子ショート、アイスダンスショート
     20日(金)よる7時~ 男子フリー、アイスダンスフリー、ペアショート
     21日(土)よる6時30分~ 女子フリー、ペアフリー
     22日(日)よる6時56分~ エキシビション


結弦くんは世界選手権のフリーの演技の時にはもう、足首を捻挫していたんですね・・。
痛み止めをうっての演技で、あれだけのジャンプ!
やはり凄い根性の持ち主です。
なので、この世界フィギュア国別対抗戦を辞退していたんですね・・~。
     時事通信
     スポニチアネックス

アレコレ詰め合わせが楽しい、美味しい大輔クン動画↓
Daisuke Takahashi 【詰め合わせ15】

アイランド

2012-04-14 22:51:24 | the cinema (ア行)

生きのびろ、
地上でもっともピュアな魂。

原題 THE ISLAND
製作年度 2005年
映時間 136分
原案 カスピアン・トレッドウェル=オーウェン
監督 マイケル・ベイ
音楽 スティーヴ・ジャブロンスキー
出演 ユアン・マクレガー/スカーレット・ヨハンソン/ジャイモン・フンスー/スティーヴ・ブシェミ/ショーン・ビーン/マイケル・クラーク・ダンカン/イーサン・フィリップス

クローン人間と政府の非情なエージェントとの死闘を描くSFスリラー
安全で快適なコミュニティで暮すリンカーン(ユアン・マクレガー)は、自分が人間に肉体のパーツを提供するために作られたクローンであることを知ってしまう。そこで恋人・ジョーダン(スカーレット・ヨハンソン)とともに外の世界へ脱出するが……。

コチラも以前観た時に前半ながら観でよく分からなかったので、また録画して観直しました。
ユアンとスカヨハというだけでそそられますが、
テーマというか内容的にはキーラの「わたしを離さないで」に酷似しています。が、
コチラの方が5年も早く撮影されていたんですねぇ。そう思うとこれはやっぱりマイケル・ベイ監督凄かったんだわ~
そうそう、この後公開された「月に囚われた男」みたいな感じもして、セツナイところもある・・・


人間の尊大さとか、神の領域に踏み込む問題を孕んでいますが、
深刻にならないサスペンス風味シンプルでテンポもよくて面白い
ラブ部分は可愛いとさえ思うスカちゃん

人間が自分の健康維持の為の保険―という事を、深く考えると重くなるのだけど
そっちに行かせないユアンとスカちゃん。なので軽快、爽快な近未来サスペンス♪
穢れのないリンカーンとジョーダンが自分たちの状況に不審を持ち、
生きたい、愛したいという思いに心を寄せられます!
NYに着くころには人間的変化を遂げている部分が鮮やか
なかなか面白いナイスな1本でした~

タイタニック 3D

2012-04-14 01:00:41 | the cinema (タ行)

原題 TITANIC
製作年度 2012年
上映時間 194分
脚本:監督 ジェームズ・キャメロン
音楽 ジェームズ・ホーナー
出演 レオナルド・ディカプリオ/ケイト・ウィンスレット/ビリー・ゼイン/キャシー・ベイツ/フランシス・フィッシャー/バーナード・ヒル/ヴィクター・ガーバー/ビル・パクストン/グロリア・スチュアート

『アバター』のジェームズ・キャメロンが1997年に発表し、アカデミー賞作品賞ほか全11部門に輝いたパニック・ラブロマンスの新バージョン
1912年、イギリスのサウザンプトン港から豪華客船タイタニックが処女航海に出発した。上流階級の娘ローズは、母親が決めた婚約者で大資産家キャルとの船旅に気持ちが塞いでいた。一方、賭けに勝って三等の切符を手に入れた画家志望の青年ジャックは、新天地アメリカへの希望で胸を膨らませる。そんな2人は船上で運命的に出会い、お互いに強く惹かれていくのだが…。

先ず、私はディカプリオが大好きです。
なので、映画館の大スクリーンで、またこの作品が観られるというだけで嬉しかったのですが、
3Dカメラで撮ったものでなく、過去の作品を手作業で最先端のデジタル・テクノロジーで
オリジナル映像の全フレームを改めてチェックしてクリーンにするという、気の遠くなる作業で出来上がった本作品は、
実際に3D化の作業だけで製作スタッフ数300人、製作期間60週間以上といい、
人間の目、ハート、脳がなければ2Dから3Dにはできない」と監督に言わしめるその美しさと迫力で、感動を新たにしてくれるものでした

学生時代にスキューバ・ダイビングに凝り海洋学者を志望していたというジェームズ・キャメロンだからこそとも云えるプロローグ…、
海底探査の深海の雪のような浮遊物、人ごみを掻き分け進むジャックたち、
資産家たちが集うゴージャスなVIPルーム、巨大なタイタニックの心臓部ボイラー室の様子、
そして二人が出会った甲板も。その迫力と臨場感
今まで観た実写版3Dのものとは一線を画すものでした―!



港の酒場でタイタニックの3等乗船券をポーカーで手に入れたジャック・ドーソンと友人のファブリッツィオは、喜び勇んで「夢の船」タイタニックに乗船する。。「オレたちはツイてる!」
1912年4月10日、イギリス・サウザンプトン港から6日間の航海。ジャックたちは故郷アメリカに帰ることで希望に満ちていた。

一方のローズは、家名にしがみついて娘を大資産家に嫁がせることで贅沢な暮らしを続けることしか頭にない母親と、策略家で嫉妬深い婚約者との退屈な未来に絶望していた。
船尾から身を投げようとしたところを偶然甲板にいたジャックに助けられる。
一度は引き離されるも、ローズの抑圧された生活から解放するジャックは逞しい♪
ローズとともに3等船室で賑やかに繰り広げられているアイルランド人のパーティーで、
陽気に飲み、踊り、惹かれあっていきます。

お礼の意味で一等のダイニングルームのディナーに招待されるジャックを、笑いものしようという婚約者キャルの企みから救ったのは、コロラドの成金億万長者のモリー。
ここで一介の貧乏画家志望の青年ジャックは、老獪な上流階級の紳士淑女との会話を切り抜けて、
キャルのボディガードの執拗な追跡を振り切って、ジャックに導かれ、明るい自由な自分を取り戻すローズ。
そしてかねて絵を見る確かな目を持つローズは、ジャックに自分の絵を描いて欲しいと豪華船室に招き、
この時、後に問題となるダイヤモンド“ハート・オブ・ジ・オーシャン”を身に着ける…

そして誰もが絶対に沈まないと信じて疑わなかったタイタニック沈没の当日。
嫉妬に駆り立てられ、なんとかジャックを貶めたいキャルに宝石泥棒に仕立て上げられるジャックは
船底部分にある部屋で手錠に繋がれてしまう――。

乗船から4日後の14日深夜。
タイタニック号が氷山に激突。パニックに陥っていく乗客や、乗務員たち。
その救いようのない人間の残酷さの裏で、全身でお互いの為に必死の戦いを繰り広げていく2人が美しい!
お互いの持てる全ての知恵と勇気と愛で、生き抜く戦いを始めます

豪華客船の船尾で出会い、船首で愛を育み、彼らが生きるために辿り着き運命を懸けたのも船尾でした。

その時を迎えて様々に繰り広げられる100年前の乗客たちの姿を映し出していくのですが―
2200人の乗客中、1500人が海中に投げ出され
そのうち、たった一艘、救助に帰ってきたボートに助けられたのは6名だけだったという
その地獄絵図。。最後まで演奏を止めなかった楽団員。
そして静寂は訪れ…―

15年前のこの作品の公開時、まだ子供が小さく、3時間を超す映画に出かけるのも一苦労で、
リピート鑑賞は出来ませんでした。それから何度もビデオやDVDで観ましたが、
あれから15年も経って、深みと迫力を持って新たな感動を味わうことが出来て幸せでした。
当時映画館で号泣された方でも、間違いなく心震える究極の愛の物語に出会えます!
そして、恋愛モノは苦手と仰る若い男性にも、是非お一人ででもご覧になって戴きたい、
最初から最後まで、ディカプリオ演じるジャックがカッコイイのです。であります
見た目の可愛らしさよりずっと男らしいジャックの、常にローズを元気付け的を射たセリフ、
どんな窮地にも諦めない生への疾走。

今の若い方たちにも是非映画館で観て欲しいと思いました。
        私的満足度、満点 オススメ度☆☆☆☆☆

因みにIMAXでの鑑賞を予定していましたが、地元のシネコンのmasterImage3D字幕にて鑑賞~。
メガネもかけていることを忘れるほど軽く、以前のように画面が暗くなるのも軽減されて、
3時間を超える上映も苦にならず+400円。良いタイミングでの公開だったと思います。
エンドロールが完全に終わるまで、誰も席を立ちませんでした

アーティスト

2012-04-11 23:50:05 | the cinema (ア行)

原題 THE ARTIST
製作年度 2011年
上映時間 101分
製作国・地域 フランス
脚本:監督 ミシェル・アザナヴィシウス
音楽 ルドヴィック・ブールス
出演 ジャン・デュジャルダン/ベレニス・ベジョ/ジョン・グッドマン/ジェームズ・クロムウェル/ペネロープ・アン・ミラー/ミッシー・パイル/ベス・グラント/マルコム・マクダウェル

サイレントからトーキーへと移り変わるころのハリウッドを舞台に、スター俳優の葛藤と愛を美しいモノクロ映像でつづるサイレント映画
1927年のハリウッドで、サイレント映画のスターとして君臨していたジョージ・ヴァレンティン(ジャン・デュジャルダン)は、新作の舞台あいさつで新人女優ペピー(ベレニス・ベジョ)と出会う。その後オーディションを経て、ジョージの何げないアドバイスをきっかけにヒロインを務めるほどになったペピーは、トーキー映画のスターへと駆け上がる。一方ジョージは、かたくなにサイレントにこだわっていたが、自身の監督・主演作がヒットせず……。

1927年にはサイレント映画の大スターだったジョージ・ヴァレンティンは主演映画の舞台挨拶でファンの喝采を浴びていた。
混乱する映画館の前で、若いファンがジョージにぶつかるが
優しい彼の対応に感激した彼女はカメラの前でキスをして翌日の新聞紙面を賑わせる。
それを面白く思わないジョージの妻。
しかしその女性は、ジョージのエキストラをきっかけに彼に貴重なアドバイスを受け、
次第にトーキー映画へと移行していた時代の波に乗り、スターへの階段を駆け上って行く。。。



一方のジョージは、サイレントこそが芸術だと信じ独立して新作を作るが、
奇しくも人気者に上り詰めたペピーの新作と同時公開となってしまい、失敗に―。
追い討ちをかけるように株価は大暴落、ジョージを見限った妻に屋敷を追われる。

失意のジョージはアギー(わんこ)とともにひっそりと孤独で虚ろな日々を、ただ重ねて行き・・・


どこかクラーク・ゲーブルを思わせるジョージ役のジャン・デュジャルダンがステキにその時代の大スターの栄枯盛衰を味わい深く演じて、
彼を愛しながら、傷つけた負い目もあり、陰ながら見守るペピーの心情も伝わってきます。
何より、全てを失ったかのようなジョージが、実は温かなものは何も失わなかったという
シンプルなストーリー。

数々のサイレント映画へのオマージュを散りばめたシーンにもくすぐられるけど、
キノグラフ社での階段でのすれ違い、レストランでのインタビューの構図、
そして後半の、ジョージの深層心理に気づかせる酒のグラス、新しく踏み出すシーンに湧き出すもの…
語り過ぎない優しさと、想像する楽しさと、そして音のかもし出すエネルギーの存在を
改めて知る作品でした。

ただ、モノクロ、サイレントの作品ということで、新鮮であり
映画の原点を味わう作品で、面白い試みもありましたが、ストーリーは平凡。
愛すべき映画ではあるけど、アカデミー作品賞とるほど?という気はしました。

平清盛 第14回

2012-04-09 21:37:45 | TV dorama

脚本 藤本有紀
演出 柴田岳志
制作統括 磯智明
音楽 吉松隆
語り 岡田将生
出演 松山ケンイチ/深田恭子/玉木宏/豊原功補/三上博史/山本耕史/大東駿介/森田剛/田中麗奈/武井咲/國村隼/小日向文世/和久井映見/松雪泰子/上川隆也/中村梅雀/中井貴一
第14回 「家盛決起」 13.7%
検非違使庁から戻った清盛(松山ケンイチ)を待っていたのは、弟・家盛(大東駿介)の反逆ののろしだった。“祇園事件で世を騒がせた清盛を嫡男とは認めない”と家盛は決起する。そのことに目をつけたのは、藤原頼長(山本耕史)。家盛に接近し籠絡することで、平氏の武力と財力を我が物にしようとする。策略とは知らず、家盛は頼長の思うがままになってしまう。

家盛決起というよりは、今回は、嵐の予感の平氏一門と、
それを呼び込んだ宗子・家盛母子の掛け違った愛情に苦悩する姿、
離れていく弟に不安と寂しさを募らせる清盛と、そんな夫を理解し支える時子の夫婦の絆を描いた回でした。

1147年の祇園乱闘事件による忠盛との検非違使庁の蟄居生活から開放されて屋敷に戻った清盛が、後の宗盛を産んだ時子を労っているところに、
母・宗子の心痛を察した家盛が現れ、これよりは自分が平氏の跡継ぎになると宣言する。
そして今でも清盛に呪詛をしている僧侶たちに配慮して、賀茂の祭りで舞を奉じるという役も家盛にとの朝廷の命に、くさる清盛。
そして家盛の舞のさ中、藤原忠実は息子・頼長が男色の気があるのを知ってか(苦笑)
家盛は忠盛と正妻・宗子の子であるのに清盛におくれをとっているとささやく。
頼長、良い事聞いちゃった~とばかりに、早速家盛を招く。
この頼長の招待を、平氏一門は名誉だと喜び、次第に清盛は表舞台から外されていく―。

一方、藤原摂関家に忠義を尽くす父・為義と、由良姫ともぶつかって面白くない義朝は、町で偶然出会った清盛と酒を酌み交わし、頼長って厭なヤツだよねーと意見が一致したところで、
酒を売りにきた粗末な身なりの、後に義経を産む常盤と出会う。
ここの展開も巧いですよね、、義朝は由良を少し煙たいと思い始めていた直後の出会いですもん。


一方で家盛は、清盛はダメな奴、「そなたこそ平氏の棟りょうにふさわしい」と頼長の褒め言葉に
素直に疑うことを知らずに育った好青年、家盛は身も心も許してその気になるのです。

その甲斐あって翌1148年に家盛は従四位下右馬頭(じゅしいのげうまのかみ)に昇進。
清盛はまだ蟄居同然の生活で沈んだ日々を過ごす中、世継ぎの座などに拘なと、
そもそもそんな小さな了見では棟梁の器ではないと時子は突き放すのですが・・・


更に翌1149年鳥羽院の熊野詣の警護を任された平氏一門が集まる席で、家盛は自分を平家の跡継ぎにすると明言してくれと忠盛に詰め寄り、
その場で口を開かない忠盛に、清盛は父の内心の揺れを感じ取り、自ら降りると宣言してしまう。

逃げるように帰った清盛に、見込み違いだったなどという時忠の無礼な言葉が追い討ちをかけるが
一度わが殿と決めたものを、そう易々と変えられるとお思いにござりますか。
どれだけ落ちぶれようと、あなた様こそが、吾が光る君。それは生涯変わることはござりませぬ!

一門の中で孤独な長い日を送る清盛にとって、時子の言葉がどれだけ救いになったか。
思わずジンと胸が熱くなる夫婦のシーンでした

片や頼長に、御しやすいから家盛に棟梁となるべく推した、狙いは平氏の財力を藤原摂関家が握ることだったと知らされた哀れな子、家盛は
ホントは世継ぎなんかどうでも良かった。「ただ母上の笑うお顔を、、位を授かった、跡継ぎになったとお伝えした時、ただ当たり前の母として、喜んでいただきたかった」と宗子に告げて
熊野詣に向けて旅立ちます…

清盛兄弟が幼き日に起こった木登りからの家盛転落…その場で思わず清盛を恫喝した宗子―。
その後ろめたさが、時を経て吾が子家盛の道に翳をさすことになっていようとは、でもまだ宗子は不安を覚えていたに過ぎないのだけれど。。。
             
                                    
一門の為に頑張ったつもりでいた家盛が、実は平氏を危険に曝していたと知り、
熊野詣の帰途見かけた兄弟の姿に、ただ仲の良い兄弟として遊んだ木登りの日を思い出している頃、
清盛もまた無邪気に木登りをする清太たちを見ながら思い出しているのですね・・・

直情的ではあるけれど、世の為になる武士としての在り方を目指す清盛は誰にも懐柔しにくく―、
一門の前で、実の子が世継ぎをしたいと言った時に、嫡男は清盛と決めていた心の軸がぶれたという忠盛パパの父親としての一面。
母の為、兄を裏切り平氏の為にという初めての欲を頼長に付け込まれた家盛は深く傷つき、
そのまま落馬してしまい…―、
去り際の家盛の哀しい訴えが、宗子の胸に癒えぬ後悔を刻むのでしょうねぇ、、、

さあ、これで来週の「嵐の中の一門」の布石は全て整いました!
来週は家盛急死の波紋が大きな嵐となって平家に吹き荒れそうです。
久々に崇徳帝・井浦新さんも登場し、近衛帝をめぐる朝廷の展開も描かれるようですね、
楽しみです



今夜は「清盛」~♪

2012-04-08 19:50:44 | Weblog


大東駿介、不慮の死を遂げる役に「切なくなった」

NHK大東駿介インタビュー


遅くなりましたが、保元・平治の乱に向けた新キャストも発表されてましたね~。
吉沢悠くんが、藤原家成の嫡男・成親役で登場するのですね。
時代劇の悠くんは、恭子ちゃんとの「大奥」SP以来でしょうか。
でも、こんな役は彼自身初めてなのではないでしょうか?今からドキドキですが、
まだ、ちょっと先のようです。

幸せのちから

2012-04-07 22:35:53 | the cinema (サ行)

この手は、離さない──
全財産21ドルから立ち上がった父子の、実話に基づいた感動作。

原題 THE PURSUIT OF HAPPYNESS
製作年度 2006年
上映時間 117分
脚本 スティーヴン・コンラッド
監督 ガブリエレ・ムッチーノ
出演 ウィル・スミス/ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス/タンディ・ニュートン/ブライアン・ホウ/ジェームズ・カレン/

ホームレスから億万長者となり、アメリカンドリームを実現させた実在の人物、クリス・ガードナーの半生を基に描いた感動作。
骨密度を測る新型医療機器のセールスマンとして生計を立てるクリス(ウィル・スミス)は、大儲けを見込んで買い取った機器を思うように売ることができず、家賃や税金を払えない状態に陥ってしまう。妻のリンダ(タンディ・ニュートン)にも去られた彼は、証券会社の正社員を目指して養成コースを受講しようとするが……。

物語の舞台は1981年、サンフランシスコ。
全財産を投じて買い取った高級医療機器が売れず、クリスは家庭崩壊の危機を迎えていた。
かけもちで仕事をこなし支えてくれた妻は、息子のクリストファーを連れてでていくというが、
自身が実の父親を知らずに育った為、彼は何があっても息子を手放さないと心に決めていた・・・

しかし、一旦マイナスを背負った家計で、唯一の資産である機械が売れないとなると、
どこからも収入の当てがない5歳の子供を抱えたセールスマンは直ぐに追い詰められるのは解っている気がする。
そんな彼を支えていたのは、愛する息子のクリストファー。

彼は挫けそうなある日に出くわした、颯爽としたスーツの男が真っ赤なフェラーリから降りてきた時にトキメイタ!
あの日、その場を行き交う人たちがみんな幸せにみえた!
だから―、
無収入の半年間の証券会社の研修生になることを決めた・・・たとえボロボロの格好で
面接に臨まなくてはならなくとも、
たとえば、今夜モーテルに泊まるお金がなくとも…―


これは一人の男のサクセスストーリーではなく、その、人生の最も厳しく過酷な時期を、
愛する幼い息子とともに生き抜いた部分のみを描いているのが良かった!

きっかけは、ルービック・キューブだったかも知れない。
休日の子連れ訪問かも知れない。
しかし、私は思うのです。
スーツに着替える間もなく行かざるを得なかった面接が、
その時の彼の、面接官への返しが彼の道を開いたと。
――機転が利いて、明るく前向き――そしてそれはセールスに欠かせないポイントだと思うのです。
20人の中でしのぎを削る前に、取り敢えずその20人の中に入れたこと、そこに
真に履歴書でなく、人をみる人選があった事。ここが大きかったと思います

何があっても、子供と生きる。
どんな場面でも、くさらず最善を尽くす。
何時も傍で愛しみ、守り抜き、父親の責任と頑張る男の姿にやられた1本でした

度々の自然災害によって、日本の企業は元気をなくしている現在だから、
未曾有の就職氷河期を迎えている今の学生たちや、再就職に奔走されている人たちにはモチロンですが、
その人材を求める多くの企業の上層部の方たちに、是非観ていただきたいと思った作品でした。


ヘルプ ~心がつなぐストーリー~

2012-04-06 23:06:23 | the cinema (ハ行)

製作年度 2011年
上映時間 146分
原作 キャスリン・ストケット
脚本 監督 テイト・テイラー
出演 エマ・ストーン/ヴィオラ・デイヴィス/オクタヴィア・スペンサー/ブライス・ダラス・ハワード/ジェシカ・チャステイン/アリソン・ジャネイ/シシー・スペイセク/シシリー・タイソン/メアリー・スティーンバージェン

1960年代、人種差別が横行していたアメリカの田舎町に変化をもたらした実在の女性たちについて記したベストセラー小説を映画化した人間ドラマ
アメリカ・ミシシッピ州。1960年代当時、白人家庭でメイドとして働く黒人女性は“ヘルプ”と呼ばれていた。作家志望のスキーター(エマ・ストーン)はメイドの置かれた立場に疑問を抱き、彼女たちにインタビューをすることに。仕事を失うことを恐れて、皆が口をつぐむ中、一人の女性の勇気が社会を揺るがすことになる。

この時代の同じ南部を舞台とした作品は幾つか観てきましたが、最近だと
ダコタちゃんの「リリィ、はちみつ色の秘密」も同じ時代背景でした。
アチラも同じように白人女性と黒人女性が、新しい時代の扉をこじ開けていくといったものでしたが
コチラの方はそういう時代の雰囲気の中にあって、女同士の自尊心を懸けた戦いの方が楽しめる展開で、
明るく痛快なバトルにグッときて後味も爽やかな作品でした。

アメリカ南部の上流階級の幾つかの家庭を舞台に、その家のHELPと呼ばれる家事を手助けする黒人の女性の目を通して描かれていきます。
主人公のスキーターも、幼い頃から母親代わりに自分を育ててくれたのは大好きだったメイド。
公民権運動が盛んになっても尚、この南部では公然と人種差別が行われていて――というより
それを抑え付けるように、一部の差別主義者は徒党を組んで黒人への虐めに精を出すのです。
それはまるで今の子供社会の虐めの原型のようです・・・。

ただ、富裕層のオトナのイジメですから、ここではバスやトイレといったものが描かれますが、
現実にはレストランや映画館など、全てにおいて隔離されていたのは周知の通り。
しかし、メイドたちが我が子同然に子供を愛して育て、他の家事もこなす中で、
信頼を寄せるどころか、トイレ問題はあまりにも非人道的だと思わずにはいられません。



スキーター自身が子供の頃にイジメに遭い、そんな時も母親のように自分を見つめ育ててくれたナニーが素晴らしかったのもあって、
この故郷ジャクソンの恥ずべき実態を、自分のデビュー作にしようと頑張るのですが、、、

何かと仕切るエリザベスや、手ごわい婦人会リーダーのヒリーの目を盗みながら
エイビリーンやミニーへの取材を開始するスキーターは、実はホンの案内役。
彼女の埋めたバクダンで物語が動き出すと、何もしない母親・エリザベスvsエイビリーン、
見栄っ張りで母親をないがしろにするヒリーvsミニー+シーリアの攻防が楽しめます

少しお弱い、白痴美人シーリアはとある理由で、ボス的存在のヒリーに虐められるけど、
それすら気づかないほどの善人振りで、ナイスボケナイスキャラでした
この戦いを傍で見守るミセス・ウォルターズ=シシー・スペイセクが楽しませてくれ♪
真っ直ぐなスキーターから逃げていた母親のアリソン・ジャネイもなかなかの存在感でした


まぁ、女性の為の女性による物語、っていうことでロクな男は出てきませんが、
それぞれが幸せを見つけていくラストはやっぱり清々しい。
約2時間半と長いですが、面白く観れました

ドライヴ

2012-04-05 22:16:53 | the cinema (タ行)

原題 DRIVE
製作年度 2011年
上映時間 100分 映倫 R15+
原作 ジェイムズ・サリス
監督 ニコラス・ウィンディング・レフン
出演 ライアン・ゴズリング/キャリー・マリガン/ブライアン・クランストン/クリスティナ・ヘンドリックス/ロン・パールマン/オスカー・アイザック/アルバート・ブルックス

天才的なドライブテクを武器に、昼は映画のカースタント、夜は強盗逃し専門の運転手をしているドライバー(ライアン・ゴズリング)。ドライバーはアイリーン(キャリー・マリガン)にひそかに思いを寄せていたが、彼女には服役中の夫スタンダード(オスカー・アイザック)がいた。ある日、服役から戻ってきたスタンダードがガレージで血まみれで倒れている姿をドライバーが目撃し……。

先ず始まって直ぐに目に飛び込んできた映倫 R15+にひえぇぇぇ~聞いてないよ~でした
うそ~ん、、そうなの~ぉぉぉ・・でしたが、まあ、心の準備ができたのでよしと思う事にして
覚悟して観ましたが、ちょっと目をつぶったのは2回だけ、後は大丈夫でした

主人公が"天才的なドライブテクを武器に―”というところで、「トランスポーター」っぽい雰囲気なんだろうと勝手に思ってた私、、
なのでアクションシーンもあんなにグロいとは思わず、ちょっとビビリましたが、
主人公に名前もなく、同じアパートに住む母子に心の安らぎを覚え、事件に巻き込まれていく展開&
裏社会絡みの流れは、どちらかというと「アジョシ」の方が雰囲気は近いかも知れません。

ドライバーの男に関しては、名前もないし、
自動車修理工場で働く孤独で寡黙な男だが、一匹狼でやっていけるだけあって実はケンカも強い。
地味に、目立たないように暮らしていた彼が、同じアパートに住む、
同じようにちょっと寂しげな人妻に惹かれていき・・・―で、
物語は至ってシンプル。

ドライバーが惹かれた女の夫は、スタンダードだなんて(笑)中途半端な男だけれど根っからの悪党ではないが、
その中途半端さがアクに付け入られ、妻子を危険に曝す。
男はそれを守りたい…―
ここまでもが急展開過ぎて、ちょっと命知らずにも程があるわって感じなんだけど、
謎めいた雰囲気のドライバー・ライアンは、
静かに決心、淡々と粛々とコトの収束に向けて仕事をこなして行くんです。
その、要らないところはバッサリ切り捨てているぐらいの単純さがカッコイイ

昔から、この手の男は、男性の憧れるヒーロー像なのか。男のロマン?たとえば昔の高倉健サンとかみたいな?(笑)
なので、コレは男性にオススメの作品ですが、ライアン・ゴズリングいい雰囲気なので
バイオレンスシーン大丈夫であれば、女性も楽しめると思います。

平清盛 第13回

2012-04-02 21:33:27 | TV dorama

脚本 藤本有紀
演出 柴田岳志
制作統括 磯智明
音楽 吉松隆
語り 岡田将生
出演 松山ケンイチ/深田恭子/玉木宏/豊原功補/三上博史/山本耕史/阿部サダヲ/加藤浩次/小日向文世/和久井映見/松雪泰子/上川隆也/中村梅雀/中井貴一
第13回 「祇園乱闘事件」 11.3%
1147年、 清盛の放った一本の矢が世を揺るがす騒動に発展してしまう。都を度々荒らしていた僧兵に立ち向かう清盛(松山ケンイチ)はついに神輿(しんよ)に向けて矢を射る。世を悩ませていた強訴(ごうそ)を更に過熱させてしまった清盛の行いは、清盛・忠盛(中井貴一)親子の流罪についての議論を呼び起こしてしまう。

発端は一門の繁栄祈願のため祇園社(現・八坂神社)を訪れていた清盛たちが僧兵に因縁をつけられたことで乱闘となり、
平氏をうとましく思っていた比叡山延暦寺の僧・明雲が清盛一党の厳罰を求めて直訴すると、
すぐさま(忠盛の命で)検非違使に部下を差し出した清盛に、益々腹を立てた彼らは神輿(しんよ)を担いで強訴を始め、
それを神輿を避けて食い止めようと源氏が阻止する中、清盛の放つ1本の矢が命中しその場を震撼とさせたこと。

清盛たちを流罪にして平氏を押しやり、藤原摂関家の実権拡大としたい頼長に迫られ、
その真意を知る鳥羽院は信西の意見を求めるも、決心がつかず・・・



一門の重臣たちが集まる場で、今回も兄思いの家盛は、兄上だってわざとやったんじゃないよねぇ~と庇うけど、真っ直ぐな男、清盛は狙ってやったんだよーと
「あんなものただの箱じゃ、神など宿ってはおらぬ」とキッパリ!
で、その場では清盛にガツンとやったパパ忠盛だけど、ホントは嬉しかったらしい。。。
だって、かつて若い日に自分が愛した舞子も、もののけと畏れられた白河法皇にたった一人で楯突いた女子。迷信や権力に屈しない清盛が舞子の子だと、世に必要な男だと。

蟄居する忠盛に、宗子は着替えを差し入れるが、その時に舞子の思い出の品をみつけてしまい、
母を悲しめる存在の兄に対して、感情が変化していく家盛くん…
そうとも知らず、 時子の差し入れた双六で昔話に浸る忠盛―。双六(賭け事)が強いのは母譲りだと清盛に言っていたら
そこへやって来る悩める鳥羽ちゃん、
ワザとやったの?手違いだったの?と詮議します。で、
ここで時子の差し入れた双六がモノを言うんですね。清盛はサイコロを握り締めて賭けにでます!



結果、ホントは手を焼いていた強訴を繰り返す僧兵たちを黙らせ、自分の中にあるドロドロとした血を洗い流してくれた清盛こそが乱れた世に報いられた一本の矢だという鳥羽ちゃん、
罰金だけで流刑をまぬがれる清盛父子。賭けに強いことを立証~。

平家一門の穏やかさは、黙って忠盛に仕えてきた宗子の耐える愛に支えられてきたのでしょう。
そんな宗子の忠盛に向ける愛情が傷ついたと解ったことで、さて優しい息子は――

宗子と同じように既に子供のいる清盛の後添えで、清盛の大恋愛を知る時子なのですが、
ここで性格の違いが結果、功を奏した夫への差し入れの顛末…。
夫の心の秘密に傷つき、それを息子家盛に黙っていられなかった宗子が招いた翳。
この物語の大きなキーパーソン、宗子。さ、いよいよ物語は大きく動き出します!

今回はようやく清盛がストーリーの中心にきた感じでしたね!(遅いよっ)

それにしても、清盛(平氏)を軸に描くとこんなにも面白い!
歴史モノとはいえ、どこまでが史実か解らない時代の、
歴史をつくる人間のドラマとして、初回~4回に続いて面白かった今回は外せない回でした。


今月の気になる作品♪

2012-04-02 13:02:26 | Weblog

気温の変化が激しく、イベントなども多いことから
人ごみでのインフル感染にも要注意のこの頃・・・かくいう私も珍しく風邪をひいています
主婦は安静にしていられないのがイタイところですが、皆さんは大丈夫ですか?

さて今月も厳選しましたが、それでも諸事情あり、何本観れるでしょうか。

4月7日(土)
アーティスト
サイレントからトーキーへと移り変わるころのハリウッドを舞台に、スター俳優の葛藤(かっとう)と愛を美しいモノクロ映像でつづるサイレント映画。

タイタニック 3D
「アバター」で3D映画の新時代を切り拓いたキャメロン監督が、自らの代表作である本作を最新のデジタル技術で変換処理を施した3Dバージョン・・3時間超。。

別離
ベルリン国際映画祭金熊賞などを受賞した人間ドラマ。ある夫婦の危機に隠された真実が?
『彼女が消えた浜辺』のイラン映画界の異才、アスガー・ファルハディ監督作品。

4月21日(土)
捜査官X 武侠
ピーター・チャン監督のアクション&ミステリー。
ドニー・イェン/金城武/タン・ウェイ

タイタンの逆襲
『タイタンの戦い』の続編?
サム・ワーシントン/リーアム・ニーソン/レイフ・ファインズ

4月28日(土)
テルマエ・ロマエ
古代ローマ帝国の浴場設計技師が現代日本の銭湯にタイムスリップするという主人公ルシウスを阿部寛が。共演に上戸彩

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萩原浩の小説「愛しの座敷わらし」を映画化した家族の再生物語


ル・アーヴルの靴みがき」 4月28日公開 アキ・カウリスマキ監督 ユーロスペース......
製作国・地域: フィンランド/フランス/ドイツ
オレンジと太陽」 4月14日公開予定 監督 ジム・ローチ 岩波ホール......
製作国・地域: イギリス
この2本は、上映館の問題で行けそうにないので、ご覧になった方の感想を楽しみにします。
レオとケイトの「タイタニック」はもう何度観たか解りませんが、久しぶりに劇場で観たい!
でも3Dで、3時間・・・・がネックとなりそう~。

時間がなくて慌しくチェックしましたので、
他にオススメがありましたら教えて下さい~♪
migちゃんのブログで気になった1本「別離」追加しましたー☆
「ドライブ」は鑑賞済み、感想は後日