to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

こわれゆく世界の中で

2007-10-30 00:44:10 | the cinema (カ行)
  人はあやまちをくりかえす
      切ないほどに求めるものがあるから

アンソニー・ミンゲラ監督の描く、愛を求めてもがく3人の男女のラブストーリー。

原題 BREAKING AND ENTERING
製作年度 2006年
製作国・地域 イギリス/アメリカ
上映時間 119分
監督 アンソニー・ミンゲラ
出演 ジュード・ロウ/ジュリエット・ビノシュ/ロビン・ライト・ペン/マーティン・フリーマン/レイ・ウィンストン/ヴェラ・ファーミガ

治安の悪いロンドンのキングス・クロスで、都市の再開発計画を進める建築家ウィル(ジュード・ロウ)。美しい恋人リヴ(ロビン・ライト・ペン)と彼女の娘ビー(ポピー・ロジャース)とともに暮らす彼は、オフィスの窃盗事件をきっかけに出会ったボスニアの未亡人アミラ(ジュリエット・ビノシュ)に心引かれ始める。 (シネマトゥデイ)

治安が悪い事を承知で進出した割りにセキュリティーが甘いオフィス。
いくらガラス張りでも、あんな位置から何の障害物もなく?とか、
出だしからちょっと突っ込みたくなりましたが、
愛しているのに充たされない、大人になっても少し青臭い男を
ジュードが繊細に演じています。

窃盗事件をきっかけに知り合うも、ウィルはその事をアミラに隠す。
そのくせ息子の部屋で盗品をチェックする。
どうも、ここら辺のウィルの行動の目的が曖昧。
娘のジムの帰りに会った時に一目惚れしたとも思えないし、再会した時に一瞬で惹かれたとも思えず、
その後の展開にこの割り切れなさがずっと尾を引いていたので、
アミラとウィルには好い印象を持てなかった。

ヨーロッパの方の結婚観はどうも私には分からないが、婚姻届より実質婚というものなのだろうか、
恋人のリヴは、娘の病気のことで自分を責め、ウィルにも引け目を感じており、素直に向かい合えない。
ロビン・ライト・ペンの容貌もあるのだろうが、この二人、「バベル」の夫婦に似ている。
傍にいるのに、心が触れ合えない、向かい合えない。
10年も夫婦同様に暮らしながら、結婚しない。けど、同居の娘には「パパ」として接しているウィル。
スタイリッシュな3人の家庭には、どこかひ弱さと虚しさが漂う。

一方のアミラの家庭は雑然としていて力強く生活臭に満ちているが、どこか崩れた感じで対象的な設定。

物語はふらふらと足げく通うウィルと、女の顔を取り戻したアミラのありきたりな
不倫メロドラマの様相を呈してくるが・・・

終盤まで、ウィルの"苦悩"する様子は描かれずクライマックスへとなだれ込んだ感じ。
ジュリエット・ビノシュがイヤになるくらいねっとりとした女を見事に演じ、
ジュードは優しさに隠れた男の中にある孤独とエゴを、
ロビン・ライト・ペンは、甘えられない女を見事に演じて
クライマックスは流石だった。
ちょっと甘いかな?と思える結末も、私的にはあれしかない気がする。
・・それにしてもこれだけ離婚が多いのだから、これからウィルのような男性は増えていくだろう。
と、いうことで、男性の方が観ると感じるところが多いかも
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「堂本兄弟」今夜のゲスト

2007-10-28 22:52:02 | Heart pink
10月28日(日) 23:15~23:45 フジテレビ 堂本兄弟
  ゲストは徳永英明さん
  ベストヒットたかみーのテーマは「キンキキッズシングル全集」
  徳永が作曲を担当した最新曲「永遠に」をDMBBスペシャルバージョンで!

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先日深夜放送された『僕らの音楽』の対談の中で、DMBB揃ってのリハだけじゃなく
徳永さんが恭子ちゃんのピアノだけに音を合わせてリハをやってくれたと、
恭子ちゃんが嬉しそうに言っていた、その日の回ですね♪

もちろん二人はその時がきっと初対面だったと思うし、リハの様子など観れるわけ無いけど、
きっかけはどこにあるか分からない。
ヒトとの縁もどこで繋がっているかほんとに分からない。
この時の対談も、夏にお台場冒険王 フォーク・ジャンボリーで、
恭子ちゃんが『壊れかけのRADIO』を歌ったのを、後で徳永さんが知ったからだとか
人と人が知り合うのも、あたりまえの事じゃない、特別な事なんだっていう恭子ちゃん
そしてお友だちの輪が広がって、その縁を大事にしていくのよね

今夜は、恭子ちゃんのピアノでイントロがスタートするみたい楽しみです!
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パンズ・ラビリンス

2007-10-26 15:48:38 | the cinema (ハ行)
だから少女は幻想の国で、永遠の幸せを探した。

原題 EL LABERINTO DEL FAUNO/PAN'S LABYRINTH
製作年度 2006年
製作国・地域 メキシコ/スペイン/アメリカ
上映時間 119分
監督 ギレルモ・デル・トロ
脚本 ギレルモ・デル・トロ
音楽 ハビエル・ナバレテ
出演 イバナ・バケロ/セルジ・ロペス/マリベル・ベルドゥ/ダグ・ジョーンズ/アリアドナ・ヒル/アレックス・アングロ

舞台は1944年のスペイン。
内戦終結後もフランコ政権の圧政に反発する人々がゲリラ闘争を繰り広げる山間部へ、おとぎ話の好きな少女オフェリア(イバナ・バケロ)は、臨月の母カルメンと共にやって来る。
この山奥の駐屯地でゲリラの鎮圧にあたるビダル将軍(セルジ・ロペス)と母が再婚したのだった。
冷酷で残忍な義父に恐怖と憎しみを募らせるオフェリアはその夜、昆虫の姿をした不思議な妖精に導かれ、庭の奥にある迷宮へと足を踏み入れる。
そこで彼女を出迎えたパン(牧神)は、彼女が地底の魔法の国のプリンセスの生まれ変わりで、満月の夜までに3つの試練を乗り越えれば、魔法の王国に帰ることが出来るとささやく。
オフェリアはパンの言葉を信じ、3つの試練に立ち向かっていく―

スペインのフランコ政権下の内戦が描かれていることで、
例によってビビリの私は、かなりの覚悟で観に行ったのですが、
予想以上の(PG-12となっていましたが、、12?)残酷シーンに、直視できない場面もあったけど
大人も感動できる作品でした

ナチスドイツを思わせる軍服のビダル将軍役のセルジ・ロペスが激しく怖い!
全身、冷たい鉄のような独裁者。その存在だけで人の予想を越えた事態が起こるのではないかという恐怖に襲われる。
その悪魔のような男を父と呼べるはずも無く、
無力な少女が、怖ろしい義父と現実から隠れる為の場所が、幻想の世界であったかも知れない。
しかし、その幻想世界で恐怖と戦いながら与えられた試練に向かうそのひたむきさに、
彼女の願いは、強くなること―だったのではないかと思った。

オフェリアが母のおなかに頬をのせて胎内の弟に語りかけるシーン。
「外の世界は生きやすいとはいえないけど・・・」まるで自分に言いきかせるように話す言葉は、
悲しいほどに真実で、毎回胸に迫ります。。。
まだこの厳しい現実を知らず、この世に生まれてこようとしている弟を案じ、
日に日に弱っていく母親の身を案じ、彼女は泣く代わりに語りかけます

現実世界で愛する人を、守りたい!!
その勇気が欲しくて「迷宮」への課題をフェリア自らが課したのではなかったか・・・・

最初の時に「あなたが、ありきたりの人間になっていないか」試す為の試練だというパンの言葉が思い出されるのはラスト....

             

―黄金の鍵で試されたのは、勇気。 ―黄金の剣では誘惑に負けぬ忍耐を。
そして最後に試されたのは本来人間こそがもたねばならないもの――
この時代のありきたりの人間が持たなかったものそうパンに言わしめる残酷な時代、ファシストたち。
ギレルモ・デル・トロ 監督の皮肉を込めたメッセージが
殺伐とした時代を生きる大人たちへも警鐘を促す、パンのセリフだった。
最後の試練は、全ての人間に与えられるべき試練なのかも知れない。。


唯一人オフェリアと心を通わせた、小間使いのメルセデスが"歌詞を忘れた、子守唄"のメロディーとなって
最後まで彼女の闘いを見守る事ができてよかったと思える作品でした
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Yahoo! テレビ

2007-10-25 22:24:10 | Heart pink
ドラマが終ってやっぱりチョット淋しいので、今日は新しい恭子ちゃんの様子が見れるサイトを!!

特集で「蒼い瞳とニュアージュ」を紹介しています。
フォトギャラリーを見ると、既に発表されているキャスト以外に
いつもドラマを盛り上げる超個性的な松重豊さん、篠井英介さんのお顔も♪
益々楽しみではありませんかッ!!(観れないけど・笑)DVD買うんだ~
http://tv.yahoo.co.jp/tv_show/wowow/dramaw/aoihitomi/index.html


続いて「堂本兄弟」収録時の、11月生まれの恭子ちゃん、大ちゃん、健さんのハッピバースディの様子
きくちP,頑張って更新してくれました(宿酔ぃ?)
 http://otogumi.fujitv.co.jp/lovekp/

最後に、とっておきのプライベート写真は恭子ちゃんのお友だち福王寺彩野さんのブログから!
http://ameblo.jp/tinkpink-ayano/archive1-200710.html
ネコ好き恭子ちゃんの愛犬、生後三ヶ月の名前はメロンちゃんぬいぐるみじゃないですよ♪
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マイ・ルーム

2007-10-23 02:08:11 | the cinema (マ・ヤ行)
 心の部屋を開けたのは・・・
原題 Marvin's Room
製作年度 1996年
監督 ジェリー・ザックス
脚本 スコット・マクファーソン
音楽 レイチェル・ポートマン
出演 メリル・ストリープ/レオナルド・ディカプリオ/ダイアン・キートン/ロバート・デ・ニーロ

戯曲『マーヴィンの部屋』を映画化した作品。白血病といった重いテーマを扱いながら、人間ドラマとして希望のある描き方がよかった。

父親の看病を放棄し、実家から遠く離れた町で暮らすリー(メリル・ストリープ)。
姉のベッシー(ダイアン・キートン)は結婚もせず、寝たきりで認知症の父親と叔母の面倒を一人で看てきた。
しかしベッシーが白血病にかかり、親族の骨髄提供が必要となり、連絡を貰ったリーは20年ぶりに実家に戻ることに・・・・。

婚期も逃し、父親の介護を一人で担ってきた長女。
しかも同居の叔母さえも物忘れが酷く、父親の事を頼める状態にないのに、
相変わらず自分の事しか考えない妹・・・死ぬわけにはいかない、ベッシー。。。

美容師のライセンスを取り、子供2人と安定した生活をする為に頑張っているが
自己中心的で周りを見る余裕がなく、常にイライラとして
生きていくことで精一杯で息子のことが理解できない母親、リー。
姉の身体は心配だが、父親の看護を押し付けられたくない。

母親からの愛情を感じることが出来ず、記憶にも無い父親の写真だけを残し
家に火を放って、更生施設に入れられてしまうが、心の奥で母の愛情を試している
心の居場所を求め、自分をもてあます思春期の長男、ハンク(レオナルド・ディカプリオ)。

姉妹の20年振りの再会のシーンにあるぎこちなさ。
そこに長く実家に寄り付かなかったリーのうしろめたさが見て取れる。
ハンクや弟は、初めて会う叔母や祖父に戸惑いながららも子供らしく馴染んでいくが
リーは今までの生活を捨てる気はない。
姉とのわだかまりがとれていく一方で、
自分には反抗的なハンクが、会って間もない姉に心を開いていることに驚くリー。
ハンクの変化をみて、少しづつ変わっていく母親をM.ストリープが丁寧に演じていく。

主演は一応M.ストリープなのだが、3人の心情が同じような割合で映し出されるため、ちょっと見誰が主演か判らない。
ベッシーの包み込むような優しさと、病気への不安。
役作りの為か、パサついたようなダイアン・キートンに感情移入して観てしまいました。

やがて誰にも訪れる親の介護、または自分の病気、或は老い。
ベッシーの立場になるヒトもいるだろうし、リーのような生き方をしていた人もいるはず。
人が一人死んで何も変わらないということは無い。
ベッシーに命の危険があるということは、老いた二人の面倒を誰が見るかということも問題になるはずだが、ここでは直接的なセリフは無い。

痴呆のみられる老人二人との生活の中で、味わった事の無いハンスとのエキサイティングなドライヴに
悲鳴を上げながらも楽しむベッシーが微笑ましい。
この海辺のシーン、ディカプリオの悪戯っこい表情が可愛い♪
優しいベッシーとの触れ合いの中で、少しづつ変わっていく心の変化をその表情だけで伝えてくるレオの巧さはここでも光っている

派手なストーリー展開はないけど、どこにでも居るような壊れかけた家族が
現実から逃げないで、ぎこちないながらも寄り添っていく姿がえがかれるラスト。

「愛を注げる人がいたなんて、本当に幸せ・・」
介護に明け暮れた人生をこう締めくくる、ベッシーの言葉が胸に沁みる、いい作品でした
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今夜の「堂本兄弟」

2007-10-21 23:03:36 | Heart pink
10月21日(日) 23:15~23:45 フジテレビ
ゲストは千原兄弟
ベストヒットたかみーのテーマは「ラジオソング」

果たして今夜、いいところで光ちゃんは恭子ちゃんに
お話を振ってくれるでしょうか?(笑)

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今日でブログ開始から、丁度一年経ちました~!
気づいたらアクセスも5万件を突破していて、驚きました。
こんな拙い、不定期更新のブログを覗いて下さる皆さんにお礼を申し上げます
ありがとうございます♪
これからもなるべく頑張って更新していきますので
どうぞよろしくお願い致します
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ミス・ポター

2007-10-19 01:07:02 | the cinema (マ・ヤ行)
原題 MISS POTTER
製作年度 2006年
製作国・地域 イギリス/アメリカ
上映時間 93分
監督 クリス・ヌーナン
製作総指揮 レネー・ゼルウィガー 、レニー・ゼルウィガー 、ルイス・フィリップス 、ナイジェル・ウール 、スティーヴ・クリスチャン
脚本 リチャード・マルトビー・Jr
音楽 ナイジェル・ウェストレイク
出演 レニー・ゼルウィガー/ユアン・マクレガー/エミリー・ワトソン/ビル・パターソン/バーバラ・フリン/マッティエロック・ギブス/ロイド・オーウェン

ピーターラビットの生みの親、ビアトリクス・ポターの波乱に満ちた半生を描いたヒューマン・ドラマ。

1902年、ヴィクトリア王朝時代。封建的で身分の高い女性が仕事を持つことなど考えられなかった時代に、上流階級の女性ポター(レニー・ゼルウィガー)は“ピーターラビットとその仲間たち”の物語を次々と出版する。やがて編集者のノーマン(ユアン・マクレガー)と恋に落ちるが、身分違いの恋には思わぬ運命が待っていた。 (シネマトゥデイ)

20世紀初頭、まだ女性は親か夫に頼って生きるしかなかったその頃、好きな絵本で身を立てたいと願うポターは、
自ら出版社に赴き、絵本の出版にこぎつける。
世間体を気にし、干渉する母親やお目付け役の侍女を明るくかわしながら
彼女の担当になった編集者のノーマンの理解のもとで、嬉々として夢に向かう姿が可愛い
絵本に登場するお気に入りの動物たちはみんな彼女のお友だち
そのお友だちは、時々誘うように動き回り彼女を慰める

少女のころ過ごした湖水地方の自然の中で出会った動物たちを描き、
弟にその動物たちのお話を作って聴かせるのが得意だったポターは、そのまま想像の世界を絵本に投影。
ピーターラビットの誕生だった。
そしてそのポターに信頼を寄せ、一緒に知恵を出し合い導いてくれたノーマンへの愛にも
純粋に一途な姿は微笑ましい。
30代で未婚―これは現代においてもやはり周囲の目がうざったく感じる女性は多いだろうが、
この時代に特に体裁を気にする母を相手に、凛として見合いを断り続ける事がいかに大変だったか想像に難くない。
このあたりの母娘のやりとりは、先に観賞した"高慢と偏見"が思い出され、
(結婚に)「愛を求めてはいけないの?」にジンとしてしまった。

キュートで愛らしい女性、ポターと、穏やかで優しいノーマン。
レニー・ゼルウィガーは厭味なく自然に演じていて、
純情な恋する紳士、ノーマン役のユアン・マクレガーもぴたりと嵌っていた
ふたりが恋に堕ちた場面でユアンが歌う"ダンスを教えて"にうっとり・・・
史実に基いたドラマだと解かっていても、理想的な微笑ましいカップル
このままふたり幸せになってもらいたかったな・・・

ケイティ・メルアが歌う主題歌「ダンスを教えて」が流れる時、再び涙に襲われる
ポターの、いつまでも瑞々しい感性と愛を静かに綴った、すてきに心地よい作品でした
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ウィンター・ソング

2007-10-17 03:01:36 | the cinema (ア行)
原題 PERHAPS LOVE/如果・愛
製作年度 2005年
上映時間 109分
監督 ピーター・チャン
出演 金城武/ジョウ・シュン/ジャッキー・チュン/チ・ジニ

女優になる夢をかなえるために、自分を捨てた孫納(ジョウ・シュン)を思い続ける林見東(金城武)。別離から10年後、ミュージカル映画の共演者として再会した林見東と孫納は、映画で演じる男女に自分たちを重ね合わせ始める。一方、孫納の恋人である監督の聶文(ジャッキー・チュン)は彼女の気持ちが自分から離れるのを恐れ……。 (シネマトゥデイ)

10年ぶりに再会した男女の愛の物語を、劇中劇のミュージカルを交えて描くラブストーリー。
監督は『ラヴソング』の名匠ピーター・チャン。

この"ミュージカル"(東洋の)が不安で、なかなか観る気にならなかったというのが正直なところ。
全篇にテレサ・テンの歌が流れた『ラヴソング』はとても好きで、3回ほどレンタルしてきてみたと思う。
今年になって借りようと思ったら、たった1本しかなかったVHSがなくなっていて寂しかった。


映画学院の学生リン・ジェントン(金城)と、空きっ腹の歌手志望のスン・ナー(ジョウ・シュン)が出会ったのは凍てつく北京の街。
貧しかったけど励ましあって、夢に向かって生きていたが、一緒に暮すころにはスン・ナーの夢はハリウッドを目指す女優に・・・
その夢に近づく為に彼女はジェントンを捨てた――

10年後。香港で俳優として成功したジェントンと、大陸で注目を浴びる女優になっているスン・ナーは、
彼女のパートナーで監督のニエ・ウェン(ジャッキー・チュン)のミュージカルで共演することになる。
突然の失恋から立ち直れず、未だにその傷をひきずっているジェントンは、毎夜、不眠に悩まされていた。
二人の間にあったものは本当に愛だったのか―
愛と夢を秤にかけ、愛を捨てたスン・ナーは言う「記憶は忘れる為にある」

苦悩する現在から、ミュージカル仕立ての劇中劇を経て過去の二人へと場面が変わったりで、
なかなか感情移入ができにくかったけど、思ったよりは解かり難くはなかった。
ただ、ジャッキー・チュンを起用したかったからミュージカルなのか、
"あのシーン"を撮りたかったからサーカスなのか、
そういったシーンをなくして、すなおに二人の10年を描いてくれたほうが
ラブストーリーとしては堪能できたと思う。

切ない思いを抱きながら、必死に泣かずに生きて十年後をむかえたレイキウに、涙がこみあげるのを抑えられなかった『ラヴソング』のラストシーン。
それは離れていた年月、荒波に揉まれる二人の姿を観客が見ていたからだ。
そういう意味で、いまひとつ決意の縁切りをしたスン・ナーに感情移入ができなかったのが残念。

嬉しい誤算は、金城君の歌がとっても上手かったこと
甘く、のびのある声が素敵だった
一応、金城武とジョウ・シュンのW主演ということだけど、なんといってもこれは
金城君あっての作品といって良いと思う。
30代になっても少年のような切なさが出せるのは流石だと思うし、
情熱を秘めた孤独な瞳に、過去にとらわれた女々しさと、彼の魅力がいっぱいで
ファンには堪らない1本になったのでは?

ミュージカルが好きでも、香港映画が好きでないとつらいかも知れません。
コメント (14)

次週「僕らの音楽」に―☆

2007-10-14 22:39:24 | Heart pink
10/19(金)フジの深夜音楽番組にゲスト出演~
「僕らの音楽」24:10~24:38
徳永英明×恭子ちゃん 対談です♪
この日のコラボは   YUI&村治佳織
いつもは11時30分スタートの番組ですが、この日は映画の延長で12時10分スタートです!
録画の際は要注意です

恭子ちゃんの公式HPでは10月のスケジュールに無いし
TV雑誌等の恭子ちゃんスケジュールにも、Yahoo!にも載ってませんが、
フジ「僕らの音楽」公式、音組「きくちPの収録日記」で確認しました

10月14日(日) 23:15~23:45 フジテレビ
「堂本兄弟」・・・本日のゲストはスガシカオさん
ベストヒットたかみーのテーマは「転職アーティスト」
DBBとの曲は「午後のパレード」
今夜も恭子ちゃんの笑顔をみれる幸せ

======================================================================3=3=3
ところで、風邪気味だった週末に久々の飲み会に出かけ、こじらせました・・・
元気だけが取り柄なのに根性でも治りません
みなさんもお気をつけ下さいまし~。
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めがね

2007-10-11 23:42:53 | the cinema (マ・ヤ行)
製作年度 2007年
上映時間 106分
監督 荻上直子
出演 小林聡美/市川実日子/加瀬亮/光石研/もたいまさこ

海辺の小さな町にやって来たタエコ(小林聡美)は、素朴で小さな宿・ハマダに到着。宿の主人・ユージ(光石研)とその愛犬、さらには不敵なほほ笑みをたたえた女性・サクラ(もたいまさこ)らに出会う。何日かを過ごしたタエコは、マイペースに明け暮れるハマダでの毎日に違和感を覚え、別の宿へ移る決心をするが……。 (シネマトゥデイ)

友人Yのリクエストで「めがね」を観てきた。

ただ、なんとなく前回一緒に観たキサラギで、「邦画も面白い」ぐらいで、疲れないものが良かったんだと思う。
でも、、、結果的に、疲れはしなかったが
疲れても「面白いもの」「心にのこるもの」の方が良かったのかも・・・でした

う・・ん、、、なんていうか、押し付けのようなものを感じてしまったのね。。。
意図的なセリフの少なさ、観光地のPRのようなストーリー性のなさはいいとして
登場人物の喋り方も、セリフもちょっとわざとらしい。(加瀬くん、光石さんを除く)笑えない繰り返しの手法。
出演者では、ホンのちょっと出てた薬師丸ひろ子が一番巧かったと思う。


「たそがれる」って分かりましたかー?!
みなさぁーん!癒されましたかー?!って小林聡美さんの声が聞こえてきそうで、
なんだかよくTVで見た新興宗教みたいな感じを受けちゃった。

特に最後の方でタエコさんの例の口調で発せられるセリフ「ここに来るまでは○○なんて云々・・」はちょっと引いた。
ちょっと陳腐っていうか、いっぺんに安物になった感じがしたし、
たとえば朝黙って布団の脇に座ってじーーっと見てられるような(笑)
威圧感?駄目押し?のように感じた。
こっちが「むり。」ですって
絶対ハマダには泊まりたくない。コワイ、ブキミだよ~。「マリンパレス」と大差ない。
さり気なく、さりげなくを装って、けっこう押し付けてきてたくせに!(笑)


―何が自由か知っている―というキャッチコピーも、え~~??という描かれ方。
客をほったらかしにしてあげる自由?食事ぐらい用意するだろ、普通。
好きなことだけする自由?ルーズになる自由。無関心になれば自由?それが思いやり?
そんなことなの??????????
その割りにあの幼稚な女教師は詮索ばっかりしてたっけ(笑)


それでもロケ地、与論島の海の色、砂浜の色は美しい。
ちょっと流れたチェロの音も素敵だったな~。他はなにも残らなかったけど

あちこちから大きなイビキが聞こえてましたから、確かに疲れた身体にイイのかも

ということで、正直な(やや押さえ気味)感想です。
ま、相当に疲れていると思っていた私と友人Yも肩は懲りませんでしたが、合わなかったという事でちょっと気分転換が必要になり
ケーキ&お茶して帰ってきました。コレがホントのお茶を濁す~・・ゴ・ゴメンナサーイ
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カサノバ

2007-10-09 23:52:24 | the cinema (カ行)
私は女性のために生まれ、つねに女性を愛し、愛されるよう務めた。
    ジャコモ・カサノバ「回想録」より

原題 CASANOVA
製作年度 2005年
上映時間 112分
監督 ラッセ・ハルストレム
出演 ヒース・レジャー/シエナ・ミラー/ジェレミー・アイアンズ/オリヴァー・プラット/レナ・オリン/オミッド・ジャリリ

数々のスキャンダルを巻き起こした伝説のプレイボーイ、カサノバが真実の愛に目覚めるまでを描いた史劇ロマン。
実在した愛の貴公子カサノバをヒース・レジャーが演じる。

あらゆる女性を、その魅力でとりこにするカサノバ(ヒース・レジャー)は、不貞や異端行為の罪で死罪を言い渡される。ヴェネチア総督のとりなしで何とか無罪放免となったものの、まもなく始まるカーニバルが終わるまでに良家の子女と結婚するよう命令される。そんな折、彼は女性の解放を唱える美女フランチェスカ(シエナ・ミラー)と出会うが……。 (シネマトゥデイ)

120近い小島。170の運河と400の橋。その下をゴンドラが行き交う、水の都ヴェネチア。
舞台となるかつてのヴェネチア共和国は、有力商人や貴族たちが自分たちで総督を選出し、王のいない自由を謳歌することができた「いとも高貴なる共和国」。
ゴンドラの中では秘めやかな愛が交わされ、
カーニバルの期間中人々は仮面をつけて仮装をし、社会的な身分を忘れて、貴族も庶民も老若男女の別もなく、仮面の下でアヴァンチュールを楽しんだという時代のお話。

生涯にベッドを共にした女性は1000人ともいわれる恋愛至上主義者カサノバを、
ラッセ・ハルストレム監督が描くと、エロさより可愛らしいカサノバになって
ラブストーリーというより冒険活劇になっていた。が
結論から言うと楽しめた

冒頭から、ひらりひらりと屋根から屋根へ、あられもない姿で逃げるカサノバ
そしてそのままフランチェスカとの出会いへと続き、無駄が無い。
刑を逃れる為の花嫁探しも軽いノリ(笑)
気になるフランチェスカへのストーカーっぷりも、あの手この手のアプローチも
真剣なんだけど~軽い!
恋敵が居ると知るやあの手この手で妨害しつつ、フランチェスカに向かいます(笑)
この恋敵もユーモラスに描かれている為、カサノバの危ない綱渡りもちょっと緊迫感に欠けるけど
フランチェスカの家族を巻き込み、ローマから差し向けられた厳しい司教も現れ、やがてカーニバルを迎える

プレイボーイだけど、幼少の頃から家庭の愛に恵まれなかったというカサノバ。
あらゆる女性を虜にする彼は、実はヴェネチアを離れたくない理由を心に秘めていた・・・
そんなカサノバを演じるヒース・レジャーが不思議に嵌っている
軽さも、誠実そうな雰囲気もあって、本当に憎めない
ジェレミー・アイアンズ、オリヴァー・プラットもいい味を出してるし、何より
皆、な~んてこのコスチュームが似合うんだろう

肩の力を抜いて気楽に楽しめるロマコメです~
コメント (20)

今夜の「堂本~」ゲストは・・・

2007-10-07 22:24:47 | Heart pink
10月7日(日) 23:15~23:45 フジテレビ
堂本兄弟
◇ゲストはカバちゃん
ベストヒットたかみーのテーマは「カバちゃんが振り付けをした歌」だそうです。
カバちゃんが歌うのは"Babybabybaby"って、シラナイケド(笑)

これは8/29の収録。CHARAさんと同じ日に収録してたはず。
恭子ちゃん、可愛かったけど、ちょっと元気が無かったように感じた回。
光ちゃんがいいとこでお話振ってくれれば・・なんだけど、
お笑い系のゲストの時は毎度ながら、後列はただ笑ってるだけだもんね
それでも、可愛いアップがたくさん見られますように・・・・
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明日へのチケット

2007-10-06 01:56:13 | the cinema (ア行)
原題 TICKETS
製作年度 2005年
上映時間 110分
監督 エルマンノ・オルミ 、アッバス・キアロスタミ 、ケン・ローチ
出演もしくは声の出演 カルロ・デッレ・ピアーネ 、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ 、シルヴァーナ・ドゥ・サンティス 、フィリッポ・トロジャーノ 、マーティン・コムストン 、ウィリアム・ルアン

テロ対策の警備のため、すべての電車が遅れたことにより騒然とするインスブルック駅を、ローマ行きの急行列車が出発した。仕事相手の企業の秘書(ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)に便宜を図ってもらった初老の大学教授(カルロ・デッレ・ピアーネ)は、自分に親切な秘書に心引かれていることに気づく。 (シネマトゥデイ)


オーストリア西部のインスブルック駅を出発するローマに向かう特急列車に乗り合わせた、様々な社会で生きる人々のそれぞれの思いを
3人の監督がリレー形式で繋いでいく人間ドラマ。

出張で来ていた老齢の教授。
飛行機が飛ばず、どうしてもローマに帰る必要がある彼の為に、チケットを手配してくれた顧問をしている企業の秘書に惹かれ、想いを馳せる第一のエピソード。

翌朝イタリアの小さな駅から乗り込んできた、険しい表情の中年女性と不思議な関係の青年が持っていたのは2等のチケット。
1等の車内でふたりが繰り広げる騒動。

セルティックファンの若者3人は、ローマとの準々決勝を観戦するため、なけなしのお金をはたいてチケットを購入、敵地ローマに向かう途中だった。

心地よい眠りに吸い込まれそうな第一のエピソードから、
一転して、眠気を覚ます我が儘で、傍若無人な未亡人が登場し
やれやれと思ったところに、いかにもいそうな無計画で気のいいサッカーファンが登場。
おそらく日本人にはめったにいないその金銭感覚を心配し、ここで初めて物語りに入り込んだ
彼らが差し出すチケットは、正しくあの一家の明日へのチケット
―そしてその行動によって、失うことのなかった彼らの明日へのチケット―

第3のエピソードが一番好きでした。
でも、、、彼らの明後日のチケットも心配になる私でした
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マッチポイント

2007-10-03 23:24:35 | the cinema (マ・ヤ行)
  愛に負けるか。
     欲に勝つか。

原題 MATCH POINT
製作年度 2005年
製作国・地域 イギリス/アメリカ/ルクセンブルグ
上映時間 124分
監督 ウディ・アレン
製作総指揮 スティーヴン・テネンバウム
脚本 ウディ・アレン
出演 ジョナサン・リス・マイヤーズ/スカーレット・ヨハンソン/エミリー・モーティマー/マシュー・グード/ブライアン・コックス/ペネロープ・ウィルトン


元プロテニス・プレイヤーのクリス(ジョナサン・リース・マイヤーズ)は、大金持ちのトム(マシュー・グード)と親しくなり、やがて彼の妹クロエ(エミリー・モーティマー)と結婚。しかし、トムの婚約者で、セクシーなアメリカ人女優のノラ(スカーレット・ヨハンソン)に心を奪われ、不倫の関係に陥ってしまう。 (シネマトゥデイ)

接戦での勝敗を決める、あと1点。
だれもがテニスの試合を観戦していて感じたことがあるだろう。
ネットに当たってはじかれたボールがどちらかに落ちて、勝敗に影響したシーンなど、
運も実力のうちかも知れない・・・と。
向こうに落ちたら勝ち、こちらに落ちれば負けを意味する。

勝負の世界から身を引いたはずのクリスが、ある日コーチした気さくな男が、実は大富豪の息子だったことから始まるラブサスペンス。

密かな野心はあっても、いつも運は向こうからやって来た。
気まぐれな幸運の女神に微笑まれ、いつも受身のようにみえた、
唯一つ、ノラへのアプローチ意外は―。
そんなに欲しがった上流階級の生活ではなかった。ただ手に入った。
そしていつの間にか馴れ親しんだ贅沢な暮らし。

―愛と、愛欲の違いだよ―
選択をせまられるその時、彼の心の中でどちらが勝ったのか?
ボールは本当に彼に味方するのか・・・
ひたひたと押し寄せる波のような恐怖と悔恨、罪の意識にさいなまれる人生か・・・
果たして「運」が良かったのか、、悪かったのか・・・

おそらくモチーフとなっているのは、モンゴメリー・クリフト、エリザベス・テイラーで映画化された『陽のあたる場所』の原作、「アメリカの悲劇」であろうと言う事だけど、
途中、私はアラン・ドロンの「太陽がいっぱい」を思い出していました。
登場人物の誰にも感情移入することなくクライマックスを迎えましたが、
後半はスリリングでけっこう楽しめました。
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バスケットボール・ダイアリーズ

2007-10-01 23:38:06 | the cinema (ハ行)
  純粋になりたい。

原題 THE BASKETBALL DIARIES
製作年度 1995年
上映時間 102分
監督 スコット・カルヴァート
音楽 グレアム・レベル
出演 レオナルド・ディカプリオ/ロレイン・ブラッコ/マーク・ウォールバーグ/アーニー・ハドソン/ブルーノ・カービイ/ジュリエット・ルイス

ジム・キャロルの『マンハッタン少年日記』を基に彼の知人ブライアン・ゴルボフが脚本を書き、映画化した作品。

マンハッタンのダウンタウン。ミッション・スクールに通う4人の少年仲間は、マクナルティ神父が担当するクラスの問題児たち。制服を着くずし、シンナーを吸い、ちょっとした盗みを働いて虚勢を張っても、彼らはバスケットボールに夢中の他愛のない不良少年に過ぎなかった。しかし、凶暴な街マンハッタンでの経験が彼らを次第に蝕み、やがてストリートキッズとして、引き返せない道へと踏み出していく……。

ジム・キャロル(ディカプリオ)はバスケと日記(詩)を書くのが大好きな、どこにでもいるちょっとはしゃぎ過ぎな可愛い不良少年。
不良仲間のニュートロンと共に、バスケでは名選手であり、将来に期待もされていた。
悪ふざけをしながら、明るい日差しを受け、仲間と屈託なく笑い、街を駆けぬけ
試合になれば、彼のチームは優勝候補。ジムはクールにゴールを決める。
彼の前に道は続いていた――

バスケのライバルであり詩のよき理解者である親友ボビーの、2年に及ぶ闘病の果ての死に深く傷つくジム。
初めて向き合う親友の死。その心の孔を塞げないまま、ある日好奇心からドラッグに手を出してしまう。
「最初は土曜日だけだった―」
純粋だった少年があっというまに麻薬に溺れていき
バスケットボールの試合中に朦朧としてしまい・・・・・・

大人への入り口に立つ少年の危うさ。ディカプリオの演技力を堪能できます
溌剌としてカッコよくゴールを決めていた可愛い悪ガキ
ストリートキッズとなり焦燥と絶望の日々、もがき苦しむ中毒者への変貌
その明と暗を演じ分け、とても見応えがありました。

「ギルバート・ブレイク」のジュリエット・ルイスが全くイメージの違う役での出演に驚かされます。
いつもつるんでいたバスケ仲間のミッキー役に「ディパーテッド」でも共演をしたマーク・ウォールバーグ。
バスケで知り合い、危ういところを助けるレジー役のアーニー・ハドソンは、どこかで見たと思ったら、
  「ゆりかごを揺らす手」で、実直な庭師を演じていましたね。今回もまた、いい人でした。
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