きんぴらにっき 

ジュリーと猫と日々のこと・・

今年も 8月15日

2016-08-15 01:40:33 | ジュリー関連

あっという間に夏休みも半ば過ぎ・・

お盆も終わって帰省先からのUターンラッシュがニュースで報じられてます。

あー、夏も盛りを過ぎたかぁ

と、子供時代は夏休みの残りが少なくなったことに寂しさを感じ始めるころだったかも?

 

 

8月15日

「何の日?」と問われれば・・やはり終戦記念日ですよね。

1945年8月15日正午にラジオから流れたという玉音放送。

明治生まれの祖母がいたころは、この日についてよく話を聞かされました。

いや・・むしろこの日についてよりもその前後・・戦中の空襲で炎の中を子供を抱えて逃げ惑った話

(これについてはさらに昔の関東大震災の記憶との混同もありましたが)のほうが多かったか、あるいは

戦後の物資が不足して食糧確保がどんなに大変だったか・・闇市でせっかく苦労して米を買い入れたのに

帰りに警官に取り上げられた!今でも恨んでる~・・といった話のほうが多かったかもしれません。

次から次へと苦労が続き、あとの記憶のほうが残っていたのでしょうかね。

 

日本史の授業で、終戦をとくに詳しく習った記憶はありません。私が学生のころ近代は駆け足で習うのみだったような。

習わなかったから知らない・・というのはただの言い訳かも、というのはあとから思ったこと。自分で学ぼうとはしなかったんですね。

戦国時代の伝記的なお話ならおもしろいと思って聞けても、太平洋戦争の話しはまだまだ生々しくて聞くのが怖かった、という

のが本音だったと思います。

実際に戦争を体験した人が家族にいたので、いくら過去のことであってもそれはとても身近にあったことと思えたのですね。

だから子供のころは祖母にその話を聞くことはいやでした。

今思えば、これは本当に大切な体験だったんだ、とわかる。祖母から話を聞くことで

「戦争はこわい。戦争になるなんていやだ。」

と肌身で感じることができたのですから。

年月を重ねるごとに、そうした戦争体験を持つ人が少なくなっていき(祖母も20年前に亡くなりました)、直接体験を語れる人がいなくなって、

そうした話を聞くことができなくなる。

戦争がどんなに怖くて辛いものか、感じ取れなくなるのはそれこそ恐ろしいことではないでしょうか。

とはいえ、あまり「怖い」という感覚だけが先に立ってしまうとそれを「知る」ことに億劫になってしまったり・・むずかしいところですよね。

 

1984年のNHK大河ドラマは、山崎豊子原作「二つの祖国」をドラマ化した「山河燃ゆ」でした。

これにはジュリーが日系二世チャーリー田宮役で登場!

だったのに~・・私はこのドラマ見ていません。

なぜ?

うう・・やはり戦争ものというのがいやだったんですよ。重い、怖い!と思って見れなかった。避けてしまいました。

その後ほとんどテレビを見ない時期に入ってしまい、ジュリーそのものから離れてしまい・・。

あぁ・・もう。後悔。

が!

2012年のジュリ堕ちでジュリーの出演したドラマをどんどん見始めて、このドラマもどうしても見たくって。

昨年、ご縁があってジュリ友さんからドラマ録画全編いただいてすべて見ることができました。

これが思った以上に開戦、戦中、終戦へ向けての経緯、終戦、戦後の裁判・・を伝えてくれるドラマでした。

う~ん、見てよかった。

きょう改めて「終戦」の回をもういちど見てみました。

ポツダム宣言受諾をめぐって揉める閣内。原爆投下・・。もっと早く受け入れていたら・・、その前に開戦しなければ・・と、なんともやり切れませんが

これは架空の物語ではなく実際にあったこと。

しっかり受け入れなければならないことなんですね。

 

以前ブログで「山河燃ゆ」を取り上げ、まだこれが途中なんですが(新ブログになってからまだアップしてないもの多数

・・このときはまだ「ダイジェスト版」しか見ていなくて、今取り上げるとまたちょっと違った形になりそうではあります。

ジュリーの役は日系二世、野心的にアメリカ軍で高官までのし上がっていく青年でした。

真摯で正義感の強い不器用な主人公(松本幸四郎演じる天羽賢治))と対照的に

フレンドリーで優秀で、身内にはやさしいけれど、野心のためには酷薄なところもあるスマートで冷たい美貌の青年・・ジュリーならでは、のチャーリーを好演されてます。

ジュリーはこのドラマ演じたときのこと思い出したりするんでしょうか。

  

初日のMCで「68歳になった僕でさえ(戦争の)実感がないわけですよ」と平和への危惧を語ってらっしゃったのが印象的でしたが。

 

 

と・・長々とめずらしくまじめなことを書いてしまいましたが・・

8月15日。

この日にちょっとこだわってしまうのはこの日が私にとって歴史的起源の日。

要するに私の生まれた日であるから、ちょっとこうした思いも書き留めておきたくて。

戦後21年経った1966年、平和な時代のこの日に私は生まれて・・今年は大台に乗ってしまいましたよ

昔、祖母に「いい日に生まれたね」と言われた意味、今なら実感できます。平和な日々です。

この先もずっと平和な世の中で暮らせるように・・と願ってやみません。

 

そして8月15日にはもうひとつ思い入れが。

昨年も書きましたが、この日は「悪魔のようなあいつ」可門 良・・良ちゃんのお誕生日なのです。

良ちゃんは永遠の28歳

「悪魔」放送時私は9歳だったのですが、すっかり良ちゃんの年齢は追い越して、親にもなれそうな年になってしまった

まぁもともと架空の人であって、ジュリーと同じわけではないのですけど、素直に嬉しいわ

  

 良ちゃん、おめでとう~

 

 

 

などなど、ジュリ話より自分語りになってしまいましたわ。

長々すみませんー。

 

もうちょっと落ち着いたら、「山河燃ゆ」の続きもアップしたいなぁーと思ってはおります。

コメント (10)
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