to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

光をくれた人 

2017-05-30 11:49:37 | the cinema (ハ行)

上映時間 133分
製作国 アメリカ/オーストラリア/ニュージーランド
原作: M・L・ステッドマン『海を照らす光』(早川書房刊)
脚本:監督 デレク・シアンフランス
音楽 アレクサンドル・デスプラ
出演 マイケル・ファスベンダー/アリシア・ヴィカンダー/レイチェル・ワイズ/ブライアン・ブラウン/ジャック・トンプソン

1918年、オーストラリア。第一次世界大戦の過酷な戦場から帰還したトム・シェアボーン。心に深い傷を負った彼は、絶海に浮かぶ無人の孤島、ヤヌス島の灯台守となる。3ヵ月後、正式採用の契約を結ぶために町に戻った彼は、地元の名士の娘イザベルに一目惚れし、ほどなく2人は結婚する。孤独で不便な孤島での結婚生活だったが、愛する2人にとっては何者にも邪魔されない幸せな日々だった。ところがイザベルは2度の流産という悲劇に見舞われ、深い悲しみに沈んでしまう。そんな時、1人の男の死体と泣き叫ぶ女の子の赤ちゃんを乗せたボートが島に流れ着く。町に報告しようとするトムを必死で説得し、赤ちゃんを自分たちの子として育てることにしたイザベルだったが…。

温かい家庭とも縁がなく、戦争の傷を癒せないままのトム。
2人の兄を戦争で失った両親の悲しみが強すぎて、自分の居場所を求めていたイザベル...。
この二人が辿る苦痛と幸せの軌跡を丹念に描いたドラマ。
凄く良かったです!


子供が欲しいのに、産むことが出来なかった女性と
愛する子供を奪われ、可愛い盛りに母であることを奪われた女性…―
この二人がどんな着地点に至るのか、というのがポイントだと思っていましたが。。。
違いました。。。

清廉に生きる事は、こんなにも厳しい――。

正しさを貫くことは、時に愛する者を傷つける選択を突き付ける…。

子供を得ると、どこの夫婦も、先ず子供中心の生活となり、
子供がちいさいうちは特に、妻にとって第一は子供。夫は二番目となりがち。

しかし―イザベルにも、究極の選択を迫られる時が訪れ、
絶望しかなかったその時、イザベルの母親のセリフが刺さります。――

これは、共に傷を負った夫婦の物語です。
自分を救ってくれたイザベルに向けたラブレターこそが。
素敵なオトナのラブストーリーでした💌

セリフが少ない分、メインの3人の演技に惹きつけられます。
マイケル・ファスベンダーの、誠実で孤独な男もよかったし、
レイチェル・ワイズの哀しみと強さを湛えた佇まいも良かった。
そしてアリシア・ヴィカンダー。

アンナ・カレーニナ』で、キーラに想い人を取られた妹(^^;)ですが、
リリーのすべて』では信念の愛を捧げた画家の、圧倒的な存在感でした。
可愛くて、愛のエゴ丸出しの今回みたいな役、、良かったです

追憶

2017-05-20 21:55:44 | the cinema (タ行)

会いたくても、
会えなかった、
愛する人へ――

上映時間 99分
原案:脚本 青島武、瀧本智行
監督 降旗康男
音楽 千住明
出演 岡田准一/小栗旬/柄本佑/長澤まさみ/木村文乃/矢島健一/北見敏之/安田顕/三浦貴大/渋川清彦/りりィ/西田尚美/安藤サクラ/吉岡秀隆
1992年、冬の能登半島。13歳の四方篤は、親に捨てられた同じような境遇の田所啓太、川端悟と共に、軽食喫茶「ゆきわりそう」を営む仁科涼子、山形光男を慕い、家族のような日々を送っていた。しかしある事件をきっかけに、幸せだった日々は突然終わりを告げ、少年たちは離れ離れになってしまう……。
そして25年後、刑事となった四方篤は、あの日二度と会わないと誓った川端悟と偶然再会。
幼少期を共に過ごした少年たち3人が一つの殺人事件をきっかけに、刑事、被害者、容疑者という形で25年ぶりに再会。
それぞれが家庭を持ち、歩んできた人生が再び交錯し、封印したはずの忌まわしい過去と対峙することになる。
そして――と、
物語は二つの事件を軸に、刑事・四方篤の行動を追いながらの展開となっていくのですが、
一見、サスペンス色が強いけれども、
終わってみれば、犯人も動機も霞んでしまう、
不孝な少年期を経た3人の、秘めた絆の物語でした。

1992年と25年後と、、、
ほんの僅かな時間に交わった人たちの中にあった、かけがえのないもの…
舞台となる、冬の富山の美しさ、荘厳で神秘的な日本海の映像もまた見所!
登場人物たちの心情に寄り添いながらも美しい風景が、一層ドラマを盛り上げていました。



女優陣はともかく、3少年の25年後を演じる岡田・小栗・柄本クンが嵌ってる。
演技力もあるとはいえ、闇を抱えたまま人生に立ち向かうそれぞれのキャラがぴったりマッチ。

現在の旧友3人が、刑事・容疑者・被害者という所も文句なく、
この三人は、こういう不幸な境遇(の役)が似合ってるというか(笑)
特に柄本くんはロクヨンでも感じた、出てくるだけでその役での男のストーリーが見えてくるというほどの雰囲気があって、秀逸。

題材として特に目新しくはないテーマ、展開なのに、それをここまで沁みるドラマにしたのは
原案・脚本の2人。『脳男』『グラスホッパー』の滝本智行さんと、
東京難民』『ペコロス、母に会いに行く<TV>』『グラスホッパー』青島武さんなのですね。
私は『蒼い瞳とニュアージュ』WOWOWで覚えた方でもあります。

親に捨てられた子供たちが、現在にあがきながらも
悲しくも忘れ難い想い…―シンプルなストーリーと美しい色彩の映像。
その映像美に優しい千住さんの音楽がプラスで、
文字通り、目と心と耳で味わえた満足の1本でした


発見🌟アリナミンの恭子ちゃん

2017-05-17 12:51:07 | Heart pink

                  
アリナミンAのCM,新バージョンが放送されていますね
アリナミンの恭子ちゃんは、どうしても「ダメ恋」のミチコを思い出してしまう(笑)
そう!4話の、アレです♪
美術スタッフさんがかなり寄せていたアリナミンA“アキラメンW”
ミチコが差し入れた“アキラメンW”を手に最上クンがLINEで送った画像
この番組、スタッフさんもみんな愛があってよかったなあ~

「発見!アリナミン たまった疲れに錠剤」篇

「発見!アリナミン 医薬品だから効く」篇





「ほんに、お前は天使じゃ~」←喜久右衛門おじいさま風に

美女と野獣

2017-05-14 10:40:59 | the cinema (ハ行)

BEAUTY AND THE BEAST
上映時間 130分
監督 ビル・コンドン
音楽 アラン・メンケン
出演 エマ・ワトソン/ダン・スティーヴンス/ルーク・エヴァンス/ケヴィン・クライン/ユアン・マクレガー/ググ・ンバータ=ロー/イアン・マッケラン/エマ・トンプソン
美しいが傲慢だった王子が魔女の呪いによって醜い野獣に変えられてしまう。呪いを解くためには、魔女が残したバラの花びらがすべて散る前に、誰かと心から愛し合わなければならなかった。以来、王子は城に籠り、絶望の中で心を閉ざして時を過ごしていた。一方、田舎の小さな村で父モーリスと暮らす美しい女性ベル。読書家で進歩的な考えを持ち、広い世界を見たいと願う彼女は、周囲から変わり者と見られてしまう。そんなある日、モーリスが森で遭難し、迷い込んだ城で野獣に捕らえられてしまう。モーリスを探して城までやってきたベルは、野獣の姿におののきながらも、父の身代わりとなり城に留まることを決意する。そんなベルを、呪いで家財道具に変えられてしまった城の住人たちが優しくもてなすのだったが…。

真実の愛によってしか救われない野獣と化した王子の、フランスの民話が原作。

先のアニメ版美女と野獣(1991)での感動を損なわない実写版になっていたと思います♪

ベルの父親が発明家から、今作では画家?芸術家?になっていたり、
町娘の人気者だけど、うぬぼれやで乱暴者のガストンが狩人から将校になっていたり
多少の設定変更があったけど、ほぼ流れに影響なし。

ベル役のエマ・ワトソンはドンピシャのキャスティングだと改めて思ったし、
野獣のビジュアルも、魔女なのにイイヒトな存在も成功してる
乱暴なモテ男(笑)ガストンのルーク・エヴァンスもさもありなん的で

字幕で観たのはやっぱり、ユアンの声(歌も)が外せなかったから
でも、帰りに
「(山崎)育三郎さまの声で、も一回観ようか~」と言う若い女性の会話が聞こえました

大感動はなかったけど、私がディズニー映画に求める全てが入っていた作品
たくさんの子供や、若い方に観て欲しいですね





ラストコップ THE MOVIE

2017-05-14 09:09:42 | the cinema (ラ・ワ行)

上映時間 105分
脚本 佐藤友治
監督 猪股隆一
音楽 得田真裕
出演 唐沢寿明/窪田正孝/藤木直人/小日向文世/和久井映見/佐々木希/黒川智花/竹内涼真/吉沢亮/宮川一朗太/加藤雅也/升毅

ドラマ・シリーズの劇場版となるアクション・コメディ
30年の昏睡状態から奇跡的に復活した熱血刑事・京極浩介。ゆとり世代の若手刑事・望月亮太とコンビを組み、数々の難事件を豪快に解決してきた彼だったが、ついにその身体が限界を迎えてしまう。自らの死を覚悟しながらも、刑事としての生き様を亮太に示すべく走り続ける京極。そんな中、犯罪発生確率や犯人の行動パターンの予測を目的に開発された最新鋭の人工知能ロボット“ブナッシー”が横浜中央署に試験導入されることに。まるで理解不能なブナッシーに並々ならぬ敵対心を燃やす京極だったが…。
 デカなのか?
 バカなのか?
  
ドラマもばかばかしくて、ちょいちょい笑えて大好きな私は、もうコレだけで可笑しい
まあ、それは偏に主演の2人が大好きだということ、
そのふたりのキャラがこれまた好みで、妙に安心できるからなのですが
公開後すぐ観たのに遅くなってしまったので、簡単に

ドラマ版を観ていなくても、序盤に猛スピードで、
30年の眠りから覚めた京極浩介の歩みが紹介されるので、
人間関係とか雰囲気は掴んで映画に入ることができるのではないかと思います。


オジサン戦隊ヒーローなのか(・・? ト思わせるオープニングから、
デカなのか~?バカなのか~?とツッコんじゃって下さい
ここら辺はスーツアクターとしての経歴を持つ唐沢さんや
仮面ライダードライブの竹内涼真くんファンは嬉しいシーン(^^♪
ですが、ふみくん藤木さんもここはなりきって(笑)ファンには愉しめる


見た目は中年刑事ながら、心は昭和のハタチってことで、
昭和ギャグが炸裂(笑)
なんか唐沢さんの愛、サービス精神がびんびん伝わってきますよ~👌
で、愛と言えば、鑑識課の栞ちゃんの京極愛は益々って感じでカワイイ
しかもっさらば 京極浩介ってことで、
ひたすら熱血の京極刑事の、ありったけの愛
バディになってから人生変わった望月亮太の京極愛に泣ける!ハズ


エンドロールも飽きずに最後まで楽しめますよ

唐沢&窪田コンビのメイキング&予告編映像公開! 
『ラストコップTHE MOVIE』WEB爆笑動画第5弾

UQ「電話する次女」篇

2017-05-03 13:27:46 | Weblog


「電話する次女」篇

電話する次女~ってか、家族で家の中でも電話
パパの「トイレ行ってきます。」に
恭子ちゃんの「黙って行って」がなんか懐かしい~。
子供のころ、いちいち姉妹にトイレ告知して(笑)私もよく言われた                                   
                         


 




今月の気になる作品♪

2017-05-03 11:51:21 | Weblog


優しい日差しを浴びた新緑が
爽やかな風にゆれて、気持ちの好いGWになりました

日頃の疲れを癒し、
心身ともにリフレッシュ・・・出来るでしょうか~

さて、たぶん、どこに行っても混雑が予想される連休ですが、
何とか時間をやりくりして、この連休中に3本は観たい(先月公開分も)です

5/03(水)公開作品
ラストコップ THE MOVIE
 唐沢寿明/窪田正孝/藤木直人
ドラマも欠かさず観ていたし、メインキャストが皆好き

5/06(土)公開作品
追憶
 岡田准一/小栗旬/長澤まさみ/吉岡秀隆
監督=降旗康男、音楽=千住明
予告を最初に観た時から鑑賞を決めてました。

 八重子のハミング
 升毅/高橋洋子 佐々部清監督
四度のガン手術から生還した夫がアルツハイマー病の妻に贈る、
三十一文字のラブレター

ちょっと思いめぐらしただけで胸がいっぱいになります。。
公開劇場は少ないですが、舞台挨拶もあるようです有楽町スバル座新宿武蔵野館

5/12(金)公開作品
 パーソナル・ショッパー
クリステン・スチュワート/ ラース・アイディンガー
スタイリストとは違うのね、こんな職業もあるんだ、、時間が合えば。

5/19(金)公開作品
 メッセージ
 エイミー・アダムス/ジェレミー・レナー
原作は、優れたSF作品に贈られるネビュラ賞を受賞したアメリカ人作家テッド・チャンによる小説「あなたの人生の物語」
コチラも、オチが気になります。

5/26(金)公開作品
 光をくれた人
 マイケル・ファスベンダー/アリシア・ヴィカンダー/レイチェル・ワイズ
公開延期でどうなる事かと思ったけど、おかげで地元上映あり

5/27(土)公開作品
 ちょっと今から仕事やめてくる
 福士蒼汰/工藤阿須加
成島監督作品は、私的には落差が激しいんだけど・・・
「脳男」「孤高のメス」は好きだったな~。なのでコチラもちょっと期待♪

GWがあるとはいえ、今月は久々に邦画4本、洋画3本と多いデス。
何本観れるでしょうか~何本記事アップできるでしょうかあ~

 
今月の気になる作品♪
熊本地震から半月。熊本や大分に大きな爪痕を残し、沢山の方が不自由な避難生活の中でこのGWを迎えられ、いまだに余震に眠れぬ夜を過ごされている事を思うとただ祈る事しかできない......