かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

唐突です

2007-09-12 15:44:26 | 政治・社会
先日のブログで、安倍改造内閣の二人目の辞任大臣は誰だろう、と書いたけれど、なんと二人目は総理本人だった。あきれた! 内閣改造を済ませ、臨時国会で所信表明演説をやり、さあ今日から各党の代表質問だ、というタイミングで、なんで? 唐突過ぎるよ。
つい先日、シドニーでは、ブッシュ君にテロ特措法の延長を約束し、記者会見では国際公約だと言って、「テロ特措法の延長に職を賭して取り組む」と言っていたが、職を賭すのは、年金問題や格差是正にして欲しかった。思えばこの時の会見もおかしなものだった。まるで首相の眼は泳いでいるような感じだったし、首相の話が終わったのかと思い、進行係が話し始めると再び首相が話始めるという一幕もあり、違和感を抱いた。
とにかく、国会で所信表明をやった翌々日に辞任表明するなんてありえないでしょう。無責任すぎるよ。梯子をかけて、大臣みんなを伴って屋根に上がり、「さあがんばるぞー」と掛け声をかけたのはよいが、その直後自分だけさっさと下に降りて、梯子を持って行っちゃった、という感じだ。政権を投げ出し、自殺したようなものだ。こんなことで自民党は国民からの信頼回復が得られるのだろうか。

民主党の小沢代表に党首会談を断られたことが、そんなにショックだったのですか。そんな事は、今まで自民党がしょっちゅうやってきたように思うのですが・・・。党首会談を拒否されたのならば、代表質問で議論すればよいと思うのだが、安倍首相にはもうそういう冷静な判断能力はなかったということだろうか。そんなことで辞めてしまうくらいなら、参議院選挙で惨敗した時になぜ辞めなかったのですか。2日前の所信表明では、「灼熱のインド洋で黙々と勤務に従事する自衛隊員こそ、世界から期待される日本の国際貢献の姿です」と言っていたが、私は「そんな馬鹿な」と思ってしまった。国際貢献は他にたくさんあるのではないですか。そもそも私には、洋上での給油活動がどういう具合にテロ対策に役立っているのかよくわからないのです。結局、国民の信任を得られなかったから辞任するのではなく、ブッシュ君に顔向けできないから辞任するように思えてしまう。 
2時からの首相の辞任会見も釈然としないまま終わってしまった。もう、安倍首相は精神的重圧に負け、気力が切れたということだろうか。
次の総理大臣指名のときは、衆議院と参議院で異なる議員が指名されることになるのだろうが、その場合憲法第67条2項によると、「両議院の協議会を開いても意見が一致しないとき、・・・」とあり、結局衆議院の議決が優先されるようだ。
ともあれ、このあと安倍首相も温泉治療にいくのだろうか?


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