to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

夜行観覧車 1・2話

2013-01-31 23:29:54 | TV dorama

高級住宅街のエリート一家で起きた殺人事件を3世帯の家族を中心に描いたサスペンス

毎週金曜 22:00~22:54 TBS系
原作 湊かなえ 「夜行観覧車」(双葉社刊)
脚本 奥寺佐渡子 清水友佳子
演出 塚原あゆ子 山本剛義
出演 鈴木京香/石田ゆり子/宮迫博之/杉咲花/安田章大/宮崎香蓮/中川大志/田中哲司/夏木マリ/高橋克典

第1話 高級住宅街の殺人!渦巻く悪意…家族崩壊
2013年1月。誰もが憧れる高級住宅地「ひばりヶ丘」で事件が発生した。
遠藤真弓(鈴木京香)の憧れの、向かいに住む淳子(石田ゆり子)の家の前に救急車が停まっている。
夫の啓介(宮迫博之)は、ドアの覗き穴から青ざめた顔を押し付けるように覗いていて、娘の彩花(杉咲花)は、薄暗い荒れた部屋で頭を抱え込むように丸まっている―。
そして、観覧車は未だ建設中の、2009年9月の、遠藤家がひばりヶ丘で一番小さい家に引っ越してきた日に話は遡る―。


典型的な庶民派でありながら、度を越した真弓の虚栄心の強さが少しずつ露わになっていく。
憧れを憧れのままですまさない。
家のローンも余裕があるわけではないらしいのに、
「ひばりヶ丘」の住民になったから、ロクに準備もしてないで、
小6の娘を高橋家の娘が通う私立校を受験させようなど、
無謀過ぎて頭が悪いとしか思えない真弓の単純さは罪ではないのか。


ささやかな幸福を感じていた仲良し家族、しかし、真弓が自分の更なる憧れの生活にと家族を引っ張る先には
自分だけが気づかない格差が歴然とあり、
その虚栄心の強さのためか、かなり鈍感な真弓。
その為に世間知らずの娘の彩花が先ず犠牲になり、小島さと子に洗礼を受ける―。
子供を招いたパーティーで恥をかかされた彩花を、優しくフォローする淳子。
向かい合わせた2つの家族は急接近し…―

湊かなえの描く痛い母親像、とりわけ女の内に潜む虚栄心や残酷さ、母性と見紛うエゴが
ここでもザックリあぶり出され、
2013年に起こった高橋家の殺人事件の、動機と真相をめぐるサスペンスは、
現在と、過去の3家族の出来事を織り交ぜながら進行していく。

街のシンボル的観覧車が、完成形の現在。建設途中にプレイバックで過去、と
解りやすい時間軸の移動となって、
3家族のポジションを描きながら、登場人物の心理もキチンと描ききっていて
とても惹きつけられた初回でした。
                        


第2話 美しい街に隠された秘密…謎の失踪
2013年、刑事の結城(高橋克典)は、弘幸(田中哲司)が殺されて、慎司(中川大志)が行方不明になっている事件の捜査に乗り出す。2010年4月、私立の受験に失敗した彩花(杉咲花)は、小学校の級友・志保たちと同じ公立中学に入学。比奈子(宮崎香蓮)や慎司と顔を合わせるのは複雑な心境だ。一方、真弓はさと子(夏木マリ)から春崎家での結婚披露パーティーに誘われるが、祝儀が一律10万円だと知り戸惑う。
(あの幸せそうな家に事件が起こるわけがない。
   もし何か事件が起こるとしたら、それは・・・ウチの方だ・・・―)

 2013年1月22日、事件当日。真弓は、そうつぶやいていた。。。
騒然としている事件直後の高橋家の写真を撮ろうという彩花をたしなめるが、
「あんなに仲良くしてもらったのに」という真弓に「仲良かったのはアンタだろ!」
母のお願いで清修学院を受験して失敗して、、
公立中学で虐められている彩花は今、母親をアンタと呼びペットボトルを投げつける娘に…

2010年、高橋家は慎司の入学した清修学院に、遠藤家は坂ノ下の公立中学の入学式に。
それぞれの春を迎えて幸せな2つの家族。
そんな家族の後ろ姿をみながらプライドの高い「ひばりヶ丘」のセレブ妻たちは、
「チョット文化の違う遠藤家」に対して、住むのは勝手だけど越してきただけでひばりヶ丘の住人にはなれないってことが、追々解ると予言する

住人の誰が結婚しても、一律指1本(10万)を1万だと解釈する真弓は
驚きながらも次に口にしたのがどういう格好で行けばいいのか?「気楽な会」という言葉で出かけると
出席者は全員訪問着だった―。
前回彩花が味わった辱めを、今度は真弓が味わう事になるが、鈍感な女は強い
一人でベンチに座る真弓に、事前に教えてあげればよかったと慰める淳子に
「ひばりが丘に慣れたつもりでいたけど、まだまだだね」
・・・鈍感な女は強い........。

しかもこのお披露目会の10万を引き出すと、真弓の預金残高は6千円。。。

高橋家の子供部屋の改装に行った啓介(宮迫博之)は、思わず口にした独立に、
弘幸は1千万の融資を申し出て、啓介は一旦は断るが、心はゆれる。
―無理して家を建てる前に、独立のハナシを考えても良かったのではないか―

そういう啓介に、家を建てたのは彩花の為という真弓。
また新しい服を買った真弓にいくら外観を変えても中身は変わらないという啓介にも、
「・・・そうかなぁ~・・・?」

そんな真弓だもの、家の前まで来ていながら彩花に会おうとしない同級生達の変化や、
高橋家と家族ぐるみの釣りに出かけない彩花を不思議に思わない・・・。
可哀想なくらい想像力がないみたい。。。

実は淳子は弘幸の後妻で、デキのいい長男の良幸(安田章大)は先妻の子であると打ち明けられる。
バスケで評価されていても、実の息子慎司の成績不振に淳子は心を痛めていた。

そして―2013年1月22日、事件当日。
錯乱状態で事情聴取もままならず、入院していた淳子は病院から姿を消し、
結城(高橋克典)に事情を訊かれていた比奈子は、行方の分からない弟を心配するが・・・

何で真弓は「ひばりヶ丘」に憧れたのか?何を観てたの?
街が美しいから?高級住宅地に住む人が幸せそうだから?
そこに住めば自分も高級になり、幸せになれると思ったのか?
その割に、洗濯物の干し方で注意を受けるなんて、、、ダメじゃん
でも、、、もう一度言いたい。
鈍感な女は強いんです。
でも、普通はそうじゃない。
きっと傷つき、折れてしまう。
そんな普通の神経を持った人たちが、これからもっと傷ついていくお話なんだろうな・・・

明かされていく過去はきっと陰惨なものかも知れないけれど、
現在の、傷つき行き場をなくした高橋家の人たちを見守って行きたい。


第3話「狂い始める家族の歯車…逃亡する母子」は明日10時から放送です。
コメント

るろうに剣心

2013-01-30 21:20:50 | the cinema (ラ・ワ行)

かならず、帰る。
製作年度 2012年
上映時間 134分
原作 和月伸宏『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(集英社刊)
脚本 藤井清美 、大友啓史
監督 大友啓史
音楽 佐藤直紀
出演 佐藤健/武井咲/吉川晃司/蒼井優/綾野剛/田中偉登/平田薫/奥田瑛二/江口洋介/香川照之/斎藤洋介

和月伸宏のコミック「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」を実写化した時代劇アクション。「人斬り抜刀斎」こと若き剣客・緋村剣心が訪れた街で、彼の名を名乗る人物が起こした事件に遭遇する騒動を描いていく。
幕末から明治になり、かつて「人斬り抜刀斎」として恐れられた剣客・緋村剣心は「不殺(ころさず)」の誓いのもと流浪人となっていた。流浪の旅の途中、剣心は神谷道場の師範代・薫を助けたことから、薫のところで居候することに。一方、街では「抜刀斎」を名乗る人物による人斬り事件が発生しており……。

これは昔、子供が小さい頃アニメのファンでしたので、一緒に観ていました。
が、映画の方はキャスティングを知った段階で特には惹かれず、劇場公開は見逃しました。
でも、子供が観たいというので超新作、レンタルして観ました。

凄かったです
GOEMON」で霧隠才蔵、大沢たかおさんの少年時代を観た時から、佐藤健クンは時代劇が似合うと思っていたし、アクションも出来るんだと確信していましたが、
冒頭からのアスリート張りの運動能力はハンパ無い!


「るろうに剣心」の映画版としては、ちょっともろ手を挙げてとは言い切れない部分もあるけど、
やっぱりアクロバティックなアクションに終始、というか頼り過ぎで、
本来のキャラとは程遠い描き方だったのが、斎藤一や恵どの。
覚えているシーンもあったので、恵殿は最初からの不安要素だったのが的中した感じで残念。
弥彦も全くいいとこなしで、これは続編の為にわざとなのかしら

まあ、ストーリーはアレでしたが、他キャラは結構記憶にあるイメージに近かったかも。

中途半端にちょこちょこ出てくる斎藤一に、一瞬の牙突もう笑うしかなかったけど、
番神vs左之助のバトルは楽しかったし、
子供が楽しみにしていた綾野クンの外印vs剣心♪
香川さん演じる観柳邸では、やっぱりガトリングに盛り上がりました
そして、
コレが一番合っていた吉川晃司演じるカラコン刃衛と健クンの飛天御剣流双龍閃

なんやかんや言っても、キレッキレのアクションシーンは見応えありです



コレは原作のキャラのイメージとかがない分、原作を知らない人の方が素直にアクションメインの作品として楽しめるのではないかと思いました。
剣心の、不殺の誓いの葛藤も綺麗には描かれているシーンもあるにはあるのですが、
その心情が、初めて見る人には伝わったのかどうか・・・
少年の日にコミックに嵌っていた子供は、
刃衛とのシーンでいろいろ蘇ったものか、健クンの剣心に結構ぐっと来たみたいでした。

逆刃刀を携える剣心の苦悩が、この作品1本で伝わるかどうかはさておき、
映像を含め雰囲気、アクロバティックな殺陣は本当に素晴しかったです
コメント (2)   トラックバック (4)

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日

2013-01-27 11:45:19 | the cinema (ラ・ワ行)

なぜ少年は、生きることができたのか。

命を奪うのか、
希望を与えるのか

原題 LIFE OF PI
製作年度 2012年
上映時間 127分
原作 ヤン・マーテル『パイの物語』(竹書房刊)
脚本 デヴィッド・マギー 、ディーン・ジョーガリス
監督 アン・リー
音楽 マイケル・ダナ
出演 スラージ・シャルマ/イルファン・カーン/アディル・フセイン/タブー/レイフ・スポール/ジェラール・ドパルデュー

世界的な文学賞ブッカー賞に輝いたヤン・マーテルのベストセラー小説「パイの物語」を、『ブロークバック・マウンテン』などのアン・リー監督が映画化。
1976年、インドで動物園を経営するパイ(スラージ・シャルマ)の一家はカナダへ移住するため太平洋上を航行中に、嵐に襲われ船が難破してしまう。家族の中で唯一生き残ったパイが命からがら乗り込んだ小さな救命ボートには、シマウマ、ハイエナ、オランウータン、ベンガルトラが乗っていた。ほどなくシマウマたちが死んでいき、ボートにはパイとベンガルトラだけが残る。残り少ない非常食、肉親を失った絶望的な状況に加え、空腹のトラがパイの命を狙っていて……。

――という、大海原に、動物!予告で美しい映像にそそられたので、これは3Dで観てきましたが、
予想通り。3Dの迫力が生かされていた映像美に満足でした

ただ、予想に反してパイのサバイバル生活までの前置きが長くて、
しかも、そこに後半への重要な伏線があると予測できる流れで、
インド時代の一家の物語が延々と続くのは想定外ですが、ガマンのしどころです。

物語はパイ・パテルというインド人男性が、小説のネタを探していたカナダ人作家に、
幼い少年の日の一家の想い出やリチャード・パーカーと名付けられたベンガルトラとの出会い、
カナダに移住することになるまで、を話して聞かせる形式で進んでいき―
船中で一家に起きたこと、いよいよ嵐に遭遇し、ボートに乗り込んできた動物達との別れがあり、
そこからリチャード・パーカーとの、太平洋ふたりぼっち(?)の漂流生活が描かれます―。



全編3Dと言うわけではないけれど、序盤の色鮮やかで美しく
臨場感ある動物達のシーンで、すぐさま心を掴まれました
意外なことに漂流生活の舞台では、3D映像は少なかったですが、
取って代わるように今度は丹念で自然なCGの映像美。
というよりも、逆に美しすぎて不自然なまでに神秘的な映像美に息を呑みます。

その、余りに美しく、この世の物とは思えない映像が、
観終わった時に(そうだったのか・・・)となるわけですが……


パイ・パテルが作家に語り終える時、
もう一つの漂流物語が観る者に消えない疑惑を残します。

ともあれ、少年パイの美しくも過酷な漂流生活を、共に味わい、見守り、、
最後の 何故・・・ を考える時、、、心が震えます......

ベンガル・トラの“リチャード・パーカーの名前に関する元ネタ”が公式に紹介されています。=こちらオススメ
コメント (22)   トラックバック (49)

信長のシェフ 第3話

2013-01-26 22:04:39 | TV dorama

週刊漫画誌に連載中の同名漫画を基に、
戦国時代にタイムスリップして織田信長の専属料理人となる青年の苦難と奮闘を描く

原作 西村ミツル、作画 梶原卓郎「信長のシェフ」(芳文社)
脚本 深沢正樹 倉持裕
監督 兼崎涼介 田村直己 藤岡浩二郎
出演 玉森裕太/及川光博/志田未来/ゴリ/芦名星/宇梶剛士


第3話 テリヤキの乱! 将軍vs平成のシェフ
北畠具教の軍勢への進撃を報告するため、信長(及川光博)は将軍・足利義昭(正名僕蔵)の元を訪問。しかし、自分の許可もなく攻め入った信長に、義昭はあきれ返る。―

秀吉を始めとする家臣たちが不安視するも、信長はケンを伴って京の二条城へ。
将軍義昭を前にしても、常に会話の主導権を握る信長は、
御所の味を超える「本膳料理」を出すと宣言!
日本料理の知識も忘れていない記憶喪失のケンに!です

で、ココでようやく和食に不可欠の醤油にチャレンジ♪
未知の味、醤油を使った「テリヤキ」で、将軍を瞬殺でございました

その未知の味に、ケンが欲しくなった将軍は上から目線でおねだりするも、
世界に打って出る自分にケンは必要不可欠と、にべも無く却下する信長
その将軍が次にどんな手を使うか、読んでいながらケンと夏を解放し―
ま、そのおかげでケンと夏はつかの間、いい感じに~

毎回ケンを切り札に、戦わずしてここまで勝ってきている信長が、
いくら凄腕の楓を付けているとは云え、自分が将軍を誘き出すエサにされたことで、
信長という人物の本質に戸惑うケン。。冷酷なのか、実は優しいのか・・・?!

しかし、将軍の顔を潰した信長とケンに、更なる嫌がらせが待ち受けていたが―。


勝った者のみを重用し、負けた者は切り捨てる信長に対し、
勝負に負けた者へも敬意を払い、協力者にしていくケンなればこそ、
食材の調達から大量の調理、当時の代表的な名物を見事揃えて、危機を乗り越えられました

そして、ちょいちょい出てくる謎の女!
ケンてば、ダイヤのピアス、贈る仲だったの~気になる
ってか、ホントは幾つ設定?キニナル
段々とフラッシュバックシーンが長くなって来てます!来週も楽しみです~♪

コメント   トラックバック (5)

信長のシェフ 1・2話

2013-01-23 22:15:08 | TV dorama

週刊漫画誌に連載中の同名漫画を基に、
戦国時代にタイムスリップして織田信長の専属料理人となる青年の苦難と奮闘を描く

原作 西村ミツル、作画 梶原卓郎「信長のシェフ」(芳文社)
脚本 深沢正樹 倉持裕
監督 兼崎涼介 田村直己 藤岡浩二郎
出演 玉森裕太/及川光博/志田未来/ゴリ/芦名星/宇梶剛士

第1話
あるレストランで突如炎に包まれたフレンチシェフのケン(玉森裕太)は、記憶喪失になった上、戦国時代にタイムスリップしてしまう。いきなり戦に巻き込まれて絶体絶命のピンチに陥ったケンは気を失い、若き刀鍛冶・夏(志田未来)に助けられる。夏の家で目覚めたケンは、自分の境遇に混乱するばかり。そこへ猿に似た兵士(ゴリ)が現れ、ウナギ料理を作れと言い出した。料理という言葉に刺激されたケンは、鮮やかな手つきでおいしいウナギ料理を作り、夏と兵士を驚嘆させる。
現代でフレンチのシェフとして働くケンがふと目を覚ますと、そこは戦国の世の京都だった!
間者に間違われ、目の前で仲間を斬り殺されたケンは、刀鍛冶の夏に助けられ…―

夏の家にかくまわれたケンは、成り行きで宇治丸(現在のウナギ)を使った料理を
後の木下藤吉郎秀吉に振る舞うが、そこに敵兵が現れ、巻き添えで殺されかけたところを
間一髪、織田信長に助けられる―。
イッキに信長、サル、明智光秀と出会うケン。歴史も忘れてなかったね
数日後、信長は料理頭の井上と料理で勝負をするよう命じる。「負けた方は殺す」

「いざ参らん。戦国のキュイジーヌ」って、一応お約束のキメゼリフなのね
フランス語で「台所」「厨房」を意味するそうですが、「料理」という意味もあるようです。

玉ねぎ料理ばかり作って食べていた頃(爆)より、はるかに包丁が似合う玉森くん
うつけ者というよりは、短気、尊大、新し物好きという信長のキャラは、
意匠も含めてミッチーにぴったり
稲垣吾郎ちゃんの明智光秀、曲者的でなかなかいい味
男言葉の志田未来ちゃんもなかなか可愛いです♪

歴史は大の苦手ですが、この先も歴史上の人物との出会いがケンを待っていそうで
料理で戦うちょっと脱力系シェフ(笑)の奮闘が楽しみ~♪



第2話
平成の世からタイムスリップし、自分の名前が「ケン」であるということと、料理の心得があること以外は記憶を失ってしまった男は織田信長のシェフとして、戦乱の世を生きていくことになった。
ある日、信長は南伊勢の北畠具教を攻めると宣言。そして森可成に、ケンを戦場に連れていき、戦で使い物になるかどうかを見極めてくるよう命じる。


「明日死ぬかもしれない戦場で、皆が食べたいものとはなんだろう…?」
夏の心配をよそに、死ぬかも知れない心配より、料理の事で頭がイッパイのケン。
そんなケンから離れがたい夏も兵士に紛れてついて行く。

戦場でケンの即席の湯漬けを振る舞われ、勢いをつけた可成軍は阿坂城を攻め落とすが、
肝心の本城は兵糧攻めにもしぶとく凌ぎ、これ以上の長期戦は織田軍にとっても損である、と伊勢国司・北畠具教に手を焼く信長が考えた和睦の手段とは?!

ケンに和睦のための料理を作るように命じる信長。「おぬしが戦を終わらせるのじゃ」
先に可成から北畠具教の地位の高さを聞いていたのがヒントになり、
ケンはグルメであったであろう北畠親子をうならせます

  人間五十年 化天のうちをくらぶれば 夢幻の如くなり
    一度生を享け 滅せぬもののあるべきか


「敦盛」を舞い、立ったままで湯漬けを食べて出陣、というエピがココで使われるとは!?
ケンの鮭尽くしの湯漬けから「敦盛」に繋げる強引さ
史実では信長が古臭いからと封印させた打ち鮑・勝ち栗・昆布を前に
立ったまま湯漬けをかき込み出陣したとか。
信長の短気、乱暴~というキャラが上手く出ていて、
戦争を知らない平成生まれの今時感漂う草食男子ケンとのギャップが意外に合ってる不思議~
これは完走できそうです♪
コメント (2)   トラックバック (4)

武士の家計簿

2013-01-21 22:00:28 | the cinema (ハ行)

刀でなく、そろばんで、家族を守った侍がいた。
製作年度 2010年
上映時間 129分
原作 磯田道史『武士の家計簿「加賀藩御算用者」の幕末維新』(新潮新書刊)
脚本 柏田道夫
監督 森田芳光
音楽 大島ミチル
出演 堺雅人/仲間由紀恵/松坂慶子/西村雅彦/草笛光子/伊藤祐輝/大八木凱斗/嶋田久作/中村雅俊

代々加賀藩の財政に携わり“そろばんバカ”と呼ばれた下級武士が、妻の支えを得ながら一家、そして藩の財政を切り盛りしていく姿を描く。
会計処理の専門家、御算用者として代々加賀藩の財政に携わってきた猪山家八代目の直之(堺雅人)。江戸時代後期、加賀百万石とうたわれた藩も財政状況は厳しく、加えて武家社会には身分が高くなるにつれ出費も増えるという構造的な問題があった。直之は、家財道具を処分し借金の返済にあてることを決断し、猪山家の人々は一丸となって倹約生活を実行していく。



時代劇なのに、剣を使うシーンが全くない、
江戸時代のいわばサラリーマン家庭が、お家の財政困難に際し、
また家庭の財政破綻を目前に奮闘する様子と、その中で起きる騒動やすれ違いを描いた物語。

原作がとある武家の家計簿であったことは知っていたけれども
そこに時代を生き抜いてきた市井のひとの、慎ましくも温かな家族のドラマを感じ、
経済不安の現代の私たちに届けてくれたのがイイですね

御算用者でありながら、借金の総額は年収の2倍にも膨れあがっていたというのに
なんともお気楽な直之の両親に、中村雅俊と松坂慶子が憎めないゆるさで
子供時代の直之を見守る祖母の草笛光子さんも相変わらずの存在感でした♪

そんな中で新しい家族を持ち、子育ての中でお家存亡の危機を迎える
直之と妻の質素倹約に励む姿と、親の姿を見て育つ息子・成之の関係がメインに描かれ、
世間体を気にせず、倹約を工夫で乗り切る明るい家庭の、
ある日の記憶に焦点があてられるのですが…

どんなに貧しくても、心まで貧しいわけではない。
自分の、何を持って家族を護るのか?という父の背中―。

厳しく叱責する親の心は、大切な我が子に伝わるのか
子供は忘れるんですよ・・・」そうなのです.......。
でも、悲しく辛い思い出は、親も子も忘れない…―

力むことなく大らかに生きる。
猪山家の人の生き方を森田監督らしいタッチで、大げさな笑いをとらないところも好いし、
犀川を行く3人が観れたラストが良かったです
コメント (4)   トラックバック (5)

テッド

2013-01-20 12:06:14 | the cinema (タ行)

世界一ダメなテディベア、出没。
動いて、喋って、オヤジになった。

製作年度 2012年
上映時間 106分 映倫 R15+
監督 セス・マクファーレン
出演 マーク・ウォールバーグ/ミラ・クニス/セス・マクファーレン/ジョエル・マクヘイル/ジョヴァンニ・リビシ/ノラ・ジョーンズ/サム・ジョーンズ

命が宿ったテディベアのテッドと自立しきれていない中年男のコンビが巻き起こす
ドタバタ異色コメディー
いじめられっ子からも無視される孤独なジョンは、クリスマスプレゼントとして贈られたテディベアと友人になれるように祈る。彼の願いが通じたのか、テディベアに魂が宿り、ジョンにとって唯一無二の親友テッドとなる。それから27年の月日が経ち、中年となっても親友同士であるジョン(マーク・ウォールバーグ)とテッド。一緒にソファでくつろいでは、マリファナをくゆらし、映画を楽しんでいる彼らにジョンの恋人ロリー(ミラ・クニス)はあきれ気味。ジョンに、自分とテッドのどちらかを選べと迫る。

終了時間の関係で、当初予定していた邦画を断念。コチラを観てきました。
そもそも洋画に限らずドタバタコメディーが苦手なので、多少の不安もあったのですが、
プラス、下ネタ満載ということで、、やっぱり引いた部分も多かったです。

R15+の指定があるっていうことで、そっち方面(爆)は覚悟の上でしたが、
どうしてもダメな、パーティの落し物。しかも人様の
ああいうの、まずダメなんですよね~。
おまけにテッドったら、レジのかわいコちゃんの気を引くうちに悪乗りが過ぎて・・っていうところも


時々のI Love You~ の音声が可愛くて可笑しかったけど、
80~90年代の懐かしネタも、ご本人登場の二人の盛り上がりも、
当時を知らなくても(私は知っていますが)ある程度予想は出来ますが、
私の隣の20代の方たちは置いてけぼりだったようで、終了後「ナントナク置いてかれたあ~」とつぶやいてました。
同列の、オープニングタイトルから声高に笑っていた高齢のお姉さまとは対照的

まあとにかくぬいぐるみなので、その言動のエロさもギャップがあって楽しいけど、
下品な部分は要らなかったな~。
でも、私がやり過ぎと感じた部分も、男性なら笑えるのかも
なので、男同士で観に行くっていうのが一番かな~。
間違っても、付き合い始めたばかりのデートでは行かれませんように
コメント (14)   トラックバック (43)

一足お先の冬ドラ

2013-01-16 23:53:39 | TV dorama


いつか陽のあたる場所で ☆☆☆
毎週火曜 22:00~22:50 NHK総合
上戸彩/飯島直子/浅野温子/斎藤工/大東駿介
乃南アサの原作小説のドラマ化。人生につまづき、罪を犯した刑務所帰りの2人の女性の友情物語
ホストに貢ぐために昏睡強盗を犯してしまった小森谷芭子(上戸彩)が出所した時に出迎えてくれたのは、家族ではなく、
服役中に知り合った、家庭内暴力から息子を守るために夫を殺した江口綾香(飯島直子)だった・・・

たまたま目にした予告で、一番期待したドラマ。
次週第3話「一番会いたい人」に期待♪

書店員ミチルの身の上話 ☆☆☆☆★
毎週火曜 22:55~23:25 NHK総合
戸田恵梨香/高良健吾/柄本佑/新井浩文
地方の書店に勤める平凡な女・古川ミチル(戸田恵梨香)は、地元名士の息子・上林久太郎(柄本佑)と付き合いながらも、東京の出版社の営業マン・豊増一樹(新井浩文)と不倫関係になる。不倫相手を見送りに行くつもりが、東京までついてきてしまい、そのまま居つく。
しかし、職場の仲間に頼まれて買った宝くじが2億円の当選券だと分かり、流転の人生が始まる―。

しかも、ドラマは「ミチルの夫」と名乗る謎の男(大森南朋)の語りで展開して行くというサスペンス
イラッと来るいい加減なオンナ、ミチルを演じる戸田恵梨香さんは今までで一番!(笑)
原作を知らないので、この先またどんな嘘の人生を生きるのか、ドキドキ

信長のシェフ ☆☆☆☆
毎週金曜 23:15~24:15 テレビ朝日系
玉森裕太/及川光博/志田未来
フランス料理人のケン(玉森裕太)は、ある日、なぜか戦国時代で目を覚ます。一切の記憶を失っていたが、料理の技術だけは覚えていたケンは織田信長(及川光博)の料理番として召し抱えられる。
第一回は「宣教師フロイスの本心を確かめる料理」醤油のない時代、というポイントはうやむやだったけど(笑)ドラマとしては面白かった!
第2回の「戦を終わらせる料理」楽しみです♪

ドラマ24「まほろ駅前番外地」☆☆☆★
毎週金曜 24:12~24:52 テレビ東京
瑛太/松田龍平
三浦しをん原作の映画「まほろ駅前多田便利軒」の続編
東京郊外、まほろ駅前にある便利屋・多田便利軒。「頼まれた仕事は極力引き受けます」をモットーに、まじめで慎重派の店主・多田のもとに、同級生の行天が転がり込む。ヘラヘラした行天と多田はまるで水と油だが、2人は組んで仕事をすることに。
1話完結もので初回放送は、プロレスの引退試合の相手を引き受けてくれという依頼でした。
ハードボイルドだけどまったりな(笑)2人の空気感がいい

カラマーゾフの兄弟 ☆☆☆
毎週土曜 23:10~23:55 フジテレビ系
市原隼人/斎藤工/林遣都
文豪・ドストエフスキーによる世界的文学作品「カラマーゾフの兄弟」を日本の現代に置き換えて映像化
ある地方都市で会社を営む黒澤文蔵という男が殺された。文蔵は町の有力者であったものの、周囲の誰もが死を願うほど恨まれていた人物だった。そんな中、事件の容疑者として浮上したのは文蔵の息子である長男・満(斎藤工)、次男・勲(市原隼人)、三男・涼(林遣都)の3人。果たして事件の真相は…。
これも遙か昔に読んだ原作は、長かった!暗かった!という事しか覚えていないのですが、
この時代と舞台を変えたドラマがどういう風に描かれていくのか興味があります。
まぁ、サスペンス仕立てで、後半は法廷劇になるのでしょうか。楽しみです♪

とんびは、昨年のNHK制作のドラマで感動しましたので、ストーリーがいいのは解ってるので
今回は観ていません。
これからスタートするドラマもありますが、みなさんはどんな冬ドラをご覧になってますか?
コメント (2)

渾身 KON-SHIN

2013-01-14 00:14:38 | the cinema (カ行)

ぶつかって、
ぶつかって、
人は強くなる。

製作年度 2012年
上映時間 134分
原作 川上健一
脚本:監督 錦織良成
音楽 長岡成貢
出演 伊藤歩/青柳翔/甲本雅裕/笹野高史/財前直見/中村嘉葎雄/長谷川初範
隠岐諸島に暮らす多美子は、夫・英明とその前妻の子で5歳になる娘・琴世と3人で仲むつまじい毎日を送っていた。
かつて、英明は前妻と駆け落ち同然に島を飛び出したため、島へ帰ってきてからも両親とは顔も合わさず、島の人々にもなかなか受け入れてもらえずにいた。そんな中、英明は島の人々が大切にしている古典相撲の練習に参加するようになる。彼のひたむきな姿は、少しずつ人々の心に変化をもたらしていく。やがて英明は正三役大関に選ばれ、ついに20年に一度の開催となる遷官相撲大会の日を迎えるが…。


最初のチェックの段階では見過ごしていたこの作品を、後日みつけて公開を楽しみにしていました。
隠岐諸島に伝わるという古典大相撲?
青柳翔ってナニモノ?(ファンの方ごめんなさい)でしたが、
先ずそのタイトルに惹かれ、私としては珍しく予告を観、鑑賞を決めていました♪

20年に一度の水若酢神社の遷宮を祝う古典相撲大会の日を迎えたその日から、
英明がこの日を迎えるまでを回顧する形で物語は始まりますが、
正直、その前の、オープニングの映像で、もう惹かれていました。

神々の降り立つ神秘的な、美しい日本の原風景。
空も、大地も、広がる海も、汚れなく碧い!

その中で、郷土を愛し、伝統と共に生きる人々―。

護るものの為に、強くなること。

英明が打ち込む、その伝統の古典相撲は、それを愛する人たちによって受け継がれるが、
相撲などよく解らない私にも、そもそも相撲が神事だという事を思い出させてくれる。


力を漲らせてぶつかる。
しかし、相手を尊重する、きまり。
1勝1敗。遺恨は残さない、きまり。
観客は激励の為に大量の塩を浴びせる。夜を徹して力士たちを歓声で後押しする。
そして迎える大一番―。

因習やしきたりの中で生きる事の難しさも感じましたが、
それ以上に、
自然の美しさを護るのは、こういう純粋に郷土を愛する人たちであり、
それを支え、見守る人たちなんだという事を強く感じました。

土俵の準備段階、練り歩きの再現、どこか愛嬌のある行司や呼出しに
心を掴まれて、、、
クライマックスにはきっと塩が、欲しくなる(笑)

この監督作品「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」もそうでしたが、
人の悪意で物語が動いたりしないんですよね。
ひたすら自分と向き合う男の姿、なんですね。
コチラはドキュメンタリーのように、淡々とその行事を映していきますが、
観終わった時に、「おくりびと」に通じるものがあると思いました。
とても美しい日本の映画です。
コメント (10)   トラックバック (11)

本日の2本目。

2013-01-12 22:36:48 | Weblog
「渾身 KON-SHIN」タイトルがいいよね
日本語って、やっぱり素敵!
日本語って、やっぱり凄いだろ~って思う

『渾身 KON-SHIN』予告編


感想は明日♪
コメント

LOOPER/ルーパー

2013-01-12 22:27:34 | the cinema (ラ・ワ行)

任務:未来から来る犯罪者を消せ
標的:30年後の自分

原題 LOOPER
製作年度 2012年
上映時間 118分
監督 ライアン・ジョンソン
出演 ジョセフ・ゴードン=レヴィット/ブルース・ウィリス/エミリー・ブラント/ポール・ダノ
未来からタイムマシンで送られてきた標的を消す、“ルーパー”と呼ばれる殺し屋のジョー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)。ある日、ジョーのもとへ送られてきたのは、何と30年後の自分(ブルース・ウィリス)だった。ジョーは、未来の自分の殺害をためらい逃がしてしまうが、その後未来の自分から、やって来た理由を明かされ……。

私的今月の目玉だった本作。
久々の好物(SF)だったのもあり、期待値が上がっていたのですが、
SFアクションを期待していくと肩透かしかも知れません。
舞台は近未来だけど、そこで繰り広げられる異様な人間ドラマとしてなら楽しめます。



2044年に生きる“ルーパー”ジョー。
彼の周りでは、この頃未来から送られてくる自分を処刑する事態が頻発。
相手が何者であれ、ルーパーは処刑を失敗すれば、即座に犯罪組織に消されてしまう運命。
ヤングジョーは送られてきた犯罪者が未来の自分である事に驚き、
オールドジョーは、その隙をついて逃走。

ヤングジョーは犯罪組織に追われながら、標的である未来の自分を追う。
そして、オールドジョーは自分のターゲットを――

やっぱり初っ端はジョセフくんの特殊メイクに違和感アリでしたが、
何気に自然なヤング・ブルースになっていて凄い
そして、30年前にタイムマシンでやってきたブルースはカッコイイです....が、

後半はもう、「ターミネーター2」。
ここではT-1000の代わりに人間だし、護ろうとする相手は未来のヒーローではなく・・・

タイムパラドックスも起こらないし、突っ込みどころもあるけど
ラストは予想外の“愛”・・・信じるしかない決断。。。

キーポイントは、
ジョーの生い立ち 「彼は一人でやったそうだ」 殺傷能力はあるが異常に飛距離のナイ銃

アイデアは面白いものの、登場人物のキャラと、近未来度がちょっと物足りなくて
どこかしっくり来なかったけど、まずまず退屈する事もなかったですが、
やや予告で期待しすぎたかな~な印象でした。

どうしても違和感がありノレなくなったのはここ、↓↓
白ぬきにします。鑑賞前の方はご覧にならないで
2074年の世界ではすべての人間の体内にマイクロマシンが埋め込まれ、
殺人は不可能なはずなのに、オールドジョーの愛する人は殺される・・?
それならタイムマシンで標的を30年前に送る意味がない。その場でやっちゃえばよかったのでは?
あの女性が殺されることで意味を持たせたかったのだと思うけど、そこが決定的な矛盾を生んだ。


コメント (16)   トラックバック (38)

恭子ちゃんがいないお正月・・・

2013-01-12 12:02:51 | Weblog


このところの数年は、お正月番組に恭子ちゃんが出ないという事が無かったように思います。
冬ドラの番宣なり、大河関係、映画のPRなどで
ほぼ毎年、晴れ着やドレスで登場することが多かったような・・・
久しぶりに年明けからここまで恭子ちゃんを見る事もなく、寂しい限り。
写真集は嬉しかったけど、カレンダーがないのは寂しいです。。。
卓上だけでもいいんだけどなぁ・・・


ということで、お気に入りの晴れ着姿を幾つか、、




関西では、「専業主婦探偵」の再放送が始まっているようですね♪
今年はどんな恭子ちゃんドラマが待っているのか、、楽しみにしたいです

今日はこれから映画を2本♪
今年は恭子ちゃん、映画ないのかなぁ~。情報待ってます

恭子ちゃん 新年のご挨拶♪
なんでこんなに可愛いのでしょうか~(笑)深田恭子 新年のご挨拶...
コメント (4)

ヴィクトリア女王 世紀の愛

2013-01-11 23:17:32 | the cinema (ハ行)

18歳で即位し、英国を最強の国家に導いた若き女王。その愛と真実の物語。
この国と、あなたを守る。

原題 THE YOUNG VICTORIA
製作年度 2009年
製作国・地域 イギリス/アメリカ
上映時間 102分
脚本 ジュリアン・フェロウズ
監督 ジャン=マルク・ヴァレ
出演 エミリー・ブラント/ルパート・フレンド/ポール・ベタニー/ミランダ・リチャードソン/ジム・ブロードベント/トーマス・クレッチマン/マーク・ストロング

7つの海を支配し、イギリスを「太陽の沈まない帝国」と呼ばれるまでに押し上げたヴィクトリア女王(エミリー・ブラント)。黄金期を夫婦で支えた女王とアルバート王子(ルパート・フレンド)だったが、真のきずなを結ぶまで数々の波乱と困難を乗り越えなければならなかった。王室の権力争いや、マスコミが書きたてるスキャンダルなど幾多の荒波にもまれながら、ピュアな愛が育っていく。――

19世紀のイギリス。ウィリアム国王は病を抱え、王位継承者のヴィクトリアの周囲は騒がしい。
中でも幼い頃からヴィクトリアを厳しい監視下に置き、愛人関係にあるジョン・コンロイに言われるままの母・ケント公爵夫人の態度は、身内であるだけに露骨で激しい。
まだ10代であることを理由に摂政政治を承認させようと必死の二人。
しかし女王になることは、即ちその2人の支配から解き放たれる事。
ヴィクトリアは最初の厳しい戦いを決して譲らなかった。自分の自由の為に。

そんな時、ヴィクトリアの叔父でありベルギー国王のレオポルドは甥のアルバートを使い
時期女王の夫の座を狙うよう差し向けるが…―
アルバートは本当に彼女に惹かれ、助言をする。
彼女もまたアルバートの賢さと正直さに惹かれる、最初の出会い―。


そしてウィンザー城での国王の誕生パーティー。
時期政権を狙うヴィクトリアの周辺と一方でドイツのアルバート。
アルバートの指南役の会話に同時進行の形で紹介されるのは、国王の誕生会での招待客たち
ここが面白かったけど、如何せん登場人物の関係図がイマイチ頭には入らなかった

何も知らずに女王となったヴィクトリアにメルバーン卿(P.ベタニー)が近づき、
彼女の周りを自分の息のかかった者で固め、やがてそれが次の火種となるのだが、
野望渦巻く中、しかも窮地に追い込まれた土壇場で彼女は気づく
自分を利用しない唯一の存在、そして善良さと知的さを併せ持つアルバートに

ここまでのヴィクトリアが、気骨はあっても利口に見えないし、女性としての優しさもない為、
彼女からのプロポーズにはなんだかホッとするも、
ここからのストーリーは、正直アルバート公が主人公の印象。

妻は英国女王ではあるけれど、一人の男として自分だけの愛する妻を守りたい。
そんなアルバート公の、メゲナイ、控えめだけれどツボを抑えた城内改革。
それがドイツ出身の彼には困難な環境もあったと思えるのに、
焦らず腐ることなく、、妻を守る事=女王を支える事と、
優しくて善良で賢明なアルバートの純愛に、ヴィクトリアが気づくまでが描かれます。

欲や企みの渦の中で、奇跡のようなふたりの結婚は、
ヴィクトリアに多くの幸せをもたらすのだけれど、、
それを失くす悲しみもまた深いものだったのが、この作品で感じ取れました・・・



アルバートとの結婚式に当時当たり前だった金や銀の糸で装飾したゴージャスなドレスでなく、
ヴィクトリアが「純潔」を表すために、乳白色のシルクサテンで作ったドレスを着たために、ウェディングドレス=白というイメージが出来上がったということ、
クリスマスのツリーも、アルバートがドイツからモミの木を取り寄せてヴィクトリアと祝った事から
庶民に広まったというぐらい、
仲睦まじいヴィクトリアとアルバートは、国民の憧れだったということが公式に書いてあります。
コメント

ふがいない僕は空を見た

2013-01-09 23:01:42 | the cinema (ハ行)

生きる。
それだけのことが、
何故こんなに苦しくて愛おしいのだろう。

製作年度 2012年
上映時間 142分 映倫R18+
原作 窪美澄『ふがいない僕は空を見た』(新潮社刊)
脚本 向井康介
監督 タナダユキ
出演 永山絢斗/田畑智子/窪田正孝/小篠恵奈/三浦貴大/銀粉蝶/原田美枝子
高校生の卓巳(永山絢斗)は友人と出掛けたアニメの同人誌販売イベントで、アニメ好きのあんずこと主婦の里美(田畑智子)と出会う。やがて二人は深い仲になり、里美は卓巳に自分の好きなアニメのキャラクターのコスプレをさせ、情事にふけっていた。そんなある日、卓巳は前から気になっていた同級生の七菜(田中美晴)に告白され……。

今作のテーマは「性」と「生」。
長い物語は、コスプレ主婦の里美とコスプレ情事に耽る高校生の卓巳との関係を、
時間軸をずらしながら、その心理や環境の変化を刻んでいく。

映画は高校生の卓巳役の永山絢斗と里美を演じる田畑智子がダブル主演だけど、
実際画面の占有率としては、2人のエロいシーンや、それぞれの家族のシーンが多いものの、
この作品で主役を食ってしまっていたのはやはり
卓巳の同級生で、バイトに追われながら極貧生活を強いられる福田を演じた窪田くんの演技。

この作品の登場人物たちの多くは、自分勝手で、大人になりきれないオトナ。
そんなオトナから、生は受け継がれる…


高校生を情事に引き摺り込む里美は、努力が報われない不妊治療や体外受精を本当はやりたくない。
生むことで追い詰められている主婦・里美―。
無理解な夫と、それを強要する姑のいる現実から逃れたい、アニメの世界を引き摺る女。
その結婚すら過去のトラウマから逃れる手段であって、そもそも愛など、、あったのか?

助産院をしながら育ててくれる母親は、高校生の卓巳をもその現場に引きずり出す。
云わば卓巳は生の誕生の現場で生活をしている。
父親は不在だけど母親に守られて生きてきた彼は、普通の高校生だった。
あんずに会い、性に彷徨い悩むまでは―。

その卓巳の親友・福田は、男を作って借金を作って家を出て行った母に代わり、
認知症の祖母の面倒を見、バイトに明け暮れ極貧生活を送っている。
福田は、ギリギリの状況で生と闘っていた。。。

そんな福田の生活を支えるコンビニには、嫌らしい店長と、同じ団地に住む高校生あくつ、
ワケあり青年、田岡(三浦貴大)がいて・・・
頭を下げても男の意地は捨てないで踏ん張っている福田に、フクザツに絡んでくる。

自分の行動に責任を持つのがオトナだと思うのだが、
里美や福田を追い詰めていく身勝手な親たちや、
親になって欲しくない、何でも他人の所為にする妊婦の夫や、
子供を指導するなんてムリな教師とか、、結構な割でこの世にはいそうな気もする連中。
この3人を取り巻く人たちの、微妙に悪意のある心の揺れの表現も、
清々しいほどに描かれながら―

結婚してハッピーエンドではない、その後の現実。
命の誕生の後の、誰もが幸せにと願って誕生させたはずの命が、厳しい現実を生きていく様を、
二人の高校生に関わる駄目な大人を描くことで痛々しさは増す。

追い詰められた二人の高校生には、どんな解放が待っているのか?

施しは要らないと決めていた福田がおにぎりを貪り喰うシーンに眼が痛くなりました。
福田は人の善意に救われ、
卓巳は母の言葉に救われるのだけど、

世界中の人の上にある、誰にも平等な「空」。
悲しくて寂しくて凍える夜も、明けない夜はないから、
晴れの日には心を清められるような青い空が、何か知らない明日を予感させてくれるだろう。
そう。明日も生きていかなくちゃ
そんな声が聞こえてきそうな、作品でした
コメント (4)   トラックバック (8)

新年のご挨拶♪

2013-01-07 00:23:50 | Weblog
Happy New Year 2013




昨年中は 大変お世話になりました
新年が
皆様にとって 幸せな年でありますように


そして――、
    私たちの、日本が元気になりますように        頑張ろう、ニッポン♪
コメント (24)   トラックバック (12)