to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

死ぬまでにしたい10のこと

2007-04-30 23:32:20 | the cinema (サ行)
人生の終わりがわかったら、人はそれまで何をする?

23歳のアン(サラ・ポーリー)は、失業中の夫、ドン(スコット・スピードマン)と、2人の娘とトレーラー暮らし。
彼女の毎日は、清掃の仕事と娘たちの世話で過ぎていく。ある日、突然の腹痛で病院に運ばれたアンは、ガンを宣告され余命2、3ヶ月だと告げられた。頭が真っ白になった後、ぼんやりしたアンの頬に涙がつたう。
トレーラーに戻ると、1年がかりの工事の仕事が決まったドンが喜んでいる。
アンは、病気のことを内緒にしたまま、夜更けのカフェで「10の死ぬまでにしたいこと」をノートに書き始めた…。

深夜のコーヒーショップで、自分の23年を振り返るアン。
17歳で、ファースト・キスの相手(ドン)と出来ちゃった結婚。
19歳で2人の母親になり実家の裏庭でトレーラー暮らし。
父親はもう10年も刑務所にいる。
・・あっという間の回顧。
そして次に、死ぬまでにしたいリストを書き始める。
―娘たちに毎日愛してると言う
―爪とヘアスタイルを変える
―好きなだけお酒とタバコを楽しむ
―夫以外の男とつきあってみる
―誰かが私と恋に落ちるよう誘惑する
―家族でビーチに行く
―娘たちの気に入る新しいママをみつける
―刑務所にいるパパに会いに行く

とにかく彼女には時間が無かった。そして貧しかった。なにより、まだ23だった!
女が一番恐れる事、それは自分の死よりも、幼い子供を残して逝くことではないだろうか?
そして愛する人にその重さを背負わせる事ではないか。

でも、彼女は若かった。自分の人生を振り返って、幸せだとも思った。
―だけど、、その日が来るまでに、まだしてないこと―夫以外の男と付き合ってみる。
これは解からなくもない。いや、
相手がコインランドリーで声をかけてきた男、リー(マーク・ラファロ)というのが解からないが・・。

彼女にはゆっくり選んでいる時間などなかったのだから、簡単にやれることから直ぐに取り掛かっていく。
爪・髪・酒・タバコ・男・・・
そして―娘たちが18歳になるまで毎年贈る誕生日のメッセージ―止めた車の中で、ただひたすら録音する姿には胸が痛くなる

そんな中でもやはり、必死なアンの前に現れる、隣に越して来たアン(レオノール・ワトリング)の存在に救われる
アンは最後に唯一つできなかった、「家族でビーチに行く」ことを託せる相手を得た・

誰にも真実を明かさず逝くしかなかったアンを思うと可哀想でならない。
その2ヶ月余りを普通の人の何倍も充実させるため、立ち止まらず、悟られず・・

あまりに淡々と進んでいくので、時間の経過とか、病気の進行具合とかがわかりにくかったけど
残酷な運命にもめげず、愛する人を護りぬく女性の姿に、いろいろと考えさせられた作品でした。
女ってスゴイ母親ってすごい
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拾いモノ

2007-04-29 01:24:28 | Heart pink
ネットサーフィンをしてたらこんな情報を拾った!
(あくまでも未確認情報~!)

今秋放送の黒沢明脚本『生きる』、主演:松本幸四郎
その作品に恭子ちゃんも出演するらしい。
で、気が早いけど調べてみた(笑)

・生きる(いきる)は、1952年の日本映画。黒澤明監督によるヒューマンドラマ映画。
 黒澤映画の中でもそのヒューマニズムが頂点に達したといえる名作。
・1953年度のベルリン映画祭において銀熊賞を受賞した
・トム・ハンクス主演でハリウッドリメイクが予定されている。
                 [Wikipediaより抜粋]

で、主な女性の役としては主人公の職場の奔放な後輩
主人公の長男の嫁
で、オリジナルを見てみると(読んでみると)たぶん、職場の後輩・・・じゃなかろうか?
たぶん現代風に設定は変えられるとは思うけど、チラ見だけど、長男の嫁はナイと思う!

その情報では、関東某所で、松本幸四郎さんの撮影は始まっているらしい。
まだ局さえ判らないのだけど、秋のSPドラマは○ジか、テ○朝に過去よく出演してたっけ
SPドラマじゃもったいないストーリーみたいだし、映画の間違いだったらいいんだけどなぁ

続報・情報などありましたら小さい声でお知らせ下さい
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恋セヨ乙女・・・

2007-04-26 23:58:44 | Heart pink
今日は朝から「めざまし」での報道にショックを受けた双方のファンも
少し、落ち着いたころでしょうか?
この種の記事にはみんな飛びつきますからねぇ・・・

スルーしようと思っていましたが、やっぱり今日は書く事にしました。

いつもパパラッチにストーカーのように後ろに張り付かれて、可哀想です。
有名人としての意識が薄いのかも知れないけど、恭子ちゃんは普通の感覚をもった
24歳の女の子。
いつも「バカップルみたいなデートがしたい」って公言してる、正直者。
お相手の西島刑事(笑)も、以前鎌倉警部(山下さん)と3人での対談で、飾らない爽やかな好青年の印象だったし、
なぜ毒を含んだ記事にするのか??或はその方が読者に受けるのか?不思議。
こうした記事にされてしまうと、なにも悪くない二人の関係が壊されていくんだという気がして悲しい。
まだ「友だち以上、恋人未満」から一歩進んだばかりの雰囲気なのに、、事務所に怒られるんだろうなぁ・・ほんとは宣言したかったのじゃないかな?
相手のこととか考えちゃうとできないのも解かるけど、ホントに好きならファンはみんな応援するよ
誰もマネできない恭子ちゃんの優しいオーラを壊す事なんてできないんだから。

      不器用で変われないところ 本当は好きかも知れない
      誰でもいいだれかが そっとイエスと
      言ってくれたらがんばれる そんな気がする
      泣きながら掴めばいい もっとちがうなにか
      手に入れる時には 痛みもあるわ・・・


久しぶりに聴いてみました♪
恭子ちゃん17歳の"HOW?"
   ↓

http://www.youtube.com/watch?v=gRyiXDf1B88&mode=related&search=
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ストロベリー・オンザ・ショートケーキ

2007-04-23 23:14:46 | Heart pink
タッキーと恭子ちゃんの名作ドラマ
『ストロベリー・オンザ・ショートケーキ』が先週から放送されています。
週に2度の放送なのでちょっと変則ですが、何度観ても可愛い二人。
「唯」と「まなと」の切ない片思い
あなたはたったひとつの大好きな一番先に食べますか?
それとも、楽しみに最後までとっておく方ですか....?

4月23日(月) 25:59~27:07 TBSテレビ [再]3話
4月24日(火) 25:59~27:07 TBSテレビ [再]4話
4月30日(月) 25:59~27:07 TBSテレビ [再]5話

 ↓次週は30分遅れのスタートですょ~♪{でも恭子ちゃん公式では23:15~となってる??
4月29日(日) 23:45~24:15 フジテレビ 堂本兄弟

 ↓CS
4月29日(日) 22:00~24:00 CS 東映チャンネル [映]「陰陽師2」
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ラブソングができるまで

2007-04-21 21:30:00 | the cinema (ラ・ワ行)
製作年度 2007年
監督 マーク・ローレンス
音楽 アダム・シュレシンジャー
出演 ヒュー・グラント/ドリュー・バリモア/ブラッド・ギャレット/クリステン・ジョンストン/キャンベル・スコット/ヘイリー・ベネット

80年代に解散した人気バンドPoPの元ボーカル、アレックス(ヒュー・グラント)は、すっかり時代に取り残され、今や”往年のギャル”たち相手の同窓会や、遊園地での営業の日々。
相変わらず昔のヒット曲で食いつないでいたが、たまに来るテレビの仕事も歌番組ではなく「あの人は今!」状態。
そんな彼のもとに、人気絶頂の歌姫コーラ(ヘイリー・ベネット)からデュエット曲の作曲と収録のオファーが舞い込む。絶好のチャンスだったが、彼に作詞の経験はない。
そこで、彼は偶然居合わせたソフィー(ドリュー・バリモア)に才能を感じ説得していく。

冒頭からもう懐かしい、あの軽~いノリの’80年代のやけに明るいポップスで、腰を振り踊るヒューにく・ぎ・づ・け・よ~
ロン毛も衣装もぶりっ子ダンスも、若作りヒューの甘~い歌い方も可笑しい楽しい

強烈なアレックスファンのソフィーの姉(クリステン・ジョンストン)もインパクトがありナイスキャラ
若い娘だって負けずにおしりをフリフリ~
だって振らなきゃライバルに負けちゃうんだってば(by コーラ)

曲作り中に判明するソフィーの古傷ネタとか、ストーリーはあんまりどうでも良くて、二人のボケとツッコミみたいなテンポのいいやりとりとか
ステージで、ノリノリで腰をフリフリしていたアレックスがっとか
ヒューが頑張ればガンバルほど、和やかに笑えて楽しめる
だってきっとハッピーエンドだもんって、安心して笑っていられる。

劇中でヒューが繰り返し歌うPOP!のヒット曲『恋は突然』も楽しいし、
ドリューとのデュエット『愛に戻る道』はなかなかグッとくる。
映画が気に入ったら、サントラも欲しくなるかも~
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オール・ザ・キングスメン

2007-04-20 14:54:35 | the cinema (ア行)
          
            善は、悪からも生まれる。
製作年度 2006
製作国・地域 アメリカ
監督 スティーヴン・ザイリアン
音楽 ジェームズ・ホーナー
出演 ショーン・ペン/ジュード・ロウ/アンソニー・ホプキンス/ケイト・ウィンスレット/マーク・ラファロ/パトリシア・クラークソン

1949年、ルイジアナ州メーソン市を舞台に、
のちに時の大統領から“最も危険な男”と言われた、叩き上げの政治家ウィリー・スターク(ショーン・ペン)と、彼に興味を惹かれる上流階級出身のジャーナリスト、ジャック・バーデン(ジュード・ロウ)の物語。

群の出納官で実直だったウィリーは、不正糾弾を契機として州知事への当選を見事果たすが、やがて彼自身も汚職やわいろなどに手を染め始める。
一方のジャックは、貧しい民衆を前に堂々たる演説のウィリーに興味をもち記事にするが、結果的に後押しをすることになり、裕福層を敵にしたとしてクロニクル紙を辞めることに・・・。

ショーン・ペンの演技は、観る者を飽きさせない。
民衆を魅了するカリスマ的政治家の顔。だらしなく女を見つめる一人の好色家の顔。激昂する下品な策略家の顔。
長台詞でまくしたてるシーンの連続なのだが、その迫力は凄い!

しかし、この映画はジュード・ロウの目線で語られていくので、とにかく彼がカッコイイ
壁にもたれて立っていても、ベッドにひっくり返っていても、なにもしゃべらずニヤついていても(笑)
初恋のアン(ケイト・ウィンスレット)との関係ではハッキリしないヘタレなのに、二人のシーンはひと頃のフランス映画のような素敵な雰囲気がある
彼の名づけ親の判事(アンソニー・ホプキンス)とのシーンでは可愛い~とさえ思う(笑)

とくに後半部分は、ジャックを取り巻く人間関係を中心にドラマが展開され、その複雑さを理解しようと字幕を追っていくので
真ん中、後ろ寄りの席だったにも拘らず、首の辺りが疲れてしまった。

とはいえ、政治に終始しているだけではなく、人間ドラマとしての見ごたえも十分の作品だといえるのではないかと思う。
嵐のように人を巻き込みながら、自らも飲み込まれ溺れていくタイプの男。
常にその傍らにいながら、傍観者でいられると思いつつも協力していく抗えない男。
育った環境も性格も信念も、全く違うこの二人の出会い―それは本人だけでなく、周りの人達の人生も影響を受ける・・・

結局、失った物の大きさに比べ、ジャックの得たものは何だったのか―
ひとは自分の人生の傍観者にはなれない、という事ではないか・・・。
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好きだ、

2007-04-18 15:43:19 | the cinema (サ行)
製作 2005年
監督.脚本.撮影 石川真
音楽 菅野よう子
出演 宮崎あおい/西島秀俊/永作博美/瑛太/小山田サユリ/野波麻帆/加瀬亮/大森南朋


17歳のユウ(宮崎あおい)は、いつも土手でギターを弾いている同級生のヨースケ(瑛太)に秘かな想いを寄せいていた。ヨースケが同じところばかり弾いていたので、いつのまにかユウもそのフレーズを覚えてしまう。放課後の帰り道いつも傍にいて、素直に想いを伝えられないユウ。
一方ヨースケは、事故で大切な人を亡くしたユウの姉のことが気になっていた。やがてある出来事をきっかけにふたりは会わなくなってしまう。
それから17年、34歳のヨースケ(西島秀俊)とユウ(永作博美)は、東京で偶然再会する。

17歳のユウ、一途さと、優しさが空回りして素直になれない。傷ついた姉のことも解かっているつもりで気を回したりする。
大人でも子供でもない17歳の恋を、青空をバックに、ぎこちないヨースケのギターさながらに展開する。
宮崎あおいちゃん、瑛太が近づきそうで近づかない青春時代のもどかしさを、リアルに演じている。

17歳から34歳へのバトンタッチも、全く違和感を感じられないで観る事が出来た。
17歳の部分はユウの目線で、34歳になってからの部分はヨースケの目線から描かれている。

青く切ない高校時代の恋から、それなりに人生経験を経てきたであろう模索する大人のある日の再会まで、
キーとなっているヨースケのギターのフレーズのように拙くくり返され、画面に映されない二人の17年を思って胸が熱くなる

思ったより大人になったユウとヨースケのシーンは短くて、それでもユウの心中は想像できるのだけど、もっと言葉でなく描いて欲しかった気がした。
めぐり会った日の夜のぎこちなさが残るユウとヨースケのシーンが良かった。

「好きだ!」でも「好きだ。」でもない、「、」
宮崎あおいちゃんがほんとに大人になったような永作さんと、ゆっくり同じところを弾いていた瑛太が不器用そうな生き方をしている西島君に・・―やはり「好きだ、」がしっくりきている。
「、」の続きが、これからは優しいものであるようについ願ってしまう二人でした

音楽が菅野よう子氏と知ってびっくり、でも、納得
なかなかDVDも人気で借りれなかったけど、やっぱ映画館で観たかった作品かも・・・残念!
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2007-04-17 23:58:00 | Weblog
SAKURA・・・って不思議だ

なにもない黒い枝に、突然ピンクの花をバッと咲かせ
眺める人を驚かせ、幸せにする
マジックみたいだ
そして徐々に花びらを緑に替える
生命を吹き込むように―

その緑は
誇らしげな新幼稚園児やランドセルの子供たち
学生服の子供たちにも
新社会人のスーツにもなぜか良く似合う

サクラは毎年咲く
「一年頑張ったね」「また新しくよろしく」
そういってみんなを祝福し、緑になる

葉桜のころ、若葉の頃を過ぎても

あきらめないで、
サクラは毎年咲くよ

                     

メナードの新・CMが見れます。メイキングもみれます~♪
 http://www.menard.co.jp/fairlucent/
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ネバーランド

2007-04-16 15:56:06 | the cinema (ナ行)
原題:Finding Neverland
2004年アメリカ・イギリス合作
監督:マーク・フォスター
脚本:デイビッド・マギー
出演:ジョニー・デップ/ケイト・ウィンスレット/フレディ・ハイモア/ジュリー・クリスティ/ダスティン・ホフマン

ピーター、そこは夢がかなう場所なんだ。信じれば、必ずいける。

1903年のロンドン。ジェームズ・バリ(ジョニー・デップ)は、散歩に向かった公園で若い未亡人のシルヴィア(ケイト・ウィンスレット)とその4人の幼い兄弟と出会う。
少年たちとすぐに打ち解けていくジェームズは、中でもどこか冷めた物言いで少年らしさの見られない三男のピーター(フレディ・ハイモア)を気に掛けるようになる。
ジェームズとシルヴィア親子との交友が深まっていく一方、ジェームズの妻メアリー(ラダ・ミッチェル)は疎外感を強め、夫婦の仲は悪化していく。そんな中、早く大人になろうと無理をしているピーターに、自分の少年時代を重ねて見るようになったジェームズは、その思いを新作劇に投影していく。

ジェームズ自身幼い時に兄を亡くし、悲しむ母親を慰めようと生前の兄のまねをしたり、兄の服を着たりしていた事から
夫を亡くした母親の為に、急いで大人になろうと心を痛めているピーターを理解できたのだ。

何気ない散歩中の出会いが運命を変えていく。

ジェームズは、子供たちとの遊びによって空想の世界が新作に投影され、やがて絶賛される初舞台の日を迎える。
愛情の冷めた家庭に取り残された妻は孤独から浮気をしてしまう。
彼女の「ネバーランドに連れて行ってくれると思ってた」の言葉が憐れだった
シルヴィアは母親の干渉にも屈せず、子供たちを自由に愛情を持って育て、ジェームズとの心の絆を深めていき、やがて訪れる悲しい事態にその出会いが大きな意味を持つ。。

モデルになったピーター少年は、実はピーター・パンとは正反対の性格だった、というお話。現実に傷つき、子供らしい想像力を捨てざるを得なかったピーターに、だからこそ、バリは彼にこのファンタジーを贈ったのだろう。

孤独で紳士的なジェームズが、子供相手だと真剣にフック船長にもなる―実際の彼は華奢で小柄な方だったと言うが、相変わらずジョニーははまっている。
もの静かで茶目っ気もある英国紳士を難なく好演。
「チャーリーとチョコレート工場」より先の撮影だったわけで、フレディ少年とはこれが初共演な訳だけど息もぴったり。優しい語りかけに深い愛情を感じ魅力的だった
ケイト・ウィンスレット演じるシルビアは、名家のとても美しい女性だったという。
まだ幼い自分の子供たちを、信頼できるとはいえ他の人に託さなければならない深い処の悲しみを思うと胸が潰れるようで、
ラストのベンチのシーンとあわせて「フォレスト・ガンプ」を思い出した。

イギリスの古きよき時代の田園風景も美しく、
孤独を抱えた大人たちのそれぞれの葛藤が淡々と綴られて、静かな感動に包まれる
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ブラッド・ダイヤモンド

2007-04-12 15:23:44 | the cinema (ハ行)
原題 BLOOD DIAMOND
製作年度 2006年
上映時間 143分
監督 エドワード・ズウィック
出演 レオナルド・ディカプリオ/ジェニファー・コネリー/ジャイモン・フンスー/アーノルド・ヴォスルー

自由―
家族―
真実―
彼らはダイヤに、それぞれ別の輝きを見た

内戦が続くアフリカ、シエラレオネ共和国。
反政府軍RUFの襲撃によって家族と引き離されたソロモン(ジャイモン・フンスー)は、連れて行かれたダイヤモンドの採掘場で、大粒のピンク・ダイヤを発見し、地中に埋める。
一方、ダイヤの密売に失敗したダニー・アーチャー(レオナルド・ディカプリオ)は、投獄された刑務所でソロモンだけが在処を知る巨大なピンク・ダイヤの話を耳にする。
釈放されたアーチャ-はアメリカ人ジャーナリストのマディー・ボウエン(ジェニファー・コネリー)と出会う。彼女はまさにRUFの資金源となっている“ブラッド・ダイヤモンド”の真相を追っていた。

かしくて知り合った3人は、ソロモンは家族を探しに
アーチャーはピンク・ダイヤの隠し場所を探しに
そしてマディーはアーチャーから決定的な証拠を引き出すために
一寸先もわからない地獄のような旅へと突き進んで行く事になる。

それはスリルを超えた衝撃の旅。
正視出来ないほどの惨状の中を、
幾度となく衝突を繰り返しながら、別々の目的の為に進んでいく彼らは
極限の状況の中でお互いを知っていく・・・

たったひとつの大粒のダイヤ
それはソロモンにとっては家族を取り戻す為の切り札だった。
マディーにとっては社会悪を暴く真実の証拠。
そしてアーチャーにとっては、幼い頃から悪の手ほどきを受けて雁字搦めの現実から自由になるための最後のパスポート

反目しながらも、信念に突き動かされて命を賭けた過酷な旅をする3人が
それぞれ心を開いた相手と涙するシーンがある。
それぞれが素晴しい感動を誘う最高の演技だった!!

善と悪は、その時の行動によって決まる―
RUFから傷ついた子供たちを取り戻し、教育の場を与えている森の教師が、アーチャーと交わした言葉が思い出されるラスト近く・・・

人間の愛と良心を描いた素晴しい作品でした
レオナルド・ディカプリオ=また違う色の輝きを身に付けてしまった
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きみに読む物語

2007-04-11 00:38:19 | the cinema (カ行)
原題 THE NOTEBOOK
製作年度 2004年 アメリカ
監督 ニック・カサヴェテス
原作 ニコラス・スパークス
音楽 アーロン・ジグマン
出演 ライアン・ゴズリング/レイチェル・マクアダムス/ジーナ・ローランズ/ジェームズ・ガーナー/ジョーン・アレン/ジェームズ・マースデン

記憶を無くした老婦人に、本を読み聞かせる為に施設に通う同年輩の男性。
彼の読む物語は、まだまだ身分違いの恋が許されない'40年代に出会い、運命に翻弄される、財産家の娘と貧しい青年のきらめくような恋の物語。

’40年代、家族とひと夏を過ごすためにノース・カロライナにやって来た良家の子女アリー(レイチェル・マクアダムス)と、地元の材木屋で働く青年ノア(ライアン・ゴズリング)は、ノアの一目惚れの猛アタックの末激しい恋におちる。
身分違いの青年との恋をあきらめさせようと、アリーの両親は急遽チャールストンの大学へ入学させてしまう。
ケンカ別れになったまま、ノアは365通の手紙の返事ももらえないまま1年後第二次世界大戦へ・・・

湖畔の白い療養所。
そこで愛する人に忘れ去られたデュークの寂しさと、執念に心をうたれる。
自身の記憶が無いことから、他人に対するおびえがありながらも、その悲しい恋に惹きこまれ聞き入るアリーが悲しい・・・

7年の長い空白のあと、再会したアリーを連れてボートで出かけた白鳥のオアシス。
そこで「もう旅立つころだ」と、渡り鳥の帰るときを告げる若き日のノアも切ない。
10代の二人の他愛も無い夢物語を心の支えに、やっと生きてきたノア。
そしてその夢のカタチを実現させた――その白い湖畔の家。
せめて、その家がどういう経緯で療養所になったのかの説明が欲しかったところ・・。

この作品では終始、一途なノア側に立って観ていたような、私としては珍しい現象だった。

出会って間もない二人が、夜の街でダンスをする時の曲が"I'll BE SEEING YOU"
ラスト近く、奇跡を信じながらノアがもう一度口にする・・・

ハァ・・・羨ましい程の物語でした

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イルマーレ「韓国版」

2007-04-09 01:58:53 | the cinema (ア行)
海辺に建つ一軒家に備え付けられた郵便受けを媒介に、2年の時を隔てて存在する男女が手紙を交換し愛を育んでいくロマンチック・ラブ・ストーリー。

製作 2001年 韓国
監督 イ・ヒョンスン
音楽 キム・ヒョンチョル
出演 イ・ジョンジェ/チョン・ジヒョン/チョ・スンヨン/ ミン・ユンジェ

原題「IL MARE」はイタリア語で”海”
新築の海辺の家に引っ越してきた日に『イルマーレ』と名づけたソンヒョン(イ・ジョンジェ)は
夜になって郵便受けに消印の無い手紙をみつける。
恋人からの連絡が途切れたままこの家から引っ越していったウンジュ(チョン・ジヒョン)が、次の入居者に残したものだったが、「私はあなたの前の住人です」で始まる手紙の「イルマーレでの幸運を祈って 1999年12月21日」という文面に驚く。
なぜなら、自分が最初の入居者であり、今日名づけたばかりの家だったから・・・
そしてソンヒョンは1997年12月に生きていた。

桟橋の先にある、海の上に立つ家。桟橋を挟むようにしてクラシックな郵便受けと一本の木。柔らかな陽ざし・・・
どこかヨーロッパの島かと思える、プロローグの色彩が素敵

遠距離恋愛の心もとない日々の果てに、恋人を失い、
時の彼方からの優しい便りに、知らず知らずのうちにお互いを思いやる心から、求める恋心へ変わっていく。
  ウンジュ役のチョン・ジヒョンは、この作品が「猟奇的な彼女」「デイジー」より前の出演らしかったけど
  この役が一番似合っているのかも。
  でも、なぜか同じような役が多い気がする。前向きじゃない女の子の役?

建築家を目指す学生のソンヒョンは、7歳の時に父に捨てられた事で孤独の影を引きずっていたが、手紙を交わすうちに誰にも言えなかったその思いをうちあける。
そして彼女によって癒され、会いたいと思うようになる。
  けっして美男と言うほどではないこの若い俳優、韓国ではとても人気が高いとか。
  清潔感のある笑顔がとてもいい。
  ことさらに男らしさ、強さを強調しない、自然な一途さを感じさせる演出も良かった。
  どうしても韓国映画には、そういうオーバーな(過激な?)演出があって引き気味になるのだけれど
  これはそういう意味では韓国映画らしくない作品だと思う。

済洲島の美しい浜辺、
パスタでワイン
人間みたいな可愛いコーラちゃん
黄昏の中のイルマーレ
  とにかく素敵なシーンが随所にあって、二人の切ないラブストーリーを盛り上げます。

  散歩道でのミレニアムワインとか、コーラちゃんの事とか、
  今回も突っ込みはナシってことで、素敵なラブストーリーを楽しみました
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ホリデイ

2007-04-06 01:34:44 | the cinema (ハ行)
製作 2006年 アメリカ
監督 ナンシー・マイヤーズ
音楽 ハンス・ジマー
出演 キャメロン・ディアス/ケイト・ウィンスレット/ジュード・ロウ/ジャック・ブラック/イーライ・ウォラック/ルーファス・シ-ウェル

ハリウッドの映画予告編製作会社の社長アマンダ(キャメロン・ディアス)と、ロンドン郊外に住む新聞記者のアイリス(ケイト・ウィンスレット)。クリスマス直前になってそれぞれ恋に破れた2人は、ネットを介して“ホーム・エクスチェンジ”をすることに。アマンダはロンドンに、アイリスはビバリーヒルズに旅立つが……。 (シネマトゥデイ)

有能な記者でありながら二股かけている同僚の恋人(ルーファス・シ-ウェル)に未練が断ち切れないアイリスにいらいら。
目の前で婚約を発表され、傷心の彼女が帰宅するまででもう駄目

アマンダの方も浮気が原因で恋人の作曲家と別れるが、こちらはそんな事態にも泣けないところが既にどこか病んでいる。
彼女の怒りは元彼へのというより、どこか自分自身に向けられているようにもみえる。
雪景色の中のコテージは7人の小人の家みたいでとってもステキだけど、キャリアウーマンの彼女が何もなくて、ここで2週間を過ごせるとは誰も思わないよ(笑)
そんな孤独を感じ始めたところに、素敵な酔いどれ天使の出現

一方のアイリスはビバリーヒルズの高級住宅街に興奮しまくり
3年間泣いてばかりだった彼女が、ふとしたことで知り合った老人にデートを申し込むのが微笑ましい。
かつてハリウッドの映画界で活躍していたこの老脚本家によって、彼女が勇気と自信を回復していくあたりはとても感動的で心が和む
そして”片思いの泣き虫”の彼女を笑顔にしてくれる、サービス精神旺盛なマイルズと出会い・・・

タイプは違えど共に恋愛下手なキャリアウーマンが、それぞれのペースで真更な生活に踏み出していく姿が、時にコミカルにそしてロマンティックに描かれていく
仕事は順調!でも、恋愛はガケップチの二人の2週間の休日を応援してしまう

またこの作品は、懐かしい曲のオンパレード。
音楽のハンス・ジマー、代表作は『ライオンキング』になるだろうか。『ラストサムライ』『パイレーツ・オブ・カリビアン』とはまた違う、お馴染みの曲も沢山散りばめられていて、もっと聞きたいと思わずにいられない

やっぱりラブコメって好いわーな、ハッピーな映画でした!
できれば、ジュード・ロウのクレイマー・クレイマーなシーンが観てみたかった!(←贅沢
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深紅

2007-04-05 01:35:56 | the cinema (サ行)
犯罪被害者の深き闇を描く衝撃のミステリー。野沢尚の吉川英治文学新人賞受賞作を映画化。

製作年度 2005年
監督 月野木隆
原作 野沢尚
脚本 野沢尚
音楽 沢田完
出演 内山理名/水川あさみ/掘北真希/内田朝陽/塚本高史/小日向文世/緒方直人

両親と幼い2人の弟が惨殺され、修学旅行中だった奏子(内山理名)は、たったひとり生き残る。奏子はその後、旅先から家族の遺体に面会するまでの4時間を、リアルに追体験する発作に襲われるようになる。8年後、大学生となった奏子に、家族を殺害した男、都築則夫(緒方直人)が死刑になる報告が届く。都築の娘、未歩(水川あさみ)に興味を抱いた奏子は、素性を隠し未歩と親しくなっていく。

家族を殺されて一人残された娘と、殺人者の娘の心理の描写が素晴しい。
しかも、殺された家族は「殺されても仕方ないほどの恨み」を買っていたので、殺人者となった都築則夫に同情の念を禁じえない。
殺された自分の父親(小日向文世)が都築則夫にしていた酷い仕打ちを知る奏子・・・
殺人者の父を許しながら、自分は「殺人者の娘」と公表し、その罪を引き継ごうとする未歩・・・

内山理名さんは今まで観たどの役より無理がなくよかったと思う。
水川あさみさんも、こういう投げやりで陰のある娘役は多いし、流石の存在感!

でも、なんといってもこれが初の犯人役のこの人
妻の保険金を詐欺にあい、善良で真面目な男が殺人者になるまでを、
そして、その日狂気に駆り立てられるまでを演じた緒形直人が素晴しい

小日向文世は、ここでも『僕と彼女と彼女の~』で見せた、感情の無い冷徹な男になりきっていて憎らしい。

1983年、実際にあった『練馬一家5人殺害事件』を題材に書かれた小説の映画化だと聞いていたので、私としては覚悟・緊張しての観賞だった・・・でも、凄く良かった。
「砦なき者」よりも良かった!これが遺作だなんて。。。

サスペンスとしての見ごたえもあるけど、その心理描写が素晴しい
そして主人公ふたりのラストがステキなのだ・・・やはり、ラストはこうでなくちゃ
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蟲師

2007-04-04 00:55:22 | the cinema (マ・ヤ行)
漆原友紀の大人気コミックを、『AKIRA』の大友克洋監督が実写映画化したファンタジー。

製作年度 2006年
監督 大友克洋
原作 漆原友紀
脚本 大友克洋/村井さだゆき
音楽 配島邦明
出演 オダギリジョー/江角マキコ/大森南朋/蒼井優/りりィ/李麗仙

一夜の宿を求めてさまよう蟲師のギンコ(オダギリジョー)は、ようやくたどり着いた庄屋で荷をほどいていると、庄屋夫人(りりィ)が片耳の聴力を失った3人の患者の診療を頼みにきた。そして、患者の耳の穴を覗いたギンコは、そこにカタツムリのような形をした、音を喰う“蟲”が付着しているのを見つけ、駆除に取りかかる。 (シネマトゥデイ)

何度も予定がつぶれて観にいけない間に、既に観賞した人達からちらほら聞こえていたので、そんなに期待しないで行ったのが良かったのでしょうか。
原作漫画、アニメとも未見ですが、
100年前の日本の美しい姿が映し出された途端、すんなり入っていくことが出来ました。

霞がかったような神秘的な山々。
登場人物のコスチュームもそれぞれがセンス良くマッチしているようで、先ず映像の美しさに惹かれました。

冒頭の旅の親子の遭難シーンから、雪深い山郷を旅するギンコが最初に出会う角のある少女とのエピソードあたりで、
これはもしかしたら、、と思っていたのですが
ぬいとの別れのシーンにきてやっぱり!という確信めいたものになりました。

ギンコは人々を癒す能力を持つ”蟲師”ではあるけれど
少女の奇病を治したのはギンコの洞察と、少女の母親の最後の声からの解放。
旅の友、虹郎の自分探しの旅のその訳も、
淡幽の宿命も。
さらに蟲師としてのギンコのエピソードの少なさも含めて、
全てが”親子”を指している。

ギンコが蟲を辿れば、子別れ、親離れの切なさがみえてくる。
そこを軸にしたかった映画なのだろう。
そういう意味でのギンコの自分探しの旅のラストがあの難解なシーンになったのだという気がする。

それにしてもオダギリさん、「どぉすんのォ」って・・・あなた、困りました
ここ笑うとこ~?
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