観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
※無断転載は一切禁止。

「横山秀夫サスペンス 第2弾」。

2011年08月15日 | 映画・ドラマ
 横山秀夫って天才だ。頭脳戦の警察官物語。ひとつの警察署で交差する主人公も。
 三ツ鐘署という地方警察署を舞台に4人の警官が事件を追う。どれも

落ちがたまらない。

「深追い」谷原章介
 
 三ツ鐘署交通課の秋葉(谷原章介)は、白バイで追跡車両を深追いし、事故を起こし、事故捜査係へと左遷された。
 ある交通事故現場で、秋葉は遺留品から初恋相手・明子(鶴田真由)の写真を見つける。事故で亡くなった男は明子の夫だった。
 明子に惹かれる秋葉は、職務を逸脱して明子の家に通い…深追いしていく。

「引き継ぎ」北村一輝
 
 三ツ鐘署刑事課・盗犯一係の尾花(北村一輝)と荻野(岡田義徳)は若い泥棒の野々村を追っていた。ある日、管内で空き巣事件が起きる。事件現場を調べた尾花は、野々村ではなく伝説の空き巣・岩政(大杉蓮)の犯行ではないかと疑う。ヒントは、父・敬三(小野寺昭)から引き継いだノートに書かれた手口が…。



「締め出し」小出恵介
 
 三ツ鐘署生活安全課・少年係の三田村(小出恵介)は高校時代、不良の斎木(金子ノブアキ)に金恐喝にあった苦い思いがある。ある日、パチンコ店強盗殺人事件の犯人を暴く鍵を掴むが、刑事課所属でないことから、捜査会議から締め出しにあう。 



 「仕返し」三浦友和
 
 三ツ鐘署次長の的場(三浦友和)とその妻・千里(若村麻由美)は一人息子は、的場の部下である浜名(古田新太)の息子たちからがいじめられ、強要されてホームレスに石を投げ付けた過去を持つ。
 ある日、管内の公園でホームレスの死体が発見され、病死と処理されたが…。

 
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「犬の消えた日」。

2011年08月14日 | 映画・ドラマ
 民間で飼われていた犬を軍用犬として徴収していたことや、兵士の毛皮の為に提出させていたことも、初めて知った。なんだかな…やり切れない感じ。
 あの戦況かで犬を養え、愛情を注げる家族とは随分と恵まれていたと思い、あまり共感はできなかったが、ヒロインの愛犬を庇った元警官の出征前のシーンは泣けた。
 松倉修平(西島秀俊)、静子(檀れい)、さよ子(荒川ちか)の家族に、須賀健太、和田聰宏、太賀、中尾明慶
、平田満、内藤剛志らが脇を固める。「あのヘタクソな太ったおばはんは誰?」と思ったのはりりぃ。何で今更りりぃなの?
 たはりことしの終戦ドラマは家族愛がテーマですね。これで3作品出揃いました。

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「最後の絆 沖縄 引き裂かれた兄弟
~鉄血勤皇隊と日系アメリカ兵の真実~」。

2011年08月14日 | 映画・ドラマ
 開口一番。要潤も溝端淳平も良かったが、佐藤健っていつからこんなに演技が巧くなったんだ。髪を短くしていることもあるが、佐藤健だって言われなくれば分からないくらいに、これまでのイメージとは違う。
 最後のシーンで髪を長くしてTシャツ姿を見て、「ああ、本当に佐藤健だった」。って思ったくらいに、巧かった。
 実話に基づくドキュメンタリードラマ。沖縄から、アメリカに出稼ぎに行ったまま米兵に成らざるを得なかった兄と、鉄血勤皇隊という少年兵にならざるを得なかった弟。
 家族の愛を描いているが、このような数奇な運命の家族がいたことや、鉄血勤皇隊など初めて知った。今年の終戦記念ドラマは、各局これまでとは違い、家族がテーマとなり人間愛を描いているようだ。
 今井悠貴(戦争映画には欠かせない子役)、手塚理美(おばさんになったが、いかにも日本の母の貫禄あり)、大杉漣(言うことなしの名傍役)、中越典子(ワンカットだけの出演と良く受けた)、中田喜子(笑いながら話す以外の彼女の演技は久し振り)。
 実際の東江兄弟のインタビュー映像を交えながらだが、ドラマとインタビューが巧く交差していたのと、お元気なお二人のしっかりとした口調や顔付から良い人生を歩んで来たことが分かり、とても良かった。

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「巷説百物語 狐者異」。

2011年08月13日 | 映画・ドラマ
 うわー、何これ。凄く面白い。今まで知らなかったことが悔やまれる。
 胡散臭い魔除けの札を意気揚々と売りつける、小股潜りの又市(渡部篤郎)。室は闇の仕事人。諸国を渡り歩き不思議話を蒐集する山岡百介(吹越満)。浄瑠璃人形を操りながら、義太夫節を謳う山猫廻しのおぎん(小池栄子)。元盗賊という過去を持つ変装芝居の名人、事触れの治平(大杉漣)。
 この個性溢れる面々が、悪と立ち向かうお話。
 狐者異は、殺しても、死なない妖になぞって、何度打ち首にしても生き返る、盗賊の祇右衛門の謎を追い、真犯人を突き止めるのだが、この顔触れで面白くない筈が無い。
 北町同心の田所真兵衛(遠藤憲一)もいい味出してます。
 とにもかくにもこれは、「観た方が良い」。
 
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「夕凪の街 桜の国」。

2011年08月11日 | 映画・ドラマ
 原爆投下後の広島市を描いた夕凪の街。現在を舞台にその後の家族を描いた桜の国の二部構成。
 夕凪の街では、被爆後3年を経て命を命を失う平野皆実(麻生久美子)が、命を問い掛け、生き残った弟の旭(堺正章)が広島を訪れ、その娘の七波(田中麗奈)が、人間の生を考える桜の国。
 いいんじゃないでしょうか。「この世界の片隅に」どうよう、ドンパチやらなくても戦争の怖さ、無益さを訴える作者の作風は。それに決してお涙頂戴物にも仕上げていないのも特徴的です。



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「八日目の蝉」。

2011年08月11日 | 映画・ドラマ
 愛人の子をさらって、東京、名古屋、小豆島と逃げ惑うヒロインに檀れい。そのさらわれた子に北乃きい。麗しい母娘だなー。当時と現在を交差させ話は進む。見応えはあった。役者陣も巧者ぞろい。
 シリアスなドラマでシリアスな演技ながら、時代錯誤の宗教団体生活が笑えた。
 




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「この世界の片隅に」。

2011年08月10日 | 映画・ドラマ
 終戦記念ドラマで、こういったテーマ始めてなんじゃない? 戦時中を背景にした恋愛ドラマでした。もちろん戦闘シーンも無く、呉れの綺麗な景色と恋心を楽しむホームドラマでした。
 惜しむらくは、速水もこみちの死ぬシーンがダサかった。
 でも北川景子さん綺麗だし、小出恵介は演技がしっかりしているのでありだと思います。しかし北川景子って優香と並んでも顔小さっ!



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「転々-てんてん-」。

2011年08月10日 | 映画・ドラマ
 返済の当ても無い、借金を抱える大学8年生の竹村文哉(オダギリジョー)に、。借金取りの福原愛一郎(三浦友和)が、「借金をチャラにする代わりに自分の東京散歩に付き合って欲しい。」と持ち掛けたことから、2人の散歩が始まる。
 ちと難解だったので二度観ましたが、家族になっちゃうあたりが良く解らない。
 オダギリジョーってこの手の作品が多いような気がする。あとはどうして彼は現代劇の時にへんな髪型なのだろうか?
 小泉今日子、吉高由里子も出ています。

「純喫茶磯辺」。

2011年08月10日 | 映画・ドラマ
 死んだ父の遺産で純喫茶を開業した裕次郎(宮迫博之)のあまりにダサい内装やセンスに呆れる娘の磯辺咲子(仲里依紗)。裕次郎が鼻の下を伸ばして夢中になっている、尻の軽い店員の菅原素子(麻生久美子)のコメディ。昭和の香りのする喫茶店の内装が見物。
 近藤春菜(ハリセンボン)が案外演技巧かったです。

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「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」。

2011年08月05日 | 映画・ドラマ
 これも前に観たのだけれど、結末を忘れてしまったので、再び鑑賞。
 ここまで極端ではなくても、「あります。こういう会社。います。こういう意地の悪い上司。そして確実に病んでいるか、遺伝子に傷が付いた様な人」。
 この主人公は、「ブラック会社に勤めてるんだが、まだ続けられるかも知れない」。と前向きに結んでいる。だが、おかしな会社を語らせたら一晩では済まないくらいに経験があるが、「駄目です」。「いつか分かってもらえる」とか「いつか認めてもらえる」、などお話の中でのこと。

 余談だが、自分は嫌な奴は馬鹿だと思っているので、データ隠されたり、あることないこと吹聴されたり、陥れようとされても(大抵仕掛ける方が馬鹿なので所詮知れている)受けて立てるが、駄目なのが信頼している人の裏切り。これはこたえる。
 この主人公も退職を決断したのは、尊敬する先輩の退職だったものね。まあ、映画なので極端だが、よくよく観れば結構あちこちにあるお話。



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「憑神」。

2011年08月05日 | 映画・ドラマ
 このDVD何年も前に購入し、そのまま放置しておいたのだけれど、なぜか妙に観たくなってこの度鑑賞。
 幕末のある日、開運祈願に出向いた稲荷神社を間違えて、別所彦四郎は貧乏神、疫病神、死神を呼び寄せてしまう。
 とにかくキャストがいい。
 主演に妻夫木聡、母に夏木マリ、兄が佐々木蔵之介、兄嫁は鈴木砂羽。そして離縁した妻が笛木優子。
 佐藤隆太、香川照之、江口洋介に加え、災いの神には、西田敏行、赤井英和、子役の森迫永依。
 そして、これ直江兼続より随分前の作品だと思うけど、妻夫木聡が巧い。この人、時代劇もいける。これだけの役者を脇に主演を務めても全く食われていない。



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「悪夢のエレベーター」。

2011年08月04日 | 映画・ドラマ
 エレベーターに閉じこめられた4人の物語。前半のほとんどはエレベーター内のお芝居みたいな作りなので、どうしても演技力がものを言う。愛人の元から、妻の出産に立会いに急ぐ男・斎藤工、空き巣狙いのヤクザな男・内野聖陽、人の過去が見える超能力者・モト冬樹、自殺を考える女子高生・佐津川愛美。
 訳ありの四人が実は…。第一回目のどんでん返し。第二回目のどんでん返し。そして最後の最後はあっと驚く展開に…。
 悲痛な結末に向かうが、それを淡々と演じている。大人の映画だ。


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「テンペスト」。

2011年08月04日 | 映画・ドラマ
 沖縄が大好きなので、画像を観ているだけでも心和みます。仲間由紀恵は文句無しに綺麗だし、谷原章介も塚本高史も文句無し。
 高岡早紀が底意地悪い糞女を好演。でも綺麗だね。
 今期、観ているドラマはこれと「水戸黄門」のみ。「水戸黄門」も厳密には、今のキャスティングは好きじゃないのだけど。「ドンキホーテ」も2回でリタイアしちゃいました。

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「アフタースクール 」。

2011年08月04日 | 映画・ドラマ
 実は以前、何かしながら観ていたら途中で話について行けなくなってしまったので、今回また観てみました。途中、だらけそうになったけどそれでも観ていたら、ラスト20分くらいが面白い。
 大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人の顔合わせが、どこにでもいそうで、いない微妙なイケメンでリアリティもあり、まあ演技は皆さんしっかりしているので安心して観ることもでき、かなりいい。
 ただ、主演が大泉さんだったことは今回最後まで観て知った次第。そう言えば途中、堺さんの出番少なかったな。てっきり堺さんが主演だと思い込んでいたもので。
 もちろん、佐々木さんも凄く良い。
 こういう大人の物語作りましょうよ。


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