かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

金環日食に騒ぐ

2012-05-21 14:53:32 | 田舎の生活
 佐田岬半島は、朝から厚い雲に覆われて日食鑑賞はかなわず。
曇りにもいろいろあるけれど、あれだけ厚い雲だと切れ間なんて望めないもの。
お台場は雲があったとはいえ、それなりに金環日食が見えていた。
残念! 悔しい! 

あんちょこ準備も無駄となった。
とはいえ、この度の金環日食は、ここ佐田岬半島は残念ながら“金環”の範囲外であった。
それでも、騒動に便乗しようとあれこれ考え、どうやったら見られるか?
どうやったら写真を撮れるか、と直前になってスケベ心を出し始めた。
巷では、その手のグッズが売り出されている。
でも、NDフィルターというのはいし、さらにそれを取り付けるアダプターリングも必要である。
うーん!!!
安く参加したい。
日食観察には、一般に下敷きや煤ガラスなどと同様、銀塩フィルムも使ってはいけない、と注意されているが、
前回の日食の際は、試しにフィルムを使ってみたところ、観察できた。
現に、「専門家によって、銀塩の白黒フィルムを適切に露光・現像して作られたネガは、日食観察に用いることができる」とするHPもある。
私が使ったのは、白黒フィルムのネガではなく、カラーフィルムのポジなのだが・・。
ポジフィルムなので未露光(未撮影)コマ部分は真っ黒である。
でもやはり、ネガフィルムの未露光部は赤外線を通さないのでOKでも、
ポジフィルムは赤外線を通すので、目を傷めるらしい。
肉眼での観察用でなく撮影に使うのであれば問題なさそうだ。
なお、写真撮影用のNDフィルターも同様に赤外線を通すので、観察用にはNGらしい。

ということで、ポジフィルムの黒いコマを使って、円筒状にした紙にフィルムを貼り付けて、なんちゃってフィルターを作ってみた。


最初フィルムを1枚でやってみたが、太陽の光が強すぎると感じたので2枚重ねにした。
天気が良ければ、こんな風にして撮影するはずだった・・・・・・ 


悔し紛れに、あんちょこフィルターを使って事前練習で撮った太陽に
インチキ月を入れてみた。


金環日食のねつ造である。 

重ね重ね悔しいなあ。
もう一生見ることはできないであろう。
次の6月6日の “金星 太陽を横切る” に期待か。


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