観るも八卦のバトルロイヤル

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「トキオ 父への伝言」

2007年05月19日 | 映画・ドラマ
 人気作家・東野圭吾原作のドラマ化で、時を超えた親子の絆を描いた感動の物語。ということだったのだが…。不治の病で危篤状態の息子・時男(櫻井翔)が25年前の父親・拓実(国分太一)に会いに行く。そしてある事件に遭遇し、2人で旅をする。旅を通し、息子と触れ合い、次第に人間として成長して行く拓実。友情と父子愛を描いている。
 あら筋によれば、大感動の筈なのだが、なぜか完観できなかったというか集中できなかったのは、脚本のせいなのか、俳優のせいなのか…。
 トキオだじゃらTOKIOってシャレではないだろうが主演の国分太一と嵐の櫻井翔は頑張った。特に太一はかなり頑張っていたのだ、なのに、にも拘らず、なぜか面白味がない。
 脇だって富田靖子、山村紅葉、片岡鶴太郎、風吹ジュン、高橋ひとみ、伊武雅刀なんかが固めているにも関わらず。
 これは原作読んだ方が良かったような気がする。時間枠で収めようとした脚本ミスだ。絶対。
 それから、太一の恋人役に富田靖子ってのはいいの? 25年前の富田靖子はもう年齢的にかなり厳しくなってる、錦糸町あたりのキャバ嬢の若作りみたいで、現在の富田靖子は自慢の若々しい美人母。どっちを演じるにも中途半端な感じで、成り切れていなかった。