きんぴらにっき 

ジュリーと猫と日々のこと・・

行ってきました 藤城清治美術館・・那須高原

2016-08-12 17:20:16 | 日記・おでかけ

いよいよ本格的お盆休み~。

昨日はあらたな祭日「山の日」でした。

8月に祭日?いつの間に・・?

「海の日」があるんだから「山の日」も!ってことでできたそうですが、

子供たちは夏休み中・・社会人にはお盆の手前の祭日だから、ありがたいのかどうなのかよくわからないようなー。

 

我が家では、夫は早めの夏休みを終えてもう赴任先へ戻っていきました。

彼が帰っているときにはドライブ兼ねてどこかにお出かけすることが多いのですが

いつも行き先に悩むんです。しかし!今回は決めておりました。ふふふ

那須高原に行こう~っ!」

・・てことで

 

行って参りました!

那須高原 藤城清治美術館です

 

お盆前の平日だったので道路もスイスイ~!

緑あふれる清清しい自然の中の美術館です。

    

 塀の上のかわいいオブジェ

 

               

今年92歳の藤城さん。

美術館の入場料・・藤城さん以上の年齢の方には割引があります。(一般1500円→1200円)

しかし92歳以上のみって・・なかなかむずかしい条件になってきてるかも

 

入り口近くの飲み物販売機 ここにもカラフルにかわいい小人さんたち

テンション上がりますわくわく

 

案内図も藤城さんのイラストです

 

門を入ると、まず

このネコちゃんが迎えてくれますー

 

さらに進んでいくと・・

 

道のあちこちに・・ネコ・カエルがぴょこぴょこ出現!

  

かわいい案内係が

   

たくさんいます~                     あ!もぐちゃんもいたー

 

そして・・森の中のちいさな教会。

 

 

教会の中は・・

なんとも素敵なステンドグラス・・圧巻です。

  

   

ノアの箱舟・・ケロヨンも乗ってますねー

 

光と影の織り成す幻想的な空間は物語のなかの世界のよう。

小さな小さな教会ですが、希望の方はここで結婚式を挙げられるそうですよー。

 

ようやく建物入り口に到着

   扉にはネコちゃん

  

扉内側にはケロヨ~ン

 

建物周りまででもかなり楽しめました。

藤城さんのメルヘンな世界が高原の自然とぴったり溶け合っているんですね。

 

 

いざ、入館!

 

が・・美術館内はやはり撮影できません。作品お見せできないのですが・・すごい!

 

初期のモノクロ作品から独特の多彩な色使いのカラー作品への変遷。

作品のサイズもA4ほどの小さなものや素朴なデッサンから、6メートルを超える大作まで様々

その数200点以上展示されていてなんとも見ごたえがありました。

 

藤城さんの影絵といえば、かわいらしく美しいメルヘンの世界、そしてノスタルジックな魅力・・という思い込みが強かったのですが、

もちろんそれも主軸ではあったけれど、それは魅力の一部であって、決してそれだけではない!ということにいまさらながら気付かされました。

先入観、思い込みで今まで損をしてましたわー。

あ・・これってジュリーに堕ちたときにも似ているかも・・?

昔素敵だったあの人・・今もあの昔の歌を歌ってるの?、なんて覗いたらとんでもない!

今、まさに現在進行形・・いや、それ以上に未来に向かってエネルギッシュな活動!

もちろん、昔の名曲・名作も今なお素晴らしい。けれどそれ以上に「今」きらきらかがやいていると気づいてその魅力にすとんと堕ちる・・・

なんと熱い想いを表現されるアーティストなのでしょうか。

銀座の展覧会でその入り口を知り、ここに来てますますそれを確信しました。

 

かわいらしい小人や動物たちを自分の友達のように自由に楽しく描く作風はもちろん魅力的!

生き物や自然を見つめる目がやさしくあたたかいのです。

が・・衝撃を受けた作品もありました。

それは東日本大震災の被災地を描いたもので・・以前テレビでも紹介されたそうですね。私は全然知らなかったのですが。・・

残された一本松や座礁した船・・横たわる瓦礫のある風景。

テレビで見たことはある・・なんとも痛ましい風景が藤城さんの作品に描かれていました。

立ち入り禁止区域で白い防護服を着て一心にスケッチする藤城さんの姿を捉えた写真もともに展示されていて。

これはとても衝撃的でした。

 

でも、そうした痛ましい風景さえも愛おしむ藤城さんのまなざしが作品からよく伝わってきて。とても心を打たれました。

自然とジュリーの「桜舗道」を思い出してしまったなぁ。

美しい作品にはとてつもないエネルギーから発せられるパワーとやさしさがあふれていました。

 

館内いちばんの大作は館内一番奥の作品・・なんと6メートル×2.3メートルの影絵が水面と鏡に映し出され無限に広がって・・

なんとも不思議で美しい幻想世界に心がさらわれます!

 

パンフレットの写真から

「魔法の森に燃える再生の炎」

 

本物はもっとっもっと!

実に美しく迫力があります。

ご興味持たれた方、機会があればぜひぜひ本物を見に行かれることをお勧めします

 

アトリエを再現した小部屋もあったのですが、

藤城さんが制作にいそしむ作品の上に猫がごろんと寝ている写真があって思わず顔がほころんでしまいましたわ。

 

館内のカフェ 椅子がかわいい

トイレの天井にもかわいい猫が!

 

 

鑑賞後、夫もすっかり藤城作品ファンになってましたw

なので、帰りにはミュージアムショップに立ち寄り部屋に飾る作品を吟味。 

あれこれ意見を交わすのも楽しい


この猫ちゃんで小さいオブジェがあれば欲しかったんですが。

残念、売っていませんでした。

 

じっくりゆっくり藤城ワールドにひたり、幸せな気持ちで帰途に着く・・

我が家に近づくと、どうやらにわかな大雨が降った後の模様。

なんと車窓から

虹が見えました!

幻想世界の名残のようでちょっとドキドキ得した気分?

 

         

 

 

これは一部。ほかにもありますー

    

           さびしかった玄関に彩りが

 


夏休みお出かけ・・もう1箇所(近場)ありますが

これはまた後日~。

次回はジュリ記事の予定です。


 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする