木のつぶやき

主に手話やろう重複の仲間たちのこと、それと新聞記事や本から感じたことを書き込んでいきます。皆様よろしくお願いします。

福島避難者に心ない対応(読売新聞4月21日木曜日夕刊より)

2011年04月22日 23時29分20秒 | Weblog
例えば自分の身内に福島県人がいたらこんな応対は起きないと思う。
自分の大切な人が福島にいたら、放射線障害を心配することはあっても「嫌がらせ」するなんてありえない。それなのに・・。

でも「僕は絶対そんな応対はしない」って言い切れるだろうか?心のどこかで「放射線大丈夫なのかな?」って気持ちがわき上がってたりしないか?もし自分が女で妊娠3ヶ月だったら、福島から避難して来た見知らぬ他人と真っ白な気持ちで「無事で良かったねぇ~」とハグできるだろうか?
だから新聞やテレビで「放射能は感染しないよ」ということをしっかりアピールすることが大切だ。

福島ナンバー拒否、教室で陰口…風評被害に苦悩

 東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故で、福島県から県外へ避難してきた住民らが、心ない仕打ちを受けるケースが相次いでいる。

 長期にわたる避難生活を強いられている被災者が「人への風評被害」にも苦しめられる事態に、識者は「科学的に全く根拠のない風評被害だ」と冷静な対応を求めている。

 「福島県から来たことを隠しますか」。福島県南相馬市の男子児童は千葉県内の小学校への転入手続きで、教師からこう聞かれた。母親は意味がよく分からずに「隠さなくていい」と答えた。男児の席は教卓の前で左右は空席になっていた。

 日本弁護士連合会によると、母親は弁護士に相談し、「原発事故による一時転入なので学校に改善を求めると子供が居づらくなる」と話したという。

 南相馬市から群馬県へ避難した小学生の女子児童は、「福島県から来た」とクラスの子供から避けられたり、陰口を言われたりして不登校になった。

 千葉県船橋市教委は、南相馬市から来た小学生の兄弟が嫌がらせを受けたとする連絡があり、「子供たちに避難者の気持ちを考えるよう指導するように」と小中学校に通知を出した。

 福島県いわき市の運送会社は、「放射能の問題があるので、いわきナンバーで来ないでほしい」という取引先の依頼を断れず、東京都や埼玉県でトラックを借り、荷物を積み替えている。社長(61)は「取引先から『いわき』ナンバーで来るなと言われたら従わざるを得ない。何とも理不尽だ」とため息をつく。

 福島県田村市に工場を持つ埼玉県の会社は、福島ナンバーの車に乗った社員が首都圏のガソリンスタンドなどで利用を拒否され、埼玉県内ナンバーを使うよう指示した。
(2011年4月21日16時57分 読売新聞)

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