観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
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あたしゃ、欲しくも何ともない「DEATH NOTE デスノート」

2007年05月23日 | 映画・ドラマ
 1、2という括りでいいのか? それとも連続ものなのか? 1、2のストーリーが完全に連動していたので、続けて観るべし。今分かった。前項編でした。
 最初、なぜか画面に集中できなくて、何度か冒頭からの鑑賞を繰り返したのだが、意味が分かった。「だって死神が猫背なんだもん」。
 と言うわけで、名前を記入したらその人が死ぬという他人の生き死にを手にした本人ってどういう気持ちなんだろう。
 しかし、偉いのは、犯罪者のみを抹消すること。ライト(月と書いてライトだって。変な名前。登場人物みんな変な名前だったけど)は中々志しの高い青年だったのだが、保身のために婚約者まで殺っちゃったのはやり過ぎ。
 で第2話。いかにも売れなさそうなアイドルってのが第2のデス・ノートを手にする。今度の死神は1話よりちょびっといい男。てったって、骨だけの猫背なんだけどさ。誰がキャラ考えたか知らないけど、なんで猫背? そればっかり気になって気になって…。
 そして、デスノートの秘密が暴かれ、ライトが危機に陥る。この男、さすが東大生(でしょ?)だけあって、頭の回転が早い早い。悪知恵バンバン、全開だ。
 そのアイドル崩れが警察に監禁されるシーンにはなぜか笑いと共に、悲壮感が…。だって、日本の警察が被疑者監禁なんてするかな? しかも、黒い袋を頭から被せて拉致して来ちゃって、椅子に拘束するんだけど、その時なぜか拉致された時と服装違うじゃん。しかもなんでわざわざ、あんなエッチな服に着替えて、かつ、手を縛り上げられ、しかも目隠しのソフトSM状態。これは、取調官の単なる趣味と受け止めればいいのか? 自ら監禁を希望したライトは拘束服でベッドの上で芋虫状態。この差はやはり趣味ということなのだろう。ううーむむむ。分からない世界だ。
 それとICPO(インターポール)が、日本の警察庁に送り込んだ天才。世界中の迷宮入り事件を解決してきた謎の名探偵とも言うべき天才・L(松山ケンイチ)ってのがさ、どこからどう見ても日本人なのだけど、なぜに逆上陸? しかも、なぜにアイラインバッチリの目張り男(しかし、これはまだ許せる)。許せないのが、こいつまで猫背ってこと。お菓子食べたり、おかしな行動で、「天才」ってのを強調してるんだろうけど、もっとまともな「天才」でもいいじゃん。
 しかし、大ラスで、こいつが魅せてくれました。
 自分の命を掛けて事件解決。こんな猫背男のどこに男気があったのかは不明だが、気味悪キャラから、私的には一気に、男ってもんになっていった。
 「もう(死への時間が)そろそろなので1人にしてもらえませんか」。肝が据わってるぜ。まったく。そこで敬礼をする鹿賀丈史。おっちゃんになって増々強面だけど、「ジーザースクライスト・スーパースター」は良かった。
 藤原竜也って何を観ても「芝居掛かった芝居」って気がするのは私だけだろうか? ところで、おひょいさんは何だったの?
 さてさて、こんなノートあったら、あなたはほしいですか?