to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

22年目の告白-私が殺人犯です-

2017-06-14 23:32:15 | the cinema (ナ行)

上映時間 117分
脚本 平田研也、入江悠
監督 入江悠
音楽 横山克
主題歌 感覚ピエロ『疑問疑答』
出演 藤原竜也/伊藤英明/夏帆/野村周平/石橋杏奈/竜星涼/早乙女太一/平田満/岩松了/岩城滉一/仲村トオル

2012年公開の韓国映画「殺人の告白」のリメイク。
1995年。東京で5人の命が奪われる連続殺人事件が発生、担当刑事・牧村の必死の捜査もむなしく、ついに事件は時効を迎えてしまう。
すると突然、曾根崎雅人という男が自分が殺人犯だと名乗り出て、告白本の出版を大々的に発表する。メディアは曾根崎の大胆不敵な一挙手一投足を追い続け、瞬く間に本はベストセラーとなり、日本中に賛否渦巻くセンセーションを巻き起こす。遺族がそんな曾根崎に対して憎悪を剥き出しにする中、事件を追い続けてきたジャーナリストの仙堂が曾根崎を自身の番組に出演させるのだったが…。


楽しみにしていた竜也くんの主演作。
平日の夜の回、行ってきました。久しぶりに観客の平均年齢が低かったです
韓国版「殺人の告白」は、公開当時評判が良かったですが、
殆どキャストに惹かれて選択するので、私は未見でしたので、情報を持たずに鑑賞。
超、面白かったです
韓国版を観ていた同行の友人も、スタイリッシュで面白かったと言ってました♪


最初の殺人から22年経ち、警察は自分を探せなかったとして、
突如告白本の出版会見に現れた、素性は謎に包まれた曾根崎雅人。
彼は独自の殺人ルールを持ち、それを披露。
メディアや被害者家族の罵声を浴びても尚テレビ出演に拘り、彼の本の担当編集者に迫る。
「22年も待ったんだ。まだ足りない。」

尻込みするテレビ局も多い中、この事件を追い続けて、それが評価されてニュース番組の顔となったジャーナリスト・千堂俊雄からの出演依頼があり…―

元の作品をごらんになってなくても、ミステリー好きの方であれば、
おそらく早い段階で、アノ方の真意、目的は予想がつくと思います。
そして、もう一人の方の失言にも気が付くハズ

それでも面白かった!
ホント、竜也くん作品にハズレなし
加えて、苦悩する刑事役の伊藤さん、ジャーナリスト役のトオルちゃんが良かったし、
被害者遺族なのに、どうしても怪しい(笑)岩松了さんとか
暴走する牧村にブレーキをかけようとする若き刑事・竜星涼くんとか、
キャストの人物像もちゃんと描かれて、
最後まで楽しめました!

入江監督、そろそろ「ジョーカーゲーム 2」作って下さい。待ってます


マネーモンスター MONEY MONSTER
上映時間 95分 映倫 PG12脚本 ジェイミー・リンデン/アラン・ディ・フィオーレ/ジム・カウフ監督 ジョディ・フォスター出演 ジョージ・クルーニー/ジュリア・ロバーツ/......



コメント   トラックバック (13)

人魚姫

2017-01-22 09:54:48 | the cinema (ナ行)

美人魚 THE MERMAID
上映時間 94分
製作国 中国/香港
監督 チャウ・シンチー
音楽 レイモンド・ウォン/ウェンディ・チェン/ジェリー・リン
出演 ダン・チャオ/ショウ・ルオ/キティ・チャン/ジェリー・リン

強欲な青年実業家のリウは美しい海辺のリゾート開発に乗り出し、邪魔な海洋生物を追い払うために巨大なソナーを設置する。そのせいで人魚族は行き場を失い、リーダーのタコ兄はリウの暗殺を決意する。そして人間に変装させた美しい人魚シャンシャンをリウのもとへと差し向けるのだったが…。

公開2日目に、余裕をもってシネマート新宿に行ったのですが、
それでもその時点で7割方席は埋まっていて、開場前から「立ち見のご案内~」のアナウンスが流れ
激混みでしたが、座れて観れて大満足
然しながら、、私ではこの面白さ、可笑しさを伝えられない~~
「ミラクル7号」から8年。可笑しくてロマンチックなチャウ・シンチー炸裂の
愛すべきラブコメでした~


若き不動産王リウのリゾート開発と、恐ろしいソナーを撤廃させるべく
人魚族のリーダー・タコ兄さん@ショウ・ルオは、
人間界とのパイプ役である、若い人魚のシャンを刺客として抜擢。

若くして成功したリウには、キティ・チャン初め大勢のボディーガードや群がる美女たちが取り巻き、
近づくのさえ至難の業なのだけど、、ピュアな人魚・シャンシャンは果敢に攻めていくのだが(笑)



↑この前に笑いの序章があるのだけど
止まらない二人、観客も止まらない



可笑しさMaxのシーン~




と、何度も笑いの波はやってきます。
普段TVのお笑い番組ではあまり笑えない私が、声を出して吹いてしまったのは、
この笑いに微塵も悪意がないからだと思います。
いつも敵意をもって攻撃しかける側が、ハプニングによってヤラレるのが堪らないのです

でも終盤にやってくる人間vs人魚族の闘いは笑いを封印。
どんなに人間が裕福になろうと、地球が汚され、破壊されてしまえば
人間を含む生物は生きていけないと云うメッセージは、ストレートに伝わってきます。
――それにしてもオープニングの、(恐らくは中国の日常)毒々しい映像が怖い

もっと上映館を増やして欲しい、楽しい作品でした
コメント   トラックバック (4)

永い言い訳

2016-10-16 22:47:39 | the cinema (ナ行)

上映時間:124分
原作:脚本:監督 西川美和
本木雅弘/竹原ピストル/藤田健心/白鳥玉季/堀内敬子/池松壮亮/黒木華/山田真歩/深津絵里
人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(きぬがささちお)は、妻が旅先で不慮の事故に遭い、親友とともに亡くなったと知らせを受ける。その時不倫相手と密会していた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。そんなある日、妻の親友の遺族―トラック運転手の夫・陽一とその子供たちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る。保育園に通う灯(あかり)と、妹の世話のため中学受験を諦めようとしていた兄の真平。子どもを持たない幸夫は、誰かのために生きる幸せを初めて知り、虚しかった毎日が輝き出すのだが・・・

それなりに一生懸命生きているのに、やらかしている事に気づかない痛い男―…
そもそも彼に「ひとを愛する」ことはあったのか?とさえ思える主人公。
そんな男に突然の妻の事故死の一報が入る。
その日のニュースを不倫相手と見ていた彼は、悲劇の夫を演じるしかなく、、、

予告を観た時に感じた重苦しさはそれほどではなく、
未熟な大人の情けなさ、可笑しさを、優しくみつめ心をほぐしていくような作品でした。


同じように妻を亡くした妻の親友家族、大宮一家と知り合い、
ふとした自分の提案から大宮の子供と接することになった作家の衣笠幸夫。
彼は今まで知らなかった喜びを感じるとともに、一方で、
共に暮らしながら何も知らなかった妻の真実に気付き始める…―それは、
…「別れ」という出会いであったかも......

幸夫と大宮は対極に居て、
幸夫はその歪んだもの言いから夫婦仲はもう冷え切っており、その日の妻の服装さえ記憶になく
突然の死はショックであっても悲しみに打ちひしがれるほどではない。。。
大宮はガマンしている子供を尻目に、恋しさを隠そうともしない愛妻家。
泣けない男と泣く男――
妻への思慕を断ち切れない大宮と、新しい喜びを知った幸夫だったが、転機は訪れる。。。

幸夫がメロメロになる子供たちは二人ともとっても自然でよかったです!
「幸夫くんガンバレ」の白鳥玉季ちゃんは、見覚えがあると思ったら「トト姉ちゃん」に出てた
坂口健太郎さんの娘役だった~。
すっかり伸びた前髪を自分で切るところで、思わずグッと来てしまった

妻が旅行に出かける日に切ってもらった幸夫の髪も伸び、あかりちゃんは自分で切って、
さて、幸夫は・・・?

西川監督らしい生々しさもほどほどで、
心は波立つけれど、でも、その波は温かい。好きな作品です




コメント (2)   トラックバック (12)

脳男

2013-02-11 19:15:25 | the cinema (ナ行)

悪に裁きを下す、
美しき殺人者

製作年度 2013年
上映時間 125分 映倫 PG12
原作 首藤瓜於『脳男』(講談社刊)
脚本 真辺克彦 、成島出
監督 瀧本智行
出演 生田斗真/松雪泰子/江口洋介/二階堂ふみ/染谷将太/太田莉菜/大和田健介/光石研/甲本雅裕/小澤征悦/石橋蓮司/夏八木勲

第46回江戸川乱歩賞を受賞した首藤瓜於の小説を原作に、高い知能と、驚異的な肉体を兼ね備えるも、人間らしい感情はない謎めいた男・脳男をめぐるバイオレンス・ミステリー
残忍な手口の無差別連続爆破事件を追う刑事の茶屋(江口洋介)は犯人の居所を突き止めるが、身柄を確保できたのは身元不明の鈴木一郎(生田斗真)だけ。共犯者と見なされた一郎は犯行が常軌を逸したものだったため、精神鑑定を受けることに。担当となった精神科医・鷲谷真梨子(松雪泰子)は感情を表さない一郎に興味を持ち、彼の過去を調べ始めるが……。

これはかなりハードでグロテスクな場面もあったのですが、
大丈夫でした。
てか、面白かったです

先に公開された「悪の教典」(未アップ)の蓮実を思い出される方は多いと思いますが、
誰の為に殺人を繰り返すのか?というところで決定的にこの2人の主人公は違っていて、、
恐らくは、クライマックスでの気持ちの入り方がまるで違ってくるのだと思います。
むしろ、緑川の方が、冷酷なサイコ、ハスミンのオンナ版といえるでしょう。



瞬きナッシングの生田斗真くん、カッコよかったです
江口くんの茶屋は、、アリなの?松田勇作をパロってる風にしか見えず
凄くデキナイ刑事にしかみえなかったけど、いいのか?(笑)
眉なしの二階堂ふみちゃんと、どこか栗山千明似の太田莉菜サン、すんごい事になってます
ファンの方はご注意(笑)

私としては好きな「イキガミ」の監督作品だったので、
この物語に、残虐性も、必要不可欠なものであると信じて、犯人への怒りを膨らませつつ
エグイ場面は目を逸らしながらもついて行きました。
そして、
誰もが信じる「自分の正義」にも落とし穴があり、
「人間らしさ」が、時に真実を見過ごす欠点にもなるのだという事実に向き合い、
それでも、痛みを感じないという事のこの上ない残酷さに、観る方が痛みを感じられ、
心がない脳男に心の種が芽吹くことを信じたくなる―。

キーワードは
袖を隠す 痛みを感じない といったところかな。

エンディングのキング・クリムゾン「21世紀のスキッツォイド・マン」がかなり合ってたわ~
King Crimson - 21st Century Schizoid Man Including Mirrors (studio version)
コメント (4)   トラックバック (30)

ノーラヴ・ノーライフ クリスマスの贈り物

2012-04-17 23:09:31 | the cinema (ナ行)

原題 A PERFECT DAY
製作年度 2006年
上映時間 91分
原作 リチャード・ポール・エヴァンス
脚本 ジョイス・エライアソン
監督 ピーター・レヴィン
出演 ロブ・ロウ/クリストファー・ロイド/フランセス・コンロイ/パジェット・ブリュースター/ジュード・チコレッラ

R・ポール・エヴァンスのベストセラー小説を映画化!とありますが、
日本では映画枠で紹介されているものの、アメリカのTVドラマとして制作されたものらしいですね。
良き父、良き夫のロブは会社からクビを通達されたことをきっかけに、夢であった小説家を目指し執筆をはじめる。
書き上げた小説は瞬く間に全米のベストセラーに!プロモーション活動で家を空けることの多くなったロブは名声や地位を求め、次第に家族をかえりみなくなってしまう。
そんな時、彼の前にある男性が現れ「君の命はクリスマスまで」と言い放った。
自分の心臓に不安を抱えていたロブは自らの人生を見つめ直す……


コチラもFOXbsで放送されたのを録画してみました。

ラジオ局に勤める主人公は勤続15年で昇進も内示があったのに、突然リストラされる。
夫の才能を信じる妻の協力もあって、かつての夢だった小説を書き始め、
妻の父親との実体験をもとにした作品を“パーフェクト・デイ”というタイトルで書き上げると
一人のエージェントとの出会いから作家としてのデビューを果たす。

生真面目で気難しいところもあるけど、いい家庭人だったロブが、
プロモーションで忙しくなるに連れ、小説は瞬く間に全米のベストセラーにまでなる。

サイン会にテレビ出演。人気者になるに従いプライベートな時間はなくなり・・・
家庭を顧みないというより、全ての問題を脳内解決してしまうような、独善的になって行く様子が分かり易い。
本が売れてくると謙虚さも無くなり、彼の周りには商品としての価値をみつけた人ばかりが取り囲む。

そんな時に謎の男が彼の前に現れ、「君の命はクリスマスまで」と告げて―
実はロブの父親も心臓病で会社を辞めた経緯があるのだった。。。
謎の男はその後もロブの行く手に現れ、ロブが次第に不安になっていく頃、
妻との溝は埋め難いほどになっていた。

目の前にある大成功と、失われていく時間。
仕事の成功は、誰に何をもたらすのか。
ありがちなストーリーなのだけど、人の心の移ろいをロブ・ロウがしっかり表現。
不意に現れてロブを追い詰める謎の男、クリストファー・ロイドがいい味を出している
バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3から16年後の作品ですがやっぱり神出鬼没がお似合い(笑)


ありがちな故に心寄せられる、優しい物語でした
コメント

名もなきアフリカの地で

2012-03-08 23:47:45 | the cinema (ナ行)

よろこびも、かなしみも、この大地が教えてくれた。
愛するもの、すべてがここにある。

原題 NIRGENDWO IN AFRIKA/NOWHERE IN AFRICA
製作年度 2001年
製作国 ドイツ
上映時間 141分
原作 シュテファニー・ツヴァイク
脚本:監督 カロリーヌ・リンク
出演 ユリアーネ・ケーラー/メラーブ・ニニッゼ/レア・クルカ/カロリーネ・エケルツ/マティアス・ハービッヒ/シデーデ・オンユーロ
1938年4月、少女レギーナと母イエッテルはナチスの迫害を逃れるため、故郷のドイツを後にし、先にケニアに渡っていた父ヴァルターのいるロンガイの農場へとやってきた。ドイツでは弁護士をしていたヴァルターもここでは農場で働く一介の労働者。予想を超える過酷な生活に、お嬢様育ちのイエッテルは耐えられず弱音を吐いてばかり。一方ヴァルターは、欧州情勢の悪化に、残してきた父や妹の安否が不安でならない。そんな2人を尻目に、レギーナは料理人のオウアやケニアの子どもたちとすぐに仲良くなり、アフリカの大地でたくましく成長していく…。

既に祖父は経営していたホテルを没収されていたが、この時はまだ必要最小限の荷物を持って
ドイツから脱出できると、元弁護士の父から呼ばれて母と共にアフリカの地に降り立った、少女レギーナの目線で語られるユダヤ人一家の10年間。
2002年度のアカデミー最優秀外国語映画賞を受賞した本作は、原作者シュテファニー・ツヴァイクの自伝を元に映画化されたそうで、
レギーナが原作者なのですね。

自伝とはいってもまだ就学前の幼い少女の目に映った両親の関係が、どの程度正確な記憶なのか、
或いは映画用に脚色されたものか・・?
このポスターを見る限り、レギーナの物語のようですが、実は母イエッテルの自分探しの物語だったように思います。

母国ドイツにおいて、生活に余裕がある時には優しい母だったイエッテルは、
実は差別主義者であり、生活に必要な冷蔵庫を買うお金で(アフリカに住むというのに)高価なドレスを買っていくような、無知で身勝手な女性だった。
都会で何不自由なく暮らしていたのは夫も娘も同じ。
それでも「肉が食べたい!」と癇癪を起こす、無い物ねだりを口にする母イエッテル

ドイツを発つ前にヴァルターの父はイエッテルに「より愛している方が弱い」と意味深な言葉で送り出します。
「息子は心からキミを愛してる」って、、この祖父は「解って」いたんですよねぇ。。。
どこがいいのかワカラナイこのイエッテルを、
突き放されても愛し続けるヴァルターも、アフリカでやはりよそ者だと感じていて―

夫婦は到着初日からすれ違いをみせていて、
子供がいるのに親としての愛情も気配りもないイエッテルには魅力を感じないのですが、
料理人のオウアに"小さなメンサブ(奥さん)"と呼ばれた最初の出会いから心を開いたレギーナとオウアの関係がとても優しくて救われます。

この夫婦の関係は、イエッテルの感情によってグラグラと危ういものになったり、
弁護士に戻って、家族にも祖国にも必要な仕事をしたいと心に秘めるヴァルターの孤独を深めることになるんです。
特に、自分にはこのイエッテルの、夫の友人に向ける最初から媚びたような視線が理解できず…
埃っぽいアフリカでの夫はダメで、初めて会ったアフリカに馴染んだ男なら良かったの?

それからこの夫婦が諍いを繰り返す度に、コレでもう修復不可能か?と思いきや、
イエッテル主導でくっついたり・・という部分もイマイチ解り辛いこの女性。
ヒトは変わるものだけど、いつも利己的で大人になれない彼女が後半娘に言う
「誰もが同じだと思うのは愚かなこと」とか
「違いにこそ価値がある」
って言っても、ちょっと白々しく思えてしまいました。

そんな両親の不仲を知りつつ、アフリカの寄宿学校で差別を受けようとも
すくすく素直に成長するレギーナがとっても可愛い♪

戦争が終わり、このままケニアに残りたいという妻とドイツ再建に貢献したい夫、
ここでもすれ違う二人でしたが、いかにナチスが滅びても、
見知らぬドイツ国民が全て敵に回ってしまったユダヤ人の心理としては、複雑な帰郷に違いなく、
ここは列車の他の帰国するユダヤ人家族の表情とも理解出来る場面でした・・・。

別れの日、小さなメンサブに、二人(両親)を支えて導くよう言葉をかけるオウアの言葉が温かく、
この二人の微笑ましい姿があったので、141分という長い作品を最後まで見続けられたと言えます。
2002年度のアカデミー最優秀外国語映画賞を受賞ということですが、
評価も好みも分かれる作品だと思いました。

これからBSで録画、視聴した作品を少しずつアップしていけたらなぁ~と思っています。

コメント

ナチュラル

2011-05-31 22:37:43 | the cinema (ナ行)
原題 THE NATURAL
製作年度 1984年
上映時間 138分
原作 バーナード・マラマッド 「奇跡のルーキー」
監督 バリー・レヴィンソン
音楽 ランディ・ニューマン
出演 ロバート・レッドフォード/グレン・クローズ/ロバート・デュヴァル/キム・ベイシンガー/ウィルフォード・ブリムリー/バーバラ・ハーシー

とある駅のベンチで、少しくたびれた男が列車を待っている。
どこか寂しげな男の、回想から始まる物語・・・。

1918年、ネブラスカ州の草原でキャッチ・ボールをする父と息子。
傍らでそれを見守る幼馴染の少女。
やがて父親は急死し、ある日稲妻と共に落雷を受けて自宅の樫の木が裂ける。
野球選手になりたかった少年ロイは、その木で手製のバットを作り稲妻のマークWONDER BOYと刻印する。
そして成長したある日、シカゴ・カブスのテストを受ける為、故郷に別れを告げ旅立つ。

列車の中では、有名で才能あるスポーツ選手ばかりを殺す連続殺人犯の新聞記事に注目していたスポーツ記者のマックスと、
大砲と呼ばれるホームランバッター、ウォンボルトと、黒いドレスの謎の女の3にんと知り合う。
まだ若く自信家のロイと、彼の実力を知るサムは、
途中駅でこの傍若無人な男と対決するハメになり、ウォンボルトを3球3振に討ち取りシカゴのホテルへ。
するとロイの部屋に黒いドレスの女から電話があり、事件は起きた――。

――16年後。
最下位のトンネルを抜け出せないニューヨーク・ナイツのベンチに、35歳のルーキー、ロイ・ホッブスが現れ
ようやく彼の野球人生が新たにスタート。

成功への扉に手をかけたと思った.......。が、その16年の心の葛藤は語られない。
ただ、自信に溢れ、輝くばかりだった青年が、
今は控え目で心優しく、、だけど信念は曲げない、寡黙な中年ルーキーとして
そのピュアな眼差しと人柄で次第にチームに溶け込み、最下位チームに奇跡をもたらしていく。

まあ、ウソのようなシーンも目くじら立てることなく2時間超を飽きずに観られたのは、
1920年代から30年代という時代背景と、どこかこの時代にマッチしているレッドフォードの雰囲気と、
セピア色に包まれる全体の色使いなのかも知れない。

学ぶ人生と、その後を生きる人生・・・

「天性の才能」に恵まれた男が16年かけて学んだもの。

「陽だまりのグラウンド」や「フィールド・オブ・ドリームス」とはちょっと違って、
野球選手を主人公におき、野球シーンもふんだんに登場するけど、そこは深刻じゃない。
思いがけない挫折を味わってなお、「帰ってくる」その勇気と純粋さ、
ロイを待ち受けるドラマを、優しい気持ちでみつめる作品といった感じでした

まだ独身時代に勤めていた会社の同僚と観た記憶がありますが、先日TVでやっていたのを録画してみました♪
スポーツ選手の挫折~再起もので、かなりベタですが、好きな作品です


コメント (6)   トラックバック (1)

ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島

2011-03-31 22:45:37 | the cinema (ナ行)
誰も知らないナルニアへ。
原題 THE CHRONICLES OF NARNIA: THE VOYAGE OF THE DAWN TREADER
製作年度 2010年
上映時間 112分
製作国・地域 イギリス
原作 C・S・ルイス
監督 マイケル・アプテッド
出演 ジョージー・ヘンリー/スキャンダー・ケインズ/ベン・バーンズ/ウィル・ポールター/ティルダ・スウィントン/ローラ・ブレント/ リーアム・ニーソン(アスラン)/ サイモン・ペッグ(リーピチープ)

C・S・ルイス原作による児童文学を迫力の映像でスペクタクルに映画化したファンタジー・アドベンチャーのシリーズ第3弾
ペべンシー兄妹は大嫌いな従兄のユースチスの家に預けられるが、壁に掛かった帆船ドーン・トレダー号の絵の中に吸い込まれ、再びナルニアの国へ。兄妹は、親友のカスピアン王子(ベン・バーンズ)とネズミ戦士のリープチープと再会を果たし、ナルニアの東の果てへと再び冒険の旅に出ることになるが、行く手にはさまざまな困難が待ち受けていた。

コチラも先月の公開間もなく劇場鑑賞したのに、大地震ショックで感想を書く気にもなれずでした。

前作で卒業となった長男ピーターと、長女のスーザンの出演シーンはほんのチョット。カスピアン王子と、次男次女、それと、
ひょんなことで道連れとなってしまった従兄のユースチスがメインですので、
必然的にモロ児童文学の展開になります。が、
それはそれで、子供らしい嫉妬心や憧れ、自己顕示欲などを呼び覚まし、試練を与えるという王道のアドベンチャーものになっていたと思います。

エドマンドはカスピアンと、ルーシーは姉・スーザンの存在に、
そしてユースチスはリーピチープと、競いながら朝びらき丸での航海に旅立ちます。



で、この冒険の目的は案外邪魔が入らずサクサクと中盤まであっけなく進んでいくのですが、
意外なヒトが災難にあい、って(笑)もうあ、やっぱりねぇ~と思わなくもなかったけど

おかげでメインであるはずの魔法を解く為の7つの剣探しは結構簡単で、
美味しいところは意外な人がみんな持っていっちゃった感じでした~
アスランも大御所らしく〆にちょっと出てきて、ペべンシー兄妹に卒業のお墨付きを渡すんですが、、
正直この二人は第2章のピーターとスーザン程には成長してないと思ったのは私だけでしょうか
思春期を迎えたとはいっても、まだまだ幼顔のふたり。
もう少し見ていたかった気もしました。てか、次ぐらいが丁度いい気がするんですけどね

全体としてはどこかでみたような展開だという気もしますが
映像も音楽もよかったし、リーピチープはカッコイイし(笑)落とし所もナントナク解るので
安心して子供たちの冒険を見守っていられる作品でした

で・・・第4章はあるんでしょうかね~?
コメント (2)   トラックバック (15)

のら猫の日記

2010-10-07 23:50:15 | the cinema (ナ行)
原題 Manny&Lo
製作年 1996年
製作国 アメリカ
上映時間 97分
監督・脚本 リサ・クルーガー
出演 スカーレット・ヨハンソ/メアリー・ケイ・プレイス/アレクサ・パラディノ/ディーン・シルヴァーズ

犯罪を繰り返しながら、自由奔放に暮らす孤児姉妹と、彼女たちに誘拐されながらも奇妙な友情を築いてゆく中年女性との共同生活を描くドラマ。
16歳になる少女ロー(アレクサ・パラディノ)は、里子に出された妹(スカーレット・ヨハンセン)を強奪して逃亡。二人で万引きをしながら、その日その日を生きていた。ある日、ローは自分が妊娠していることに気付く。出産を手伝ってくれる人間が必要だと感じたローは、マタニティ・ショップで出会った中年女性を誘拐してしまう。

先日TV放送されたものを何気なく録画しておいたものだけど、
これが想いの外可愛くて、後味のいいロードムービーでした♪
まだ10歳のスカーレット・ヨハンソンがもう既にいい味だしてます

孤児姉妹11歳のマニーと16歳のローは、かなり自立した女の子。
母親と最後まで暮らしていたらしいローは、妹との生活を守らなくてはいけない責任感と焦燥感のようなものに、
たえず追いかけられているような雰囲気で、そのツッパリ具合が痛々しくもある。
姉がリードし、守っているように見えて、実は冷静な判断で舵を取るのは妹のマニー。
度胸はあるけどイマイチ賢くはない姉と、賢くて素直な妹はなかなかいいコンビ♪

万引きの見張り役だったり、実行役だったり、
素晴しいコンビネーションで生きていく日々が、
ある頃からお気楽に空き巣を繰り返してもいられなくなる。
妹の目には解る事も、意外に気がつかないうっかり者のローは妊娠に気がついた時にはもう臨月を迎える頃。
姉妹は育児本やミルクの前に必要なものを盗む事にする

と、ここまでは痛々しくも健気に生きる2人の物語。

出産って??
切羽詰った姉妹が手っ取り早いってことで、荒々しく盗んだものはーーー
ここからもうひとやま、ふた山あるんですが、、、それは観てのお楽しみ♪

短いぶっきら棒なセリフの応酬なんだけど、
何気にイイ。
現実にはあって欲しくないお話だけれど、不思議に後味がいいラストで心が和みます。


姉妹が二人で放浪しながら生きていく、、というと地球でたったふたりを思い浮かべましたが、
痛く悲しいユイとアイの姉妹に訪れた旅に比べ、
この少女たちに訪れた試練はいつかきっと、と思わせてくれるもので、なんだか安心できました

スカちゃんのお姉さん役のアレクサ・パラディノは、若い時のケイト・ウィンスレットにびっくりするほど似ていると感じたのは私だけでしょうか?
姉妹といっても通じるくらいだと思いました
コメント (2)   トラックバック (2)

ニューヨーク、アイラブユー

2010-03-07 21:34:16 | the cinema (ナ行)
出会いは最高の“贈り物”
~NYの街角から生まれるさまざまな形の「愛」の物語。~

製作年度 2008年
原題 NEW YORK, I LOVE YOU
上映時間 103分
製作国 アメリカ/フランス

大都会ニューヨークを舞台に、さまざまな愛の物語が展開する珠玉のアンサンブル・ムービー
摩天楼がそびえ立ち、大勢の人々が行き交う活気に満ちている街ニューヨーク。この眠らない大都会では、今日も無数の出会いが生まれ、愛のドラマが繰り広げられていた。そんな中、スリの青年ベン(ヘイデン・クリステンセン)は、チャイナタウンで目にした女性モリー(レイチェル・ビルソン)に心惹(ひ)かれるが……。

「チアン・ウェン監督のチャイナタウン」ヘイデン・クリステンセン/レイチェル・ビルソン/アンディ・ガルシア
「ミーラー・ナーイル監督のダイヤモンド街」イルファン・カーン/ナタリー・ポートマン
「岩井俊二監督のアッパー・ウェスト・サイド」オーランド・ブルーム/クリスティナ・リッチ
「イヴァン・アタル監督のソーホー」マギー・Q/イーサン・ホーク/ロビン・ライト・ペン/クリス・クーパー
「ブレット・ラトナー監督のセントラル・パーク」アントン・イェルチン/オリヴィア・サールビー/ブレイク・ライヴリー
「アレン・ヒューズ監督のグリニッチ・ヴィレッジ」ドレア・ド・マッテオ/ブラッドリー・クーパー
「シェーカル・カプール監督のアッパー・イースト・サイド」シャイア・ラブーフ/ジュリー・クリスティ/ジョン・ハート
「ナタリー・ポートマン監督のセントラル・パーク」カルロス・アコスタ/ジャシンダ・バレット
「ファティ・アキン監督のチャイナタウン」ウグル・ユーセル/ スー・チー
「ジョシュア・マーストン監督のブライトン・ビーチ」イーライ・ウォラック/クロリス・リーチマン
ランディ・バルスマイヤー監督がこの10のストーリーをつなぐというもの。

日本からは岩井俊二監督。中国からはチアン・ウェン監督。
フランスカからイヴァン・アタル監督、インドはシェーカル・カプール監督、ドイツからはファティ・アキン監督という具合に、
多種多様な人々が集まるニューヨークが舞台ということで、
世界各国から監督が参加、アメリカからはナタリー・ポートマンも監督として参加もしている。

個人的に好きだったのは、
元オペラ歌手とホテルのボーイのエピソード
 プロムの夜に出会ったカップルの顛末

あとは岩井俊二監督の、煮詰まったアニメ作曲家(オーランド・ブルーム)の出会いも可愛らしかったし、
イヴァン・アタル監督のソーホーの夜の出会いもソレっぽいかもこれは続きが観てみたいイーサン・ホーク

どこかしら空虚で、何かしらの傷や痛みを抱えながら、
出会いとすれ違いを繰り返す大都会に生きるひとびとの孤独が感じられ、
いろんな国籍や人種で混沌としたニューヨークの片隅を切り取ったかのような雰囲気が漂う…。
そのつなぎ方に違和感はなかったけど、
一人の監督の持ち時間が極めて少なく、豪華キャストが勿体無くもありやや物足りなさはありましたが、
全体としては好きな雰囲気でした
コメント (10)   トラックバック (24)

ニュームーン/トワイライト・サーガ

2009-12-30 15:39:54 | the cinema (ナ行)
原題 THE TWILIGHT SAGA: NEW MOON
製作年度 2009年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 130分
原作 ステファニー・メイヤー
脚本 メリッサ・ローゼンバーグ
監督 クリス・ワイツ
出演 クリステン・スチュワートロバート・パティンソン テイラー・ロートナーダコタ・ファニング/アシュリー・グリーン/ニッキー・リード/ジャクソン・ラスボーン/ケラン・ラッツ/ピーター・ファシネリ


永遠に年を取らない美しきバンパイアと女子高生のラブ・ロマンス『トワイライト~初恋~』の続編。
18歳の誕生日を迎えたベラ。しかし、永遠に17歳のままでいる恋人のヴァンパイア、エドワードより年上になってしまう現実を受け入れられず、絶望感に浸っていた。そんな中、誕生パーティの席で事件が起こる。指を切ったベラの血に引き寄せられたエドワードの家族が彼女に襲いかかり大混乱となってしまったのだ。エドワードたちカレン一家はベラの身を案じ、この町を去ることを決意する。愛するエドワードから突然別れを告げられたベラはますます打ちひしがれる。そんな彼女を励まそうと寄り添う幼馴染みのジェイコブ。ところが、やがて彼にある異変が起こり始める。彼は、ヴァンパイアと敵対する狼族の末裔だったのだ。そしていま、狼族としての遺伝子が覚醒を始めたのだ。一方、次第に元気を取り戻していくベラは、自分の身を危険にさらすとエドワードの幻影が見えることに気付く。そして、その幻影を追い求めるあまり自らを窮地に追い込むようになるベラだったが…。

ほとんど期待値ゼロで観た前作が、思いもかけず楽しくて、
つい今回は期待しすぎだったのか、
それとも自分で勝手に妄想していた(笑)シーンがなくて肩透かしだったのか、
やや物足りなさが残りました。

1歳トシをとって18歳になった割りに、ベラの思考が子供っぽい行動をとらせるところも
チョット気恥ずかしい(笑)

今回の見所はオオカミ族とヴァンパイア族であるカレン一家の戦い―と、
勝手に思い期待していたものだから、
カレン一家の登場シーンの少なさにガッカリでした。

まぁ、今回はさらに少女マンガチックでしたよね
というわけで、1ヶ月以上も記事を放置していたわりに簡単な感想でスミマセン
甘ったるいけどわくわくもドキドキもあった前回の方がやっぱり好きかも
コメント (4)   トラックバック (14)

20世紀少年<最終章> ぼくらの旗

2009-09-05 23:44:01 | the cinema (ナ行)
もうひとつの 結末。
もうひとりの ともだち。

製作年度 2009年
上映時間 155分
原作 浦沢直樹
脚本 長崎尚志 浦沢直樹
監督 堤幸彦
主題歌 T・レックス 『20th Century Boy』
出演 唐沢寿明/豊川悦司/常盤貴子/香川照之/平愛梨/藤木直人/佐々木蔵之介/佐野史郎/森山未來/木南晴夏/六平直政/中村嘉葎雄/黒木瞳

浦沢直樹によるベストセラーコミックを、邦画史上初の3部作で実写映画化した最終章。
“ともだち歴3年”の2017年、世界は世界大統領として君臨する“ともだち”に支配され、殺人ウイルスがまん延する東京は壁で分断。都民の行動は完全に制限されていた。そんな中、カンナ(平愛梨)は反政府組織として武装蜂起する一方、“血の大みそか”以降、行方がわからなくなっていたケンヂ(唐沢寿明)が突然現われる。

今年公開予定の全作品の中で、「ヤッターマン」に次いで楽しみだった「20世紀少年」の最終章、観てきました~。
公開初日の鑑賞予定が1日ずれてしまって日曜日、大勢の中学生に混じっての鑑賞となりました。
イヤ・・・赤ちゃんを連れた若いママの姿も、、、
いや~な予感、、、は当たりました
そもそもこの作品のファンは、子供から20世紀少年だった今の私世代まで、幅広いのだから
少なくとも子供のいない時間帯にすべきでした・・・

丁度去年の今頃『20世紀少年第一章・終わりの始まり』で、昭和の子供の遊びから始まって、
大人になった中年の普通の男が巻き込まれる謎のテロ事件にわくわくし、
お、お前はっ!だれなんだー?だった『20世紀少年<第2章> 最後の希望』で翻弄され
ようやくその正体が明らかになるまで、丁度1年。楽しみにしていました~

第2章の終わりで、世界中に悪魔のセールスマンがばら撒いた殺人ウィルスによって荒廃した東京。
分断された壁を乗り越えてオッチョが帰ってくるところから始まる最後の戦い。
リヤカーにラジオ・・・まるで終戦後の日本そのままの風景。
そして、オッチョは
かつての仲間たち、ヨシツネ率いる"ゲンジ(源氏?)一派の存在と、
カンナ率いる過激な組織"氷の女王一派"が「8月20」武装蜂起を呼びかけているのを知る。
そして、ラジオからは懐かしいアノ男の歌が――

やっぱりケンヂがいなくちゃ盛り上がらない!

行方不明だったアノ男、ケンヂ。のなぜ?
行方不明だったケンヂの姉、キリコのなぜ?
そしてカンナの父親は本当に"ともだち"なのか?
「しんよげんの書」のつづきとは?
そして"ともだち"は誰なのか?
そもそもなぜ"ともだち"は生まれたのか・・・・・・

原っぱの中の秘密基地。
他愛無い子供の遊びだった予言の書。
大人になった20世紀少年たちを追い詰める幼馴染の死をきっかけに、
ただの中年男だったケンヂたちは、"ともだち"に戦いを挑み、そして辿り着く!
あの、カッコ良くも懐かしい、T・レックスのサウンドにのって終わりの目撃者となる!

やはり最終章ということで、謎を紐解く際の説明的な部分が多くなるのは仕方がないし、
正直、理解に苦しむ設定もあったけど、
カンナがメインだった第2章よりは面白かったという気がする。
登場人物が多すぎて、お久しぶりすぎるキャラのいきなりの登場には戸惑ったり、
いつ、どのように最終場面で消えていたのか?思い出せなかったり
だけど、最後のなぜが明かされた時、
それは小さなことだという気になる。。。。
重要なのは思い出の中の真実―。

 ほら、みんな似てる~

子供の中の消された記憶。大人になっても消えない記憶・・・。
それは強者と弱者の違いなのかもしれない。

そして、最後のその10分あまりこそが、この作品の答えのような気がする。

 ちょっとしか映らなくてもちゃんと似ちゃってる

それにしても、残念だったのは小泉響子ちゃんが、ほとんど後ろで食べてばっかりだったこと(笑)
原作でもそんな?なの?
あと、岡田義徳くんの名前があったけど、気がつかなかったよ~。
何度も映ったダイアモンド☆ユカイとか、さすがに武蔵は解ったけど、
多すぎて気がつかなかったひと、ごめんなさいだったわ  祭りは終わった・・・
コメント (8)   トラックバック (49)

南極料理人

2009-08-27 00:57:22 | the cinema (ナ行)
おいしいごはん、できました。
氷点下54℃、
家族が待つ日本までの距離
14,000km
究極の単身赴任。

上映時間 125分
原作 西村淳 『面白南極料理人』『面白南極料理人 笑う食卓』(新潮文庫刊)
脚本・監督 沖田修一
出演 堺雅人/生瀬勝久/きたろう/高良健吾/豊原功補/西田尚美/古舘寛治/小浜正寛/黒田大輔/小出早織/宇梶剛士/嶋田久作

南極観測隊に料理人として参加した、西村淳原作のエッセー「面白南極料理人」を映画化した癒し系人間ドラマ。
西村(堺雅人)は南極の昭和基地からも遠く離れた陸の孤島、南極ドームふじ基地に料理人として派遣される。妻(西田尚美)と娘を置いての単身赴任生活で、彼は8人の男性南極越冬隊員たちの胃袋を満たすという大役を任される。基地では雪氷学者(生瀬勝久)をはじめ、雪氷サポート隊員(高良健吾)らが彼の料理を心待ちにしており……。

南極ドームふじ基地。
日本から14,000キロ。平均気温ー57℃。ペンギンもアザラシも、ウィルスさえ生息できない環境。
西村は志願したわけでもないのに、越冬観測隊の一員として1年半を過ごすことになる。
その1年半の隊員たちの胃袋に消えていった、美味しそうなメニューと、
8人の夫々の仕事をこなしながらの日常を、ゆるいタッチで映していく。

氷はあるが水はない南極。
節水を心がけながらも、一応の日常生活に支障を来たすほどではないが、
朝の洗面風景とか
夜の娯楽のひと時とか個室の様子、電話の横に置かれた砂時計など
基地の中の様子はなかなか興味深かった。
快適さの中にある孤独感や距離感も伝わってくる。

おそらくはどんなにまつげが凍った映像とか見ても、その過酷さは私たちには想像も出来ない、きっと。
その過酷な毎日に食事の愉しさを与える西村は、さながら8人家族の母親のよう。
赤の他人が、仕事とはいえ、1年半も毎日一緒に顔をつき合わせていく。
単調になりがちの娯楽に乏しい日々を、いかに楽しく過ごそうかという大人少年たちの南極暮らし。

個性豊かなメンバーの中で、
ラーメン命の隊長(きたろう)のエピ、
超~ポジティブ思考のドクター(豊原功補)の存在が楽しい

一番若い兄やん(高良健吾)はしばしばホームシックにかかる。「渋谷とか行きてぇ・・」にキュン。
ケンカのとばっちりで、愛娘のお守りが消え消沈してしまう西村が、みんなの作ったから揚げを食べるシーンでウルル。

作品中、何度出てきたか分からない食事のシーン。
美味しい」を封印したかのような、隊員たちの貪り喰らう様は気持ちがいいくらいだけど、
やはり心を込めて作った料理は、素直に美味しい顔をして「美味い!」というのが自然。
頑なにそこを避けて、ようやく美味しい顔で、極上の「うまい!」がきけて嬉しかった

ちなみに豪華料理がバンバンでてきますが、
私が一番そそられたのは、堺さんの手で握られるおにぎりでした~



あなたは何に心をわしづかみにされましたか(笑)
お腹が空いたままでコレを見ると、少しムカつくかもしれません(笑)

究極の単身赴任の男たちの、ユーモアと美味しいご飯で乗り切った1年半。良かったです
コメント (14)   トラックバック (36)

20世紀少年<第2章> 最後の希望

2009-02-03 21:25:18 | the cinema (ナ行)
さあ、みんな
“つづき”を始めよう──。

製作年度 2008年
上映時間 139分
原作 浦沢直樹
監督 堤幸彦
出演 豊川悦司/常盤貴子/平愛梨/香川照之/ユースケ・サンタマリア/藤木直人/宇梶剛士/小日向文世/森山未來/木南晴夏/光石研/西村和彦/西村雅彦/甲本雅裕/石橋蓮司 /黒木瞳/唐沢寿明

人気漫画家・浦沢直樹の大ベストセラー・コミック全3部作として実写映画化したサスペンス巨編の第2作
“血の大みそか”から15年後の2015年。歴史では、2000年の巨大ロボットによる人類滅亡計画は、悪魔のテロリスト、ケンヂとその仲間が行ったものとされ、それを阻止した“ともだち”は救世主と崇められていた。高校生になったケンヂのめいであるカンナ(平愛梨)は、そんな“ともだち”中心の国家に反抗し、問題児とみなされてしまう。(シネマトゥデイ)

楽しみに待ち焦がれていた<第2章> 最後の希望~観てきました!
モチロン、前日に放送された、テレビ版も観ました♪
映画ではカットされていた少年時代もあり、親切設計でしたね
で、
第1章を原作未見のまま観て凄く楽しめた私は、今回も他に情報も入れず、劇場予告のみで臨みました。

第1章から15年も経ってるし(笑)
原作をご存じない(私のような)方は、第1章を復習されて劇場に行かれた方がバッチリ楽しめると思います!
なんせメインの登場人物もハンパなく多いし、
少年時代のエピも今回もかなりのシーンがあるし、中年時代の出来事プラス今回、皆老けて登場だし(笑)
この2章から登場のキャストも加わるわけで、
ただでさえ名前を覚えるのが苦手な私は、脳に伝達されるまでに時間がかかりました(笑)

この第2章の主役は、高校生になったカンナと、独房からの脱獄に成功し再び立ち上がるオッチョですが、
このオッチョが意外と登場シーン的には短かったです。
まあ、カッコよかったからいいんですけどね♪

で、一番軸となってストーリーの中心にいるのがカンナ。
血の大晦日以来"ともだち"帝国と化した日本。
カンナは学校では問題児扱いされていて、ケンヂの生存を信じていて、
同級生の小泉響子とともに、洗脳のための施設“ともだちランド”に乗り込む―

そこで“ともだちランド”の秘密とか、
そこからこの二人が知りえる、「あの日の理科室」でのシーンとか、
見所はあり、少し“ともだち”に近づくものの、正体は謎のまま新たな局面に―
この第2章も、予測の出来ない展開が面白いです

少しづつ秘密裡に活動している当時の仲間も姿をみせるけど、
これが、たった15年でそんなには老けないだろーというくらい老け過ぎのひと(笑)
誰とは言いませんが
老けメイクって、中途半端な年齢って案外難しいのかも?

今回もチラシにあった原作キャラに激似のキャスティングに笑っちゃいますよ~
誰とは言いませんが・・(笑)
ただねぇ・・・、カンナ役の平愛梨ちゃん、顔はよく似たイメージなのだと思うし頑張っていたけど、
顔だちがオトナっぽくて、高校生役はキツイ。
(パーツが大きくて、宝塚の男役によくいる感じ、鳳蘭さんによく似てる)
まあ、「天地人」の信長のお父さんに見える笹野さんほどじゃないけど(爆)
演技的なものもあったと思うけど、小泉響子役の木南晴夏さんが嵌っていたし上手いので、
ちょっと浮いていた感がありました。今後に期待ですね!

第1章からこの2章までが待ち遠しかったけど、比較的早かったので、
最終章も夏には公開かな~と思っていたら、8月29日だって・・・
またしばらく「知りたい病」を抑えながら楽しみにしたいです

レーザーあや取り、楽しそうだったな~
コメント (16)   トラックバック (53)

20世紀少年

2008-09-02 23:49:57 | the cinema (ナ行)
世界が終わろうとしています。ぼくらの“ともだち”によって──。
製作年度 2008年
原作 浦沢直樹
脚本 福田靖 長崎尚志 浦沢直樹 渡辺雄介
音楽 白井良明
監督 堤幸彦
出演 唐沢寿明/豊川悦司/常盤貴子/香川照之/石塚英彦/宇梶剛士/宮迫博之/生瀬勝久/小日向文世/佐々木蔵之介/石橋蓮司/中村嘉葎雄/黒木瞳

『YAWARA!』『MONSTER』の人気マンガ家・浦沢直樹の同名ベストセラー・コミックを、豪華キャストを配し、日本映画史上空前のスケールで映画化するサスペンス・アドベンチャー大作。約半世紀にわたって展開する壮大なストーリーを、原作者自ら脚本化に関わり全3部作として映像化。本作はその第1章。主人公ケンヂ役に唐沢寿明、共演に豊川悦司、常盤貴子。監督は「ケイゾク」「トリック」の堤幸彦。
1969年。小学生のケンヂは、同級生の仲間たちと原っぱに秘密基地を作り遊んでいた。彼らは、20世紀の終わりに人類滅亡を企む悪の組織とそれを阻止する正義の味方といった物語を空想しては、それを“よげんの書”に書き記し、楽しんでいた。1997年。大人となったケンヂはコンビニを経営しながら、失踪した姉キリコの赤ん坊カンナの面倒を見ていた。その頃、巷では謎の教団を率いる正体不明の教祖“ともだち”が出現、各地で不穏な事件が起き始める。やがてそれが少年時代の“よげんの書”にそっくりなことに気づくケンヂ。20世紀の終わりが迫る中、ついにケンヂはかつての仲間たちと共に人類滅亡の阻止に立ち上がるのだったが…。allcinema ONLINEより

基本的には短編人間なんですが、これ、面白くて2時間22分もあったなんて
今この段階で知りました。
入り込んでて、その長さが気にならなかったけど、
そういや、途中何人かトイレに立つ人が居ましたね~。
冷房も効いてるし、仕方ないかも知れないけど、子供じゃないんだから先に済ませておきましょうメッ!

原作は知りません。
劇場予告と、人気コミック原作で3部作の第1章であることのみの情報で観てきましたが、
豪華キャストがてんこ盛り。
その豪華キャストにも負けない、30年前の子供たち
かなり面白かったです
脚本の初期の段階から原作者が参加していることが、今作の場合、成功していると言えるのかもしれません。

ケンヂが小学校の同窓会で聞いたウワサ。
教授一家の失踪、"ともだち"のウワサ―。
名前さえ思い出せないかつての同窓生に言われるまで、完全に忘れていた子供時代の遊び。『よげんの書』

友人との会話の中で、少しづつ蘇る、少年の日々。
彼らが紡いだ物語。その先を思い出せ

夢破れた中年男ケンヂは、売り上げの伸びないコンビニの経営に四苦八苦の毎日。
姉が残していった赤ん坊を背負い、惰性のような生活が、
あの日、耳にしたカルト教団の不気味な足音とともに一変する

秘密基地のメンバーの一人の死の真相を追求し、
ユキジと再会し、
ケンヂに封印していた闘うロック魂が戻ってくる!

ドキドキ、わくわくしながら、このカッコ良過ぎないキャラクターたちを見守っていました!
現実に起きた十数年前の、アノ事件を彷彿とさせる彼等の敵、
魂を乗っ取られた集団の不気味さ、街を乗っ取られた怖さを感じながら、
彼らに勝機があるのか?――入り込んでました。

喪失感を抱えたケンヂの静かに膨らむ怒りが伝わってきます。
大人になっても懐かしく思い出せる時を共有した、昨日まで普通の人だったみんながイイです!
そして、幼少時代のカンナを演じた子役が凄くいい表情で、可愛かった
できれば第2章もみたかったな。大きくなって欲しくなかったぐらい♪

エンドロールの後、来年1月末に公開の第2章の予告がありますが、もう今から楽しみです!

映画の日と言う事もあり夕方の回にもかかわらず、かなり入ってましたが
出口に向かう壁面の大きなボードの前で、若い子たちが「こいつじゃね?」「体格が似てるよ」と
名推理振りを披露してました~
原作を知らない方でも十分楽しめる作品になっていると思います~
コメント (24)   トラックバック (62)